コイル








ソレノイド


コイル(英語: coil)とは、針金などひも状のものを、螺旋状や渦巻状に巻いたもののことで、以下のようなものにその性質が利用され、それらを指して呼ばれることもある。明治末から昭和前期には線輪(せんりん)とも言われた[1]




目次






  • 1 コイルばね


  • 2 電気電子分野


    • 2.1 磁心(もしくはコア、鉄心)


    • 2.2 用途


    • 2.3 電気用図記号




  • 3 関連項目


  • 4





コイルばね


このバネ類の特徴として、荷重と変形に比例関係が得られる、環境耐性がある、安価で大量生産可能といった特徴がある[2]
受ける荷重の種類によって、圧縮コイルばね、引張コイルばね、ねじりコイルばねといった種類に分けられる[3]




電気電子分野




スパイダーコイル


電気電子分野では、コイルに利用する電線を巻線という。



磁心(もしくはコア、鉄心)



磁束の通路 (磁路) をつくる、またはインダクタンスを増加するためにコイルに使用される磁性材料[4]。フェライトコアが代表例、磁心が無い物は空芯コイルという。




用途


電磁誘導を利用した例



  • インダクタ


  • 電磁石・ソレノイド、電動機の主要要素など

  • 変動磁場から電気エネルギーを取り出す - 発電機や誘導コイル、磁気センサ(の実現方法のひとつ)など

  • 変圧器

  • ループアンテナ


その他




  • 電熱器や電灯などのフィラメントなどで効率よく発熱を利用するため


  • 抵抗器(巻線抵抗)



電気用図記号


インダクタの電気用図記号



その他の回路図記号




関連項目







  • ファラデーの電磁誘導の法則

  • 勾配磁場コイル

  • チョークコイル

  • ムービング・コイル







  1. ^ たとえば1907年『文明利器電話機使用問答』全国書誌番号:40067160の目次に「六 誘導線輪・自第二十四問至第二十六問」とある。また、昭和14年内閣告示第1号、電気関係標準用語にもある。


  2. ^ 絵とき「機械要素」基礎のきそ p166


  3. ^ ばね技術研究会(編)、1998、『ばねの種類と用途例』初版、 日刊工業新聞社〈ばね技術シリーズ〉 ISBN 4-526-04232-3 p6


  4. ^ ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 磁心(じしん、magnetic core)














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