揖斐郡







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岐阜県揖斐郡の位置(1.揖斐川町 2.大野町 3.池田町 薄黄:後に他郡に編入された区域 薄緑:後に他郡から編入した区域)


揖斐郡(いびぐん)は、岐阜県の郡。


人口66,858人、面積876.44km²、人口密度76.3人/km²。(2018年10月1日、推計人口)


以下の3町を含む。




  • 揖斐川町(いびがわちょう)


  • 大野町(おおのちょう)


  • 池田町(いけだちょう)




目次






  • 1 郡域


  • 2 歴史


    • 2.1 変遷表




  • 3 脚注


  • 4 参考文献





郡域


1897年(明治30年)に行政区画として発足した当時の郡域は、以下の区域にあたる。




  • 大垣市の一部(南市橋町)

  • 揖斐川町・大野町の全域

  • 池田町の大部分(白鳥を除く)


  • 安八郡神戸町の一部(西座倉)



歴史



  • 明治30年(1897年)4月1日 - 郡制の施行のため、池田郡および大野郡の一部の区域をもって揖斐郡が発足[1]。同時に以下の町村の統合が行われ、池田郡徳山村春日村・大野郡揖斐町清水村豊木村(現・大野町)・横蔵村北方村と新設された16村が所属[2]。特記以外は全域が現・揖斐川町。(1町22村)


    • 坂内村 ← 池田郡広瀬村、坂本村、川上村


    • 大和村 ← 大野郡上南方村、房島村、極楽寺村、若松村


    • 小島村 ← 池田郡小島村、上東野村、上野村、和田村、岡村、市場村、白樫村、瑞岩寺村、黒田村、新宮村


    • 養基村 ← 池田郡田中村、沓井村、粕河原村(現・池田町)、脛永村(現・揖斐川町)


    • 谷汲村 ← 大野郡深坂村、大洞村、名礼村、徳積村


    • 長瀬村 ← 大野郡長瀬村、岐礼村、高科村


    • 大野村 ← 大野郡黒野村、相羽村、下方村、六里村、麻生村(現・大野町)


    • 富秋村 ← 大野郡稲富村、上秋村、寺内村、稲畑村、古川村(現・大野町)


    • 西郡村 ← 大野郡松山村、瀬古村、中之元村、牛洞村(現・大野町)


    • 鶯村 ← 大野郡公郷村、領家村、大衣斐村、小衣斐村(現・大野町)


    • 川合村 ← 大野郡加納村、上磯村、郡家村、本荘村、下磯村、下座倉村、五ノ里村、下南方村(現・大野町)、西座倉村(現・安八郡神戸町)


    • 池田村 ← 池田郡下東野村、池野村、六之井村、上田村、砂畑村、大野郡杉野村(現・池田町)


    • 本郷村 ← 池田郡本郷村、萩原村、小寺村、青柳村、田畑村、草深村、山洞村、藤代村(現・池田町)


    • 八幡村 ← 池田郡八幡村、片山村(現・池田町)、市橋村(現・大垣市、池田町)


    • 宮地村 ← 池田郡宮地村、般若畑村、願成寺村、段村、船子村、小牛村(現・池田町)


    • 久瀬村 ← 池田郡乙原村、東津汲村、小津村、樫原村、東横山村、東杉原村、三倉村、外津汲村、西津汲村、日坂村、西横山村、鶴見村



  • 明治30年(1897年)8月1日 - 郡制を施行。


  • 大正6年(1917年) - 現住人口58,364名。マラリア患者数204名[3]

  • 大正11年(1922年)4月1日 - 久瀬村の一部(西横山・東横山・東杉原・鶴見)が分立して藤橋村が発足。(1町23村)

  • 大正12年(1923年)4月1日 - 郡会が廃止。郡役所は存続。

  • 大正15年(1926年)7月1日 - 郡役所が廃止。以降は地域区分名称となる。


  • 昭和7年(1932年)10月1日 - 大野村が町制施行して大野町となる。(2町22村)

  • 昭和25年(1950年)

    • 4月1日 - 池田村が安八郡北平野村の一部(白鳥)を編入。


    • 8月1日 - 本郷村・池田村が合併して温知村が発足。(2町21村)



  • 昭和29年(1954年)

    • 4月1日 - 大野町・豊木村・富秋村・西郡村が合併し、改めて大野町が発足。(2町18村)


    • 5月1日 - 温知村が町制施行・改称して池田町となる。(3町17村)



  • 昭和30年(1955年)4月1日(3町11村)

    • 池田町・八幡村・宮地村が合併し、改めて池田町が発足。

    • 揖斐町・大和村・北方村・清水村・小島村が合併して揖斐川町が発足。



  • 昭和31年(1956年)

    • 4月1日(3町10村)

      • 鶯村が大野町に編入。

      • 池田町の一部(南市橋)が不破郡赤坂町に編入。




    • 9月1日 - 谷汲村・長瀬村が合併し、改めて谷汲村が発足。(3町9村)


    • 9月30日 - 養基村の一部(脛永)が揖斐川町に、残部が池田町にそれぞれ編入。(3町8村)



  • 昭和35年(1960年)


    • 1月1日(3町6村)

      • 川合村が大野町に編入。

      • 横蔵村が谷汲村に編入。



    • 4月1日 - 大野町の一部(西座倉)が安八郡神戸町に編入。



  • 昭和62年(1987年)4月1日 - 徳山村が藤橋村に編入。(3町5村)


  • 平成17年(2005年)1月31日 - 揖斐川町・谷汲村・春日村・久瀬村・藤橋村・坂内村が合併し、改めて揖斐川町が発足。(3町)



変遷表




脚注





  1. ^ 岐阜県下郡廃置及郡界変更法律(明治29年4月20日法律第86号)施行による。『法令全書. 明治29年』 - 国立国会図書館デジタルコレクション(内閣官報局)、164-165頁。


  2. ^ 明治30年3月31日岐阜県告示第58号。『岐阜県令達全書. 明治30年』 - 国立国会図書館デジタルコレクション(岐阜縣知事官房、1898年(明治31年)10月18日発行)、167-178頁。


  3. ^ 『各地方ニ於ケル「マラリア」ニ関スル概況』 - 国立国会図書館デジタルコレクション(内務省衛生局保健衛生調査室編、1919年(大正8年)10月13日発行)、150頁。




参考文献



  • 角川日本地名大辞典 21 岐阜県





先代:
池田郡・大野郡

行政区の変遷
1897年
次代:
(現存)




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