コモ県
- コモ県
- Provincia di Como
国
イタリア
州
ロンバルディア
県都
コモ
面積
1,288.07 [1]km²
人口
- 総計
- 人口密度
2015-01-01
599,905 [2] 人
465.7 人/km²
コムーネ数
154 (50音順一覧)
主なコムーネ
カントゥ、エルバ (ロンバルディア州)、マリアーノ・コメンセ、オルジャーテ・コマスコ
略記号
CO
ISO 3166-2:IT
IT-CO
CAP
22100
市外局番
031, 0344, 02, 0331
ISTATコード
013
県公式ウェブサイト
[1]
コモ県(イタリア語: Provincia di Como)は、イタリア共和国ロンバルディア州に属する県の一つ。県都はコモ。
目次
1 地理
1.1 位置・広がり
1.2 主要な都市
2 行政区画
2.1 コムーネ
2.2 山岳部共同体
3 スポーツ
3.1 サッカー
4 交通
4.1 主要な鉄道
4.2 主要な道路
5 人物
5.1 著名な出身者
6 脚注
7 関連項目
8 外部リンク
地理
位置・広がり
ロンバルディア州の北西部に所在する。県都コモは県域南西部に位置し、ヴァレーゼから東へ約21km、レッコから西南西へ約25km、ルガーノから南南東へ約26km、州都ミラノから北へ約38kmの距離にある。
県域は南北に長く広がっており、北西にスイスと国境を接する。また、スイス領内に飛び地があり、カンピョーネ・ディターリアというコムーネになっている。
隣接する県、およびそれに相当する行政区画は以下の通り。CHはスイス領で、CH-TIはティチーノ州、CH-GRはグラウビュンデン州所属。
ベッリンツォーナ郡 (CH-TI) - 北
モエザ郡 (CH-GR) - 北
ソンドリオ県 - 北東
レッコ県 - 東
モンツァ・エ・ブリアンツァ県 - 南
ヴァレーゼ県 - 南西
メンドリーズィオ郡 (CH-TI) - 西
ルガーノ郡 (CH-TI) - 北西
主要な都市
2001年の国勢調査に基づく居住地区(Località abitata)別人口統計[3]によれば、人口8000人以上の都市は以下の通り。
コモ - 78,616人
カントゥ - 33,802人
マリアーノ・コメンセ - 19,409人
エルバ - 16,291人
オルジャーテ・コマスコ - 9,697人
ルラーテ・カッチーヴィオ - 9,547人
チェルメナーテ - 8,599人
行政区画
コムーネ
コモ県には154のコムーネが属する。
主要なコムーネ(人口上位15位)は下表の通り。左端の数字はISTATコードを示す。人口は2015年1月1日現在[2]。
コード | 自治体名 | 人口 |
---|---|---|
013075 | コモ | 84,687 |
013041 | カントゥ | 39,995 |
013143 | マリアーノ・コメンセ | 24,245 |
013095 | エルバ | 16,512 |
013165 | オルジャーテ・コマスコ | 11,569 |
013138 | ルラーテ・カッチーヴィオ | 9,901 |
013102 | フィーノ・モルナスコ | 9,861 |
013133 | ロマッツォ | 9,735 |
013227 | トゥラーテ | 9,341 |
013064 | チェルメナーテ | 9,245 |
013118 | インヴェリーゴ | 9,101 |
013159 | モッツァーテ | 8,953 |
013245 | ヴィッラ・グアルディア | 8,021 |
013036 | カドラーゴ | 7,884 |
013010 | アッピアーノ・ジェンティーレ | 7,784 |
2001年の国勢調査時点では163のコムーネが属していた[1]。
- 2002年発足
サン・シーロ(サンタッボンディオとサンタ・マリーア・レッツォーニコが合併)
- 2011年発足
グラヴェドーナ・エドゥニーティ(コンシーリオ・ディ・ルーモ、ジェルマージノ、グラヴェドーナが合併)
- 2014年発足
ベッラージョ(チヴェンナとベッラージョが合併。新自治体はベッラージョの名を継承)
コルヴェルデ(ドレッツォ、ジローニコ、パレが合併)
トレメッツィーナ(レンノ、メッツェグラ、オッスッチョ、トレメッツォが合併)
- 2017年発足
サン・フェルモ・デッラ・バッターリア (カヴァッラスカを合併)
アルタ・ヴァッレ・インテルヴィ (ランツォ・ディンテルヴィ、ペッリオ・インテルヴィ、ランポーニオ・ヴェルナが合併)
- 2018年発足
チェントロ・ヴァッレ・インテルヴィ (カザスコ・ディンテルヴィ、カスティリオーネ・ディンテルヴィ、サン・フェデーレ・インテルヴィが合併)
山岳部共同体
広域行政組織である山岳部共同体は、以下が置かれている。
- ヴァッリ・デル・ラーリオ・エ・デル・チェレージオ山岳部共同体 (it:Comunità montana Valli del Lario e del Ceresio) (事務所所在地: グラヴェドーナ・エドゥニーティ)
- ラーリオ・インテルヴェーゼ山岳部共同体 (it:Comunità montana del Lario Intelvese) (事務所所在地: サン・フェデーレ・インテルヴィ)
- トリアンゴロ・ラリアーノ山岳部共同体 (it:Comunità montana del Triangolo Lariano) (事務所所在地: カンツォ)
スポーツ
サッカー
県内に本拠を置くプロサッカークラブとしては以下がある。所属リーグは2016-2017シーズン現在。
コモ・カルチョ (コモ) - レガ・プロ(第3部)
交通
主要な鉄道
フェッロヴィーエ・デッロ・スタート(旧イタリア国鉄, FS)と、北ミラノ鉄道(FNM)が主要な鉄道会社である。鉄道路線としては以下がある。
おおむね北および西を優先し、通過点もしくはその近傍の地名を示す。〔 〕内は県外。
RFI(FS子会社)所有
- コモ=レッコ線 (it:Ferrovia Como-Lecco)
コモ - カントゥ - メローネ - モルテーノ - 〔レッコ〕
- ミラノ=キアッソ線 (it:Ferrovia Milano-Chiasso)
- 〔キアッソ〕 - コモ - カリマーテ - 〔セレーニョ - モンツァ - ミラノ〕
- ミラノ=アッソ線 (it:Ferrovia Milano-Asso)
アッソ - メローネ - 〔ミラノ〕
- FNM所有
- サロンノ=コモ線 (it:Ferrovia Saronno-Como)
- コモ - ロマッツォ - 〔サロンノ〕
列車の運行会社には、トレノルド (it:Trenord) (FS子会社トレニタリアとFNMの共同出資)やフェッロヴィエノルド (it:Ferrovienord) (FNMのグループ企業)がある。ミラノ=キアッソ線はミラノ近郊鉄道に組み込まれており、ミラノ近郊鉄道S11線としてミラノとキアッソとを結んでいる。
主要な道路
おおむね北および西を優先し、通過点もしくはその近傍の地名を示す。〔 〕内は県外。
- 欧州自動車道路
E35号線 : A9
- 〔… - スイス国境〕 - コモ - 〔ミラノ - フィレンツェ - ローマ〕
- 主要な高速道路
アウトストラーダ A9 (it:Autostrada A9 (Italia))
- 〔キアッソ〕 - コモ - ヴィッラ・グアルディア - トゥラーテ - 〔サロンノ - ライナーテ〕
アウトストラーダ A36 (it:Autostrada A36 (Italia))
- 〔カッサーノ・マニャーゴ - チズラーゴ〕 - トゥラーテ - 〔レンターテ・スル・セーヴェゾ〕
アウトストラーダ A59 (it:Autostrada A59)
- ヴィッラ・グアルディア - コモ南方
- 主要な国道・県道
- SS35 (it:Strada statale 35 dei Giovi)
- コモ - ヴィッラ・グアルディア - 〔レンターテ・スル・セーヴェゾ - …〕
- SP233 (it:Strada statale 233 Varesina)
- 〔… - ヴァレーゼ〕 - チズラーゴ - 〔ミラノ近郊〕
- SS340 (it:Strada statale 340 Regina)
- スイス国境 - ポルレッツァ - メナッジョ - トレメッツォ - コモ
- SS340dir
- 〔ピアンテード〕 - ソーリコ - グラヴェドーナ - ポルレッツォ
- SP ex SS 342 (it:Strada statale 342 Briantea)
- 〔ヴァレーゼ〕 - オルジャーテ・コマスコ - コモ - アルベーゼ・コン・カッサーノ - ルラーゴ・デルバ - 〔ニビオンノ - ベルガモ〕
- SP583 (it:Strada statale 583 Lariana)
- コモ - ネッソ - ベッラージョ - 〔オンノ - レッコ〕
- SP639 (it:Strada statale 639 dei Laghi di Pusiano e di Garlate)
- アルベーゼ・コン・カッサーノ - エルバ - 〔チヴァーテ - レッコ〕
人物
著名な出身者
大プリニウス - 古代ローマの博物学者。コムム(現在のコモ)生まれ。
小プリニウス - 古代ローマの文人、政治家。コムム生まれ。
インノケンティウス11世 - 17世紀後半のローマ教皇(第240代)。コモ生まれ。
アレッサンドロ・ボルタ - 18-19世紀の自然科学者。ボルタ電池の発明者。コモ生まれ。
フィリッポ・トゥラーティ - 19-20世紀の社会主義者、イタリア社会党設立者。カンツォ生まれ。
アントニオ・サンテリア - 20世紀初頭に活動した建築家。コモ生まれ。
ファビオ・カサルテッリ - 20世紀後半の自転車ロードレース選手。アルベーゼ・コン・カッサーノ生まれ。
脚注
- ^ ab国立統計研究所(ISTAT). “Tavola: Superficie territoriale (Kmq) - Como (dettaglio comunale) - Censimento 2001.” (イタリア語). 2013年2月24日閲覧。
- ^ ab国立統計研究所(ISTAT). “Total Resident Population on 1st January 2015 by sex and marital status” (英語). 2016年12月28日閲覧。
^ 国立統計研究所(ISTAT). “Tavola: Popolazione residente - Como (dettaglio loc. abitate) - Censimento 2001.” (イタリア語). 2013年2月23日閲覧。
関連項目
- イタリアの県の一覧
外部リンク
県公式サイト (イタリア語)
ルガーノ郡 | ベッリンツォーナ郡 モエザ郡 | ソンドリオ県 | ||
メンドリーズィオ郡 | レッコ県 | |||
コモ県 | ||||
ヴァレーゼ県 | モンツァ・エ・ブリアンツァ県 |
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