サンダーランドAFC
サンダーランドAFC | |||
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原語表記 | Sunderland Association Football Club |
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愛称 | "The Black Cats"(ブラック・キャッツ)、SAFC |
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クラブカラー | 赤(レッド) 白(ホワイト) 黒(ブラック) |
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創設年 | 1879年 |
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所属リーグ | フットボールリーグ |
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所属ディビジョン | フットボールリーグ1 |
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ホームタウン | サンダーランド |
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ホームスタジアム | ![]() |
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収容人数 | 49,000 |
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運営法人 | ![]() |
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代表者 | ![]() |
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監督 | ![]() |
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公式サイト | 公式サイト |
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■テンプレート(■ノート)■サッカークラブPJ |
サンダーランド・アソシエーション・フットボール・クラブ(Sunderland Association Football Club, [ˈsʌndərlənd] ( 音声ファイル), 地元では [ˈsʊndlən])は、イングランド北東部・サンダーランドをホームタウンとする、イングランドプロサッカーリーグ(プレミアリーグ)に加盟するプロサッカークラブである。
目次
1 概要
2 歴史
3 ユニフォーム
4 タイトル
4.1 国内タイトル
4.2 国際タイトル
5 過去の成績
6 現所属メンバー
6.1 ローン移籍選手
7 歴代所属選手
8 歴代監督
9 脚注
10 外部リンク
概要
1879年に創立。現在のホームスタジアムはサンダーランドのスタジアム・オブ・ライト(収容人員は49,000人)。現在はフットボール・リーグ1に所属し、第二次世界大戦前に6度のリーグ優勝(1892, 1893, 1895, 1902, 1913)を果たしている。クラブカラーは赤と白と黒。
1936年には縦縞模様のユニフォームを着て優勝した最後のクラブになった。フットボールリーグには1890年に加盟し、1888年のフットボールリーグ設立以降、初めての加盟クラブとなった。また加盟から1958年までトップディビジョンに所属し、1992年にアーセナルに破られるまで、1番長く、連続してトップディビジョンに在籍したクラブだった。初めてFAカップを制したのは1937年で、決勝でプレストン・ノースエンドを3-1で破り、優勝した。第二次大戦後、タイトルを獲得したのは1973年のFAカップで、決勝でリーズを1-0で下し、優勝している。
同じタイン・アンド・ウィア州に本拠地を置くニューカッスルとは長年のライバル関係にあり、1898年から続く対戦はタイン・ウェア・ダービーと呼ばれる。
歴史

スタジアム・オブ・ライト
1879年10月17日、サンダーランドで学校の教師をしていた、グラスゴー生まれのジェームズ・アランが、「サンダーランド地区教員サッカークラブ (Sunderland and District Teachers Association Football Club) 」を設立。1880年10月16日に、名称を「サンダーランド教員サッカークラブ (Sunderland Teachers Association football Club) 」に変更。しかしその後、クラブの財政難を緩和させるため、教員以外からも広くメンバーを募り、サンダーランドAFCに改編された。
1890-91シーズンからフットボールリーグに加盟。加盟後の活躍から、フットボールリーグ創設者のウィリアム・マグレガーに「素晴らしいタレントを揃えたチームだ」と賞賛される。1892年から1902年の間に、リーグ優勝3回、準優勝3回と好成績を残す。
1913年、リーグ優勝。しかし、FAカップでは、アストン・ヴィラに1-0で敗北。ダブルを逃す。
1935-36シーズンに6度目のリーグ優勝。FAカップを獲得したのは、1938年、ウェンブリー・スタジアムで行われた決勝で、プレストン・ノースエンドを3-1で破り、初優勝を飾った。
第二次世界大戦後、クラブの財政は著しく悪化。1957年、財政面の不正を犯し、会長と3人の役員が辞任。5000万ポンドという前例のない罰金を受ける。1957-58シーズンは、21位(22クラブ中)に終わり、フットボールリーグ加盟後68年目にして、初めて降格した。
1973年、2部に在籍しながら、FAカップ決勝に進出。決勝でリーズを1-0で破り、2度目のFAカップ制覇を果たす。サンダーランドの優勝以降、トップディビジョンに在籍していないチームがFAカップで優勝したのは、1976年のサウサンプトンのみ。
1985年に、初めてリーグカップの決勝に進出。しかし、ノリッジに1-0で負け、優勝を逃す。リーグカップの決勝に進出したのは、この1度のみ(2007年現在)。
1986-87シーズンは、20位(22クラブ中)に終わり、3部に降格した。しかし、翌シーズンに優勝を果たし、1シーズンで2部復帰を果たした。
1992年には、2部に在籍しながら、再びFAカップの決勝に進出。しかし、決勝でリヴァプールに2-0で敗れ、1973年の再現はならなかった。
1997年、99年間使用したロッカー・パークから、スタジアム・オブ・ライトに本拠地を移転。スタジアムの収容人数が、ロッカー・パークの30000人から42000人に増加し、クラブの財政状況も好転した。
1999年、当時の最多記録となる勝ち点105で2部優勝を果たし、1部に復帰。復帰後の1999-00、2000-01では、2シーズン連続で7位に入る。しかし、2003年に、当時の最少記録となる勝ち点19で最下位に終わり、2部に降格。ミック・マッカーシーの下、2005年に2部優勝、1年でプレミアリーグに復帰するが、2006年には最少記録を更新する勝ち点15で、再び2部に降格する。
2006年7月、ナイアル・クインを代表とする、ドラマビル・コンソーシアムがサンダーランドを買収。ナイアル・クインが会長に就任する。開幕直後はクインが監督を兼任したが、開幕から4連敗を喫すなど、勝利することができなかった。その後、8月に現役引退直後からオファーしていたロイ・キーンが監督に就任。キーンは開幕から勝っていなかったチームを建て直し、サンダーランドは27勝7分12敗、勝ち点88で優勝。バーミンガムと共に、プレミアリーグ復帰を果たした。
2007-08シーズン、プレミアリーグ復帰後初めての試合は、ホームのトッテナム戦。試合は、後半ロスタイムにマイケル・チョプラが決めたゴールにより、1-0で勝利した。
2008年12月4日、成績不振の責任を取りロイ・キーンが監督を辞任。残りのシーズンはリッキー・スブラジアが暫定的に指揮を執り、2009-10シーズンからスティーヴ・ブルースが監督に就任。
2011年11月30日、成績不振でスティーヴ・ブルースが解任。マーティン・オニールが新監督に就任した。
2013年10月8日、グスタボ・ポジェが監督に就任した。
2016-17シーズンから、デイヴィッド・モイーズが監督に就任したが、昨年17位の不調を引きずり、降格圏から脱出ができなかった。2017年4月29日のAFCボーンマス戦で0-1で敗れたことにより、10年ぶりにプレミアリーグからの降格が決まった[1]。
10年ぶりの2部で迎えた2017-2018シーズンは、1年でのプレミアリーグ復帰が期待されたが、降格に伴い主力が流出したことに加えて前シーズンからの不振を引きずり、最初の14試合でわずか1勝という体たらくで2017年10月にサイモン・グレイソン監督を解任した。浮上に望みを賭けて元ウェールズ代表監督のクリス・コールマンが後任監督に就任したが、浮上のきっかけを掴めずにシーズンの大半を降格圏で過ごしたうえ、2018年4月21日に行われた第44節、残留の直接のライバルであったバートン・アルビオンFC戦に敗れて降格圏の22位以下が確定、最終的にリーグ最下位でシーズンを終え、まさかのフットボールリーグ1(3部)降格となった。なお3部への降格は1987-1988シーズン以来、実に30年ぶり[2]。
ユニフォーム
栄光と伝統の赤白ストライプ[3]は、サンダーランドAFCの象徴である。設立当初は青のユニフォームを着てプレーしていたが、その後赤と白のハーフに変わり、1887年に現在の赤と白のストライプ模様になった。2007-08シーズンのアウェーユニフォームはシャツ、パンツ、ソックス全て白で1898年から変わっていない。2007-08シーズンから2011-12シーズンまでのユニフォームサプライヤーはアンブロ。2012-13シーズンからのユニフォームサプライヤーはアディダス。
タイトル
国内タイトル
フットボールリーグディビジョン1:6回
- 1891-92, 1892-93, 1894-95, 1901-02, 1912-13, 1935-36
フットボールリーグディビジョン2:5回
- 1975-76, 1995-96, 1998-99, 2004-05, 2006-07
- 1975-76, 1995-96, 1998-99, 2004-05, 2006-07
フットボールリーグディビジョン3:1回
- 1987-88
FAカップ:2回
- 1936-37, 1972-73
チャリティー・シールド (コミュニティーシールドの前身):1回
- 1936-37
国際タイトル
なし
過去の成績
シーズン |
ディビジョン |
FAカップ |
リーグ カップ |
欧州カップ / その他 |
最多得点者 |
||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
リーグ |
試 |
勝 |
分 |
敗 |
得 |
失 |
点 |
順位 |
選手 |
得点 |
|||||
1988-89 |
ディビジョン2 |
46 |
16 |
15 |
15 |
60 |
60 |
63 |
11位 |
3回戦敗退 |
2回戦敗退 |
フルメンバーズ カップ |
2回戦敗退 |
マルコ・ガッビアディーニ |
18 |
1989-90 |
46 |
20 |
14 |
12 |
70 |
64 |
74 |
6位 |
3回戦敗退 |
準々決勝敗退 |
フルメンバーズ カップ |
1回戦敗退 |
マルコ・ガッビアディーニ |
21 |
|
1990-91 |
ディビジョン1 |
38 |
8 |
10 |
20 |
38 |
60 |
34 |
19位 |
3回戦敗退 |
3回戦敗退 |
フルメンバーズ カップ |
準々決勝敗退 |
マルコ・ガッビアディーニ |
9 |
1991-92 |
ディビジョン2 |
46 |
14 |
11 |
21 |
61 |
65 |
53 |
18位 |
準優勝 |
2回戦敗退 |
ドン・グッドマン |
11 |
||
1992-93 |
ディビジョン1 |
46 |
13 |
11 |
22 |
50 |
64 |
50 |
21位 |
4回戦敗退 |
1回戦敗退 |
アングロ= イタリアン・カップ |
GL敗退 |
ドン・グッドマン |
16 |
1993-94 |
46 |
19 |
8 |
19 |
54 |
57 |
65 |
12位 |
4回戦敗退 |
3回戦敗退 |
アングロ= イタリアン・カップ |
GL敗退 |
フィル・グレイ |
14 |
|
1994-95 |
46 |
12 |
18 |
16 |
41 |
45 |
54 |
20位 |
4回戦敗退 |
2回戦敗退 |
フィル・グレイ |
12 |
|||
1995-96 |
46 |
22 |
17 |
7 |
59 |
33 |
83 |
1位 |
3回戦敗退 |
2回戦敗退 |
クレイグ・ラッセル |
13 |
|||
1996-97 |
プレミア |
38 |
10 |
10 |
18 |
35 |
53 |
40 |
18位 |
3回戦敗退 |
3回戦敗退 |
クレイグ・ラッセル ポール・ステュアート |
4 |
||
1997-98 |
ディビジョン1 |
46 |
26 |
12 |
8 |
86 |
50 |
90 |
3位 |
4回戦敗退 |
3回戦敗退 |
ケヴィン・フィリップス |
29 |
||
1998-99 |
46 |
31 |
12 |
3 |
91 |
28 |
105 |
1位 |
4回戦敗退 |
準決勝敗退 |
ケヴィン・フィリップス |
23 |
|||
1999-00 |
プレミア |
38 |
16 |
10 |
12 |
57 |
56 |
58 |
7位 |
4回戦敗退 |
3回戦敗退 |
ケヴィン・フィリップス |
30 |
||
2000-01 |
38 |
14 |
12 |
11 |
46 |
41 |
57 |
7位 |
5回戦敗退 |
準々決勝敗退 |
ケヴィン・フィリップス |
14 |
|||
2001-02 |
38 |
10 |
10 |
18 |
29 |
51 |
40 |
17位 |
3回戦敗退 |
2回戦敗退 |
ケヴィン・フィリップス |
11 |
|||
2002-03 |
38 |
4 |
7 |
27 |
21 |
65 |
19 |
20位 |
5回戦敗退 |
4回戦敗退 |
ケヴィン・フィリップス |
6 |
|||
2003-04 |
ディビジョン1 |
46 |
22 |
13 |
11 |
62 |
45 |
79 |
3位 |
準決勝敗退 |
2回戦敗退 |
マーカス・スチュワート |
14 |
||
2004-05 |
チャンピオン |
46 |
29 |
7 |
10 |
76 |
41 |
94 |
1位 |
4回戦敗退 |
2回戦敗退 |
マーカス・スチュワート |
16 |
||
2005-06 |
プレミア |
38 |
3 |
6 |
29 |
26 |
69 |
15 |
20位 |
4回戦敗退 |
3回戦敗退 |
リアム・ローレンス アントニー・ル・タレク トミー・ミラー ディーン・ホワイトヘッド |
3 |
||
2006-07 |
チャンピオン |
46 |
27 |
7 |
12 |
76 |
47 |
88 |
1位 |
3回戦敗退 |
1回戦敗退 |
デヴィッド・コノリー |
13 |
||
2007-08 |
プレミア |
38 |
11 |
6 |
21 |
36 |
59 |
39 |
15位 |
3回戦敗退 |
2回戦敗退 |
ケンワイン・ジョーンズ |
7 |
||
2008-09 |
38 |
9 |
9 |
20 |
34 |
54 |
36 |
16位 |
4回戦敗退 |
4回戦敗退 |
ジブリル・シセ ケンワイン・ジョーンズ |
10 |
|||
2009-10 |
38 |
11 |
11 |
16 |
48 |
56 |
44 |
13位 |
4回戦敗退 |
4回戦敗退 |
ダレン・ベント |
25 |
|||
2010-11 |
38 |
12 |
11 |
15 |
45 |
56 |
47 |
10位 |
3回戦敗退 |
3回戦敗退 |
アサモア・ギャン |
10 |
|||
2011-12 |
38 |
11 |
12 |
15 |
45 |
46 |
45 |
13位 |
準々決勝敗退 |
2回戦敗退 |
ニクラス・ベントナー |
8 |
|||
2012-13 |
38 |
9 |
12 |
17 |
41 |
54 |
39 |
17位 |
3回戦敗退 |
4回戦敗退 |
スティーヴン・フレッチャー |
11 |
|||
2013-14 |
38 |
10 |
8 |
20 |
41 |
60 |
38 |
14位 |
準々決勝敗退 |
準優勝 |
アダム・ジョンソン |
8 |
|||
2014-15 |
38 |
7 |
17 |
14 |
31 |
53 |
38 |
17位 |
5回戦敗退 |
3回戦敗退 |
スティーヴン・フレッチャー コナー・ウィッカム |
5 |
|||
2015-16 |
38 |
9 |
12 |
17 |
48 |
62 |
39 |
17位 |
3回戦敗退 |
3回戦敗退 |
ジャーメイン・デフォー |
15 |
|||
2016-17 |
38 |
6 |
6 |
26 |
29 |
69 |
24 |
20位 |
3回戦敗退 |
4回戦敗退 |
ジャーメイン・デフォー |
15 |
|||
2017-18 |
チャンピオン |
46 |
7 |
16 |
23 |
52 |
80 |
37 |
24位 |
3回戦敗退 |
3回戦敗退 |
ルイス・グラバン |
12 |
||
2018-19 |
リーグ1 |
46 |
位 |
1回戦敗退 |
フットボール リーグトロフィー |
現所属メンバー
- 2017-18シーズンフォーメーション
# 25
# 21
# 16
# 18
# 3
# 26
# 6
# 17
# 19
# 11
# 9
- 2018年1月31日現在[4]
|
|
- 監督
ジャック・ロス
ローン移籍選手
- in
|
|
- out
|
|
歴代所属選手
- GK
ネッド・ドイグ 1890-1904
アルバート・マッキンロイ 1923-1929
ジョニー・マプソン 1936-1954
ジミー・モントゴメリー 1960-1977
トニー・ノーマン 1988-1995
- DF
ジャック・ヘドレイ 1950–1959
チャーリー・ハーレイ 1957–1969
レン・アッシュハースト 1957-1970
セシル・アーウィン 1958-1971
ディック・マローン 1970-1977
ショーン・エリオット 1975–1986
ゲイリー・ベネット 1985-1994
マイケル・グレー 1992-2004
- MF
レイック・カーター 1931-1939
スタン・アンダーソン 1952-1963
ボビー・カー (1947年生まれのサッカー選手) 1966-1978
イアン・ポーターフィールド 1967-1977
ジム・マクナブ 1958-1967
マーティン・ハーヴィー 1959-1971
ゴードン・アームストロング 1985-1996
ケヴィン・ボール 1990-1999
歴代監督
ピーター・リード 1995.3-2002.10
ハワード・ウィルキンソン 2002.10-2003.3
ミック・マッカーシー 2003.3-2006.3
ケヴィン・ボール 2006.3-2006.5
ナイアル・クイン 2006.7-2006.8
ロイ・キーン 2006.8-2008.12
リッキー・スブラジア 2008.12-2009.5
スティーヴ・ブルース 2009.6-2011.11
マーティン・オニール 2011.12-2013.3
パオロ・ディ・カーニオ 2013.3-2013.9
グスタボ・ポジェ 2013.10-2015.3
ディック・アドフォカート 2015.3-2015.10
サム・アラダイス 2015.10-2016.7
デイヴィッド・モイーズ 2016.7-2017.5
サイモン・グレイソン 2017
クリス・コールマン 2017-2018
ジャック・ロス 2018-
脚注
^ [1]エキサイトニュース サンダーランドが10年ぶり降格決定 2017年4月30日
^ [2]フットボールチャンネル プレミアリーグ「常連」から急転落…サンダーランドが2年連続降格で3部へ 2018年4月22日
^ 「2010-2011世界サッカー選手名鑑」p54(学研パブリッシング)ISBN 978-4-05-606112-3
^ “1st Team”. サンダーランドAFC. 2018年2月16日閲覧。
外部リンク
- 公式
公式サイト (英語)
Premier League.com - Sunderland (英語)
UEFA.com - Sunderland (日本語)
- ニュース
- BBC Sport - Sunderland
- Sky Sports - Sunderland
- その他
- Historical Football Kit - Sunderland
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関連項目 | |||||||||||||||
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