近江高等学校
近江高等学校 | |
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過去の名称 | 近江實修工業學校 |
国公私立の別 | 私立学校 |
設置者 | 学校法人近江育英会 |
併合学校 | 近江高等女學校 |
校訓 | 誠実・勤勉 |
設立年月日 | 1938年4月1日 |
創立記念日 | 11月5日 |
創立者 | 夏川嘉久次 |
共学・別学 | 男女共学 |
課程 | 全日制 |
単位制・学年制 | 学年制 |
設置学科 | 普通科アカデミー 普通科アドバンス 普通科総合 商業科キャリア |
高校コード | 25503D |
所在地 | 〒522-0002 |
滋賀県彦根市松原町大黒前3511-1 | |
外部リンク | 公式サイト |
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近江高等学校(おうみこうとうがっこう)は、滋賀県彦根市松原町大黒前にある私立高等学校。スクールカラーは琵琶湖の青。2008年(平成20年)11月に創立70周年を迎えた。
目次
1 教育方針
2 教育目標
3 沿革
4 創立者
5 学科・コース
6 クラブ活動
7 著名な出身者
8 その他
9 関連項目
10 脚注
11 外部リンク
教育方針
私学としての独自性をもち、生徒の進路希望・能力・適性に応じ、豊かな個性と明朗闊達で誠実・勤勉な人物を育て、もって将来社会の発展に貢献できる人材を育成する。
教育目標
- 自らを重んじ、他を敬愛する精神を涵養する。
- 真理を学び、叡智を深める。
- 身体を鍛え、気力を養う。
- 自治と協力・奉仕の精神を培う。
沿革
1938年(昭和13年)4月1日 - 初代理事長・夏川嘉久次が彦根市西馬場町(元近江絹絲紡績・彦根工場敷地内)に近江實修工業學校創立
1941年(昭和16年)12月5日 - 彦根市長曽根町に近江高等女學校創立
1942年(昭和17年)1月8日 - 彦根城内に近江實修工業學校移転
1948年(昭和23年)3月20日 - 学制改革により近江實修工業學校および近江高等女學校を併合し、近江高等学校(定時制)を創立、工業科・普通科を置く
1952年(昭和27年)3月10日 - 商業科(定時制)設置
1956年(昭和31年)11月5日 - 普通科(全日制)設置
1958年(昭和33年)12月10日 - 家政科(全日制)設置
1960年(昭和35年)3月7日 - 商業科(全日制)設置
1982年(昭和57年)3月17日 - 金亀校舎から松原新校舎へ全面移転
1988年(昭和63年)10月20日 - 教育研究棟完成
1989年(平成元年)11月22日 - 夏川記念会館(教育ホール)完成
1991年(平成3年)6月27日 - 第2グラウンド完成
2005年(平成17年)8月24日 - 白帆会館(セミナーハウス)、青和寮(学生寮)完成
2006年(平成18年)4月1日 - 第2青和寮(学生寮)完成
創立者
夏川嘉久次
本校の前身のひとつである「近江実習工業学校」創立者の夏川嘉久次(1898-1959)は、昭和期に活躍した実業家。郷土の繁栄のため琵琶湖の水を利用した事業として、「八幡製糸」(滋賀県八幡町宇津呂村。創業西川重威・岡田八十次)から購入した屑繭や屑糸を用いて絹糸紡績をおこなう「近江絹綿」の創業者・夏川熊次郎の次男として彦根市に生まれ、彦根中学校(現滋賀県立彦根東高等学校)を中退して、1918年に父の会社(1920年に「近江絹糸紡績」と改称。現オーミケンシ)に入り、1930年に急逝した父親に代わって社長に就任し、大手紡績会社に成長させた[1][2][3][4]。1938年に近江実習工業学校を設立。同校学生を自社の労働者として使い制約を設けるなど、労務管理が前近代的だったため1954年に近江絹糸争議が起き、翌年会長に退き、1959年没する。
もうひとつの前身「近江高等女学校」の設立者は財団法人近江育英舎[5]。
学科・コース
普通科
アカデミーコース(特別進学コース) - 1日8限授業で難関国公立大学や最難関私立大学、医歯薬系大学への現役合格を目指す特別進学コース
アドバンスコース(準特進コース) - 2年次から医療系特進・理系進学・文系進学のいずれかを選択し、文武両道で難関大学進学を目指す準特進コース
総合コース(スポーツ系・教養系) - 2年次からスポーツ系・教養系のどちらかを選択し、学校設定教科も取り入れて明確な職業観を持って進学・就職に備えるコース
商業科
キャリアコース(観光ビジネス系・情報デザイン系) - 2年次から観光ビジネス系・情報デザイン系のどちらかを選択し、コンピュータや簿記などの上級資格の取得も目指しながら、専門的な知識や技術を学び進学・就職に備えるコース
クラブ活動
- 硬式野球部は夏の選手権大会出場13回、春の選抜大会出場5回。2001年夏(第83回全国高等学校野球選手権大会)には滋賀県勢として初の準優勝に輝いた。
- 男女バレーボール部は、春の高校バレーに出場する強豪である。
- 柔道部は、インターハイや全国高校柔道新人選手権大会に連続出場している。
著名な出身者
横手文雄(元民社党衆議院議員)
山元勉(元衆議院議員)
正岡道一(セシール創業者)
鳥丸軍雪(GNYUKI TORIMAU LONDONデザイナー・イギリス在住)
大岳宗正(十両力士)、2年中退。
津田篤宏(漫才師・「ダイアン」のツッコミ担当)
上原美佐(女優)芸能活動のため、日出女子学園高等学校へ転校。
三好ゆいこ(ファッションモデル・元プロバレーボール選手)
山本篤(総合格闘家・KRAZY BEE)
吉澤隆史(元台湾プロ野球選手・和信ホエールズ)
村西辰彦(元プロ野球選手・日本ハム、米独立リーグ)
こうじょう雅之(芸術家)
木谷寿巳(元プロ野球選手)
竹内和也(元プロ野球選手)
島脇信也(元プロ野球選手)
伊奈龍哉(元プロ野球選手)
小熊凌祐(プロ野球選手・中日ドラゴンズ)
高井啓行(元プロ野球選手)
古井千恵美(元バレーボール選手)
川畑愛希(バレーボール選手・岡山シーガルズ所属)
丸山亜季(バレーボール選手・岡山シーガルズ所属)
植田海 (プロ野球選手 ・阪神タイガース)
京山将弥 (プロ野球選手・横浜DeNAベイスターズ)
その他
2013年6月23日に体育館で歌のリレーでギネスに挑戦が開催された。1人が歌の1節を歌っていき次にリレーしていく方法で264人が「ABCのうた」を2回、「ほたるこい」を3回、「ハッピーバースデイ」を4回歌った[6][7]。
関連項目
オーミケンシ(同社の彦根工場の敷地内に本校の校舎が在った)- 近江短期大学
- 滋賀県高等学校一覧
- 日本の商業に関する学科設置高等学校一覧
- 実業学校
- 高等女学校
脚注
^ 夏川嘉久次(読み)なつかわ かくじコトバンク
^ 夏川 嘉久次(読み)ナツカワ カクジコトバンク
^ 士魂商才の精神と士魂商才館 : 第1部近代日本資本主義の精神としての士魂商才 : 第2部士魂商才館と収蔵資料筒井正夫[他] (滋賀大学経済経営研究所, 2013-12-27) 彦根論叢. (398)
^ 近江絹糸紡績(株)『オーミケンシ外史 : 五十年のあゆみ』(1967.10)渋沢社史データベース
^ 官報. 1941年12月29日
^ 歌のリレーでギネス挑戦 264人で 滋賀彦根新聞 2013年6月27日午前9時1分
^ ギネスに挑戦! 近江高等学校トピックス 2013年7月1日
外部リンク
- 近江高等学校
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