国道192号
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一般国道 | |
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国道192号 | |
総延長 | 142.3 km |
実延長 | 98.9 km |
現道 | 93.0 km |
制定年 | 1953年指定 |
起点 | 愛媛県西条市 小川交差点(地図) |
主な 経由都市 | 愛媛県四国中央市 徳島県三好市 |
終点 | 徳島県徳島市 徳島本町交差点(地図) |
接続する 主な道路 (記法) | 国道11号 国道319号 国道32号 国道438号 国道193号 国道492号 国道318号 |
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国道192号(こくどう192ごう)は、愛媛県西条市から徳島県徳島市に至る一般国道である。
目次
1 概要
1.1 路線データ
2 歴史
2.1 工事概要
2.2 災害について
3 路線状況
3.1 バイパス
3.2 重複区間
3.3 道路施設
3.3.1 トンネル
3.3.2 橋梁
3.3.3 道の駅
4 地理
4.1 通過する自治体
4.2 交差する道路
4.3 主な峠
5 脚注
5.1 注釈
5.2 出典
6 参考文献
7 関連項目
8 外部リンク
概要
徳島県を東西に、ほぼ吉野川に沿う形で通っている。また沿線には、吉野川市鴨島、美馬市穴吹、三好市池田、四国中央市川之江など、地方の中心都市が存在する。そのため全線を通して交通量は非常に多い。そのような位置づけから、3桁国道だが国土交通省管理となっている。
上記の理由から、路線は全区間で2車線以上で非常に走りやすい道路である。ただ、長年交通渋滞に悩まされている。朝夕は鴨島以東で常に渋滞し、日中でも徳島市内は流れが悪い。バイパス道路として徳島県道30号徳島鴨島線が平行しており、そのバイパス効果を高めるために、両道路間を結ぶ道路の整備も各地で進んでいる。また、旧道と呼ばれる当国道ができる以前からある狭い道路が何本か並行している区間があり、近距離移動者は渋滞回避のためにそちらを選ぶ事がある。徳島自動車道は吉野川を越えて、讃岐山脈のふもと付近に位置するため、遠距離利用以外で、バイパスとして利用する機会は少ない。国道11号と192号が交わる徳島本町交差点では、大気中の二酸化炭素の濃度が全国でも上位に上ったこともある。
現在、徳島市中心部を経由せずに国道11号、国道55号、国道192号を相互に結ぶ徳島環状道路の建設が進んでおり、そのうち南側の部分(192号 - 55号)は192号の新道という扱いになっている。現在は徳島県道207号鬼籠野国府線との交点部分までの側道、及び国道438号交点から終点(法花町から終点までは側道のみ)が完成している。
路線データ
- 本線(google マップ)
一般国道の路線を指定する政令[1][注釈 1]に基づく起終点および経過地は次のとおり。
- 起点:西条市(小川交差点=国道11号上)
- 終点:徳島市(徳島本町交差点=国道11号・国道28号交点、国道318号・国道438号・国道439号起点)
- 重要な経過地:新居浜市、伊予三島市[注釈 2]、川之江市[注釈 2]、徳島県三好郡池田町[注釈 3]、同郡井川町[注釈 3]、同県美馬郡半田町[注釈 4]、同郡貞光町[注釈 4]、同郡穴吹町[注釈 5]、同県麻植郡山川町[注釈 6]、同郡鴨島町[注釈 6]
総延長 : 142.3 km(徳島県 92.4 km、愛媛県 49.9 km)重用延長を含む[2][注釈 7]
重用延長 : 43.4 km(徳島県 5.7 km、愛媛県 37.7 km)[2][注釈 7]
未供用延長 : なし[2][注釈 7]
実延長 : 98.9 km(徳島県 86.7 km、愛媛県 12.2 km)[2][注釈 7]- 現道 : 93.0 km(徳島県 80.8 km、愛媛県 12.2 km)[2][注釈 7]
- 旧道 : なし[2][注釈 7]
- 新道 : 5.9 km(徳島県 5.9 km、愛媛県 - km)[2][注釈 7]
- 現道 : 93.0 km(徳島県 80.8 km、愛媛県 12.2 km)[2][注釈 7]
指定区間[3]- 西条市大町字小川194番10 - 徳島市徳島本町1丁目2番2(全線)
歴史
1920年(大正9年)4月1日
- 県道川之江池田線が告示第170号で認定される[4]。
1920年(大正9年)4月10日
- 徳島県道徳島池田線、徳島県道・愛媛県道池田川之江線、徳島県道・愛媛県道脇町川之江線として認定[要出典]
- 徳島県道徳島池田線、徳島県道・愛媛県道池田川之江線、徳島県道・愛媛県道脇町川之江線として認定[要出典]
1953年(昭和28年)5月18日
二級国道192号西条徳島線(西条市 - 徳島市)として指定施行[5]。
1965年(昭和40年)4月1日
- 道路法改正により一級・二級区分が廃止されて一般国道192号として指定施行[1]。
工事概要
1966年(昭和41年)4月徳島県美馬郡半田町で改良工事に着手[6]。
1967年(昭和42年)愛媛県川之江市石川地区で改良工事に着手[7]。
1972年(昭和47年)10月31日境目トンネル完成。12月、愛媛県境目地区1次改築完成[8]。
1973年(昭和48年)愛媛県内一次改築完了[7]。
1977年(昭和52年)3月徳島県三好郡池田町白地地区1次改築完成[9]。
1978年(昭和53年)3月28日川之江バイパス暫定供用開始[9]。
1979年(昭和54年)3月徳島県内一次改築完了[10]。
災害について
2014年(平成26年)12月5日早朝より雪の影響で国道192号の徳島県三好市池田町から愛媛県四国中央市金田町までの約18 kmが通行止めとなった[11]。
立ち往生車両の撤去のため四国地方整備局は、2014年(平成26年)11月21日に改正された災害対策基本法を初適用し[12]、車両の排除を行い12月5日の5時20分より開始していた通行止めを12月6日7時30分に解除した[13]。
路線状況
毎年1月には徳島駅伝が行われるため交通規制がかかる。主に徳島市では、1953年に開催された四国国体に合わせて道路が整備されたことから、国体道路と呼称される[14]。
バイパス
徳島南環状道路(徳島県)- 川之江バイパス(愛媛県)‐1978年(昭和53年4月)暫定2車開通
- 川之江市内の交通混雑を解消すること、地域開発を目的として1970年(昭和45年)に事業着手した、全長2,940 m(川之江市川之江町-上分町城下)のバイパス[15]。幅員は18 mで構造規格は4種2級[16]。
重複区間
国道11号(起点 - 四国中央市川之江町・井地交差点)
国道32号、国道319号(三好市池田町白地 - 三好市井川町・四国中央橋南詰)
国道438号(美馬郡つるぎ町半田・貞光交差点 - つるぎ町貞光・大須賀交差点)
国道193号(美馬市穴吹町・穴吹橋交差点 - 吉野川市山川町・瀬詰交差点)
国道318号(吉野川市鴨島町・上下島交差点 - 終点)
国道438号、国道439号(徳島市・元町交差点 - 終点)
道路施設
トンネル
境目トンネル(L=855 m、W=8.0 m)1972年(昭和47年)度完成[17]。
橋梁
上鮎喰橋(L=305 m、W=10.0+10.0 m)1970年(昭和45年)度完成[18]。
道の駅
貞光ゆうゆう館(徳島県美馬郡つるぎ町)
地理
通過する自治体
- 愛媛県
西条市 - 新居浜市 - 四国中央市
- 徳島県
三好市 - 三好郡東みよし町 - 美馬郡つるぎ町 - 美馬市 - 吉野川市 - 名西郡石井町 - 徳島市
交差する道路
国道11号(西条市大町・小川交差点)
10 いよ西条IC - 松山自動車道(西条市)
8 土居IC - 松山自動車道(四国中央市)
国道319号 (四国中央市三島金子・三島金子交差点)- 国道11号(四国中央市川之江町・井地交差点)
- 国道11号(四国中央市上分町)
国道32号 (三好市池田町白地・池田大橋西詰)(※国道32号重複=国道319号)
6 井川池田IC - 徳島自動車道(三好市)- 国道32号(三好市井川町・四国中央橋南詰)(※国道32号重複=国道319号)
国道438号 (美馬郡つるぎ町半田・貞光交差点)- 国道438号(つるぎ町貞光・大須賀交差点)
国道193号、国道492号 (美馬市穴吹町・穴吹橋交差点)- 国道193号(吉野川市山川町・瀬詰交差点)
国道318号 (吉野川市鴨島町・上下島交差点)- 国道438号 (徳島市・元町交差点)(※国道438号重複=国道439号)
- 国道11号(徳島市・徳島本町一丁目交差点)(※国道11号重複=国道28号)
主な峠
境目峠(標高400 m):愛媛県四国中央市 - 徳島県三好市
脚注
注釈
^ 一般国道の路線を指定する政令の最終改正日である2004年3月19日の政令(平成16年3月19日政令第50号)に基づく表記。
- ^ ab2004年4月1日に2市1町1村が合併して四国中央市発足。
- ^ ab2006年3月1日に4町2村が合併して三好市発足。
- ^ ab2005年3月1日に2町1村が合併して美馬郡つるぎ町発足。
^ 2005年3月1日に3町1村が合併して美馬市発足。
- ^ ab2004年10月1日に3町1村が合併して吉野川市発足。
- ^ abcdefg2015年4月1日現在
出典
- ^ ab“一般国道の路線を指定する政令(昭和40年3月29日政令第58号)”. e-Gov法令検索. 総務省行政管理局. 2012年9月29日閲覧。
- ^ abcdefg“表26 一般国道の路線別、都道府県別道路現況 (PDF)”. 道路統計年報2016. 国土交通省道路局. p. 11. 2017年4月16日閲覧。
^ “一般国道の指定区間を指定する政令(昭和33年6月2日政令第164号)”. e-Gov法令検索. 総務省行政管理局. 2012年9月29日閲覧。
^ 建設省四国地方建設局 1968, p. 268.
^ ウィキソースには、二級国道の路線を指定する政令(昭和28年5月18日政令第96号)の原文があります。
^ 建設省四国地方建設局 1986, p. 423.
- ^ ab建設省四国地方建設局 1986, p. 424.
^ 建設省四国地方建設局 1999, p. 98.
- ^ ab建設省四国地方建設局 1999, p. 99.
^ 建設省四国地方建設局徳島工事事務所 1997, p. 277.
^ “県西積雪で交通まひ 国道192号、車130台立ち往生”. 徳島新聞ONLINE. (2014年12月5日). オリジナルの2014年12月5日時点によるアーカイブ。. http://web.archive.org/web/20141205113715/http://www.topics.or.jp/localNews/news/2014/12/2014_14177549195442.html 2015年1月18日閲覧。
^ “改正災害対策基本法の初適用による立ち往生車両の排除 (PDF)”. 内閣府. 2015年1月18日閲覧。
^ “国道192号における積雪による通行止めの解除及び災害対策基本法に基づく区間指定の廃止について (PDF)”. 国土交通省四国地方整備局. 2015年1月18日閲覧。
^ “41 道路の変遷”. 徳島の20世紀. JRT四国放送. 2008年6月19日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2012年9月28日閲覧。
^ 建設省四国地方建設局松山工事事務所 1985, p. 434.
^ 建設省四国地方建設局松山工事事務所 1985, p. 435.
^ 建設省四国地方建設局徳島工事事務所 1997, p. 317.
^ 建設省四国地方建設局徳島工事事務所 1997, p. 315.
参考文献
- 建設省四国地方建設局 『四国地方建設局十年史』 建設省四国地方建設局、1968年6月1日。NCID BN03792512。
- 建設省四国地方建設局松山工事事務所 『松山工事四十年史』 社団法人四国建設弘済会、1985年10月。
- 建設省四国地方建設局 『四国地方建設局三十年史』 社団法人四国建設弘済会、1986年6月。
- 建設省四国地方建設局徳島工事事務所 『徳島工事五十年史』 建設省四国地方建設局徳島工事事務所、1997年10月。
- 建設省四国地方建設局 『われらが四国 : 建設省四国地方建設局開局40年のあゆみ』 社団法人四国建設弘済会、1999年3月。
関連項目
- 日本の一般国道一覧
- 四国地方の道路一覧
外部リンク
国土交通省四国地方整備局
松山河川国道事務所:愛媛県の区間を管理。
徳島河川国道事務所:徳島県の区間を管理。
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