宇部駅
宇部駅* | |
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![]() 駅舎 | |
うべ Ube | |
所在地 | 山口県宇部市西宇部南四丁目4-18 北緯34度0分10.89秒 東経131度13分18.24秒 / 北緯34.0030250度 東経131.2217333度 / 34.0030250; 131.2217333 |
所属事業者 | 西日本旅客鉄道(JR西日本) 日本貨物鉄道(JR貨物) |
電報略号 | ウヘ ニウ(西宇部駅時代) |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 3面6線 |
乗車人員 -統計年度- |
1,920人/日(降車客含まず) -2017年- |
開業年月日 | 1910年(明治43年)7月1日 |
乗入路線 2 路線 | |
所属路線 | ■山陽本線 |
キロ程 | 484.5km(神戸起点) |
◄厚東 (6.5km) (3.5km) 小野田► | |
所属路線 | ■宇部線 |
キロ程 | 33.2km(新山口起点) |
◄**岩鼻 (2.9km) | |
備考 | 直営駅 みどりの窓口 有 |
* 1943年 - 1964年の間は西宇部駅。 ** この間に際波信号場有(1.2km先)。 |
駅構内の様子(2010年3月)
宇部駅(うべえき)は、山口県宇部市西宇部南四丁目にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)・日本貨物鉄道(JR貨物)の駅である。
目次
1 概要
1.1 乗り入れ路線
2 歴史
2.1 年表
3 駅構造
3.1 のりば
3.2 駅構内
3.3 貨物駅
4 利用状況
5 駅周辺
5.1 主な施設・企業
5.2 宿泊施設
5.3 金融機関
5.4 バス路線
6 隣の駅
6.1 かつて存在した路線
7 脚注
8 関連項目
9 外部リンク
概要
宇部市の代表駅であるが、当駅は市の中心市街地から北西に5 kmほど離れた場所に位置しており、実質的な中心駅にあたるのは宇部新川駅である。
乗り入れ路線
山陽本線を所属線としており[1]、宇部線を加えた2路線が乗り入れている。当駅は宇部線の終点であるが、一部の宇部線列車は山陽本線下関方面へ直通する。
歴史
宇部線の国有化後は、宇部新川駅が宇部駅、当駅が“西宇部駅”を名乗った時期もあるが、地元の要請でのちに再び改称され現在の名称となった。2011年(平成23年)現在、乗降客数では宇部駅が宇部新川駅を上回っている。
かつて、当駅 - 厚狭駅間の山陽本線は旅客用複線に加え、単線の貨物線が並走し、計三線となっていた。これは美祢線から宇部線宇部港駅方面への貨物(主に石炭・石灰石)輸送が盛んであったことに加え、本数の多かった山陽本線を平面交差することがダイヤ上困難であったことによる。また、山陽本線下関方面や美祢線から宇部線に直通する旅客列車もこの貨物線を走行していたため、旅客線と同様に電化されていた。貨物線は、宇部興産が石灰輸送の安定輸送を目的として宇部興産専用道路を建設したことに伴い需要が減少、山陽新幹線の開通で旅客線の運行本数も減少していたことから廃止となった。以降、貨物列車と宇部線から直通の旅客列車は旅客用複線を走行している。
また、旧楠町と宇部を結んでいた軽便鉄道である船木鉄道の始発駅でもあったが、1961年(昭和36年)に廃線となっている。
年表
1910年(明治43年)7月1日 - 国有鉄道山陽本線の船木駅(現・厚東駅) - 小野田駅間に宇部駅として開業。旅客・貨物の取扱を開始。
1914年(大正3年)1月9日 - 宇部軽便鉄道が宇部新川駅まで開業。
1916年(大正5年)9月16日 - 船木軽便鉄道が船木町駅まで開業。
1919年(大正8年)2月4日 - 船木軽便鉄道が船木鉄道に社名変更。
1921年(大正10年)12月21日 - 宇部軽便鉄道が宇部鉄道に社名変更。
1943年(昭和18年)5月1日 - 宇部鉄道が国有化され、当駅を含む区間は宇部東線となる。同時に西宇部駅に改称、宇部新川駅が宇部駅に改称。
1961年(昭和36年)11月19日 - 船木鉄道線が全線廃止。
1964年(昭和39年)10月1日 - 宇部駅に改称。
1986年(昭和61年)4月1日 - 新駅舎完成。近代的な駅舎に改修される。記念切符も発売された。
1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、西日本旅客鉄道(JR西日本)・日本貨物鉄道(JR貨物)の駅となる。
駅構造
旅客駅としては3面6線の構造を持つ地上駅。駅舎に面した単式ホーム(1番のりば)と2面の島式ホーム(3・4番のりば、5・6番のりば)に加えて、単式ホーム厚東寄りの線路反対側を切り欠いたホーム(0番のりば)がある。各ホームは跨線橋で連絡している。山口地域鉄道部管理の直営駅である。
のりば
のりば | 路線 | 方向 | 行先 | 備考 |
---|---|---|---|---|
0・1 |
■宇部線 |
- |
宇部新川方面 |
厚狭方面からの直通は1番線のみ |
3 |
(予備ホーム) |
|||
4 |
■山陽本線 |
下り |
厚狭・下関方面 |
当駅折り返し・宇部新川方面からの直通は1番線 |
5・6 |
■山陽本線 |
上り |
新山口・防府方面 |
6番のりばは貨物列車待避時に使用 |
- 2番のりばは存在しない(2番線自体は、1番・3番のりばの間にホームのない中線として存在)。
- 山陽本線の下り本線は4番のりば、上り本線は5番のりばであり、山陽本線の列車はこれらのホームを使用する。ただし、山陽本線下り(下関方面)列車のうち、宇部線から直通してくる列車と、朝の時間帯に設定されている当駅始発列車は、宇部線1番のりばから発車する。
- 3番のりばは山陽本線下り待避線であるが、2009(平成21)年度の時点では定期列車の発着はない。上り待避線である6番のりばは、1日1本のみ貨物列車待避のために使われている。
- 山陽本線上りのホームに、すでに廃止された寝台特急の号車案内が残っている。
- かつては改札上に字幕式の発車案内があったが、後に撤去され、今は時刻表の看板がぶら下がっている。
駅構内
- みどりの窓口
鬼笑亭(うどん店)
- かつては、キヨスクも営業していたが、2014年(平成26年)2月末に閉店した。
貨物駅
JR貨物の貨物駅は、旅客駅南口の西側に位置する。
取扱貨物
コンテナ貨物
- 12 ftコンテナ、20 ft大型コンテナを取り扱う
産業廃棄物・特別産業廃棄物の取扱許可を得ている。
駅構造
- 2面のコンテナホーム、2本の荷役線、その他数本の側線を有する。
- 営業窓口であるJR貨物宇部営業を併設する。
利用状況
1日の平均乗車人員は以下の通りである[2]。
乗車人員推移 | |
---|---|
年度 |
1日平均人数 |
1999 |
2,230 |
2000 |
2,127 |
2001 |
2,067 |
2002 |
1,994 |
2003 |
1,912 |
2004 |
1,916 |
2005 |
1,922 |
2006 |
1,896 |
2007 |
1,897 |
2008 |
1,867 |
2009 |
1,819 |
2010 |
1,862 |
2011 |
1,828 |
2012 |
1,824 |
2013 |
1,867 |
2014 |
1,839 |
2015 |
1,909 |
2016 |
1,904 |
2017 |
1,920 |
駅周辺
かつては駅前に競馬場や映画館などがあり、周辺は娯楽施設が立ち並ぶ地域だった[要出典]が、炭鉱の閉山とともに衰退し、周囲は住宅地を中心とし近隣商業施設が立地する閑静な地域となった。駅周辺は交通量に対して幅員の狭い道路が多く、通過交通と生活交通の輻輳により頻繁に渋滞が発生している。
前述の通り当駅は"西宇部駅"を称していたことがあり、宇部駅に駅名を復した後も「宇部市の西部に位置する駅」であることなどから、地元では当駅及び周辺の地域を指して「西宇部」と呼ばれることがある。下記の主な施設・企業を見ても分かるように周辺には宇部駅に駅名を復した後にできた施設でも西宇部を称したものも多い。
地名としての「西宇部」は小学校の校区名を除き存在しなかったが、2009年(平成21年)以降周辺地域に住居表示が導入され、同年10月に当駅を含む山陽本線以南の地域について「西宇部南」、2011年(平成23年)5月にJR山陽本線以北の地域について「西宇部北」がそれぞれ正式な地名となった。なお、住居表示導入前の当駅所在地は「宇部市大字際波1253番地」であった。
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バス路線
宇部市営バス
- 宇部新川方面八王子・常盤町二丁目、厚東方面木田、妻崎方面日赤前、西ヶ丘
船鉄バス
- 宇部新川方面宇部中央・宇部市役所前、船木、際波台
隣の駅
- 西日本旅客鉄道
■山陽本線
厚東駅 - 宇部駅 - 小野田駅
■宇部線
岩鼻駅 - (際波信号場) - 宇部駅
かつて存在した路線
- 船木鉄道
- 船木鉄道線
西宇部駅(廃止時) - 有帆駅
脚注
^ 『停車場変遷大事典 国鉄・JR編』JTB 1998年
^ 出典:山口県統計年鑑
関連項目
- 日本の鉄道駅一覧
外部リンク
- 宇部駅(JR西日本)
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