シアトル
シアトル市 City of Seattle | |
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愛称 : The Emerald City | |
位置 | |
シアトル市の位置(ワシントン州) | |
位置 | |
シアトル (アメリカ合衆国) アメリカ合衆国の地図を表示 シアトル (ワシントン州) ワシントン州の地図を表示 | |
座標 : 北緯47度36分35秒 西経122度19分59秒 / 北緯47.60972度 西経122.33306度 / 47.60972; -122.33306 | |
歴史 | |
成立日 | 1869年12月2日 |
行政 | |
国 | アメリカ合衆国 |
州 | ワシントン州 |
郡 | キング郡 |
市 | シアトル市 |
市長 | ブルース・ハレル(代行) |
地理 | |
面積 | |
市域 | 369.2 km2 (142.5 mi2) |
陸上 | 217.2 km2 (83.87 mi2) |
水面 | 152.0 km2 (58.67 mi2) |
水面面積比率 | 41.17% |
都市圏 | 21,202 km2 (8,186 mi2) |
標高 | 0–158 m (0–520 ft) |
人口 | |
人口 | (2012年7月1日現在) |
市域 | 634,535人 |
人口密度 | 2,858人/km2(7,402人/mi2) |
市街地 | 3,439,809人 |
都市圏 | 3,905,026人 |
その他 | |
等時帯 | 太平洋標準時 (UTC-8) |
夏時間 | 太平洋夏時間 (UTC-7) |
公式ウェブサイト : www.seattle.gov |
シアトル(英語: Seattle、英語発音: [siˈæṭl] ( 音声ファイル)スィアロゥ)は、アメリカ合衆国ワシントン州北西部キング郡にある都市。同州最大の都市かつ同郡の郡庁所在地である。また、太平洋岸北西部最大の都市かつアメリカ西海岸有数の世界都市でもある。
目次
1 歴史
2 地理
3 気候
4 人口動勢
5 文化
5.1 メディア
5.2 スポーツ
5.3 公園
6 都市の景観
7 経済
7.1 ボーイング
7.2 IT関連産業とシリコンフォレスト
7.3 シアトル系コーヒー
7.4 その他の産業と優良企業
8 交通
8.1 道路
8.2 空港
8.3 鉄道
8.4 フェリー
8.5 バス
8.6 トンネルバス・ライトレール
8.7 モノレール
9 姉妹都市
10 ゆかりのある人物
11 ギャラリー
12 脚注
13 外部リンク
歴史
- 主要記事:シアトルの歴史
市名はこの地に先住したインディアン部族であるスクアミシュ族のシアトル酋長の名に因んでいる。スクアミシュ族は19世紀にアメリカ連邦政府によって保留地へ強制移住させられ、彼らの土地にシアトルが建設された。強制移住を受け入れさせられた部族がこの地を離れる際の、シアトル酋長の演説は非常に有名である。そして「グレート・ノーザン鉄道を父とし、日本郵船を母とする。」の言葉で有名なように、この両社によって東洋貿易の中継地点として発展を遂げた[1]。
地理
シアトルはピュージェット湾とワシントン湖の中間にあたる北緯47度37分35秒、西経122度19分59秒(47.626353, −122.333144)に位置している。
アメリカ合衆国統計局によると、この都市は総面積369.2km²(142.5mi²)である。このうち217.2km²(83.9mi²)が陸地で152.0km²(58.7mi²)が水地域である。総面積の41.17%が水地域となっている。
気候
ケッペンの気候区分では地中海性気候(Cs)に属する。
夏は涼しく冬も緯度の割に寒くない。秋から春にかけては雨が多く、1週間雨の降る日が続く事もあるが傘が必要な雨ではない。雨が多い街として有名だが、それは霧雨が何日も降り続くからで降水量そのものはそれほど多くは無い。夏は暑くても日陰にいれば涼しいと感じる程度であり、海水は年中冷たく基本的に泳ぐことはできない。夏でも朝晩は冷え込むことがあるので、薄い上着を用意しておくのが無難である。
雪はめったに降らないがフィヨルドとして形成されたピュージェット湾岸全域は坂が多いため雪に弱く、数センチ程度の積雪でバスが止まり、学校が休みになることが年に数回ある。冬はダウンタウンから車で30分くらいで雪景色に変わり、1時間くらいでスキー場に行くことができる。
シアトル(シアトル・タコマ国際空港)の気候 | |||||||||||||
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月 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 年 |
最高気温記録 °C (°F) | 18 (64) | 21 (70) | 26 (79) | 29 (84) | 34 (93) | 36 (97) | 39 (102) | 37 (99) | 37 (99) | 32 (90) | 23 (73) | 18 (64) | 39 (102) |
平均最高気温 °C (°F) | 8.2 (46.8) | 9.8 (49.6) | 11.9 (53.4) | 14.5 (58.1) | 17.9 (64.2) | 20.9 (69.6) | 24.2 (75.6) | 24.4 (75.9) | 21.2 (70.2) | 15.2 (59.4) | 10.3 (50.5) | 7.4 (45.3) | 15.5 (59.9) |
平均最低気温 °C (°F) | 2.7 (36.9) | 2.7 (36.9) | 4.1 (39.4) | 5.7 (42.3) | 8.5 (47.3) | 11.1 (52) | 13.1 (55.6) | 13.3 (55.9) | 11.2 (52.2) | 7.7 (45.9) | 4.4 (39.9) | 2 (36) | 7.2 (45) |
最低気温記録 °C (°F) | −18 (0) | −17 (1) | −12 (10) | −2 (28) | −2 (28) | 3 (37) | 6 (43) | 7 (45) | 2 (36) | −2 (28) | −14 (7) | −14 (7) | −18 (0) |
降水量 mm (inch) | 141.2 (5.559) | 88.9 (3.5) | 94.5 (3.72) | 68.8 (2.709) | 49 (1.93) | 39.6 (1.559) | 17.8 (0.701) | 22.4 (0.882) | 36.8 (1.449) | 88.4 (3.48) | 166.9 (6.571) | 135.9 (5.35) | 950.2 (37.409) |
降雪量 cm (inch) | 3.3 (1.3) | 3.6 (1.42) | 1.8 (0.71) | 0 (0) | 0 (0) | 0 (0) | 0 (0) | 0 (0) | 0 (0) | 0 (0) | 2.8 (1.1) | 3.8 (1.5) | 15 (5.9) |
平均降水日数 (≥ 0.01 in) | 18.2 | 14.7 | 16.9 | 14.3 | 12.0 | 9.1 | 5.0 | 4.8 | 7.9 | 13.1 | 18.4 | 17.6 | 152 |
平均降雪日数 (≥ 0.1 in) | 1.1 | 0.7 | 0.5 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0.4 | 1.4 | 4.1 |
平均月間日照時間 | 71.3 | 110.2 | 179.8 | 207.0 | 254.2 | 267.0 | 313.1 | 282.1 | 222.0 | 142.6 | 72.0 | 52.7 | 2,174 |
出典 1: NOAA(1981-2010 normals, extremes 1948)[2] | |||||||||||||
出典 2: HKO(sun, 1961-1990)[3] |
人口動勢
人口推移 | |||
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年 | 人口 | %± | |
1860 | 188 | — | |
1870 | 1,151 | 512.2% | |
1880 | 3,533 | 207.0% | |
1890 | 42,837 | 1,112.5% | |
1900 | 80,671 | 88.3% | |
1910 | 237,194 | 194.0% | |
1920 | 315,312 | 32.9% | |
1930 | 365,583 | 15.9% | |
1940 | 368,302 | 0.7% | |
1950 | 467,591 | 27.0% | |
1960 | 557,087 | 19.1% | |
1970 | 530,831 | −4.7% | |
1980 | 493,846 | −7.0% | |
1990 | 516,259 | 4.5% | |
2000 | 563,374 | 9.1% | |
2010 | 608,660 | 8.0% | |
2012(推計) | 634,535 | [4] | 4.3% |
source:[5][6] |
- 主要記事:シアトルの人口動勢
2000年現在の国勢調査で、この都市は人口563,374人である。この都市の人種的な構成は白人73.40%、アフリカン・アメリカン8.44%、インディアン1.10%、アジア13.71%、太平洋諸島系0.50%、その他の人種6.84%および混血4.70%である。
この都市の世帯ごとの平均的な収入は45,736米ドルであり、家族ごとの平均的な収入は62,195米ドルである。男性は40,929米ドルに対して女性は35,134米ドルの平均的な収入がある。この都市一人当たりの収入(per capita income)は30,306米ドルである。人口の11.8%および家族の6.9%は貧困線以下である。全人口のうち18歳未満の13.8%および65歳以上の10.2%は貧困線以下の生活を送っている。
文化
音楽では、ニルヴァーナ、パール・ジャムに代表されるグランジ・ロックの発祥の地である。また、伝説的ギタリストジミ・ヘンドリックスもシアトルの生まれで、彼の墓が近郊のレントンにある。先述のグランジ・ロック隆盛のきっかけともなったレーベルであるサブ・ポップの拠点でもあり、現在でも同レーベルからはフリート・フォクシーズやザ・ポスタル・サービス、郊外からもデス・キャブ・フォー・キューティーやモデスト・マウスなどの良質なオルタナティヴ・ロックバンドを数多く輩出している土地である。
州立のワシントン大学は、優秀なコンピュータ技術者をよく育てていることでも知られている。また、ブルース・リーはワシントン大学在学中にジークンドーを開き、その後も親子でシアトルに住んでいた。彼とその息子、ブランドン・リーの墓もシアトルにある。
比較的小規模ながら北西部では名門のシアトル大学もダウンタウン近くにあり、ロースクールとビジネススクールは特に人気がある。
美術では、ダウンタウンにシアトル美術館(Seattle Art Museum、通称SAM(サム))と呼ばれる美術館がある。
メディア
主要記事:シアトル内のメディア
シアトルの主要な新聞は日刊紙シアトル・タイムズおよびSeattle Post-Intelligencerである。これらはタイムズが閉鎖または譲渡する事を求めていた事から(2004年)、Joint Operating Agreement下で広告およびビジネス部門を共有している。日系メディアとして「Junglecity.com[7]」「北米報知[8]」、「YOUMAGA[9]」、「Soy Source[10]」、「IBUKI Magazine[11]」などがある。
シアトルにはテレビ局およびラジオ局も多い。
主要ネットワーク・テレビジョン系列はKOMO4(ABC)、KING-TV5(NBC)、KIRO7(CBS)、KCTS9(PBS)、KSTW11(CW)、KCPQ13(FOX)、KMYQ22/10(MyNetworkTV)および KWPX33/3(i)である。
主要なラジオ放送局はKUBE93.3、KNDD107.7、KBKS106.1、KIRO-AM710、KOMO-AM1000、KUOW-FM94.9(NPR系列)、KPLU-FM88.5(タコマ)およびKBCS91.3(ベルビュー)が含まれる。このほか、KEXP-FM90.3(EMP系列)および公立学校システムが所有者であり、ネイサン・ヘール高等学校の生徒によって運営されているKNHC-FM89.5が含まれる。
スポーツ
チーム | スポーツ | リーグ | 競技場 |
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シアトル・マリナーズ | 野球 | MLB - AL | T-モバイル・パーク |
シアトル・シーホークス | フットボール | NFL - NFC | センチュリーリンク・フィールド |
シアトル・サウンダーズ | サッカー | MLS(男子) | センチュリーリンク・フィールド |
シアトル・ストーム | バスケットボール | WNBA | キーアリーナ |
シアトル・サンダーバーズ | アイスホッケー | WHL | キーアリーナ |
ラット・シティー・ローラーガールス[12] | ローラーゲーム | WFTDA[13] | マグノリア公園ハンガー30[14] |
公園
- シアトル・センター
- ガスワークパーク
都市の景観
経済
狭い海峡に守られたピュージェット湾は大陸氷河によって削られてできた天然の良港で、古くから貿易港、軍港として栄えた。暖流のアラスカ海流の影響で、高緯度の割には気候は穏やかで年間を通して安定した降水量がある。そのため、森林資源が豊富で木材工業、紙・パルプ工業が発展した。日本との貿易の歴史も古く、第二次世界大戦前、戦後まもなくの間氷川丸が寄港していた。
また、シアトルは世界の航空・宇宙産業の中核をなすボーイングをはじめ、マイクロソフト[15]、アマゾン、スターバックス、シアトルズベストコーヒーなど、世界に名を知られる大企業の誕生の地である。特にアマゾンの経済効果が大きく、企業城下町とも呼ばれる[16]。
ボーイング
戦後は航空機産業が発達し、とりわけボーイング社の誕生はシアトルを大きく変えた。ボーイング社の発展におけるシアトルへの影響は計り知れないほど大きく、関係者は人口のおよそ3割を占めるともいわれ、ボーイング社の経営が市経済を大きく左右している。1971年のボーイング・ショックは市財政を大きく揺るがした出来事でもあった。また、2001年の本社のシカゴ移転は大きな衝撃となった。
IT関連産業とシリコンフォレスト
シアトルに本拠地を構えるアマゾンの他、世界最大のコンピューター・ソフトウェア会社のマイクロソフトとニンテンドー・オブ・アメリカがシアトル近郊のレドモンドに本拠地を置いていることもあり、シアトルを含めた一帯ではIT関連産業の成長が著しく、シリコンバレーに対応してポートランドと共にシリコンフォレストと名乗っており、内陸のスポケーンやアイダホ州のボイシにまで影響している。
シアトル系コーヒー
シアトルを中心にアメリカ西海岸から発展したスペシャルティコーヒーは、シアトル系コーヒーと呼ばれている。シアトルで開業したスターバックスがシアトル系コーヒーショップの代表的存在である。タリーズコーヒーもシアトルに本拠地を置いている。
その他の産業と優良企業
1962年の万国博覧会(シアトル万国博覧会)会場跡地であるシアトル・センターには、シアトルのシンボルタワーであるスペースニードル、パシフィック・サイエンス・センターがある。前述のボーイング、スターバックス、IT関係の企業の他、ノードストローム、ウェアハウス・クラブ(会員制倉庫型卸売小売)チェーンのコストコ(Costco Wholesale Corporation)など優良企業がシアトルおよびその近郊に本社を置いている。
さらに、ワシントン・ステイト・フェリーは全米最大のフェリー会社である。トッド・パシフィック造船所など、軍需・民需の造船業も古くから盛んである。
交通
道路
州間高速道路5号線(I-5)
州間高速道路90号線(I-90)
空港
シアトル・タコマ国際空港(通称シータック空港)
鉄道
ダウンタウン南端にキングストリート駅があり、アムトラックのシカゴとの間を結ぶ大陸横断長距離列車エンパイア・ビルダーやシアトル - ポートランド - オークランド - ロサンゼルス間を結ぶコースト・スターライト、国境を越えたカナダのバンクーバー - シアトル - ポートランド - ユージーンを結ぶアムトラック・カスケーズなどが発着する。
サウンド・トランジットの通勤列車Sounderがタコマとエバレットとの間に平日の朝夕に数便運行されている。
フェリー
- ワシントン州営フェリー
ダウンタウンからベインブリッジアイランドなどへ向かう路線がある。ほとんどの路線がピュージェット湾の中を走っているため、事故や遅延が少ない。
船内アナウンスでは「世界でもっとも安全なフェリーシステムのひとつ」と案内している。
バス
2012年9月まではダウンタウンで無料乗車区間があり、平日休日に関わらず6時から19時の間は無料でバスに乗車できた。キング郡メトロの路線では相互間で乗継制度もある。コミュニティ・トランジット、サウンド・トランジットの路線ではゾーン制運賃となる。いずれの路線においてもIC乗車券"ORCA"(One Regional Card for All)が使用できる。
通常のディーゼルエンジンによるバスだけでなく、トロリーバスで運行されている路線もある。
また、RAPID RAID系統を中心に、無料でインターネットが使えるバスもある(Wi-FiBus)。
トンネルバス・ライトレール
ダウンタウンの地下には、地上道路の渋滞を避けるため1990年に開業した、バス・ライトレール専用の|ダウンタウン・シアトル・トランジット・トンネルと呼ばれるトンネルがあり、I-90経由・レントンなどへ向かう一部のバスが、このトンネル経由で運行されている。
トンネル内にはインターナショナル・ディストリクト/チャイナタウン、パイオニア・スクウェア、ユニバーシティー・ストリート、ウェストレイク、コンベンション・プレイス[17]の5つの駅があり、かつては全線が6時から19時までバス無料区間に含まれていたが、2011年8月にキング郡行政長官のダウ・コンスタンティン(当時)は、バス無料区間を2012年10月をもって終了すると発表、実際には9月29日から有料化した。
トランジット・トンネル内ではバスはディーゼルエンジンから電気(トロリーバス)に切り換えて走っていたが、ライトレール乗り入れ対応工事終了後は電力線を必要としないハイブリッドバスに置き換えられた。もともとトンネルは軌道系の交通機関が走ることを想定されて建設され、レールなども敷かれていたが、ライトレール建設が長年実現しない間に技術など取り巻く環境が変化したため、2005年9月24日から2007年9月24日まで、2年間に渡るトンネル閉鎖を含む工事が行なわれた。セントラル・リンク・ライトレール開業後はバスとライトレールがトンネルを共用しているが、2019年3月23日をもってバスが撤退し、ライトレール専用になる予定である。
2009年7月18日、サウンドトランジット社により、セントラル・リンク・ライトレールがダウンタウンのウエストレイクとタクウィラ国際大通りの間で開業、12月19日にはシアトル・タコマ国際空港まで延長された。車両は近畿車輛製の車両をアメリカ本土でノックダウン生産したものが使われている。
セントラル・リンク・ライトレールはユニバーシティ・ディストリクトを経由してリンウッドのリンウッドシティセンターに至る路線と、マーサーアイランド・ベルビューを経由してレドモンドのダウンタウンレドモンドに至る路線を建設しているが、どちらも全線開業は2024年ごろになると見られる。
ユニバーシティ・ディストリクト延伸に向けた27編成の車両の増備は、段階的にだがすでに始まっており、現在開業中の路線規模に対して異常なまでに広大な車両基地は、このことを視野に入れて計画されたと思われる。
モノレール
スペースニードルなどがあるシアトル・センターと市中心部のウェストレイク・センターを結ぶ約1.6キロメートルの区間をシアトル・センター・モノレールが走っている。このモノレールには軌道が2本あり複線のように見えるが、複線ではなくポイントのない単線並列であり、赤編成と青編成の2編成がそれぞれの軌道を走っている。1962年の万国博覧会にあわせて開業した。この路線が採用したアルウェーグ式は東京モノレールなど日本のモノレールにも大きな影響を与えた[18]。現存唯一のアルウェーグ社製モノレール車両[18]として貴重な存在であるが、かなり年月が経過しており近年は故障も多発している。しかしながら、車両の置き換え計画が発表されていない一方、運転装置はタッチパネルとジョイスティックで操作するタイプに近年更新されており、赤編成で使用していた旧型運転台の一つが取り外し後にボランティア組織である「モノレール協会」(The Monorail Society)に譲渡されている[19]。
姉妹都市
シアトルは以下の21つの姉妹都市を有している[20][21]。
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ゆかりのある人物
イチロー(プロ野球選手) - 大リーグ移籍時から居住[22]。
ギャラリー
夜景1
昼間1
昼間2
昼間3
昼間4
昼間パノラマ
夜景2
夜景3
1909年シアトル博覧会。「日本日」(Japan Day)では渋沢栄一が挨拶をした[23]
脚注
^ 村川庸子 (2010年10月1日). “シアトル・タコマ今昔”. 全米日系人博物館. 2016年12月9日閲覧。
^
“NowData - NOAA Online Weather Data”. National Oceanic and Atmospheric Administration. 2013年4月24日閲覧。
^
“Climatological Information for Seattle, United States”. Hong Kong Observatory. 2013年4月24日閲覧。
^ http://factfinder2.census.gov/bkmk/table/1.0/en/PEP/2012/PEPANNRSIP.US12A
^ Moffatt, Riley. Population History of Western U.S. Cities & Towns, 1850–1990. Lanham: Scarecrow, 1996, 332.
^ “Subcounty population estimates: Washington 2000–2007 (CSV)”. United States Census Bureau, Population Division (2009年3月18日). 2009年3月31日時点のオリジナルよりアーカイブ。2009年4月27日閲覧。
^ Junglecity.com
^ 北米報知
^ YOUMAGA
^ Soy Source
^ IBUKI Magazine
^ Rat City Rollergirls
^ Women’s Flat Track Derby Association
^ Magnuson Park Hangar 30
^ マイクロソフトは、厳密には、シアトルでの起業ではなく、ニューメキシコ州アルバカーキでの起業となるが、それは、マイクロソフトの最初の顧客であったMITSの本社がニューメキシコ州アルバカーキにあったため。だが、創業者の出身地としては、シアトルである。
詳細は、「マイクロソフトの歴史」を参照
^ アメリカで広がる都市間格差 将来の日本も?|NHK NEWS WEB
^ 2018年7月21日に営業終了。
- ^ abMonorails of North America - Seattle The Monorail Society 2014年12月18日閲覧。
^ Seattle Center Monorail 2010 - a Photo Essay Page Six of Six The Monorail Society 2014年12月18日閲覧。
^ en:Sister Cities International
^ Sister-cities.org
^ “イチロー「何でもやりたい」 マリナーズ復帰、一問一答”. 朝日新聞 (朝日新聞社). (2018年3月8日). https://www.asahi.com/articles/ASL382DB7L38UTQP001.html 2018年3月8日閲覧。
^ 渡米実業団 実業団之使命渋沢栄一記念財団
外部リンク
- 公式
シアトル市公式サイト (英語)
- 日本政府
在シアトル日本国総領事館 (英語)(日本語)
- 神戸市
姉妹都市:シアトル(神戸市ウェブサイト内)(日本語)
- 観光
シアトル観光局 (英語)
ワシントン州観光局 - シアトル (英語)
シアトル・ワシントン州観光事務所 (日本語)
ディスカバーアメリカ - シアトル (日本語)(英語)(スペイン語)(フランス語)(ポルトガル語)(ドイツ語)
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