環太平洋パートナーシップ協定













































環太平洋パートナーシップ協定

Leaders of TPP member states.jpg
TPPに関する各国首脳の集い(2010年)

通称・略称
TPP
起草
2015年10月5日
署名
2016年2月4日(オークランド)
効力発生
未発効
寄託者
ニュージーランド
言語
英語・フランス語・スペイン語
齟齬がある場合は英語の本文による (協定第30.8条)
主な内容
加盟国間における関税の撤廃、投資家対国家の紛争解決・知的財産権(特許・著作権の保護期間等)・投資に関わるルール等
関連条約
大西洋横断貿易投資パートナーシップ協定(TTIP)
北米自由貿易協定(NAFTA)
条文リンク
環太平洋パートナーシップ協定 - 外務省

ウィキソース原文
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  交渉参加国(原協定加盟国を含む)

  過去に関心を表明した国



環太平洋パートナーシップ協定(かんたいへいようパートナーシップきょうてい)(Trans-Pacific Partnership Agreement、略称: TPP)は[注釈 1]、環太平洋地域の国々による経済の自由化を目的とした多角的な経済連携協定 (EPA) である[1]


2016年1月26日に条文が公開され、参加12ヵ国が2月4日に署名した。米国離脱後、CPTPPと区別する必要がある場合は「TPP12」と通称されている[注釈 2]。2016年11月の大統領選挙で当選したアメリカ合衆国大統領ドナルド・トランプが、翌2017年1月20日の就任直後に、TPP離脱をアメリカ合衆国通商代表に指示する大統領覚書(Memorandum)[4]に署名し、アメリカ合衆国通商代表部が協定の寄託国であるニュージーランド政府に脱退[注釈 3]を通知したため当初の12ヶ国での協定発効の目処は立たなくなり、アメリカ合衆国の離脱後、米国以外の11ヶ国(TPP Eleven)による協定発効に向けた協議が行われた。


2017年11月、一部の規定の発効を停止したうえで、参加11ヶ国により協定を発効させることについて大筋合意が確認され、それを規定した協定が、2018年3月8日にチリのサンティアゴで署名された[7]


参加11ヶ国による協定の名称は環太平洋パートナーシップに関する包括的及び先進的な協定(かんたいへいようパートナーシップにかんするほうかつてきおよびせんしんてきなきょうてい)(Comprehensive and Progressive Agreement for Trans-Pacific Partnership、略称: CPTPP、TPP11[注釈 4]となった[10][7][11]。参加11ヵ国約5億人の国内総生産合計は、世界経済の13%ほどを占める約10兆米ドル[12]


中央日報やレコードチャイナ、アメリカのワシントンポストなどの各国新聞各紙は、「アメリカ合衆国の離脱後は、日本が主導した」と報道している[13][14][15][16][17][18][19][20]


TPPには北大西洋版があり、大西洋横断貿易投資パートナーシップ協定(略称TTIP)と呼ばれる。




目次






  • 1 TPP協定の締結まで


    • 1.1 原協定


    • 1.2 原協定の拡大


    • 1.3 拡大交渉会合開始までの流れ


    • 1.4 環太平洋パートナーシップ協定への拡大交渉


    • 1.5 大筋合意及び署名




  • 2 環太平洋パートナーシップに関する包括的及び先進的な協定(CPTPP)


    • 2.1 協定作成までの経緯


    • 2.2 CPTPPの概要


      • 2.2.1 本文


      • 2.2.2 附属書(適用停止中のTPP規定)




    • 2.3 各国における国内手続き


      • 2.3.1 メキシコ


      • 2.3.2 日本


      • 2.3.3 シンガポール


      • 2.3.4 ニュージーランド


      • 2.3.5 カナダ


      • 2.3.6 オーストラリア


      • 2.3.7 ベトナム


      • 2.3.8 チリ


      • 2.3.9 ペルー


      • 2.3.10 ブルネイ


      • 2.3.11 マレーシア




    • 2.4 CPTPPの発効


    • 2.5 協定作成以後の協議


    • 2.6 CPTPPの発効後


      • 2.6.1 CPTPP委員会


      • 2.6.2 CPTPPの発効後の税率の適用関係


      • 2.6.3 CPTPP参加希望国や地域[170]の動向






  • 3 TPP協定交渉時の資料


    • 3.1 大枠合意


    • 3.2 守秘義務合意


    • 3.3 拡大交渉会合への参加手順


    • 3.4 その後の流れ


    • 3.5 交渉参加後発国の追加条件


    • 3.6 作業部会




  • 4 合意条項


    • 4.1 ISDS条項


    • 4.2 ISDSでの賠償金


      • 4.2.1 仲裁


      • 4.2.2 特別法廷の構成員の決め方




    • 4.3 医薬品・医療機器の価格決定プロセス(手続き)


    • 4.4 特許・著作権保護


    • 4.5 転職・起業の制限


    • 4.6 ラチェット(Ratchet)条項


    • 4.7 TPPの為替操作防止条項




  • 5 交渉時点での各国の動向


    • 5.1 原加盟国


    • 5.2 拡大交渉参加国


      • 5.2.1 アメリカ合衆国


        • 5.2.1.1 TPP推進のためのアメリカ企業連合


        • 5.2.1.2 例外要求事項


        • 5.2.1.3 米国内での反対の動き






    • 5.3 拡大交渉に関心を示したが参加しなかった国




  • 6 経済への影響


    • 6.1 関連資料


    • 6.2 PECC(太平洋経済協力会議)試算


    • 6.3 タフツ大学の研究者による試算




  • 7 重大な問題点


    • 7.1 ウィキリークスによる「TPPの草案」の一部公開


    • 7.2 ISDS条項


    • 7.3 底辺への競争


    • 7.4 外国人労働者の受け入れを促進




  • 8 分析


  • 9 関連項目


  • 10 注釈


  • 11 脚注


  • 12 外部リンク


    • 12.1 協定の条文


      • 12.1.1 原協定


      • 12.1.2 TPP協定


      • 12.1.3 CPTPP協定




    • 12.2 各国政府の関連の公式サイト


    • 12.3 その他の関連のサイト







TPP協定の締結まで



原協定



環太平洋パートナーシップ協定の原協定(英語: Trans-Pacific Strategic Economic Partnership Agreement, TPSEP)は、シンガポール・ブルネイ・チリ・ニュージーランドの4か国の経済連携協定(EPA)として始まり、2005年7月(ブルネイは8月)に署名され2006年5月28日にシンガポール、ニュージーランドについて、7月12日にブルネイについて、11月8日にチリについて発効した。


当初は、Pacific Three Closer Economic Partnership (P3-CEP) として知られ、2002年にメキシコのロス・カボスで開かれたAPEC首脳会議でチリ、シンガポール、ニュージーランドの3か国間で交渉が開始された。2005年4月に開かれた5回目の交渉会合から、ブルネイが完全な交渉当事者として加わった。この原加盟4か国は Pacific-4 (P4) と呼ばれる。また、拡大交渉中のTPP協定と区別するために、原協定 (original agreement) は、P4協定 (P4 Agreement) と呼ぶことがある。


加盟国間の全ての関税の90%を撤廃[21]
産品の貿易・原産地規則・貿易救済措置・衛生植物検疫措置・貿易の技術的障害・サービス貿易・知的財産・政府調達(国や自治体による公共事業や物品・サービスの購入など)、競争政策を含む、自由貿易協定の全ての主要な項目をカバーする包括的な協定となっている[21]。目的の一つは、「加盟国の戦略的提携によってマーケットにおけるプレゼンスを上げること」である[1](CHAPTER 16 STRATEGIC PARTNERSHIP Article 16.2: Objectives 2. (d))


条文は、ニュージーランド政府サイト上で公開[1](#外部リンク参照)されており、日本語への私訳も複数存在している(日本政府からは、農林水産省から第3章の仮訳が公開されているのみである)。







原協定の拡大



原協定の第20章 最終規定の第1条および第2条において、「別段の合意が無い限り、この協定に投資に関する章と金融に関する章を盛り込むことを目的として、この協定の発効(2006年5月28日)から遅くても2年後までに交渉を開始する」と定められている。これに従い協定の拡大交渉会合が開かれている。


拡大交渉に伴い、拡大交渉中の協定は 環太平洋パートナーシップ協定 (Trans-Pacific Partnership, TPP) と表現されるようになったが、内容は、環太平洋パートナーシップ協定 (Trans-Pacific Strategic Economic Partnership Agreement, TPSEP, P4) の拡大である。



拡大交渉会合開始までの流れ


2008年2月4日、アメリカ合衆国通商代表部(以下、USTR)代表(当時)のスーザン・シュワブは、アメリカが投資と金融に関する交渉に参加すると表明した[22]


その後、リーマン・ショックから1週間後にあたる2008年9月22日に、USTR代表のスーザン・シュワブは、原加盟国4か国の代表と共に交渉の立ち上げの声明を出し、アメリカは最初に追加された交渉国となった[23]


翌日の2008年9月23日に、オーストラリアは参加の検討を発表した[24]


なお、アメリカは、参加表明に先立ち日本、オーストラリアなど数カ国に一緒に参加することを外交ルートなどを通じ呼びかけたが、日本は、当時の経済産業大臣・二階俊博(自由民主党・公明党の連立政権)が参加に意欲をみせたものの、参加は見送っている[要出典]


2009年11月14日に、アメリカは改めて参加の意思を示し、その中で、大統領・バラク・オバマは初めてTPPに係合する意向を発表し、USTR代表のロン・カークは輸出拡大と雇用確保などのメリットを強く訴えている[25]


2010年3月14日に、ペルー貿易観光大臣のペレスは交渉参加を発表した[26]



環太平洋パートナーシップ協定への拡大交渉


2010年3月に、オーストラリアにおいて、原加盟4か国にアメリカ、オーストラリア、ベトナム、ペルーの4か国を加えた第1回交渉会合が開催された[27]


2010年6月に、米国において第2回交渉会合が開催された。[27]


2010年10月に、ブルネイにおいて第3回交渉会合が開催された。この会合からマレーシアが参加した[27]


2010年11月に横浜で行われたAPEC首脳会議の際に、TPP協定交渉参加国首脳会合が開催され、「2011年11月のハワイAPEC首脳会議までの交渉妥結を目指す」ことで一致[27]


2010年12月に、ニュージーランドにおいて第4回交渉会合が開催された[27]


2011年2月に、チリにおいて第5回交渉会合が開催された[27]


2011年3月に、シンガポールにおいて第6回交渉会合が開催された[27]


2011年5月に、米国のモンタナAPEC貿易大臣会合の際に、TPP協定交渉参加国閣僚会合が開催され、共同声明で「2011年11月にTPP協定の大まかな輪郭を固めるとの目標を表明した[27]


2011年6月に、ベトナムにおいて第7回交渉会合が開催された[27]


2011年9月に、米国において第8回交渉会合が開催された[27]


2011年10月19日〜10月28日の日程でペルーにおいて第9回交渉会合が開催された[28]


2011年11月12日、TPP協定交渉参加9カ国は首脳会合を開催し、会合後にTPP首脳声明及びTPP協定の輪郭[29]
に関する文書等を発表した[30]。また、オバマ大統領は「野心的な目標ではあるが、2012年中に協定を完成させるよう指示した」と発言した。[31]


2011年12月5日〜12月9日の日程でマレーシアにおいて第10回交渉会合が開催された[32]


2012年3月1日〜3月9日の日程でオーストラリアのメルボルンにおいて第11回交渉会合が開催された[33]


2012年4月にロサンゼルス他においてTPP協定交渉分野別中間会合が開催された[34]


2012年5月8日〜5月16日の日程で米国のダラスにおいて第12回交渉会合が開催された[35]


2012年7月2日〜7月10日の日程で米国のサンディエゴにおいて第13回交渉会合が開催された[36]


2012年9月6日〜9月5日の日程で米国のリーズバーグにおいて第14回交渉会合が開催された[37]


2012年12月3日〜12月15日の日程でニュージーランドのオークランドにおいて第15回交渉会合が開催された。11月の中間会合から交渉に参加したメキシコ及びカナダが始めて全体交渉に参加した[38]


2013年3月4日〜3月13日の日程でシンガポールにおいて第16回交渉会合が開催された[39]


日本の安倍晋三内閣総理大臣は記者会見でTPP交渉参加表明した。[40]
2013年5月15日〜5月24日の日程でペルーのリマにおいて第17回交渉会合が開催された。[41]


2013年7月15日〜7月23日の日程でマレーシアのコタキナバルにおいて第18回交渉会合が開催された。日本は、7月23日午後より参加した[42][43][44][45][40]


2013年8月24日〜8月30日の日程でブルネイにおいて第19回交渉会合が開催された[46][43][44][45]


2013年9月18日〜9月21日の日程で米国のワシントンにおいて首席交渉官中間会合が開催された[47][43][44][45]


2013年10月8日〜10月8日の日程でインドネシアのバリ島において首席交渉官会合(1.2.4.5日)、閣僚会合(3,4,6日)、首脳会合(8日)が開催された[48][43][44][45]


2013年11月19日〜11月24日の日程で米国のソルトレイクシテにおいて首席交渉官会合が開催された[49][43][44][45]


2013年12月7日〜12月10日の日程でシンガポールにおいて閣僚会合が開催された[50][43][44][45]


2014年2月22日〜2月25日の日程でシンガポールにおいて閣僚会合が開催された。また閣僚会合に先立ち2月17日〜2月21日の日程で首席交渉官会合が開催された
[51][43][44][45]


2014年4月9日〜4月10日の日程で東京において日米閣僚協議が開催された[43][44][45]


2014年4月16日〜4月18日の日程で米国のワシントンにおいて日米閣僚協議が開催された[43][44][45]


2014年4月24日の東京における日米首脳会談においてTPPについても協議され、これを受けて同日に日米閣僚協議が開催された[43][44][45]


2014年5月1日〜5月19日の日程でベトナムのホーチミンにおいて首席交渉官会合が開催された[52][43][44][45]


2014年5月19日〜5月20日の日程でシンガポールにおいて閣僚会合が開催された。[53][43][44][45]


2014年7月3日〜7月12日の日程でカナダのオタワにおいて首席交渉官会合が開催された[54][43][44][45]


2014年9月1日〜9月10日の日程でベトナムのハノイにおいて首席交渉官会合が開催された[55][43][44][45]


2014年9月23日〜9月24日の日程で米国のワシントンで日米閣僚協議が開催された[43][44][45]


2014年10月25日〜10月27日の日程でオーストラリアのシドニーにおいて閣僚会合が開催された。またこの前後(10月20日から24日、10月28日から11月2日)に首席交渉官会合)が開催された[56][43][44][45]


2014年11月6日〜11月10日の日程で中国の北京において首席交渉官会合(6,7日)、閣僚会合(8日)、首脳会合(10日)が開催された[57][43][44][45]


2014年12月7日〜12月12日の日程で米国のワシントンにおいて首席交渉官会合が開催された[58][43][44][45]


2015年1月26日〜2月1日の日程で米国のニューヨークにおいて首席交渉官会合が開催された。[59][43][44][45]


2015年3月9日〜3月15日の日程で米国のハワイにおいて首席交渉官会合が開催された[60][43][44][45]


2015年4月19日夜から4月21日未明に東京において日米閣僚協議が開催された。[43][44][45]


2015年4月23日〜4月26日の日程で米国のメリーランド゙において首席交渉官会合が開催された。[61][43][44][45]


2015年4月28日の米国のワシントンにおける日米首脳会談においてTPPについても協議された[43][44][45]


2015年5月16日〜5月27日の日程で米国のグアム゙において首席交渉官会合が開催された[62][43][44][45]


2015年7月24日〜7月27日の日程で米国のハワイにおいて首席交渉官会合が開催され、続いて7月28日〜7月31日の日程で閣僚会合が開催された[63][43][44][45]



大筋合意及び署名


2015年9月26日〜9月28日の日程で米国のアトランタにおいて首席交渉官会合が開催され、続いて9月29日〜10月5日の日程で閣僚会合が開催され、最終日の10月5日にTPP交渉が大筋合意した。[64][43][44][45]


2015年11月5日にTPP協定の全体が暫定条文の形で初めて公表された[65]


2016年2月4日にニュージーランドのオークランドにおいてTPP協定が12カ国により署名がされた[66][67]。日本経済新聞は、今後、署名式に参加した12カ国は、国内での承認を進める、と予測している[67]。調印式会場のあるオークランドでは、この日に約20000人の人々がTPPに反対するために抗議活動を行った。反TPP運動の主催者らは、TPPがニュージーランドの主権を侵害し地元の企業を犠牲して海外の企業を利すると述べる[68]


TPP協定については、日本が2017年1月20日[69]に、ニュージーランドが2017年5月11日[70]協定の受諾のための国内手続きを完了した旨を通報したが他の国は米国の離脱表明後手続きを進行させていない。



環太平洋パートナーシップに関する包括的及び先進的な協定(CPTPP)










































環太平洋パートナーシップに関する包括的及び先進的な協定

Comprehensive and Progressive Agreement for Trans-Pacific Partnership members.svg
批准国(濃緑)、その他の署名国(薄緑)

通称・略称
CPTPP
署名
2018年3月8日(サンティアゴ)
効力発生
2018年12月30日[71]
寄託者
ニュージーランド
条約番号
平成30年12月27日条約第16号
言語
英語・フランス語・スペイン語
齟齬がある場合は英語の本文による (協定第7条)
主な内容
TPPを米国以外の11カ国で発効させるもの
関連条約
環太平洋パートナーシップ協定
条文リンク
包括的・先進的TPP協定 - 外務省
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協定作成までの経緯


2017年1月、アメリカ合衆国がTPPを離脱[72]。TPP協定は米国抜きでは発効できず[注釈 5]、合意した市場開放や貿易・投資ルールを適用するには協定の見直しが必要となった[73]


2017年5月21日、ベトナムにおいて開催された閣僚会合でアメリカを除いた加盟国11ヵ国でTPP協定を早期に発効する事を確認[74][75]。新協定「TPP11」の発効を目指す事となった[76]


2017年7月12日-14日、神奈川県箱根町において首席交渉官会合が開催され、早期発効に向けた具体策が話し合われた[77]


2017年8月28日-30日、オーストラリアのシドニーにおいて首席交渉官会合が開催[78]。医薬品データを8年間保護する項目の凍結が固まったほか、著作権延長や政府調達の規制緩和などの凍結や修正で50程度の要望が出た[78]


2017年9月21日-22日、東京都内において首席交渉官会合を開催[76]


2017年9月、日本、オーストラリアと共に「TPP11」を引っ張ってきたニュージーランドの政権が選挙で交替。TPP慎重派の労働党が政権についた [79]


2017年10月30日-11月1日、浦安市舞浜において首席交渉官会合を開催[80][81]。8月の会議で50程度出されたアメリカの復帰まで実施を棚上げする凍結項目を絞る作業が行われた[81]。ニュージーランドの新政権もTPP11の発効を支持する方向に政策転換をした[82]


2017年11月ベトナムにおいて開催されたAPEC閣僚会合に合わせて開催されたTPP署名11ヶ国の閣僚会合において、いったんは11月9日に大筋合意が宣言された[83]が、カナダが大筋合意を否定するとともに、首脳会合の開催を拒否[84][85][86][84][87]。11月10日夜に再開された閣僚会合でようやく大筋合意[88]が再確認されたが、首脳会合は開催されなかった[89][90]。この大筋合意では、オリジナル版TPPの内容のうち、20項目に関して米国が復帰するまで実施を「凍結」をすることとし合意し、新名称を「包括的及び先進的な環太平洋パートナーシップ協定(CPTPP, Comprehensive and Progressive Trans-Pacific Partnership)」にすること、CPTPPの略称も使うことを発表した[91][92][10]。また4項目についてはなお協議することとされた[93]


2018年1月22日-23日、東京において首席交渉官交渉が行われ、継続交渉とされた4項目のうち、マレーシア、ブルネイの経過措置起算日については凍結で合意、ベトナムの労働、カナダの
文化例外については、発効後の取り扱いについて各国とサイドレターを取り交わすことで合意した。それにより凍結項目が確定し、英文の法技術的チェック(リーガルスクラブ)も終了したことから、新協定のテキスト(英文)が確定したことが確認され、署名式を2018年3月8日チリで行うことで一致したと発表された[94][95][96][97]。カナダのトルドー首相も、世界経済フォーラム(ダボス会議)において、2018年1月24日にTPP11への署名の意向を表明[98]


TPP11は、参加11ヵ国の人口は合わせて約5億人(世界の約6%)、GDP合計は、日本円にして約1100兆円(世界全体の13%)規模の経済連携協定となる[99]


2018年1月25日、アメリカのトランプ大統領は訪問先のスイスで受けた米テレビCNBCのインタビューで、就任時「永久に離脱する」としていたTPPへの参加を「より有利な条件であればやる」と復帰を検討する用意があると表明した[100]


2018年3月8日、チリのサンティアゴにおいて、アメリカを除く11ヶ国によるTPP11の署名式が行われた[101][102][103][104]。これにより、人口5億人の貿易圏が誕生することとなった[102][103][104]



CPTPPの概要


TPP11として合意された「包括的及び先進的な環太平洋パートナーシップ協定(CPTPP)」は、法的には環太平洋パートナーシップ協定(TPP)とは別の条約として作成された。本文7か条と附属書が1本で構成されている。



本文


第1条 : TPP協定の組込み。


TPPの条文が「必要な変更を加えた上で、この協定に組み込まれ、この協定の一部をなす」と規定している。なおTPPのうち加入・脱退等に関する4カ条を除外している。これはTPPとCPTPPがそれぞれ異なる条約である以上、CPTPPにはCPTPP固有の運用規定が必要となるからである[105]


第2条 : 特定の規定の適用の停止


附属書に定める特定の規定の適用を停止する。


第3条 : 効力発生


6カ国[注釈 6]が、関係する国内法上の手続を完了した旨を書面により寄託者に通報した後60日で発効する。当初の6カ国に含まれなかった署名国については、それぞれの国が関係する国内法上の手続を完了した旨を書面により寄託者に通報した後60日後に個別に、当該国について協定は発効する。


第4条 : 脱退


締約国は6月の予告で脱退できる。


第5条 : 加入


国又は独立の関税地域は、CPTPPの効力発生の日の後、締約国と当該国又は独立の関税地域との間で合意する条件に従って加入することができると規定。TPPのように加入交渉についての詳細な規定はしていない。


第6条 : 本協定の見直し


TPP協定の効力発生が差し迫っている場合又はTPP協定が効力を生ずる見込みがない場合には、いずれかの締約国の要請に応じ、本協定の改正及び関係する事項を検討するため、本協定の運用を見直す。


第7条:正文(英、西、仏)



附属書(適用停止中のTPP規定)


付属書において、CPTPPでは適用を停止している22(うち11は知財関係)のTPPの規定を示している。第9章「投資」及び第18章「知的財産」での適用停止が目立つ。投資章の適用停止は、たとえば資源採掘やインフラ建設・運営(空港、高速道路等)のコンセッション契約を締結した投資家は、相手国政府に契約違反があっても、その違反が同時にTPP投資章の義務への違反でないかぎり投資家対国家間紛争解決手続(ISDS)に訴えられない。知的財産章では、TPP交渉の最終段階で米豪間の激しい対立を生んだ生物製剤特許の保護やミッキーマウス延命策とも揶揄される著作権保護期間延長(作者の死後70年)など、もっぱら米国の強い関心を反映した条項が停止された。他方で、電子商取引、国有企業、労働、環境といった新しい分野を規律する章はほぼそのままである[105]


附属書で、TPPの項目のうち適用を停止している規定の主な範囲は次のとおり。



  • 第5章「税関当局及び貿易円滑化」中「急送貨物」

  • 第9章「投資」中、「投資に関する合意」「投資の許可」の定義。また「請求の仲裁への付託」、「仲裁人の選定」、「準拠法」

  • 第10章「国境を越えるサービスの貿易」中「急送便サービス」

  • 第11章「金融サービス」中「適用範囲」

  • 第13章「電気通信」中「電気通信に関する紛争の解決」

  • 第15章「政府調達」中「参加のための条件」、「追加的な交渉」

  • 第18章「知的財産」中「対象事項」、「不合理な特許期間の調整」、「開示されていない試験データその他のデータの保護」、「生物製剤」、「著作権及び関連する権利の保護期間」、「技術的保護手段」、「権利管理情報」、「衛星放送用及びケーブル放送用の暗号化された番組伝送信号の保護」「法的な救済措置及び免責」、「インターネット・サービス・プロバイダ」など

  • 第20章「環境」中「保存及び貿易」

  • 第26章「透明性及び腐敗行為の防止」中、「医薬品及び医療機器に関する透明性及び手続の公正な実施」の項


  • ブルネイ・ダルサラームとマレーシアが留保した部分



各国における国内手続き



メキシコ


2018年4月24日に、メキシコ議会上院で賛成73、反対24、棄権4によりCPTPPの批准が承認された[106]。次いで、エンリケ・ペニャ・ニエト大統領は5月23日、官報でCPTPPの批准を公布した[107]これにより、メキシコが参加11ヵ国で最も早く国内手続きを終了した国となった[107]。協定の寄託国であるニュージーランドに対する通報は、2018年6月28日に行われた[108][109]



日本


2018年3月27日に、CPTPPの締結承認案件と関連国内法の改正としてのTPP整備法改正法案が閣議決定[110]され、同日衆議院へ提出された[111][112]。関連国内法の改正案は、基本的にはTPP協定発効の日となっていた施行日についてCPTPP協定の発効日とするものであるが、TPP上のセーフガードにより廃止予定であった牛肉セーフガード(関税暫定措置法7条の5)は、主要牛肉輸出国の米国がTPPから抜けたため維持されることになり、この部分の施行日だけは依然としてTPP12発効日のままである。他方、今回のTPP整備法改正法案では著作権法および特許法のTPP整備法による改正の施行日もCPTPP発効日としており、日本はこの部分については適用停止条文の義務でも実施することになる(たとえば、著作権保護期間の延長(18.63条)、アクセスコントロール回避規制(18.68条)など)。


CPTPPの締結承認案件は、2018年5月18日に衆議院で自由民主党、公明党、日本維新の会及び希望の党の賛成で可決され[111]、同年6月13日に参議院で、自由民主党・こころ、公明党、日本維新の会、希望の党、無所属クラブ、国民の声及び無所属の一部(山口和之、渡辺喜美)の賛成多数で可決、承認された[113]


TPP整備法改正法案は、2018年5月24日に衆議院で自由民主党、公明党、日本維新の会及び希望の党の賛成で可決され[112]、同年6月29日に参議院で、自由民主党・こころ、公明党、日本維新の会、希望の党、無所属クラブ、国民の声及び無所属の一部(山口和之、渡辺喜美)の賛成多数で可決、成立した[114]。TPP整備法改正法は、2018年7月6日づけの官報(号外 第147号)で平成30年法律第70号として公布された。


国会での協定の承認と関係国内法改正の成立をうけ、2018年7月6日、日本政府は在ニュージーランド大使館から
協定の寄託国であるニュージーランド政府宛てに国内手続の完了通報を行い、メキシコに次いで2番目の国内手続の完了国となった[115][116]


協定の発効を受けて2018年12月27日の官報号外第289号でCPTPP協定は条約第16号として公布された。この公布された協定は、本文7か条と附属書のみであるが、同日付の外務省告示第416号「環太平洋パートナーシップに関する包括的及び先進的な協定の効力発生に関する件」は、CPTPP協定の発効日と当初の締約国のほか、なおとして「環太平洋パートナーシップに関する包括的及び先進的な協定第1条1の環太平洋パートナーシップ協定は次のとおりである」としてTPP協定の規定を告示している。



シンガポール


シンガポールは2018年7月19日、CPTPPを批准し、CPTPPの3番目の締約国になった[117][118]



ニュージーランド


2018年6月25日に、CPTPP批准のための法案[119]が議会に提出され、6月28日の第一読会を経て、外務防衛貿易委員会(Foreign Affairs, Defence and Trade Committee)で審議中され、8月17日までの期限で一般からの意見書(Submission)を受付が行われた
[120]。外務防衛貿易委員会からの報告は10月3日に行われ、[120]10月24日に法案は賛成111、反対8で可決された[121]。10月25日に総督承認(英語版)[120]がされ法案が成立した。ニュージーランドは10月25日、CPTPPを批准[注釈 7]し、CPTPPの4番目の締約国になった[122]



カナダ


2018年6月14日に、CPTPPの実施法案[123]が下院に提出された[124]。同法案は、与党自由党だけでなく、TPPの交渉を進めてきた前政権与党の保守党も早期の審議を目指して議会内で働き掛けを行っていた。一方、野党の新民主党(NDP)は、製造業と農業分野での失業の原因となるとして反対している[125]。10月16日、賛成236、反対44で下院を通過し[126]、上院へ送付された。10月25日、法案は上院において発声投票[127]で可決し、同日総督承認(英語版)[128]がされ法案は成立した。カナダは10月29日[注釈 8]、CPTPPを批准し、CPTPPの5番目の締約国になった[131][132]



オーストラリア


2018年5月25日に、CPTPP実施のための3法案[133]のうち、政府調達に関係する法案[134]が、議会下院へ提出[135]され、ついで2018年8月23日に、3法案のうち関税関係の2法案[136]が、議会下院へ提出[137][138]された。オーストラリア最大野党の労働党は、法案について9月12日に賛成をすることを決定[139]した。関税関係の2法案は、9月17日に下院において労働党の提出した修正案を採決し、71対71となったが議長採決で否決し、ついで本案について反対3で可決[140]し、下院を通過[137][138]した。翌9月18日に2法案は上院へ送付[137][138]され、残る政府調達関係の法案も9月19日に可決し[141]翌9月20日に2法案は上院へ送付[135]された。関税関係の2法案は、10月17日に賛成33、反対15で[142]上院通過し[137][138]、政府調達関係の法案も10月18日に[143]上院通過した。これら3法案は、10月19日に総督承認(英語版)[137][138][135]がされ法案が成立した。オーストラリアは10月31日、CPTPPを批准し、CPTPPの6番目の締約国になった[144]



ベトナム


2018年6月19日に、ベトナム外務省のレ・ティ・トゥ・ハン報道官は同省の定例記者会見で、「商工省が手続きを実施中で、次期国会に上程する」と発表した。[145]。なお次期国会の会期は、10月22日から11月19日までの21日間の予定となっている[146]。グエン・ハイン・フック国会事務局長は10月16日、国会常務委員会で第14期(2016~2021年)第6回国会の準備状況について説明しその中で事前に予定されていた議事内容に「包括的および先進的な環太平洋パートナーシップ協定(TPP11=CPTPP)」の批准決議の採択の項目が追加されると説明した[147][148]。11月2日、グエン・フ・チョン国家主席は国会にCPTPPの批准案を提出した[149]。11月12日、国会は賛成469、反対0で、CPTPPの批准案を可決した[150]。ベトナムは11月15日、CPTPPを批准し、TPPの7番目の締約国になった[151]



チリ


下院にすでに議案が提出され、下院の審議、上院の審議を経て、2019年明け早々にも手続きを終えるのではないかという見通し[152]



ペルー


鋭意作業中であり、議会にかけるかの判断を最終的にしている[152]



ブルネイ


全体の所管替えにより、外務省から財務経済省が担当となっており、鋭意作業中[152]



マレーシア


2018年10月31日に、マレーシアのマハティール首相は、同国政府はCPTPPの影響について依然として検討中だと語った。


首相は記者団に「わが国経済に悪影響がないことを確実にするため、非常に丹念に調べている」と述べ、CPTPPを批准する期限は設けていないと付け加えた[153]



CPTPPの発効


オーストラリアが2018年10月31日、CPTPPを批准し、CPTPPの締約国が6か国になったことにより、CPTPPは2018年12月30日に、メキシコ、日本、シンガポール、ニュージーランド、カナダ及びオーストラリアの間で発効した[71]


ベトナムは、2018年11月15日にCPTPPを批准[151]したので、ベトナムについてはその批准の60日後の2019年1月14日[154]に発効した。


残り未締結の4か国(ブルネイ、マレーシア、ペルー及びチリ)はそれぞれの国が批准を通知してから、60日後に個別に、当該国について協定は発効する[154]



協定作成以後の協議


2018年7月18日-19日、神奈川県箱根町において首席交渉官会合が開催され、1 各国の国内手続に関する情報交換、2 各国・地域からの新規加入希望を歓迎し、これらの
国・地域に対して積極的に情報提供を行う等の協力を行うことにつき確認し、発効後の対応等について引き続き協議を行うこと 3 TPP委員会等の運営についての協議がおこなわれた[155]


2018年11月20日-21日、東京において首席交渉官交渉が行われた。国内手続中の各国の状況の確認、第1回TPP委員会の運営の協議、新規加盟国・地域に対する基本的な方針等について議論が行われた[156]。このなかで新規加入の手続きについては、CPTPPでは細かく規定はないが、TPP協定に準じて、ワーキンググループを立ち上げて、そのワーキンググループで交渉して、最終的に加入の是非を委員会で判断するということで概ね合意がされた。またTPP委員会の議長国のローテーションは2019年は日本、2020年以降は、協定の批准の順にメキシコからローテーションすることも概ね合意がされた。いずれも2019年1月に開催される第1回TPP委員会で正式に決定することになっている[152]



CPTPPの発効後



CPTPP委員会


協定発効を受けて第1回CPTPP委員会[注釈 9]が、11か国の閣僚級で2019年1月19日午後に東京で開催された[160]


この委員会には、CPTPP署名国が参加するが開催日までに締約国となっている7か国が正規メンバーとなり残りの4か国はオブザーバーになる[161]とされ、委員会の決定[162]として、移行期間としての2019年に関する特別措置で、この移行期間において、CPTPPが未だ効力を生じていない署名国は、委員会の会合、高級事務レベル会合、他の全ての小委員会及びその他の補助機関の会合並びに加入作業部会に参加することができることが決定された。


また、委員会の議長について、2019年は、日本、2020年以降は1年交代でCPTPP協定の関係する国内法上の手続を完了した旨を書面により寄託者に通報した締約国の順番(従って2020年はメキシコ、2021年は日本となり、2026年のベトナムまで決定された)に従って行うこと[162]となった。


CPTPPの加入手続[163]、国と国との間の紛争解決のパネルの手続規則[164]、、投資家と国との間の紛争解決の行動規範[165]も採択された。


さらに委員会終了後出席した閣僚による[注釈 10]「協定を拡大していく強い決意を確認した」とする閣僚声明[166][167]。が発表された。



CPTPPの発効後の税率の適用関係


CPTPPは、最初の6カ国とその後の5カ国とで発効時期が異なるため、特に段階的引下げを行う品目の場合の適用関係が問題になる。これについてはCPTPP協定によって適用されるTPP協定附属書2-Dの4の規定により、


協定の発効日(2018年12月30日)の後、新たに発効する国(新締約国)については、日本を含む当初の締約国が適⽤する関税撤廃のスケジュールは、①新締約国の発効日を起点として適⽤する、②協定の発効日(2018年12月30日)に発効したものとして適⽤する(キャッチアップする)のいずれかを、その都度、決定することとなっている[168]


ベトナムについては、 1) メキシコとベトナムはお互いにキャッチアップしない(①) 2) メキシコ以外の締約国(日本、シンガポール、ニュージーランド、カナダ、オーストラリア)とベトナムはお互いにキャッチアップする (②) と決定されている。 [168]


なお当初の締約国がキャッチアップをした場合は、新締約国には選択権はなくキャッチアップを⾏う義務があり、当初の締約国がキャッチアップをしない場合は、新締約国はキャッチアップを⾏うかどうか選択できる[169]



CPTPP参加希望国や地域[170]の動向


2018年3月5日、台湾の陳建仁副総統は、CPTPP参加に必要な各種準備を進め、主要貿易パートナーに参加支持を働きかける旨、意向を示した[171]


2018年5月1日、タイのソムキット・チャトゥシピタク(英語版)副首相は、日本の茂木経済再生担当相との会談において、タイ政府がCPTPP早期加盟に向け準備をしていることを伝え、今後タイが他のCPTPP加盟国と協議するに当たって、日本からのサポートに期待を表明した[172]


2018年6月15日、コロンビアのマリア・ロレーナ・グティエレス(スペイン語版)商業・産業・観光相がCPTPPに公式に加盟申請したことを明らかにした[173]。なお、コロンビアはCPTPPの寄託国のニュージーランド公式に通知しているがとしているが、CPTPPの発効の前のために、TPPの現参加国の見解では公式なものではないとしている[174]


2018年7月6日、イギリスのテリーザ・メイ首相は特別会議を開き、イギリス政府として初めて公式にTPPへの参加意思を表明した[175]。報道では、TPPとあるが、後述のとおりCPTPP参加の意向である。また2018年7月18日、イギリスのリアム・フォックス英国際貿易相は、中小企業団体の会合の講演でCPTPP参加について一般から意見を求める方針だと明らかにした[176]。この意見公募は、イギリス政府の公式HPで、7月20日に開始され10月26日に終了した[177]。この意見公募に対する対応は後日発表される[177]


2018年12月7日、日本国の河野外務大臣は、記者会見において台湾による日本産食品輸入規制について規制緩和が住民投票で否決されてことに関して「また,TPPが年内に発効いたしますが,台湾からTPPへの参加への意思の表明をいただいていた中で,こういう事態になって参加ができないということになるのは非常に残念に思っております。」と発言した[178]


CPTPP加入に関する、韓国政府の態度表明は、2018年4月5日に「新通商戦略」において、TPP11の加入について上半期中に結論を出すと発表されていたが[179]、実際には行われず、米国のTPP11再加入及び台湾・英国のTPP11加入の行方、米中貿易紛争、米国のイラン・トルコ経済制裁など、対外情勢に不確定な要素があるため、TPP11加入についての結論を上半期ではなく、2018年内に結論を出す予定となったとの報道もあったが[179]、2019年にいたっても決定がされず、加入促進論の半面で慎重論も根強く容易に意思決定できないジレンマに陥った状態となっている[180]



TPP協定交渉時の資料



大枠合意


2011年11月12日に拡大交渉は大枠合意に至り、輪郭が発表された[181]。その中で、以下の5つが「重要な特徴」として挙げられている。



  1. 包括的な市場アクセス(関税その他の非関税障壁を撤廃)

  2. 地域全域にまたがる協定(TPP参加国間の生産とサプライチェーンの発展を促進)

  3. 分野横断的な貿易課題(TPPに以下を取り込みAPEC等での作業を発展させる)

    1. 規制制度間の整合性:参加国間の貿易を継ぎ目のない効率的なものとする

    2. 競争力及びビジネス円滑化:地域の経済統合と雇用を促進する

    3. 中小企業:中小企業による国際的な取引の促進と貿易協定利用を支援

    4. 開発:TPPの効果的な履行支援等により、参加国の経済発展上の優先課題が前進



  4. 新たな貿易課題:革新的分野の製品・サービスの貿易・投資を促進し、競争的なビジネス環境を確保

  5. 「生きている」協定:将来生じる貿易課題や新規参加国によって生じる新しい課題に対応するため、協定を適切に更新


同大枠合意に示される以上の交渉内容の詳細については、その時点では、交渉参加国から公表されていない。



守秘義務合意


2011年11月29日、ニュージーランド外務貿易省のマーク・シンクレアTPP首席交渉官は、率直かつ生産的な交渉を促進するために、通常の交渉慣行に沿って、交渉文書、政府の提案、添付資料、交渉の内容に関連した電子メール、交渉場面で交換されるその他の情報を、発効後4年間 秘密にすることに合意したことをニュージーランド公式サイトに掲載した。TPPが成立しなかった場合は、交渉の最後の会合から4年間秘匿される[182][183]。一方で、2011年10月3日、同首席交渉官は、ニュージーランド外務貿易省のウェンディ・ヒントンが、アナンド・グローバーの質問に対し、最終TPP文書は批准前の議会審査の時点で公的に利用可能になると2011年8月8日に回答したことをニュージーランド公式サイトに掲載した[184]


2012年1月27日に当時の総理大臣・野田佳彦はこれは通常の交渉の慣行に沿った扱いであるとした[185]



拡大交渉会合への参加手順


拡大交渉会合に参加していない国が、交渉国として拡大交渉会合に参加するには、既存の拡大交渉会合参加国全ての承諾が必要である。



その後の流れ


2011年12月の第10回の拡大交渉会合の概要で、「『オブザーバー参加や交渉参加前の条文案の共有は認めない』との従来方針の再確認」と「『交渉会合中はこうした国との協議は行わない』ことで意見が一致した」となされている[186]



交渉参加後発国の追加条件


後れて交渉参加を表明したカナダとメキシコが、既に交渉を始めていた九カ国から「交渉を打ち切る権利は九カ国のみにある」、「既に現在の参加国間で合意した条文は原則として受け入れ、再交渉は要求できない」との追加条件を承諾した上で参加を認められていたと東京新聞は報じた(2013年3月)[187]


2013年3月8日、外務大臣の岸田文雄は、第183回国会の衆議院予算委員会にて、当事者であるメキシコやカナダ自身が自らの立場を明らかにしていない、日本はそうした条件の提示はされていないと答弁した[188]


2013年3月15日、安倍晋三内閣総理大臣は、メキシコとカナダに送付されたと報道されている念書は受け取っていないとしながらも、「遅れて参加した日本がそれをひっくり返すことが難しいのは、厳然たる事実」として「だからこそ、1日も早く交渉に参加しなければならない」とした内容を参加表明と同時に発表した[189]


2013年4月18日、北海道新聞は、社説で、条件提示を政府が最近になってようやく認めたとしている[190]



作業部会


拡大交渉会合では、以下の24の作業部会が設けられている[191]







合意条項



ISDS条項


主権国家は環境保護、食品衛生、薬価上限、知的財産に関する国内法に基づく決定、公益事業に関連する規制など様々な規制を設けている。


TPPに含まれるISDS条項によれば、それらの規制が企業の将来的収益を損ねると判断される(もしくはTPPの取り決めに違反している)場合、その企業がその損失の賠償などを求めてその主権国家を訴えることが可能となる[195]


裁判は特別法廷で行われ、政府側が負けた場合は訴えた企業に賠償金を支払い、仮に政府側が勝ったとしても、裁判にかかる弁護士料など諸費用を政府が負担させられる可能性もある。初期のリークされた文書では、特別法廷員にかかる費用の下限は1時間あたり375ドルであったが、最終合意文書ではその費用限度は撤廃された。特別法廷がその裁量で以って、その額を決めることができる。よってその賠償金と特別法廷員にかかる費用などは、訴えられた国家の納税者に負担をかけるだろう[196]


ISDSによる特別法廷で、政府側が賠償金を支払うことを命じられた場合は、その国の有権者に課される「隠れた税金」となる。それは、政府によってではなく多国籍企業などの企業側によって課される税金である[197]


これまでの判例では、特別法廷は訴えられた側と訴えた側両者に対して、弁護士・特別法廷員料など特別法廷に関連する支出を支払うよう命じている。特別法廷に関連するコストの平均は、政府側が約440万ドル、申し立てた側が約450万ドルとなっている[198]


バーニー・サンダースとドナルド・トランプという、一見すると政治に関するスタンスが大きく違う両者が、反TPPでは一致を見ている。左側は「(TPPによって)非民主的な大企業による逸脱行為が正当化される」、右側は「TPPが国家主権を侵食する」と唱え、TPPやTTIPに反対する。[199]


NAFTA以後の貿易協定(TPPなど)は、特定の集団にアドバンテージを与え、その他には不利益となるものだった[200]


NAFTAに含まれる条項はゼネラルモーターズ(GM)のような多国籍企業がメキシコに工場を移し、メキシコで自動車を製造した後にその自動車を米国に売りつけることを容易にするものだった。これはGMの収益のためはよい知らせだった。だが米国国内の自動車製造会社にとっては、(メキシコの安い労働力と争わなければならないために)その会社の従業員の賃金カットもしくはリストラせざるを得なくなった。NAFTAは米国の労働者にとっては悪い知らせだった[200]


トランプは、キャリアやナビスコで大規模解雇が行われ雇用がメキシコへ移っていることを指摘しつつ、「サンダースは、米国が貿易で大損してることをわかっている」と述べている[201]


NAFTAでは、貿易の特定の領域に関しては自由どころか保護が強くなった。処方薬の特許や本・映画・ソフトウェア・音楽の著作権の保護期間などである。2016年4月時点で、米国国民は一人あたりにして年間およそ1300ドルを薬剤購入に費やしている。これが本当に自由貿易ならばその10分の1の費用ですむだろう[200]


カリフォルニア大学バークレー校の研究者らはTPPを以下のように説明している。TPPは環境、労働(基準)、ヘルスケア、医療に関しての規制権を大企業に握らせるための協定であり、大企業の利益になるが環境や労働者を保護しない性格をもち、仕事がアウトソースされるために中低所得者を害する協定である[202]。2016年アメリカ合衆国大統領選挙でのアメリカ合衆国大統領候補であるバーニー・サンダース(民主党)とドナルド・トランプ(共和党)、両者ともにTPPに反対している[203]


2016年4月、米国ニューヨーク市長ビル・デブラシオがTPP反対の声を上げた[204]。デブラシオは強い口調で語る。「TPPに反対する熱意が我々にあるのは当然だ。我々米国国民は以前にもこの手の映画(すなわち北米自由貿易協定、NAFTA)を見ているのだから。NAFTAがどれだけひどいものだったか我々は見てきている。その過ちを繰り返すことはない。」「物欲に囚われ米国の中間層を犠牲にした。それがNAFTAだった。NAFTAによって米国の百万もの雇用が失われた。ここニューヨークでも何万という職が海外にもっていかれた。中流生活を送っていた人々がラグを処分させられる破目になった。勤労・誠実だった人々から突如として全てを奪った。それがNAFTAだったのであり、同様にTPPも米国に悪影響をもたらすと考えるべきだろう。よって我々はTPPに反対すべく立ち上がっているのだ[204]。」


TPP交渉に関連した文書・電子メールなどが非公開となっている。しかしながら国際法の観点から条約法に関するウィーン条約を尊守し、交渉過程で何かしらの(直接的・間接的)不正が存在したかどうかを確認することは重要である。例えば同意に至る交渉・調整過程で何らかの詐欺的行為、(直接的または間接的)買収があった場合には、ウィーン条約の49条・50条に則り自国の同意を無効にする根拠となる。脅迫などがあればウィーン条約51条に則り、自国の同意は法的拘束力を失う[205]


米国離脱後の締結されたCPTPP(TPP11)において、TPP協定の投資に関する規定のうち、「投資に対する合意」及び「投資の許可」違反を理由とする仲裁申立てに関する規定を凍結した[206]



ISDSでの賠償金




仲裁


企業とTPP加盟国が、協定国での投資に関して論争が起きた場合は、まず両者の協議などで解決を図る。9.18条


協議開始から6か月経過しても論争が決着を見ない場合には、企業側は国家側が、9条1項から9条17項の義務を果たしていないことや、投資に関する協定に則っていないなどの主張を行うことができる。企業側は国家側のTPP義務不履行によって損失を被ったとする主張も行うことができ、申し立てを行って
仲裁に持ち込むことができる。仲裁の方法はthe ICSID Convention and the ICSID Rules of Procedure for Arbitration Proceedings、the ICSID Additional Facility Rules、the UNCITRAL Arbitration Rulesなどから選ぶことができる。9.19条から抜粋



特別法廷の構成員の決め方


一般的には、特別法廷は3人の仲裁人から構成され、申し立てる側・対応する側から各1名選ぶ。残りの1人は法廷の長であり双方の協議で決めるが、申し立てから75日以内に決まらない場合はICSIDのSecretary Generalが決める。当事者同士が特別に同意する場合はそれ以外の方法で仲裁人を構成する。9条22項より抜粋[207]


賠償金額に関して

特別法廷は、金銭的損害賠償や資産の損害賠償(資産によっては利子なども対象となる)の額などについて決定する。


仲裁にかかった費用や弁護士費用なども支払わなければならない。どちら側がどのような方法で支払うかは特別法廷が決めることである。


ICSIDの規約の下で賠償金額が決定した場合は、



  • 賠償金額が決まり当事者が賠償金額の修正や取り消しを要請することなく120日経過すること

  • もしくは金額の修正や取り消しが完了すること


これが満たされてはじめて賠償金額が最終決定する。


ICSIDの追加的ルールやUNCITRALの仲裁ルール、その他で賠償金額が決定した場合は、



  • 当事者が賠償金の修正や取り消しなどの手続きを始めず90日経過すること

  • もしくは裁判所が賠償金の修正・取り消しなどの申請を却下もしくは許可し、それ以上の申し立てが無いこと


が賠償金額の最終決定に必要である。


各TPP加盟国はTPP域内において賠償金の支払いを施行することとする。対応する側が判定に従わない或いは賠償金を支払わない場合は、申し立てる側の国家が出てくる。


申し立てる側の国家はパネルを設け、



  • 対応する側が判定に従わないもしくは賠償金を支払わないということがTPP協定の義務に違反しているかを決定する

  • 28.17条に則り、対応する側が判定に従うもしくは賠償金を支払うように勧告する


という手続きをとる。9.29条より抜粋[207]



医薬品・医療機器の価格決定プロセス(手続き)


政府側が新しい医薬品・医療機器をリストに加えそれらの価格を決める場合、政府側は価格決定に関する公式かつ正式なすべての提案(医薬品・医療機器メーカーなど企業側からの提案も含める)を検討することを確約する[208]


医薬品・医療機器メーカーなど企業側は、専門家らによる審査を行う機会が政府から与えられる。それは内部審査であり、その製品の価格決定に最も影響を受ける申請者(すなわち企業側)の要請で行われるプロセスである。


その内部審査は一回限りでもよい場合がある。そして政府が許可すれば、その内部審査においてその製品の価格を決定することが可能となる。このシナリオでは医薬品・医療機器メーカーが事実上それら製品の価格を決定することになる。


政府が内部審査のみでの価格決定を許可しない場合は企業側がISDSを行使し政府側を訴える可能性がある。26章附属書Aより[208]



特許・著作権保護


薬剤特許、新薬剤保護など

政府側は提出された薬剤の認可に関する申請書を速やかに処理しなければならない。特許薬剤の認可では、政府による認可プロセスが遅れる等して実質的な特許期間が短くなった場合には政府が特許期間を延長しなければならない。18.48条より


新薬剤の認可プロセスにおいて、政府側が申請者にその薬剤の効能と安全性に関係するデータを提出するよう求めた場合には、その薬剤は保護される。保護されれば、(データ保持者の許可が無い限りは)第三者がそのデータに基づく類似薬剤を販売できない。18.50条より


新薬剤の保護期間は最短で5年、バイオ医薬品の保護期間は最短で8年。


認可された薬剤の安全と効能に関するデータを第三者が使用する場合は、政府が、仮に特許を侵害するような薬剤の販売がなされたという申し立てがあった場合の対応策をとるための十分な時間と機会を特許保持者に与えなければならない。その場合には対応策は(差止請求権の行使など)迅速であり、法的対応策あるいは行政手続きといったものになる。18.51条より[209]


CPTPP(TPP11)において、特許・著作権保護に関する規定については、上記に掲げた項目すべてを含む13項目を凍結した[210]



転職・起業の制限


18.78条には企業秘密の公開・取得・無断使用の罰則に関する条項が盛り込まれている。
企業秘密の公開・取得・無断使用に対する罰則規程によって、従業員が会社を辞め(同じ産業の)別の会社で働くことができなくなる場合がある[211]


会社勤務の労働者はその会社の企業秘密にアクセスできる。仮にその労働者がその会社を辞め(もしくは解雇され)、同じ産業の別の会社で働き始めたとする。この場合、その労働者は既に知っている企業秘密を新しく勤め始めた会社に持ち込むことが物理的に可能になる。
よってTPP18.78条が定める企業秘密の公開・取得・無断使用に該当することになり、その労働者が企業秘密を漏洩させる意図が無いとしても、罰則規定の対象になりうる。これはより高い賃金を目指して別の企業に移ろうとする労働者にとっては厳しい。逆に、企業側にとっては労働者の賃金を固定できる道具となる[211]



ラチェット(Ratchet)条項


2013年11月23日、ラチェット条項[注釈 11]の導入に合意した。この条項は、国が自国の産業を守る為、外資を規制する等が、一部の例外を除いて出来なくなる仕組み。原則、法律で再び規制すること等を禁止する。日本経済新聞は、「日本企業が安心して進出できる環境が整いそう」と報じた[214]



TPPの為替操作防止条項


2015年11月6日、米財務長官は、TPPに異例の為替関連条項が盛り込まれたことに関して発言。「貿易相手国が為替操作に従事することを防ぐ新たな手段が米政府に与えられる」として、このTPP為替条項を歓迎した[215]


また、為替介入についての報道で、「一部の国は輸出競争力を高めるため自国の通貨を堂々と落としたりもする。
日本のアベノミクスも例外でない。為替市場への介入は程度の差があるだけだ。このため為替レート政策を含むことになればTPP妥結が難しいという観測が多かった。しかしこの部分に対する米国の立場は強硬であり、結局、相当部分が貫徹された。」と、米国側の意見が通りTPPに為替操作防止条項が入ったと報道した[216]



交渉時点での各国の動向




原加盟国


シンガポール、ブルネイ、チリ、ニュージーランドの4か国は原加盟国である。



 ニュージーランド



2014年11月ウェリントンで行われた反TPP集会



原加盟国のニュージーランド政府は「TPPにそれほどメリットがあるとは考えていない」とアメリカの外交文書が伝えていたことがウィキリークスに暴露されている。その一方で表向きニュージーランド政府は、TPPは外交の主要な柱とすると国内の説得も行っている[217]。また同じくウィキリークスにおいて、ニュージーランドTPP主席交渉官マーク・シンクレアの「TPPが将来のアジア太平洋の通商統合に向けた基盤である。もし、当初のTPP交渉8か国でゴールド・スタンダード(絶対標準)に合意できれば、それは日本、韓国その他の国に対して強い圧力となり、それは長期的な実質的利益となる。」とした発言が米外交公電経由で流出した[218]。当時の加盟予定国グループ内での貿易をお互いに有利にすることで、その外にある非加盟の日本、韓国その他の国の経済的優位性を奪えるという意味である。その後取材に応じた同氏は、真偽の確認を拒み、TPPの広域性の強調を繰り返した。

2016年1月下旬、ウェリントンでは何千もの人が反TPP集会に参加した。ニュージーランドの総督邸前に集まったおよそ500人が、ニュージーランドの総督はTPPを法的拘束力付きの国民投票にかけるべきだとし署名活動を行った[219]


2017年5月、ニュージーランドはTPP協定を受諾した[220]。日本についで2番目である。


2017年9月の総選挙で9年ぶりに政権が交代し、 TPP慎重派の労働党が政権についた [79]。選挙後、国内の酪農業者がTPP参加を強く要求し、次期政権もTPP11批准は可能と発言の軌道を修正した[221]


ブルネイの旗 ブルネイ

リム第2外務貿易相は、2014年5月19日の閣僚会合には欠席し、首席交渉官が代理として交渉に参加した[222]




 チリ

新政権が発足したばかりであった為、副大臣として交渉の責任者が、2014年5月19日の閣僚会合に参加した[222]



拡大交渉参加国


アメリカ、オーストラリア、ベトナム、ペルーは参加を表明し、拡大交渉会合に第1回から参加している。次いで、マレーシア、コロンビア、カナダも参加の意向を明らかにした[223]。その内、マレーシアが交渉国として認められた[224]。同時にカナダ、メキシコも交渉に参加し、最後に日本が交渉に参加した。




マレーシアの旗 マレーシア

特許有効期間が現地で発売された時期から計算されるアメリカ案に対して、2012年8月6日、マレーシアのリュウ・ティオンライ厚生相は、ジェネリック医薬品の取得が遅れることを危惧し、「新薬の特許に関する米国の主張はマレーシアにマイナス」と懸念を表明している[225]




カナダの旗 カナダ


酪農などの市場開放が十分でないとの理由で2010年10月に一旦、参加を断られた[226]。その後、2012年11月に拡大交渉に参加したが、カナダのファスト国際貿易相は、中国向け輸出拡大を目指す経済交流に参加する為、2014年5月19日の閣僚会合に欠席。首席交渉官が代理を務めた[222]


The Council of Canadiansは、TPPによって大規模製薬会社が薬価をつり上げることを狙っていると論じる。またイーライリリー・アンド・カンパニーの例を出し、TPPに含まれるISDSの下で大規模製薬企業が国家を相手取り訴訟をおこすだろうと述べる。TPPはカナダの公的保健制度を弱め、製薬会社の知的財産権を強め、薬剤市場での独占を日常的にするだろう。また、TPPは製薬会社の研究開発の不透明性を高める。薬剤登録に関して、政府が製薬会社に対して研究開発のコストについての情報を提示させるような情報公開をTPPは阻害するのだという[227]



メキシコの旗 メキシコ

2012年11月に拡大交渉に参加した[38]


 ベトナム

交渉国として交渉会合に参加しているものの、今後、正規の交渉メンバーとして臨む覚悟があるかどうかについて疑問視する見方もあった[228]。しかし、マイケル・フロマン米通商代表はTPPで最も利益を受ける国であると重視しており[229]、甘利明TPP担当相によれば交渉でも主導的な役割を果たしており[230]、世界銀行によればTPPで最も恩恵を受ける国である[231]。2014年5月19日の閣僚会合にブー・フイ・ホアン商工相は欠席し、首席交渉官が代理に出席した[222]


日本の旗 日本





自由民主党は、第46回衆議院議員総選挙選挙公約として、聖域なき関税撤廃を前提にする限りはTPPの交渉参加に反対すると明言していた。ある議員は明確に交渉参加反対を宣言し当選し、ある支部では「嘘つかない・TPP断固反対・ぶれない・日本を耕す自民党」と書かれたポスターを製作していた[232]

2016年3月8日、政府はTPP協定締結承認案件を国会に提出、同年11月10日に衆議院で、同年12月9日、参議院でそれぞれ承認案が可決され、国会で締結が承認された[233]。2017年1月20日、日本時間午前の閣議決定を経て、午後に政府は協定の国内手続の完了を在ニュージーランド大使を通じ寄託国ニュージーランドに通報した[69]。なお、同日東部標準時午後アメリカ合衆国第45代大統領ドナルド・トランプは就任直後ホワイトハウスのホームページで公式にTPPからの離脱を表明した[234]



アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国


アメリカは2000年以降、「Asia only」(アジアのみ)の経済ブロックを懸念していたが、TPPの拡大を進めることは「アメリカ締め出し防止」につながる[235]


2006年のAPEC首脳会議から本格化したアジア太平洋自由貿易圏 (FTAAP) 構想は、東アジア地域での経済統合にアメリカが関与する機会となる。2010年のAPEC首脳会議で、FTAAPの実現に向けた具体的な手段の基礎として、ASEAN+3、ASEAN+6、環太平洋パートナーシップ協定(TPP)が挙げられている[236]。アメリカは2008年にTPPの#拡大交渉を持ちかけ、最初に追加された交渉国となった。


サブプライム住宅ローン危機に端を発し2008年のリーマン・ショックで深刻な不況に陥ったアメリカは、2010年1月、5年間で海外輸出を二倍に増やすとする輸出倍増計画を立ち上げ、一般教書演説で大統領バラク・オバマは公にした[237][† 1](pp42-49)。輸出促進関係閣僚会議がこの計画の為に纏めた報告書では、「アメリカの経済的利益の増進を図る手段と輸出拡大のツールを生み出す」として、TPPの実現を明記しているとしている[† 1](p42)


また、同大統領は、APECに出席する為、来日した折、横浜市において輸出倍増計画の大部分はアジアにあり、アメリカにとって大きな機会、とし、TPPはその計画の一環であると演説した[† 2](pp78-80)。そのうえで国外に10億ドル輸出を増やすたびに、国内に5000人の職が維持される、と発言した[† 2](pp78-80)。また日本での演説で、「巨額の貿易黒字のある国は輸出への不健全な依存を止め、内需拡大策を採るべきだ。いかなる国もアメリカに輸出さえすれば経済的に繁栄できると考えるべきではない」と発言したとしている[† 2](pp78-80)


2017年1月20日には共和党の予備選に立候補した時からTPPに反対していたドナルド・トランプがアメリカ合衆国第45代大統領に就任。直後ホワイトハウスのホームページで公式にTPPからの離脱を表明した[72][238]。2017年1月23日、ドナルド・トランプ大統領は「永久に離脱する」と明記した大統領覚書[4]に署名し、TPP離脱を決定した[239]。2017年1月30日、TPP離脱の大統領覚書に伴い、米国通商代表部はTPP離脱を通知する書簡をTPP事務局を務めるニュージーランドと日本などTPP参加国11か国に送付した、[6][240][241][242]



TPP推進のためのアメリカ企業連合

シティグループ、AT&T、ベクテル、キャタピラー、ボーイング、コカ・コーラ、フェデックス、ヒューレット・パッカード、IBM、インテル、マイクロソフト、オラクル、ファイザー、ジョンソン・エンド・ジョンソン、先進医療技術協会、生命保険会社協議会、ウォルマート、タイム・ワーナー、カーギル、モンサント、アメリカ大豆協会、トウモロコシ精製協会、全米豚肉生産者協議会等が参加する「TPP推進のための米国企業連合」は米国ホワイトハウスに対して、「アメリカの対外投資にとっての予測可能かつ非差別的な法的環境、強力な投資保護、市場アクセス条項、紛争解決手段を組み込むべき」等の市場アクセス、知的財産、投資、更なる貿易の簡素化、規制の調和、公正な競争の様々な要求を行なった[243]




例外要求事項

2011年3月28日にシンガポールで始まった第6回交渉会合で、アメリカは砂糖などを関税撤廃の例外とするよう求めている模様、と読売新聞がシンガポールからの記者の記事として報じている。これはアメリカ、オーストラリア間のFTAでは、砂糖など108品目を関税撤廃の例外としており、TPPでも同じ扱いを求める、との見方による[244]


しかし、第6回交渉会合を終えた2011年4月1日、ニュージーランドのシンクレア首席交渉官は「関税撤廃の例外は認めない」と改めて強調している[245]


2012年2月から3月にかけて、日本政府は各国との協議結果[246][247]を公表した。それによると、例外の扱いに関しては、各国での認識の相違がみられる発言がある。米国との協議結果資料においては、「日本側より、センシティブ品目の取扱いについて関税撤廃からの除外があり得るのか質問したのに対し、米側より、TPPは包括的な協定を目指している旨回答があった」と記載されている。


また、米国以外の国の発言として、「センシティブ品目の扱いは合意しておらず、最終的には交渉次第」、「全品目の関税撤廃が原則。他方、全品目をテーブルにのせることは品目の関税撤廃と同義ではない」との発言や、「90-95%を即時撤廃し、残る関税についても7年以内に段階的に撤廃すべしとの考えを支持している国が多数ある」、といった発言があった旨、記載されている。



米国内での反対の動き

2012年2月2日、ゼネラルモーターズ、フォード・モーター、クライスラーのアメリカ自動車大手3社で組織する米自動車貿易政策評議会 ( (American Automotive Policy Council, AAPC) のマット・ブラント (Matt Blunt会長は、TPP交渉への日本の参加を拒否するよう、当時の米大統領バラク・オバマに求めていることを明らかにし、「TPP交渉に日本が参加すれば、交渉が数年にわたって長引き、おそらく実を結ぶことはないだろう」と語った[248]。なお、これはUSTRが1月に意見を公募した結果でもある。


2013年10月1日、ローリー・ワラックは次のように伝えた(要旨)[249][250]



  • 米国では連邦議会がTPP草案文面を見ることが許された。

  • そこで議員たちの間では次に掲げる4点が懸念されている。



  1. 医薬品と関係する項目が大手製薬会社に有利

  2. 著作権がweb上の言論規制に利用される

  3. 食料安全基準/表示

  4. 米国ですら自由に金融政策をとれない


アメリカン大学のロースクールは、米韓FTAや偽造品の取引の防止に関する協定 (ACTA) の規定を超えた知的所有権強化を懸念し[251]、USTR代表(ロン・カーク)宛に下院議員10名による開発途上国、特にベトナムでの公衆衛生(public health)や医薬品の利用を脅かす事態を憂慮する書簡が提出されている[252]


ワシントン州議会の民主党の議員らがワシントン州選出の上院・下院議員宛に手紙を書き、TPPの様々な問題点を指摘した[253]。その手紙の中で、製薬会社のための知的財産権の拡大による薬価高騰、法的拘束力無き環境・天然資源保護、航空宇宙産業の雇用へのダメージ、
基本的人権へのコミットメントが無いことや労働基準のコンプライアンス欠如などについて懸念を表明した[254]。USTRは「環境・健康その他に関係する規制には例外処置がある(よって守られる)」と主張している。だが過去のISDS特別法廷では、「政府側の義務」を(申し立てる側が)拡大解釈するのを防ぐ条項を特別法廷が無視してきた。ゆえにUSTRのいう例外処置は役に立たないだろう。そしてTPPはより多くの投資家にISDSを使わせることを可能にする。米国の自己決定権保持者は米国国民であり、外国の大企業ではない。ワシントン州議会議員らはワシントン州選出の上院・下院議員に対してTPPに反対するように呼びかけた[254]


2016年4月中旬、オックスファムや国境なき医師団を含めた50以上の団体が米国議会に書簡を出し、TPPに反対するよう請願した[255]


TPPは製薬企業に市場独占を許し新薬の価格設定にも関与する権限を強めるために、薬価が高騰する。バイオ医薬品については基本的に8年間の独占期間が与えられる。Federal Trade Commission(FTC)は、「企業のイノベーションのインセンティブとなりコストの回収にもなるように、バイオ医薬品については独占期間を設けないことが必要である」と結論づけているにもかかわらずである[256]


薬価を下げる効果的な方法は薬剤市場にジェネリック医薬品を流通させることである。米国ではジェネリック医薬品によって医療コストを(過去10年間で)1.5兆ドル削減することが出来ている。またジェネリック医薬品はHIV流行への対応策としての側面も持っている[256]


だがTPPはジェネリック医薬品の販売も制限する。薬価高騰の結果、患者が救命のための薬剤を使用することがより難しくなる。さらには製薬会社がISDSを使って政府を訴えて多額の賠償金を請求する場合もあるだろう。既にイーライリリー・アンド・カンパニーがNAFTAのISDSを行使し、2つの薬剤特許の無効化を不服としてカナダ政府を訴えて5億ドルの請求をしている[256]


オックスファムらの団体は、TPPが米国国内の保健のための優先事項や世界的保健政策と相容れないものであることを指摘している[255]


エリザベス・ウォーレン上院議員は、米国のプログレッシブ派の議員らにTPPに反対するよう呼びかけている。「TPP支持者は、TPPは国際貿易の枠組みを構築するにあたっての米国の存在感の大きさを示すものだと信じさせようとしています。しかしTPPは米国労働者を助けるような枠組みを構築するものではありません。TPPは巨大企業のための枠組みをつくるものなのです[257]。」



拡大交渉に関心を示したが参加しなかった国




大韓民国の旗 韓国

参加に前向きな姿勢を見せていた[258]が、その後TPPへの参加が自国に不利に働くとみてアメリカとの二国間交渉に切り替え、米韓FTAで合意、妥結に至っている[259]

2011年11月16日には、外交通商部が記者会見で、TPPは国益にならない、として正式に不参加の旨を明らかにした[260]


2013年11月29日、ヒョン・オソク経済副首相兼企画財政相が「(韓国政府が)まず、TPP交渉に参加することへの関心を示し、交渉参加各国との2カ国間協議を行う必要がある」と述べ、日本などTPP交渉参加国と個別協議を行う方針を表明[261]。これに対して2014年3月13日、米政府高官は、米韓自由貿易協定の問題が解決されるまで、韓国がTPP交渉に参加することは歓迎されないとの見方を示した[262]




中華人民共和国の旗 中国

関心を示し情報収集などを行っていたが、その後,参加に向けた行動はとられなかった。[注釈 12]




タイ王国の旗 タイ

2012年11月18日に、首相のインラックは米大統領バラク・オバマとの会談後の会見でTPPへの参加を表明していた[266]。2014年5月のクーデターによりプラユット・チャンオチャが首相に就任した後、2018年3月29日にソムキット副首相(経済担当)は米国を除く11カ国による新協定「TPP11」の署名を受けて、参加表明した[267]




 インドネシア

「自由化品目の割合が非常に高く、対象になった品目の関税撤廃を一気に進める」としてTPPに不参加の意向を明らかにしている[268]

2015年参加の意向を表明したことがある。




 台湾

参加の意向を表明したことがある[269]




フィリピンの旗 フィリピン

参加の意向を表明したことがある[270]




 コロンビア

参加の意向を表明したことがある[223]



経済への影響




関連資料


関係国の経済規模





































































































人口
GDP (MER)
一人あたり
GDP (MER)

GDP (PPP)
一人あたり
GDP (PPP)
原加盟国

シンガポールの旗 シンガポール
473.7万人 1,819億ドル 38,972ドル 2,387億ドル 51,142ドル

 チリ
1724.8万人 1,695億ドル 10,121ドル 2,430億ドル 14,510ドル

 ニュージーランド
426.6万人 1,284億ドル 30,030ドル 1,157億ドル 27,060ドル

ブルネイの旗 ブルネイ
40.0万人 145億ドル 37,076ドル 196億ドル 50,116ドル
新規参加国

オーストラリアの旗 オーストラリア
2129.3万人 1兆0,106億ドル 47,395ドル 7,953億ドル 37,298ドル

 ベトナム
8423.8万人 898億ドル 1,040ドル 2,403億ドル 2,783ドル

ペルーの旗 ペルー
2916.5万人 1,275億ドル 4,451ドル 2,458億ドル 8,580ドル

マレーシアの旗 マレーシア
2746.8万人 2,222億ドル 8,140ドル 3,841億ドル 14,071ドル

カナダの旗 カナダ
3412.7万人 1兆5,109億ドル 46,215ドル 1兆3,032億ドル 39,182ドル

メキシコの旗 メキシコ
1億0961.0万人 1兆0,881億ドル 9,566ドル 1兆5,480億ドル 14,560ドル

日本の旗 日本
1億2805.6万人 5兆4,589億ドル 42,821ドル 4兆3,095億ドル 33,805ドル


PECC(太平洋経済協力会議)試算


ブランダイス大学のピータ・ペトリ教授[271]が担当したPECCの試算では、関税撤廃に加えて非関税措置の削減、サービス・投資の自由化の効果も含めて試算した。


TPP(12か国)に参加した場合は1050億ドル程度(10兆円程度,GDP比2.0%)、RCEPに参加した場合は960億ドル(GDP比1.8%)、FTAAPに参加した場合は2280億ドル(GDP比4.3%)の効果がそれぞれあるとしている[272]


ペトリらは労働生産性と実質賃金が同じ上昇率になるとする前提条件も用いているが、現実には1970年代後半から米国の労働分配率は低下している[273]


ペトリらは計算を容易にするために、政府の財政収支と経常収支が共に均衡しているとする条件も用いている。だが現実の世界では、景気悪化の局面では政府は財政赤字を拡大させて景気底上げを図るだろう。経常収支の均衡も現実的とは言えない。リーマンショック以前、米国と東アジアとの間で経常収支の大きな不均衡が生じていた。


ペトリらによる試算は2008年のリーマンショック以前のデータに基づいている。計算過程において経済成長、輸入額、政府債務額、設備投資等様々な数値・変数を関連付けるわけだが、危機以前のデータを用いればその関連付けが危機以前のトレンドを使ってなされることになる。結果として算出されるマクロ経済指標は危機以前の延長上のものでしかなく、金融危機以後の経済事情がうまく反映されない[273]


ペトリらはFDI(foreign direct investment)が大幅に増加するというシナリオで試算を出している。TPPの全インカムゲインの3分の1を生み出すというシナリオである。



タフツ大学の研究者による試算


タフツ大学の研究者らによる試算では、TPPに加盟した場合、2025年までに全ての加盟国でTPPが雇用へのダメージになると予測されている[273]。雇用への打撃が最も軽度なのはニュージーランドの6000人分であり、そして最も深刻な打撃を受けるのは米国であり約45万人分の雇用が失われる。カナダでは約58000人分の雇用が失われる[274]。日本でも約75000人分の職が失われることになると予測されている[68]


TPPに加盟した場合、2025年までにどれだけの雇用が創出されるか(千人)[273]


  日本


  米国


  ラテンアメリカ諸国


  東南アジア諸国




TPPに加盟した場合、2025年までに全ての加盟国で労働分配率が低下すると予測されている。カナダでは労働分配率が0.86パーセント、米国では1.31パーセントほど押し下げられると考えられている[274]。低下の度合いはラテンアメリカ諸国が最も小さく0.54%、最も打撃が大きいのが日本の2.32%である[273]


TPPに加盟した場合、2025年までに労働分配率がどれだけ変化するかをGDPに対する比率で示したもの(%)


  日本


  米国


  ラテンアメリカ諸国


  東南アジア諸国




TPPに加盟した場合、TPPがもたらす各国の経済成長率への影響にはばらつきがある。10年間で経済成長率をどれだけ底上げするかについては、ラテンアメリカ諸国や東南アジア諸国では10年間で2%以上の押し上げになる。(それでも単年度で見れば0.2から0.3%程度の押し上げでしかない。)


一方、日本や米国ではTPPは経済成長にマイナスに作用してしまうと予測されている[273]


TPPに加盟した場合、2025年までにTPPがGDP成長率をどれだけ後押しするか(%)


  日本


  米国


  ラテンアメリカ諸国


  東南アジア諸国





重大な問題点



ウィキリークスによる「TPPの草案」の一部公開


ウィキリークスがTPPの草案の一部を入手し書類を公開した。リークされたのは知的財産分野の条文草案で、TPP交渉会合の首席交渉官会合で配布された英文資料95ページとなっている[275][276]


文書では、以下のことが明らかになった[277]





  • 著作権侵害の非親告罪化

  • いわゆるスリーストライクルール などを含む不正流通防止条項


  • 新薬に対する特許権の保護強化


  • 著作権の保護期間を70年へ期間延長、著作権侵害に対する法定賠償金の導入


など


著作権侵害について、著作権を持っている権利者が権利侵害を申請していない状態であっても、警察などの非権利者が法的措置を実行できる「著作権侵害の非親告罪化」をし、商業的動機なく実行される著作権侵害に対しても刑事制裁を確実に適用することが見込まれている。


また、この条項について文書では米国など10カ国が賛成にまわり、日本とベトナムは反対をしていた。その他ソフトウェアの改造などの「デジタルロックの開錠」を違法とすることや安価なジェネリック医薬品などの利用が制限される提案が米国からなされている。


TPPの問題点の指摘

シドニー・モーニング・ヘラルドは公開文書から、以下の様に指摘した(2013年11月)[278]


「これは消費者の権利および利益を大きく度外視していると同時に、アメリカ政府と企業の利益を優先した内容であり、製薬企業、大手IT産業、ハリウッド、音楽業界(英語版)に有利な内容で、まるで大企業[279]へのクリスマスプレゼントだ」

ウィキリークスの編集長ジュリアン・アサンジは、以下の様に指摘した(2013年11月)[280][281]


「TPPによる知的財産保護の枠組みは個人の自由と表現の自由を踏みにじるものだ。読む時、書くとき、出版する時、考える時、聴く時、踊る時、歌う時、発明する時、それらすべてがTPPの規制対象になる。『創作活動家』、『農家とその消費者』、また『病気を持つ人や今後病気になり得る人』がターゲットにされる」。

指摘に対するコメント

アメリカ合衆国通商代表のマイケル・フロマンは「ウィキリークスの公開文書から結論を導き出さないように」と発言、公開文書の信憑性についてはコメントせず、[いつ?]「合意はまだ存在せず、引き続き交渉中で最終的な条文は存在しない」と述べた[要出典]


日本のTPP担当相甘利明はウィキリークスが公開した文書について、[いつ?]公開文書の信憑性や事実関係はかなり疑わしい[要出典]」と述べた。



ISDS条項


ISDS条項(投資家対国家の紛争解決)は企業や投資家側に非常に大きな権力を与える。国家が課す法・規制が外国の企業の将来的損失となる場合、ISDS条項に従ってその企業はその国家を訴えることができ仲裁人は国家の国内法に従う必要がない[282]。その法的争いの場も特別法廷であり公正ではない。国際法の人権についての専門家アルフレッド・デ・ゼイヤスはISDS条項と特別法廷に関して投資家が政府を訴えられるが政府が投資家を訴えられないことは不公正だと述べる[283]


コロンビア大学教授ジェフリー・サックスらがTPPに含まれるISDS条項を削除するべきと唱えている[282]。TPPやTTIPに含まれるISDS条項はNAFTAに含まれるISDSをさらに拡大させたものになる。そのISDS条項は防衛・食品安全・薬品安全・環境保護・医療サービス・気候変動など米国政府の様々な政策に関心を持つ市民にとって大きな懸念事項になるとサックス教授らは述べる。


環境保護目的のための法・規制が石油・ガス関連企業の将来的損失になるとみれば、それら企業が政府相手に法的措置をとり大きな賠償金を得る可能性もある[284]。すでに石油・ガス関連会社Lone Pine Resources Inc.はNAFTAに含まれるISDS類似条項を使ってカナダ政府を訴えている[285]。ケベック州がセントローレンス川下での水圧破砕法を止めるための法案を通したことが企業側の利益を損ねるとしたためである。


2015年11月上旬、バラク・オバマ政権はトランスカナダ(カナダの企業)による米国とカナダを連結する石油パイプライン建造の申し出を拒否した。そのパイプライン建造は米国の国益にならないことと気候変動への取り組みに悪影響がでることが理由であった。しかしながらその2か月後トランスカナダはオバマ政権の決定を不服とし、NAFTA11条のISDSを以って米国政府を訴えた[285]。そしてパイプライン建造計画中止にかかる損失と将来的な収益減の補償として150億ドルもの金額を米国政府に要求した。これといくらか類似するケースで企業側が勝利していることも無視できない[282]。仮に米国政府がトランスカナダに法的勝利したとしてもそれはNAFTAの制度の下であり、TPPの制度において米国政府が訴訟を回避するために何百万ドルを費やす恐れがある[285]


2018年、トランプ政権はISDS条項を否定する方針を取っている[286]



底辺への競争


バーニー・サンダース米上院議員はNAFTAなど過去に米国が締結した自由貿易協定(FTA)の結果おこったことを分析し、TPPに強く反対する[287]。TPPに加盟すればベトナムやマレーシアなど労働法が国際基準から大きく離れた国々と米国が競争する事態となる。もし競争となれば、企業側は低賃金・長時間労働など劣悪な労働環境で労働者を働かせて搾取できるようなそれらの国々に生産拠点を移すだろう。雇用がオフショアされない場合では、それらの国々と競争するために企業が人件費などを削らざるをえなくなる。結果として賃金が低下していく。それらの国々と競争することは自由貿易ではなく底辺への競争であるとサンダースは述べる[287]


サンダー・レヴィン米下院議員は「ベトナムの法は国際的労働法基準とのコンプライアンスからはずれている。もし独立した労働組合をつくろうとすれば囚人となってしまう。」と指摘[288]。対するバラク・オバマはTPPによってアジア諸国の労働者の労働環境が良くなるとし、ベトナムの労働者が独立した労働組合を結成できるようになると主張した。だが2015年5月時点でさえベトナム労働法と国際労働法基準には大きな隔たりがある。TPP発効初日から突然ベトナム労働法が修正されて国際基準にまで引き上がるとは考えにくい。レヴィンは、ベトナム政府やマレーシア政府がそれらの労働法を国際基準まで引き上げるという根拠は無いと述べる[288][289]


エリザベス・ウォーレン上院議員は2015年5月にレポートを発表しTPPの問題点を指摘した。そのレポートによれば米国が過去に締結した自由貿易協定には、労働法について協定の内容と現実に大きな隔たりがあった。ペルーやコロンビアなどと結んだ協定では、労働組合への暴力を減らすためにバラク・オバマが2011年にコロンビアとアクションプランを採用した。だが現実はその4年後に約100名もの労働組合員が殺され約1300人もの組合員が死の脅迫をうけていた[288]




外国人労働者の受け入れを促進


カナダのAFLによれば、TPPによって経営者側が際限なき数の外国人労働者をカナダに連れてくることができるようになり、経営者側がカナダ人を雇いにくくなるという。カナダの労働市場が変えられてしまい、下級労働者を搾取するような流れになると考えられている[290]



分析


ハフィントン・ポストではDean Bakerの見解、実質的にはTPPは大企業の利権を増幅させることがその目的であり、自由貿易とは関係がない、を報じている[211]


ノーベル経済学賞受賞者ジョセフ・スティグリッツによれば、TPPは最悪の貿易協定であるという[291]
TPPは環境保護のための規制、保健、安全性のための規制、マクロ経済に影響を与える金融部門の規制などに大きな制限をかけるものである[292]。それらの規制がTPPの条項に違反すると解釈されれば海外の投資家らが政府を訴えることができ、裁判は私的な特別法廷で行われる。過去の判例からもわかるようにそのような特別法廷では、海外投資家が公正で正当な扱いを受けるべきだとする要求を、政府による規制が不当であるという根拠として解釈されていた。たとえそれらの規制が正当性のあるものであり、新たに発見された害から市民を守るための規制だったとしてもである[292]


6000ページをこえる協定の内容も複雑であり、政府を相手取って温室効果ガスの規制までもが訴訟の対象となり、その他の非常に幅広い領域において訴訟の対象になる可能性が依然として残っている。
さらには内国民待遇条項によって、大企業が最上級の扱いを受けられるホスト国での扱いと同じ扱いを要求でき、これは底辺への競争につながる。米国大統領バラク・オバマの約束したこととは正反対のことが起こるのである。TPPは21世紀の貿易ルール作りを主導する国が米国なのかそれとも中華人民共和国なのかを決定するものだとオバマは繰り返し述べていたが、本来は透明性を保ちつつ皆の意見を聞きながら協調してルールを作っていくべきだろう。しかし現実は米国の大企業によってそれらのルール作りがなされているのである。これは民主主義的原則を重んじる人間にとっては許容できないものである[292]


ノーベル経済学賞受賞者ポール・クルーグマンによれば、TPPによって多国籍企業が主権国家を訴え、その裁判が部分的に民営化された司法団体によって裁かれるようなシステムが作られてしまうのだという[293]
TPPに含まれるISDS条項によって大企業が政府を訴えることが出来、その仲裁は特別法廷の場でなされる[294]
薬の特許や映画のコピーライトといった知的財産権も強化され、顧客の出費は上昇する。薬価は上昇し人々が薬剤にアクセスできなくなることが懸念される[293]


ゴールドマン・サックスといった巨大銀行がISDS条項を含んだTPPを推進しているのは、それを使って彼らにとって不都合な金融市場の規制を無効化することが可能になるからである[294]



関連項目



  • TPP政府対策本部


  • 大西洋横断貿易投資パートナーシップ協定 (TTIP)


  • 自由貿易協定 (FTA) - アジア太平洋自由貿易圏 (FTAAP) - 東アジア地域包括的経済連携 (RCEP)





  • 経済連携協定 (EPA)

  • 日本・EU経済連携協定


  • ASEAN+3 - 日本・ASEAN包括的経済連携協定

  • 米韓自由貿易協定

  • 太平洋集団安全保障構想


  • 投資家対国家の紛争解決(ISDS条項)






  • 偽造品の取引の防止に関する協定 - 知的財産権


  • 食料安全保障 - HACCP


  • 医療自由化[295] - 混合診療


  • グローバリゼーション - 構造改革 - 貿易摩擦

  • アベノミクス


  • 新サービス貿易協定[296][297]






注釈





  1. ^ 交渉時点では、Trans-Pacific Strategic Economic Partnership Agreement と呼ばれ、日本語訳も環太平洋連携協定、環太平洋経済連携協定、環太平洋戦略的経済連携協定、環太平洋経済協定などがあった。


  2. ^ 日本国のHPによる用例[2]のほか、ニュージーランドの公式サイト[3]においても"original TPP12"としている用例がある。


  3. ^ TPP協定がまだ発効していないため、この脱退とは、原署名国の地位を保持したまま以後の批准を拒否するものであり[5]、NZに送付した通告文そのようにもなっている、[6]


  4. ^ 日本国政府のHPでは、CPTPPよりTPP11を用いる場合が多い[8]が、オーストラリアの公式サイト[9]においてもTPP-11としている用例があり、日本のみの国内通称ということはない。


  5. ^ TPP協定第30.5条で少なくとも批准・受諾等した署名国が全署名国のGDPの85%以上でかつ、6カ国以上であることが要件であるため


  6. ^ CPTPP協定第3条の規定では、「署名国のうち少なくとも六又は少なくとも半数のいずれか少ない方の国」となっており、署名国が10カ国以下(主としてカナダの不参加を想定)の場合はさらに発効を容易にする規定となっていたが、最終的に11カ国が署名したので6カ国となった。


  7. ^ 厳密には「批准」は条約の締結手続きの一つであり、日本においては、天皇の国事行為としての批准書の認証を行う場合が批准となる。CPTPPの場合は、批准書ではなく、国内手続の完了に関する通報により行っている。しかし一般には批准(ratify)を条約の最終的確定行為一般に用いることが多く、ニュージーランド政府による日本の手続き完了の広報[116]でも"ratifies CPTPP"と表記している。この記事においても「批准」はこの一般的な意味で用いている。


  8. ^ カナダの批准の日については26日[129]、27日[130]、29日[131][132]と情報が輻輳しているが、カナダ政府HPと通報を手交している写真付き報道のCBC(Canada) Newsに従うことにする。


  9. ^ 日本国政府のHPでは「TPP委員会」としている[157]が、このHPでも正式名称を環太平洋パートナーシップに関する包括的及び先進的な協定委員会the Commission of the Comprehensive and Progressive Agreement for Trans‐Pacific Partnershipとしており、「環太平洋パートナーシップに関する包括的及び先進的な協定」の略称がCPTPPであるので、「CPTPP委員会」とする。カナダの公式サイト[158]、オーストラリアの公式サイト[159]、でも"CPTPP Commission"としている。


  10. ^ 声明文[166]に「本協定の第1回委員会会合が成功裏に開催された」とあるように声明自体は委員会によるものではなく閣僚による声明である。


  11. ^ 一般に「ラチェット条項」や「ラチェット規定」[212][213]というのは、特定方向へむけた変更のみが許され、逆行する変更は認められない、とする条項・規定のこと。機械のラチェットと同じような機能・作用を持っていることから、こう呼ばれている。


  12. ^ 2010年10月26日の前原外務大臣の会見で「関心の意思表示をしている国々に対しても呼びかけがあり、カナダ、フィリピン、それから日本と中国、この4か国が呼ばれている」[263]とされたが、2010年11月9日の前原外務大臣の会見では、「中国が現場には来なかったのではないか」という記者の質問に「他国がどう判断したかについては、私(大臣)がコメントする立場にはない」[264]と間接的に肯定している。これを「TPP事務レベル会合、中国参加せず 前原外相が明かす」と報道している例がある[265]




脚注




  1. ^ abcTrans-Pacific Strategic Economic Partnership (P4)


  2. ^ 英文 - “Text of the Trans-Pacific Partnership”. New Zealand Foreign Affairs and Trade (2016年1月26日). 2015年11月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年7月27日閲覧。
    和文 - “TPP協定(訳文)について”. 内閣官房 (2016年1月26日). 2019年1月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年7月27日閲覧。



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  4. ^ abWithdrawal of the United States From the Trans-Pacific Partnership Negotiations and Agreement Memorandum of January 23, 2017 82 FR 8497


  5. ^ 米国のTPP離脱をめぐる法的視座と「TPP11」の可能性

  6. ^ abUSTRのHPにある通告文

  7. ^ ab“TPPに11カ国が署名、人口5億の貿易圏誕生へ”. ロイター (2018年3月8日). 2018年3月9日閲覧。


  8. ^ “TPP11について”. 内閣府 


  9. ^ “Australia ratifies the TPP-11”. Department of Foreign Affairs and Trade Australian Government. (2018年10月31日). https://trademinister.gov.au/releases/Pages/2018/sb_mr_181031.aspx 2019年1月30日閲覧。 

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  15. ^ 日本主導で復活 参加国「米抜き」でも意欲日本経済新聞


  16. ^ 米国が日本主導のTPP復帰へ?韓国で高まる孤立への懸念=「未来は暗い」「韓米関係が最悪という事実に…」―韓国ネットRecord China


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  54. ^ 内閣府 鶴岡首席交渉官による記者会見の概要(平成26年7月12日)


  55. ^ 内閣府 鶴岡首席交渉官による記者会見の概要(平成26年9月3日)


  56. ^ 内閣府 甘利大臣記者会見概要(平成25年10月27日)


  57. ^ 内閣府 甘利大臣記者会見概要(平成25年11月10日)


  58. ^ 内閣府 鶴岡首席交渉官による記者会見の概要(平成26年12月4日)


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  286. ^ 2018.03.08 ついに米国もISDS否定~世界に取り残された、哀れな日本農業共同組合新聞

  287. ^ abSo-called 'free trade' policies hurt US workers every time we pass themB. Sanders, The Guardian, 29 Apr 2015

  288. ^ abcTrans-Pacific Partnership won't improve workers' rights in Asia, critics warnS. Greenhouse, The Guardian, 21 May 2015


  289. ^ Top House Democrat on trade opposes Trans Pacific PartnershipK. Snell, The Washington Post, 18 Feb 2016


  290. ^ Trans-Pacific Partnership will undermine Canada's labour market, says Alberta groupCBC News, 19 Apr 2016


  291. ^ TPP 'worst trade deal ever,' says Nobel-winning economist Joseph StiglitzCBC, 31 Mar 2016

  292. ^ abcIn 2016, let's hope for better trade agreements - and the death of TPP J.E. Stiglitz, The Guardian, 10 Jan 2016

  293. ^ abTrade and Trust P. Krugman, The Opinion Pages, The New York Times, 22 May 2015

  294. ^ abWhy Goldman Sachs Likes Obama’s Trade Agenda Z. Carter, The Huffington Post, 26 May 2016


  295. ^ 「医薬品と医療機器をめぐる透明性と手続き的公平性に関する附属書」における、透明性の章がドラフトの段階で流出。分析によると、ニュージーランドや発展途上国の公的医療システムを疎外するという。また、米国議会と結びついて自由化を推進するだろうと考えられている。

    ウィキリークス TPP Transparency Chapter (on June 10, 2015)



  296. ^ 日本語で書かれた情報は少ない。


    • 外務省 新サービス貿易協定交渉 2013年6月28日


    • 国際公務労連 TISAと公共サービス 2014年4月28日

    • 札医通信 新サービス貿易協定(TiSA)について 2015年3月20日号




  297. ^ 附属書の草案がリークされ、世界金融危機の反省を踏まえない金融自由化を企てているとして問題視されている。
    ウィキリークス Secret Trade in Services Agreement (TISA) - Financial Services Annex 2014-06-19


    各論のドラフト Trade in Services Agreement (on 2015-06-03)




書籍


  1. ^ ab小倉正行、合同出版編集部 『これでわかるTPP問題一問一答』 合同出版、2011年5月。ISBN 978-4772610292。

  2. ^ abc中野剛志 『TPP亡国論』 集英社新書、2011年3月。ISBN 978-4087205848。



外部リンク



協定の条文



原協定




  • Text of Original Trans-Pacific Strategic Economic Partnership Agreement (原協定 主文 (Main-Agreement))


    • Schedule of Singapore (原協定 付属書 I (Annex I) シンガポール)


    • Schedule of Brunei Darussalam (原協定 付属書 I (Annex I) ブルネイ)


    • Schedule of Chile (原協定 付属書 I (Annex I) チリ)


    • Schedule of New Zealand (原協定 付属書 I (Annex I) ニュージーランド)


    • Specific Rules of Origin (原協定 付属書 II (Annex II))


    • Part One of the Services Schedules (原協定 付属書 III (Annex III))


    • Part Two of the Services Schedules (原協定 付属書 IV (Annex IV))




  • 環太平洋戦略的経済連携協定(P4協定)(仮訳) (第3章のみ) 農林水産省



TPP協定



  • 第190回国会(平成28年常会)提出条約外務省

    • 国会提出の公定訳(日本語)

    • 英語

    • フランス語

    • スペイン語




CPTPP協定



  • 第196回国会(平成30年常会)提出条約 > 環太平洋パートナーシップに関する包括的及び先進的な協定外務省

    • 国会提出の公定訳(日本語)

    • 英語

    • フランス語

    • スペイン語




各国政府の関連の公式サイト




  • TPP等政府対策本部 内閣府


  • 環太平洋パートナーシップ (TPP) 協定交渉 外務省


  • 経済連携協定 (EPA) 財務省


  • TPP(環太平洋パートナーシップ) 経済産業省


  • 包括的経済連携に関する資料 農林水産省


  • Web解説TPP協定 独立行政法人経済産業研究所


  • Comprehensive and Progressive Agreement for Trans-Pacific Partnership オーストラリア外務貿易省


  • Comprehensive and Progressive Agreement for Trans-Pacific Partnership カナダ政府


  • CPTPP チリ国際経済関係総局


  • Trans-Pacific Partnership Agreement (TPP) & Comprehensive and Progressive Agreement for Trans-Pacific Partnership (CPTPP) マレーシア国際貿易産業省


  • Tratado Integral y Progresista de Asociación Transpacífico メキシコ政府


  • New Zealand Ministry of Foreign Affairs and Trade/Trans-Pacific Partnership Agreement (TPP) ニュージーランド外務貿易省


  • New Zealand Ministry of Foreign Affairs and Trade/Comprehensive and Progressive Agreement for Trans-Pacific Partnership (CPTPP) ニュージーランド外務貿易省


  • Tratado Integral y Progresista de Asociación Transpacífico メキシコ政府


  • Peru’s CPTPP website ペルー貿易観光省


  • The Comprehensive and Progressive Agreement for Trans-Pacific Partnership シンガポール貿易産業省

  • Enterprise Singapore


  • The Comprehensive and Progressive Agreement for Trans-Pacific Partnership ベトナム産業貿易省


  • Office of the United States Trade Representative TPP Website アメリカ合衆国通商代表部

  • U.S. TPP site



その他の関連のサイト



  • United States - New Zealand Council - Trans Pacific Partnership アメリカ・ニュージーランド評議会












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