紀北町
きほくちょう 紀北町 | |||||
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![]() 高塚山展望台から望む熊野灘 | |||||
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国 | ![]() |
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地方 | 東海地方、近畿地方 |
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都道府県 | 三重県 |
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郡 | 北牟婁郡 |
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団体コード | 24543-7 |
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法人番号 | 6000020245437 |
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面積 | 256.53km2 |
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総人口 | 15,217人 (推計人口、2018年10月1日) |
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人口密度 | 59.3人/km2 |
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隣接自治体 | 尾鷲市、多気郡大台町、度会郡大紀町 奈良県吉野郡上北山村 |
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町の木 | ヒノキ |
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町の花 | ササユリ |
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他のシンボル | 町の鳥 : カンムリウミスズメ 町の魚 : マンボウ |
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紀北町役場 | |||||
町長 | 尾上壽一 |
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所在地 | 〒519-3292 三重県北牟婁郡紀北町東長島769番地1 北緯34度12分41.4秒東経136度20分14.2秒座標: 北緯34度12分41.4秒 東経136度20分14.2秒 |
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外部リンク | 三重県紀北町 |
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■ ― 市 / ■ ― 町 | |||||
ウィキプロジェクト |

馬越峠(2011年8月)

魚飛渓
海山総合支所
紀北町(きほくちょう)は、三重県南部に位置する町。世界遺産紀伊山地の霊場と参詣道(熊野古道)ツヅラト峠、始神峠、馬越峠などを有する。
目次
1 地理
1.1 隣接する自治体
2 歴史
3 人口
4 行政
4.1 広域行政
5 経済
5.1 産業
5.2 日本郵政グループ
6 姉妹都市・提携都市
6.1 教育
6.1.1 中学校
6.1.2 小学校
6.2 図書館
7 交通
7.1 鉄道路線
7.2 路線バス
7.3 道路
7.4 港湾
8 名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事
8.1 世界遺産
8.2 文化財
8.3 城
8.4 その他
9 出身者
10 脚注
10.1 出典
10.1.1 広報資料・プレスリリースなど一次資料
11 関連項目
12 外部リンク
地理
三重県の南部、紀伊半島南端の潮岬と志摩半島の中間、東紀州の玄関口に位置し、東南部に熊野灘、西北部には日本有数の原生林が残る大台山系に連なる急峻な山々に囲まれた地域であり、平野部が少なく町の総面積の9割近くを森林が占めている。このため奈良県とは隣接していても往来ができない。気候については、気温が2000年から2009年の平年値で約16.1℃と温暖で穏やかな気候となっている。降水量は、2000年から2009年の平年値で北部(紀伊長島区)では 2,562mm、南部(海山区)では 3,309mm となっており、特に南部は全国でも有数の多雨地帯である。
- 山: 堂倉山、仙千代ヶ峰、橡山 など
- 河川: 赤羽川、船津川、銚子川[2] など
隣接する自治体
三重県
- 尾鷲市
多気郡:大台町
度会郡:大紀町
奈良県
吉野郡:上北山村(地形的な問題により道路で直接結ばれておらず往来不可)
歴史
- 当初は志摩国英虞郡の一部
天正10年(1582年)、紀伊国新宮城主の堀内氏善と伊勢国司の北畠信雄が荷坂峠を境として、それぞれが紀伊国牟婁郡と伊勢国度会郡に編入したため、紀伊国牟婁郡となる
2005年(平成17年)10月11日 - 紀伊長島町・海山町が合併して発足。
2013年(平成25年)1月 - 紀北町役場本庁舎を廃校になった高校校舎を改修した新庁舎に移転[3]。旧本庁舎は海山総合支所となる。
人口
![]() | |
紀北町と全国の年齢別人口分布(2005年) |
紀北町の年齢・男女別人口分布(2005年) |
■紫色 ― 紀北町 ■緑色 ― 日本全国 |
■青色 ― 男性 ■赤色 ― 女性 |
紀北町(に相当する地域)の人口の推移![]() ► | |
総務省統計局 国勢調査より |
行政
合併特例法で定められた地域自治区制度を導入して紀伊長島区と海山区の2区を設置していた(平成28年4月1日まで)。
- 歴代町長
- 奥山 始郎(2005年11月から)
- 尾上 壽一(2009年11月から)
- 町議会:議員定数16名
※なお、衆議院議員選挙の選挙区は「三重県第4区」[広報 1]、三重県議会議員選挙の選挙区は「尾鷲市・北牟婁郡選挙区」(定数:2)[広報 2]、となっている。
広域行政
- 紀北広域連合
- 三重紀北消防組合
経済
産業
- 主な産業
- 水産業
- 林業
- 特産品
- 鮮魚、カキ(渡利かき[4])、干物、鰹節、その他水産加工品
マンボウ - ブリの定置網でよく混獲され、12月から5月の水揚げが多い[5]。町内では安価で流通し、茹でて酢味噌であえて食べる[5]。
- ヒノキ
- みかん、くき漬け
- 鮮魚、カキ(渡利かき[4])、干物、鰹節、その他水産加工品
日本郵政グループ
(2012年12月現在)
日本郵便株式会社
519-32xx
- 紀伊長島郵便局(長島) - 集配局 ★
- 紀伊島原郵便局(島原)
- 志子奥簡易郵便局(島原)
- 紀伊東長島郵便局(東長島)
- 三野瀬郵便局(三浦)
519-34xx
- 海山郵便局(引本浦) - 集配局 ★
- 船津郵便局(中里)
- 海山相賀郵便局(相賀)
- 白浦簡易郵便局(白浦)
- 桂城郵便局(島勝浦)
- 矢口浦簡易郵便局(矢口浦)
※簡易郵便局を除く各郵便局にゆうちょ銀行のATMが設置されており、★印の郵便局ではホリデーサービスを実施。
姉妹都市・提携都市
大阪府四條畷市
1995年7月1日に旧紀伊長島町と友好都市提携を結ぶ。
2005年12月12日に合併後の紀北町と友好都市提携を結ぶ。
教育
中学校
- 紀北町立赤羽中学校
- 紀北町立紀北中学校
- 紀北町立潮南中学校
- 紀北町立三船中学校
小学校
- 紀北町立赤羽小学校
- 紀北町立海野小学校
- 紀北町立志子小学校(閉校)
- 紀北町立西小学校
- 紀北町立東小学校
- 紀北町立三浦小学校
- 紀北町立相賀小学校
- 紀北町立上里小学校
- 紀北町立引本小学校
- 紀北町立船津小学校
- 紀北町立矢口小学校
図書館
紀北町図書館
- 紀北町紀伊長島図書室
- 紀北町海山図書室
- 紀北町児童図書室
交通
鉄道路線
紀伊長島駅
- 紀北町役場の最寄駅は紀伊長島駅である。
東海旅客鉄道
紀勢本線:(大紀町) - 紀伊長島駅 - 三野瀬駅 - 船津駅 - 相賀駅 - (尾鷲市)
路線バス
- 高速バス
東京高速線: 大宮駅・池袋駅 - 紀北町紀伊長島 - 三交海山 - 勝浦温泉 (三重交通、西武観光バス) ※夜行- 名古屋南紀高速バス: 名古屋(名鉄バスセンター) - 紀北町紀伊長島(紀伊長島IC前)・三交海山(海山バスセンター) (三重交通)
南紀特急バス: 三重大学病院・津駅前・三重会館 - 滝原宮前 - 紀北町役場前- 紀北町海山(相賀) - 海山バスセンター(国道相賀)- 尾鷲市病院前 - 熊野市駅前 - 三交南紀 (三重交通)- 南紀特急バス: 松阪中央病院 - 松阪駅前 - 多気町 - 滝原宮前 - 紀北町役場前 - 紀北町海山(相賀) - 海山バスセンター(国道相賀)- 尾鷲市病院前 - 熊野古道センター(三重交通、三重急行自動車)
- 一般路線バス
- 三重交通
道路
高速道路
紀勢自動車道 : (度会郡大紀町) - (3)紀伊長島IC - 紀北PA - (4)海山IC - (尾鷲市)
一般国道
- 国道42号
- 国道260号
- 国道422号
県道
- 三重県道155号海山尾鷲港線
- 三重県道202号須賀利港相賀停車場線
- 三重県道516号長島港線
- 三重県道540号相賀停車場線
- 三重県道581号長島港古里線
- 三重県道603号大杉谷海山線
- 三重県道734号矢口浦上里線
- 三重県道751号三戸紀伊長島停車場線
- 三重県道760号南浦海山線
- 三重県道766号多田ヶ瀬山居線
道の駅
- 紀伊長島マンボウ
- 海山
港湾
長島港(地方港湾)
引本港(地方港湾)
島勝漁港(第2種漁港)
名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事
世界遺産
- 紀伊山地の霊場と参詣道
文化財
史跡(国指定) 「熊野参詣道」のうち伊勢路
天然記念物(国指定) 大島暖地性植物群落- 天然記念物(県指定) 鈴島暖地性植物群落
登録有形文化財 江の浦トンネル(旧長島隧道)- 登録有形文化財 古里歩道トンネル(旧海野隧道)
- 登録有形文化財 道瀬歩道トンネル(旧道瀬隧道)
- 登録有形文化財 海山郷土資料館(向栄館)
城
長島城の本丸跡地
長島城(町指定史跡)
後山城(町指定史跡)- 上里城
- セキ山城
その他
- 燈籠祭(7月下旬開催)
- きいながしま港市(毎月第2土曜日開催)
- 熊野灘レクリエーション都市『孫太郎』
- 古里温泉
- 有久寺温泉
- 和具の浜海水浴場
- キャンプinn海山
- 魚飛渓
- 種まき権兵衛の里
- 城ノ浜海水浴場
出身者
和田義彦 - 洋画家(旧海山町出身)
西田厚聰 - 東芝会長(旧海山町出身)
小倉肇 - 児童文学者、教育者(旧紀伊長島町出身)[広報 3]
脚注
出典
^ 紀北町"紀北町の町章の制定について"(2013年3月23日閲覧。)
^ NHKの朝の番組で、栃木県立石橋高等学校等を卒業した大沢幸広アナウンサーが中継(2018年9月)。
^ 増田洋一 (2015年6月21日). “空き校舎に役場移転 平田村と西会津町 学校統合きっかけ、建て替え費用節約”. 朝日新聞 (朝日新聞社): p. 朝刊 福島中会版
^ "汽水湖育ち クセなく味濃厚 紀北の「渡利かき」"読売新聞2013年1月30日付朝刊、北勢版27ページ
- ^ ab藤原啓嗣「なるほどランド 謎多いマンボウ」中日新聞2016年4月3日付朝刊、ジュニア中日20ページ
広報資料・プレスリリースなど一次資料
^ 衆議院小選挙区図 (PDF) 三重県選挙管理委員会
^ 県議会議員の選挙区と定数 三重県選挙管理委員会
^ “紀北教育研究所長 小倉 肇 経歴紹介”. ZTV. 紀北教育研究所. 2014年9月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年9月11日閲覧。
関連項目
- 全国市町村一覧
外部リンク
- 公式ウェブサイト
紀北町 - Facebook
紀北町役場商工観光課 (@kihoku_shokan) - LINE
- 紀北町観光協会
紀北町観光協会 - Facebook
オープンストリートマップには、紀北町に関連する地理データがあります。
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