エイベックス・エンタテインメント
種類 | 株式会社 |
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略称 | AEI |
本社所在地 | 日本 〒107-8577 東京都港区南青山3丁目1番30号 (総合受付2F) |
設立 | 1997年10月1日(株式会社エイベックス・ディストリビューション) |
業種 | 情報・通信業 |
法人番号 | 3010401033883 |
事業内容 | 音楽コンテンツの企画・制作・販売・配信 |
代表者 | 代表取締役社長 黒岩克巳 |
資本金 | 2億円 |
発行済株式総数 | 4,000株(2014年7月時点) |
売上高 | 784億1900万円(2014年3月期) |
営業利益 | 71億7300万円(2014年3月期) |
純利益 | 43億5100万円(2014年3月期) |
純資産 | 92億8400万円(2014年3月期) |
総資産 | 332億6400万円(2014年3月期) |
従業員数 | 322名(2010年9月末現在) |
決算期 | 3月末日 |
主要株主 | エイベックス 100% |
主要子会社 | エイベックス・クラシックス・インターナショナル 100% |
エイベックス・エンタテインメント株式会社(Avex Entertainment Inc.、略称:AEI)は、日本のレコード会社。エイベックスの連結子会社。
目次
1 概要
2 沿革
2.1 1990年代 - 2013年
2.1.1 エイベックス・ライヴ・クリエイティヴ株式会社
2.1.2 エイベックス ネットワーク株式会社
2.1.3 エイベックス・マーケティング株式会社
2.1.4 エイベックス・エンタテインメント株式会社(旧社)
2.2 2014年 -
2.2.1 エイベックス・ミュージック・クリエイティヴ株式会社
2.2.2 エイベックス・エンタテインメント株式会社(新社)
3 レーベル
3.1 かつて存在したレーベル
4 販売委託
5 提供番組
6 脚注
6.1 注釈
6.2 出典
7 外部リンク
概要
度重なるグループ再編で、2007年4月から2014年7月まではエイベックス・グループの一般消費者向け事業を一手に引き受ける事業会社であった。グループの売り上げの7割以上を占めている。
法人としての前身は1998年に事業開始した株式会社エイベックス・ディストリビューションで、当時自前の流通網を持たず、日本クラウンなどに販売を委託していたエイベックス・ディー・ディー(当時)が流通網を構築して販売委託を解消するために設立され、事業開始をもってエイベックス(初代。現:エイベックス・グループ・ホールディングス→エイベックス(二代目))[注 1]の音楽・映像パッケージは当社が販売元となった。2005年にエイベックス・マーケティング・コミュニケーションズ株式会社と商号変更した上でエイベックス(前年の持株会社化に伴い新たに設立された新会社。このときエイベックス・エンタテインメントに商号変更)の音楽・映像パッケージ事業が移管され、以後は当社が発売・販売元となった。
また、もう一つの前身であるエイベックス ネットワーク株式会社は、インターネット情報提供サービス会社として2000年に設立された。2005年のグループ再編では、会員制ビジネス・ファンクラブの運営、マーチャンダイジングを行っていた株式会社ハウディ・インターナショナルを合併し、同社の事業を引き継いでいた。
2014年のグループ再編では、エイベックス・エンタテインメント(旧社。エイベックス・デジタルに商号変更)の音楽製作事業が移管された。一方、ファンクラブの運営、マーチャンダイジングがエイベックス・ライブ・クリエイティヴに移管され、旧ハウディ・インターナショナルの事実上の再分離となった。
沿革
1990年代 - 2013年
エイベックス・ライヴ・クリエイティヴ株式会社
- 1990年11月 - 株式会社ミュージック・フォリオを設立。
- 1993年10月 - 株式会社プライム・ディレクションに社名変更。
- 2005年4月 - エイベックス・ライヴ・クリエイティヴ株式会社に社名変更。
エイベックス ネットワーク株式会社
- 1991年4月16日 - 株式会社ハウディ・インターナショナルを設立。
- 1992年10月 - ハウディ・インターナショナルにエイベックス・ディー・ディー株式会社(当時)が資本参加する。
- 2000年3月15日 - エイベックス ネットワーク株式会社を設立。エイベックス株式会社よりインターネット情報発信事業が移管される。
- 2000年4月 - グループ外企業10社[注 2]の第三者割当増資を受け、エイベックスの出資比率が51%となる。
- 2001年7月 - レーベルモバイル株式会社を共同設立。
- 2003年3月28日 - エイベックス株式会社がグループ外企業の保有分をすべて買い取り、同社の完全子会社となる[1]。
- 2005年4月1日 - 株式会社ハウディ・インターナショナルを合併。株式会社アクシヴ(同日にエイベックス・プランニング&デベロップメント株式会社に商号変更)より一部事業を承継。
- 2005年6月 - 株式会社Para.TVを子会社化。
エイベックス・マーケティング株式会社
- 1997年10月1日 - 株式会社エイベックス・ディストリビューションを設立。
- 1998年4月1日 - 事業開始。
- 2005年4月1日 - エイベックス・マーケティング・コミュニケーションズ株式会社に商号変更。エイベックス株式会社(2代目。同日にエイベックス・エンタテインメント株式会社に商号変更)から音楽・映像パッケージ事業が移管され、発売元となる。
- 2007年4月1日 - エイベックス ネットワーク株式会社を吸収合併、あわせてエイベックス・マーケティング株式会社に商号変更。
- 2007年7月 - エヌ・ティ・ティ・スマートコネクト株式会社との合弁でハッチ・エンタテインメント株式会社を設立。
- 2008年4月1日 - 映像マーケティング本部の全事業を会社分割によりエイベックス・エンタテインメントへ移管。
- 2011年2月 - ハッチ・エンタテインメント株式会社を合併。
エイベックス・エンタテインメント株式会社(旧社)
- 2004年10月1日 - (旧)エイベックス株式会社(後のエイベックス・グループ・ホールディングス)の持株会社移行に伴い、会社分割により事業会社として新エイベックス株式会社を設立。
- 2005年4月1日 - 事業再編に伴い、アクシヴ(後のエイベックス・プランニング&デベロップメント)から事業を譲り受けてエイベックス・エンタテインメント株式会社 (avex entertainment Inc.) へ商号変更。
- 2008年11月 - ORS有限責任事業組合を株式会社ウーロンレコーズと共同設立。
- 2009年1月5日 - 会社分割により、エイベックス・マネジメントを新規設立し、マネジメント事業本部全事業とプロモーション部の一部を分割する[2]。
- 2009年4月1日 - 音楽事業本部第1制作部制作第3課の全事業を会社分割し、ヴァイナル レコーズを設立。
- 2009年4月11日 - エイベックス通信放送を、NTTドコモと共同設立。
- 2010年7月1日 - ミディアを吸収合併。
- 2011年10月1日 - ヴァイナル レコーズを吸収合併。
- 2011年10月3日 - エイベックス・クラシックス・インターナショナル株式会社を設立。
- 2013年10月16日 - 豊田通商および、豊通エレクトロニクス、イーライセンスより自動車向け音楽配信サービスの「music Chef」を運営する株式会社ETスクエアの株式を取得し、完全子会社化[3]。
2014年 -
エイベックス・ミュージック・クリエイティヴ株式会社
- 2014年4月 - エイベックス・マーケティング株式会社およびエイベックス・エンタテインメント株式会社(旧社)の映像事業部門を分割統合の上で、エイベックス・ピクチャーズ株式会社を設立。
- 2014年7月1日 - エイベックス・マーケティング株式会社が、エイベックス・エンタテインメント株式会社(同日エイベックス・デジタル株式会社に商号変更)の音楽事業とエイベックス・クラシックス・インターナショナルの株式を継承し[4]、エイベックス・ミュージック・クリエイティヴ株式会社(avex music creative Inc.、略称:AMC)へ商号変更[5]。
- 2014年8月1日 - ファンクラブ運営・マーチャンダイジング事業をエイベックス・ライヴ・クリエイティヴ株式会社へ移管[6]。
エイベックス・エンタテインメント株式会社(新社)
- 2017年4月1日 - エイベックス・ライヴ・クリエイティヴ株式会社およびエイベックス・ニコ株式会社を吸収合併。エイベックス・ヴァンガード株式会社、エイベックス・プランニング&デベロップメント株式会社、エイベックス・スポーツ株式会社のマネジメント関連以外の事業を継承。エイベックス・ミュージック・クリエイティヴ株式会社からエイベックス・エンタテインメント株式会社(新社)へ社名変更。[7]
レーベル
avex-CLASSICS(エイベックス・クラシックス) - クラシック専門。
avex globe(エイベックス・グローブ) - globe専属。- avex infinity(エイベックス・インフィニティ)
- avex io(エイベックス・イオ) - 大人向け。
avex trax(エイベックス・トラックス) - メインレーベル、王道J-POP。
SONIC GROOVE(ソニック・グルーヴ)
LOVE LIFE RECORDS(ラブライフ・レコード) - hitomi専属。
avex tune(エイベックス・チューン)
blowgrow(ブロウグロウ)
binyl records(ヴァイナル レコーズ) - ロック専門。
commmons(コモンズ) - 坂本龍一の所属事務所「キャプ」とエイベックスにより共同設立されたレーベル。
cutting edge(カッティング・エッジ) - ロック、レゲエ、ヒップホップなど。
- motorod(モーターロード)
avex ideak(エイベックス・イデアック)- nakedrecords(ネイキッド・レコーズ)
- avex EDM(エイベックス・イーディーエム)
- FIVE-D PLUS(ファイブ・ディー・プラス) - 所属事務所「ファイブ・ディー」専用レーベル。
FRAME(フレーム) - レベルファイブとエイベックス・グループの共同レーベル。- HI-BPM STUDIO(ハイビーピーエムスタジオ)
HPQ(エイチピーキュー) - ヴィジュアル系。
iDOL Street(アイドル・ストリート) - 2010年に設立されたアイドル専門レーベル。- maximum10(マキシマム・テン)
Rhythm REPUBLIC(リズム・リパブリック) - インディーズレーベル。
rhythm zone(リズム・ゾーン) - クラブ系J-POP。- Vellfare Records(ヴェルファーレ・レコーズ)
YGEX(ワイジーエックス) - YGエンターテインメントとの共同レーベル。
YukiRing(ユキリン) - AKB48チームBメンバー柏木由紀のソロプロジェクト独自専用レーベル。- 愛踊祭レーベル(あいどるまつりレーベル) - テレビ朝日「musicる TV」のアイドルアニメソングカバーコンテスト企画「愛踊祭」出場グループを所属するアイドルレーベル。
かつて存在したレーベル
Dimension Point(ディメンション・ポイント) - 安室奈美恵専属。安室が2018年9月16日をもって芸能界から引退をした為、運営終了。
Rhythmedia Tribe(リズメディア・トライブ) - Rhythmedia所属アーティスト専用レーベル。後にBMG JAPANに販売権を移行。- MODE99(モード99) - テクノ系サウンド専門レーベル。
D-FORCE(ディーフォース) - 日本産テクノ系サウンド専門レーベル。
JUNK MUSEUM (ジャンク・ミュージアム)- ロック系レーベル。- BAREKNUCKLE(ベアナックル) - HR/HM(ハードロック・ヘヴィメタル)専門レーベル。
J-more(ジェイモア) - 姉妹デュオ・O'sが所属。2014年に消滅。
ZOOM FLICKER(ズーム・フリッカー) - アニメ系レーベル。
OORONG RECORDS(ウーロン・レコーズ) - 音楽プロダクション「烏龍舎」専用レーベル。2007年5月に当社を販売元としたインディーズレーベルとして運営していたが、2008年11月に当社と提携しメジャーレーベルとなる。2015年に運営終了。
LOiD(ロイド) - ネットミュージック系レーベル。- バリバリレコード - ヤンキーアイドル専門レーベルとしてリリースする予定だったが、諸事情により2012年10月途中で計画は白紙にされた。[8]
えんか!!えいべっくす - 東京プリンのプライベートレーベル。
avex entertainment(エイベックス・エンタテインメント)- アニメ・特撮系レーベル。エイベックス・エンタテインメントがエイベックス・デジタルに社名変更したことに伴いavex traxレーベルへ吸収統合。
avex mode(エイベックス・モード) - エイベックス・ピクチャーズに移籍し、後に消滅。
avex pictures(エイベックス・ピクチャーズ) - エイベックス・ピクチャーズに移籍。
DIVE II entertainment(ダイブトゥー・エンタテインメント) - エイベックス・ピクチャーズに移籍。
Walt Disney Records(ウォルト・ディズニー・レコード) - 後にユニバーサルミュージックに販売権を移行。
Hollywood Records(ハリウッド・レコード) - 後にユニバーサルミュージックに販売権を移行。
販売委託
ヤマハミュージックコミュニケーションズ(YMC) - 設立当初はかつてのヤマハレーベルの運営元であったポニーキャニオンが販売元、2006年4月1日より販売受託。- Tsubasa Records(つばさグループ音楽部門) - 遊吟のメジャーデビューシングル「Fate」はこのレコード会社に販売委託を担当している。
- A stAtion - 絢香によるプライベートレーベル。契約・所属していたワーナーミュージックと研音を離籍後、個人レーベルとして新設。
DANGER CRUE RECORDS(デンジャークルー・レコーズ) - MAVERICK D.C. GROUP傘下のインディーズレーベル。
青空レコード - 矢井田瞳らが在籍するインディーズレーベル。クリアスカイコーポレーショングループ。2005年10月1日から販売受託。
力塾 - 甲斐名都が在籍するレーベル。2005年11月8日から販売委託。
CAMエンタテインメント - サイバーエージェントグループ。2008年5月設立。
ドワンゴ・ユーザーエンタテインメント - エイベックス傘下の携帯向けコンテンツ企業・ドワンゴの子会社。2009年12月1日の音楽事業集約により誕生。2010年より販売委託契約。- 東屋慶名建設 - HYの所属・運営しているインディーズレーベル(テレビ朝日ミュージックにマネジメント協力)。メジャーデビュー以降に販売委託。
- パパイヤれこーど(パパイヤミュージック内) - やなわらばーの運営しているレーベル、所属事務所のパパイヤミュージックは上記レーベルと同じくテレビ朝日ミュージックにマネジメント協力を行っている。東芝EMIより独立後に同レーベルを立ち上げる。
FOXTROT - ラムズグループ(実態は自社専属のプライベートレーベル)。一部CDなどを販売委託。2013年6月にラムズ倒産のため消滅。
VAMPROSE(ヴァンプローズ) - 本来、ラルクのボーカル・HYDEが主催するロックユニット・VAMPSの専属レーベルとして立ち上げる。エイベックス・マーケティングに販売委託する、メジャー流通のインディーズ系レコード会社。
AKS - AKB48関連のマネジメントのために設立した事務所。
提供番組
北野ファンクラブ(フジテレビ、時期不明)
世界!極タウンに住んでみる(フジテレビ、2018年5月 - 9月)
芸能人が本気で考えた!ドッキリGP(フジテレビ、2018年11月-)
脚注
注釈
^ この事業開始と同時に、エイベックス・ディー・ディーは株式の額面変更目的で休眠会社のエイベックスと合併した。その後2017年11月1日に、社名をエイベックスに戻している。
^ ACCESS、イサオ、NTT-X、角川書店、クリーク・アンド・リバー社、セブン-イレブン・ジャパン、ソニー・コンピュータエンタテインメント、ソフトバンクBB、フューチャーシステムコンサルティング、三菱商事。
出典
^ エイベックスがエイベックス ネットワークを完全子会社化 エイベックスプレスリリース2003年4月4日(インターネット・アーカイブ)
^ 文化通信.com - 新会社エイベックス・マネジメント来1月設立
^ “当社連結子会社による株式取得(孫会社化)に関するお知らせ (PDF)”. エイベックス・グループ・ホールディングス株式会社 (2013年10月4日). 2013年11月5日閲覧。
^ “エイベックス・グループの音楽事業の再編に関するお知らせ (PDF)”. エイベックス・グループ・ホールディングス (2014年5月8日). 2014年9月19日閲覧。
^ “子会社の商号変更に関するお知らせ (PDF)”. エイベックス・グループ・ホールディングス (2014年6月24日). 2014年9月18日閲覧。
^ “連結子会社間の会社分割に関するお知らせ (PDF)”. エイベックス・グループ・ホールディングス (2014年6月24日). 2014年9月18日閲覧。
^ “会社分割(簡易吸収分割)による連結子会社への事業承継等に関するお知らせ(音楽関連事業の再編について)”. エイベックス・グループ・ホールディングス株式会社 (2017年2月23日). 2017年4月4日閲覧。
^ “エイベックスがヤンキーアイドルオーディション開催! 優勝者はバリバリレコードからデビュー!”. mu-mo エンタメニュース (エイベックス・マーケティング). (2012年7月23日). http://news.mu-mo.net/view/23979 2012年7月25日閲覧。
外部リンク
- avex portal(エイベックス・ポータル)
avexnetwork - YouTubeチャンネル
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