Mi-24 (航空機)
Mi-24/Ми-24
ロシア空軍のMi-24PN
用途:攻撃ヘリコプター
製造者: ミル
運用者: ロシア(ロシア空軍) ウクライナ(ウクライナ空軍)他
初飛行:1969年
生産数:2,300機以上
運用開始:1970年
運用状況:現役
Mi-24(ミル24;ロシア語:Ми-24ミー・ドヴァーッツァチ・チトゥィーリェ)は、ソ連のミル設計局で開発された戦闘ヘリコプターである。北大西洋条約機構(NATO)の命名したNATOコードネームは「ハインド(Hind、雌アカシカの意)」。
目次
1 概要
2 開発
3 機体
4 派生型
4.1 Mi-24シリーズ
4.2 Mi-25シリーズ
4.3 Mi-35シリーズ
5 運用
5.1 オガデン紛争
5.2 ベトナム・カンボジア戦争
5.3 ソ連のアフガニスタン侵攻
5.4 イラン・イラク戦争
5.5 第二次コンゴ内戦(2003年-)
5.6 イラク戦争(2003年-)
5.7 ソマリア内戦(2006年-)
5.8 マケドニア紛争(2001年)
5.9 南オセチア紛争(2008年)
5.10 シエラレオネ内戦
5.11 ミャンマー内戦
5.12 シリア内戦(2015年)
5.13 その他
6 運用国
6.1 過去の運用国
6.2 不明
6.3 過去の民間運用者
7 展示飛行チーム
8 性能・主要諸元
8.1 Mi-24A
8.2 Mi-24D
8.3 Mi-24V
8.4 Mi-24P
9 登場作品
9.1 映画
9.2 アニメ
9.3 小説
9.4 漫画
9.5 ゲーム
9.6 その他
10 脚注
11 外部リンク
概要
1978年以来、ソビエト連邦国内で約2,000機が製造され、30ヶ国以上に約600機が輸出された。ソ連のパイロット達の愛称は「Крокодилクラカヂール」(クロコダイルのロシア語読み)であった。
Mi-25は、Mi-24Dの輸出向けダウングレード型であり、Mi-35は同様にMi-24Vをダウングレードした機体であるが、Mi-35Pなどダウングレード型ではない発展型もある。
Mi-24は、汎用ヘリコプターであるMi-8を原型として開発された、ソ連初の攻撃ヘリコプターである。この種の「攻撃ヘリコプター」としては異例の大型機であるが、これは強力な武装で地上を制圧しつつ搭乗させた歩兵部隊を展開してヘリボーン任務を行うことを想定して開発されたためで、歩兵戦闘車のヘリコプター版ともいえるコンセプトである[1]。しかし、戦闘と輸送という二つの役割を一機に担わせる設計は、結果的に悪い折衷になってしまったことから、後継機であるMi-28やKa-50は、より対地攻撃に特化したものとなった。
ソ連のアフガニスタン侵攻では、航空主戦力として広範に使用されたが、アメリカがムジャーヒディーンに供給したスティンガーミサイルにより多数[2]が撃墜された。
開発
Mi-24の設計は、アメリカ軍のAH-1 コブラなどを比較対象としながら、1968年に始められた。
最初の量産型であるMi-24Aは、1970年に評価版として納入されたが、旋回が遅い、照準器のトラブルが多発する、並列配置の座席のため視界が悪いなど多くの問題を抱えていた。また、3人乗りのコックピットはガラス張りの部分が大きかったため防御力に不安があった。機体前部の設計が大幅に見直されて縦列複座となり、その他の問題が解決されたのがMi-24D、エンジンの変更などで決定版となったのがMi-24Vである。武装強化型のMi-24Pでは旋回式の12.7mm 4銃身ガトリング機銃の代わりに固定式の30mm連装機関砲が装備された。
1995年に導入された最新型のMi-24VMは、軽量のファイバー製メインローターとテイルローターにより、全体的なパフォーマンスが向上し、夜間作戦用などのアビオニクスも一新された。耐用年数やメンテナンス性も向上しており、2015年までの運用が予定されている。
機体
Mi-24は、前述のようにMi-8を原型として開発された機体で、機体上部に搭載された2基のターボシャフトエンジンが、直径17.3m、5枚羽のメインローターと3枚羽のテイルローターを駆動させる。テイルローターは、Mi-24Aの後期型からは取り付け向きがMi-17同様逆になっている。
既知の問題としては、Mi-24Aは1969年のテストフライトで、機体を傾けた急な旋回中に揚力を失って大きく横揺れすることが判明したが、その後の改良を経てもこれは完全には解決していない。
もう一つの欠点として、激しい機動を行った際に、高荷重によりメインローターが機体の尾部を打つ可能性があった。また、最大限に積載した場合、垂直に上昇することができず、転移揚力を利用した短距離の滑走をしながら離陸しなければならない。
大型で大重量の機体は純粋な戦闘任務に用いるには持久性と機動性を削ぐことになり、また、兵員室を配置する都合上機体上部に並列に配置されたエンジンは一発の被弾で両方のエンジンが破壊される可能性を高め、生存性に大きな問題を残すこととなった。
Mi-24D以降の機体は、縦列複座のタンデム形状のコックピットと、その上部にある横に2つ並んだ空気取り入れ口(エアインテーク)が特徴的である。前述のように中央部に兵員室があり、完全武装した兵員8名を搭乗させることができる。機体の中腹にあるスタブウィングには、兵器の搭載装置がそれぞれ3基ずつあり、物資を吊り下げることもできる。着陸脚は、引き込み可能な3輪式である。
防御能力に不安のあったMi-24Aの反省から、Mi-24D以降の型は非常に重装甲な機体構造となっており、チタニウム製のローターは、12.7mm弾の直撃にも耐えることができる。また、NBC(核、生物、化学)戦に備えて、コックピットは与圧されている。
派生型
Mi-24シリーズ
- Mi-24(Ми-24)
- 初期型。A-12.7機銃を搭載している。
- Mi-24A(Ми-24А)
- 初期改良型。1969年に初飛行。テイルローターの取り付け向きにより、前期型と後期型に分けられる。多くの機体がソ連空軍で運用されたが、のちにその一部はベトナム、エチオピア、リビア、アフガニスタン、アルジェリアなどに輸出された。ベトナムでは近年まで稼働中の写真が流布しており、恐らくは現在でも運用中であると見られている。
- Mi-24B(Ми-24Б)
- Mi-24Aの派生型。A-12.7機銃にかえ、4銃身のYakB-12.7をUSPU-24ターレットに搭載。試験用に開発された。
- Mi-24U(Ми-24У)
- Mi-24Aの練習機型。前部座席にも操縦装置を追加している。A-12.7機銃は搭載しない。少数のみの生産であったが、ベトナムでは現在も運用中である。
- A-10(А-10)
- Mi-24Aの派生機で、記録飛行用に開発された。
- Mi-24VMT(Ми-24БМТ)
- Mi-24Aから改修した機雷掃海型。
- Mi-24D(Ми-24Д)
- 中期改良型。1972年に初飛行。タンデム式に変更された操縦席など、大規模な機体構造の変更がなされ、初期型の欠点を改善した。固定武装は、Mi-24Bに引き続きYakB-12.7がUSPU-24ターレットに搭載された。しかしながら、動力などの根本的な改善はされなかったため、より全面的な改修型であるMi-24Vまでの繋ぎとして扱われた。生産数は多く、各国へ輸出もなされた。また、Mi-24Vの戦力化後は練習機としても使用され、Mi-24DUに改修されたものもあった。
- Mi-24DU(Ми-24ДУ)
- Mi-24Dの練習機型。前部後部座席ともに操縦機能を有している。
Mi-24D
ハンガリー空軍のスペシャルマーキング機
Mi-24D
ポーランド空軍機
- Mi-24V(Ми-24В)
エンジンを換装し、システムも更新した後期改良型。ただし、初期型はMi-24Dとほぼ同等の機体である。1972年に初飛行。新型の対戦車ミサイル9M114 シュトゥールム-Vを運用する。なお、ポーランドではポーランド語の言語上の理由からMi-24Wと表記される。
- Mi-35(Ми-35)
- Mi-24Vの輸出型。1976年に初飛行。
- Mi-35U
- Mi-35を複操縦化した機体でインドなどで運用されているが、Mi-35Uという名称は正式なものではないと見られている。
- Mi-24K(Ми-24К)
- Mi-24Vの陸軍直協観測機型。ソ連軍のみで使用。現在は、ロシア、ウクライナ、ベラルーシで運用されている。
- Mi-24VK-2(Ми-24ВК-2)
- Mi-24Vの発展型。輸出名称Mi-35VN(Ми-35ВН)。
Mi-24V前期型
コンゴ共和国空軍機
Mi-24V後期型
ソ連空軍機
Mi-24W後期型
ポーランド空軍機
- Mi-24KhR(Ми-24ХР)
- Mi-24DおよびMi-24Vの機体から製作された化学・放射能偵察型(電波化学偵察型:Вертолетрадиохимической разведки)。1978年に初飛行。ソ連軍のみで使用。現在は、ロシア、ウクライナなどで運用されている。Mi-24R(Ми-24Р)、Mi-24RKh(Ми-24РХ、ドイツ語方式ではMi-24RCh)、Mi-24RR(Ми-24РР)とも呼ばれる。
- Mi-24RKhR(Ми-24РХР)
- Mi-24DおよびMi-24Vの機体から製作された化学・放射能偵察型(電波化学偵察型)。ソ連空軍のみで運用。チェルノブイリ原発事故でも現場へ投入された。Mi-24R(Ми-24Р)とも呼ばれる。西側では「ハインドG1」というコードネームで呼ばれていた。冷戦後は機体を継承したロシアやウクライナによって国連平和維持活動などにも提供されている。
- Mi-24P(Ми-24П)
- 30mm連装機関砲GSh-30K搭載型。従来の12.7mm機銃では火力に不安があったため開発された。1974年に初飛行。西側では「ハインドE」のコードネームで呼ばれた。
- Mi-24PK-2(Ми-24ПК-2)
- Mi-24Pの発展型。輸出名称Mi-35PN(Ми-35ПН)。
- Mi-24PN(Ми-24ПН)
- Mi-24Pの夜間攻撃能力など改良型。1999年に初飛行。
- Mi-24VP(Ми-24ВП)
- YaKB-12.7機銃に換え、新型のNPPU-23ターレットに23mm連装機関砲GSh-23-2を搭載した。Mi-24Vの12.7mm機銃では攻撃力が不足、Mi-24Pの30mm機関砲では弾数が不足かつ重量過多であったため、そうした問題を解決するため従来戦闘機用の航空機関砲や地上軍の高射機関砲として広く使用されてきたGSh-23-2を搭載する派生型が開発された。1986年に初飛行、1989年より量産に入ったが、新型機銃の不良と冷戦の終結もあり少数生産に終わった。ロシア空軍とウクライナ陸軍航空隊で運用されている。西側では「ハインドF」というコードネームで呼ばれていた。
- Mi-24VM(Ми-24ВМ)
- 23mm連装機関砲GSh-23Lを搭載したMi-24VPの改良型。新型の対戦車ミサイル9M120 アターカ-Vを運用する。1999年に初飛行。
- Mi-24PS(Ми-24ПС)
警察向けに開発された機体。機関砲のかわりに大型の投光器を搭載するなどしている。1997年に初飛行。
Mi-25シリーズ
- Mi-25(Ми-25)
- Mi-24Dの輸出型。1972年に初飛行。Mi-24Vが開発されたことから相対的に旧型となったMi-24Dが輸出可能となったため、輸出専用機として開発された。
Mi-35シリーズ
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- Mi-35M(Ми-35М)
- 固定脚にして軽量化を図った機体で、夜間攻撃能力などが改良されている。1998年に初飛行。機関砲はNPPU-24ターレットに23mmのGSh-23L連装機関砲を装備するというMi-24VPに準じたもの。X字型テイルローターやフェネストロンを採用した機体も僅かに存在する。
- Mi-35P(Ми-35П)
- 固定脚にして軽量化を図った機体。固定武装は30mm連装機関砲。キプロスで運用している。一方、通常のMi-24Dの輸出型にもMi-35Pという名称が用いられている。Mi-35Mと同じく、X字型テイルローターやフェネストロンを採用した機体も僅かに存在する。
- Mi-24/35 Mk.I
南アフリカで開発された改修型。Mk.IIIより改修の規模が限定されている。- Mi-24/35 Mk.IIIスーパーハインド
- 南アフリカで開発された大幅な改修型で、アルジェリアで使用されている。やや反り上がった機首にデネルG12単砲身20mm機関砲を装備。装弾数は840発。Mi-24 Mk.III Mi-24 Mk.III
- Mi-24-2000
イスラエルで開発された改修型。
※この他、「Mi-24E」という名称が文献上で用いられていることがあるが、これは誤認情報である。このような名称の機体はソ連では開発されておらず、NATOコードネームの「ハインドE」と混同して考え出された名称であると考えられる。同様のものとして「Mi-24F」という名称も見られるが、こちらは「Mi-24E」ほど「普及」してはいない。また、文脈上同様の間違いと考えられるものとして「Mi-24D」という名称もあるが、これは偶然にもソ連側のMi-24Dという名称とNATOコードネーム「ハインドD」が一致していたため、他のものほど問題とはならない。このため、かえって「Mi-24E」、「Mi-24F」などという名称の「普及」を助長してしまったものとも考えられる。
運用
Mi-24は、その任務として、近接航空支援から対戦車戦闘、兵員や物資の輸送まで幅広くこなすことができる。
実戦での運用の結果、低空を飛行することが多いことから攻撃を受けやすいことへの対策として、作戦時には2機1組もしくはグループで行動し、多方向から同時に攻撃するという戦術が用いられるようになった。
オガデン紛争
1977年-78年にかけてのオガデン紛争の際、Mi-24はエチオピア空軍によって初めて運用され、ソ連から運ばれる軍事装備の大規模な空輸を行った。
ベトナム・カンボジア戦争
1979年にベトナム空軍がポル・ポト政権下のカンボジア空軍に侵攻した際にMi-24を使用し、ガンシップとしてクメール・ルージュの基地や前哨地を攻撃した。
ソ連のアフガニスタン侵攻
1979年-88年にかけてのアフガニスタン侵攻の際、ソ空軍がMi-24を大量に投入して主にムジャーヒディーンに対する爆撃を行い、「ハインド」は一躍有名になった。アメリカ合衆国はこの戦争でムジャーヒディーン側に赤外線誘導式のスティンガーミサイルを供給し、多数のMi-24がスティンガーによって撃墜されている。しかし、スティンガーのない戦場では猛威を奮った。
イラン・イラク戦争
1980年-88年にかけてのイラン・イラク戦争のラマダン作戦などでイラク軍はMi-25を投入した[3][4][5]。
第二次コンゴ内戦(2003年-)
国際連合平和維持活動に参加していたインド空軍がMi-24/35を使用[6]。
イラク戦争(2003年-)
ポーランド軍が2004年12月、6機のMi-24Dを戦場に投入。2006年7月18日に1機がアル ディワニャ(Al Diwaniyah)の空軍基地で墜落した。Mi-24Dは戦争後本国に戻さず再建されたイラク軍に引き渡されたり、状態の悪い機体については処分された[7]。
ソマリア内戦(2006年-)
エチオピア空軍の3機のMi-35と10機のMi-24Dが敵対勢力との対戦に使用された。その内1機が2007年3月30日にアデン・アッデ国際空港近くで撃墜された[8]。
マケドニア紛争(2001年)
当初、航空戦力を持たなかったマケドニア空軍(現・マケドニア陸軍航空団)が、ウクライナからSu-25と共に中古機8機を緊急輸入(旧ソ連出身のパイロットが操縦)。対地攻撃に投入し、成果を上げたとされる。
南オセチア紛争(2008年)
ロシア空軍が使用した。
シエラレオネ内戦
シエラレオネ陸軍及び民間軍事会社「エグゼクティブ・アウトカムズ」が使用。
内戦終結後はシエラレオネ側に引き渡され、同軍航空部隊(空軍は存在しない)に在籍している。
ミャンマー内戦
ミャンマー空軍がMi-24を、少数民族の反乱が続くカレン州やカチン州に出動させており、COIN機とともにロケット弾や固定機銃による対地攻撃に従事している。
シリア内戦(2015年)
シリア内戦でロシア空軍が軍事介入の際に使用した[9]。
その他
1988年、アメリカ陸軍第160特殊作戦航空連隊が「オペレーション・マウント・ホープ III」と呼ばれるリビア軍のMi-24ハインドの鹵獲作戦を行なった。これは当時、リビアが内戦に介入していたチャドにおいて実施された。
運用国
アフガニスタン
アフガニスタン空軍。1975年に115機を導入。2001年の米軍侵攻後、新たにMi-35を6機を採用。現在は11機保有。
アゼルバイジャン
- アゼルバイジャン空軍
アルジェリア
- アルジェリア空軍
アンゴラ
- アンゴラ人民空軍
アルメニア
- アルメニア空軍
アゼルバイジャン
ベラルーシ
- ベラルーシ空軍
ブラジル
- Mi-35M、12機を注文(2008年11月と12月)
ブルガリア
ブルガリア空軍。1979-1986年に44機を投入した、現在はMi-25とMi-35を運用しているが、23機まで減少している。
チャド
キプロス
キプロス国家守備隊が保有。2001年-2005年の間にMi-35Pを12機納入。2006年の事故で1機を失う。
キューバ
キューバ空軍が25機導入した。現在の保有数はMi-24DおよびMi-24Vを20機。
チェコ
- チェコ空軍
ドイツ
東ドイツ空軍に51機投入したが後にハンガリー・ポーランド、アメリカ軍(2機)に渡った
赤道ギニア
エリトリア
エチオピア
- エチオピア空軍
ジョージア
グルジア空軍、Mi-24VおよびMi-24Pを40機(V:21+P:19)、Mi-35を1機保有。
ギニア
ギニアビサウ
ハンガリー
ハンガリー軍、49機。その内20機は東ドイツ空軍から購入
インド
インド空軍。Mi-25sとMi-35sを44機保有。
インドネシア
- Mi-35Pを2004年に2機、2006年に5機注文、更に2007年にMi-35を3機発注。
イラン
イラク
- イラク空軍
カザフスタン
ガーボベルデ
キルギス
トルコ
リビア
- リビア空軍
マケドニア
モンゴル
モンゴル空軍、1984年に30機を注文したが25機しか引き渡されなかった(1986-1987)。
ナイジェリア
モザンビーク
ミャンマー
- 空軍が使用。
ナミビア
- ナミビア空軍
ナイジェリア
北朝鮮
朝鮮人民軍空軍が使用。
ペルー
ペルー空軍がMi-25DおよびMi-35Pを運用。
ポーランド
- 共産主義時代にポーランド陸軍と空軍が運用していた。民主化後に陸軍がMi-24DおよびWを運用。
ロシア
- 360機。
- ロシア空軍
- ロシア陸軍
ロシア海軍航空隊
ルワンダ
セネガル
セルビア
セルビア空軍がMi-24Vsを2機保有。
スリランカ
スリランカ空軍、13機。Mi-24D/V/PとMi-35を含む。
スーダン
シリア
- シリア空軍
タジキスタン
ウガンダ
ウクライナ
- ウクライナ空軍
- ウクライナ陸軍
アメリカ合衆国
- アメリカ陸軍
- 研究・仮想敵訓練用。
- 一部の機体は輸送任務用として実戦に投入されているといわれる。
ウズベキスタン
ベネズエラ
- Mi-35M2。
ベトナム
イエメン
ジンバブエ
過去の運用国
ソビエト連邦
- ソビエト連邦軍
- 航空隊、ソ連空軍 - ソビエト崩壊後ロシア軍が引き続き運用。
チェコスロバキア
- 空軍 - 現在はチェコ軍とスロバキア軍が引継ぎ。
スロバキア
- スロバキア空軍
東ドイツ
空軍が運用。1984年より陸軍航空隊に移管。
クロアチア
ユーゴスラビア人民軍より独立したクロアチア空軍が9機(Mi-24D/V)保有していたが2002年に退役した。その内6機が売却。
パプアニューギニア
- 空軍 - 法的な問題から空軍に在籍していたものの、実際には同国の政治的混乱に介入した民間軍事会社が運用していた。
不明
レバノン
- 2010年2月に、MiG-29の受領辞退と引き換えに10機を発注したといわれるがその後の経緯は不明。機体は2017年現在も引き渡されていないとみられる。
ニカラグア
内戦中に旧ソビエト連邦から供与されたといわれるが、実態は不明である。なお、ニカラグア空軍は、武装ヘリコプターとしてガンシップ型のMi-17を運用している。
過去の民間運用者
- 旧エグゼクティブ・アウトカムズ(民間軍事会社)
- 関連会社の「アイビス・エア」(航空会社。エグゼクティブ社の「空軍」部門)が運用していた。
展示飛行チーム
ロシアでは、Mi-24を装備する展示飛行チームとして「ベールクトィ」(Беркутыビェールクトィ)が編成された。チーム名はロシア語で「イヌワシ」を意味する「беркут」の複数形である。この部隊ではMi-24P、Mi-24VP、Mi-24VMなどが運用され、展示飛行のほか機体の評価も行った。現在は解散されている。
- 「ベールクトィ」のMi-24VPとMi-24Pの画像
性能・主要諸元
Mi-24A
- 初飛行:1969年
- 主回転翼直径:17.30m
- テールローター直径:3.91m
- 全長:21.50m
- 全高:3.97m
- 翼長:6.66m
- 円板面積:235.00m2
- 空虚重量:7,675kg
- 通常離陸重量:10,500kg
- 最大離陸重量:11,000kg
- 発動機:クリーモフ製 イソトフTV3-117 ターボシャフトエンジン(出力:2,200馬力)2基
- 超過禁止速度:320km/h
- 巡航速度:270km/h
- 限界航続距離:1,000km
- 実用航続距離:450km
- 実用上昇限度:4,950m
- ホバリング上昇限度:1,400m
- 乗員:3名
- 積載量:兵員8名、または担架4台、または1,500-2,400kgの積載物、または外部に2,000kgの積載物
- 武装:武器搭載量1,275kgまで(6箇所に対戦車ミサイル、ロケットランチャー、爆弾など)
- 固定武装:12.7mm機銃A-12.7×1(NUB-1可動式銃塔に装備、弾数900発)
- 対戦車ミサイル(誘導ロケット):9M17P ファラーンガ-M×4
- ロケット弾:57mmS-5ロケット弾用 UB-32A-24 32連装ポッド×4基
- 爆弾その他:OFAB-100×8、OFAB-250×4、RBK-250×4、RBK-500×2、KMGU-2×2、ODAB-500×2、3B-500×2
Mi-24D
- 初飛行:1972年
- 主回転翼直径:17.30m
- テールローター直径:3.91m
- 全長:21.50m
- 全高:6.5m (P型が3.90mなのでありえない)
- 翼長:6.66m
- 空虚重量:8,340kg
- 通常離陸重量:11,100kg
- 最大離陸重量:11,500kg
- 発動機:クリーモフ製 イソトフTV3-117 ターボシャフトエンジン(出力:2,200馬力)2基
- 超過禁止速度:320km/h
- 巡航速度:270km/h
- 限界航続距離:1,125km
- 戦闘航続距離:595km
- 実用上昇限度:4,500m
- ホバリング上昇限度:1,300m
- 乗員:2名
- 積載量:兵員8名、または担架4台、または1,500-2,400kgの積載物、または外部に2,000kgの積載物
- 武装:武器搭載量2,400kgまで(6箇所に対戦車ミサイル、ロケットランチャー、爆弾など)
- 固定武装:12.7mm 4銃身機銃YakB-12.7×1(USPU-24可動式銃塔に装備、弾数1,470発)
- 対戦車ミサイル(誘導ロケット):9M17P ファラーンガ-PV×4
- ロケット弾:57mmS-5ロケット弾用 UB-32A-24 32連装ポッド×4基
- 爆弾その他:OFAB-100×8、OFAB-250×4、RBK-250×4、RBK-500×2、KMGU-2×2、ODAB-500×2、3B-500×2
Mi-24V
- 初飛行:1972年
- 主回転翼直径:17.30m
- テールローター直径:3.91m
- 全長:21.50m
- 全高:3.97m
- 翼長:6.66m
- 空虚重量:8,500kg
- 通常離陸重量:11,200kg
- 最大離陸重量:11,500kg
- 内部燃料積載量:1,500kg+オプション1,000kg
- 発動機:クリーモフ製 イソトフTV3-117 ターボシャフトエンジン(出力:2,225 馬力)2基
- 超過禁止速度:320km/h
- 巡航速度:264km/h
- 限界航続距離:1,000km
- 戦闘航続距離:595km
- 実用上昇限度:4,500m
- ホバリング上昇限度:2,000m
- 乗員:2名
- 積載量:兵員8名、または担架4台、または1,500-2,400kgの積載物、または外部に2,000kgの積載物
- 武装:武器搭載量2,400kgまで(6箇所に対戦車ミサイル、空対空ミサイル、ロケットランチャー、無誘導ロケット弾、機銃コンテナ、爆弾など)
- 固定武装:12.7mm 4銃身機銃YakB-12.7×1(USPU-24可動式銃塔に装備、弾数1,470発)
- 対戦車ミサイル(誘導ロケット):9M114 シュトゥールム-V×4
- 空対空ミサイル(誘導ロケット):R-60×2
- ロケット弾・無誘導ロケット:57mmS-5ロケット弾用 UB-32A-24 32連装ポッド×4基、87mmS-8ロケット弾用 B-8V20A 20連装ポッド×4基、137mmS-13ロケット弾用 B-13L1 5連装ポッド×4基、GUB-1×2、GUB-8700×4、247mmS-24ロケット弾×4
- 機関砲ポッド:UPK-23-250(GSh-23Lを搭載)
- 爆弾その他:OFAB-100×8、OFAB-250×4、RBK-250×4、RBK-500×2、KMGU-2×2、ODAB-500×2、3B-500×2
Mi-24P
- 初飛行:1974年
- 主回転翼直径:17.30m
- テールローター直径:1.50m
- 全長:17.51m
- 全高:3.97m
- 翼長:6.66m
- 空虚重量:8,570kg
- 通常離陸重量:11,300kg
- 最大離陸重量:11,500kg
- 発動機:クリーモフ製 イソトフTV3-117 ターボシャフトエンジン(出力:2,225馬力)2基
- 超過禁止速度:320km/h
- 巡航速度:270km/h
- 限界航続距離:1,000km
- 戦闘航続距離:450km
- 実用上昇限度:4,500m
- ホバリング上昇限度:2,000m
- 乗員:2名
- 積載量:兵員8名、または担架4台
- 武装:武器搭載量2,400kgまで(6箇所に対戦車ミサイル、ロケットランチャー、無誘導ロケット弾、機銃コンテナ、爆弾など)
- 固定武装:30mm連装機関砲GSh-30K×1(弾数250発)
- 対戦車ミサイル(誘導ロケット):9M114 シュトゥールム-V×4
- ロケット弾・無誘導ロケット:57mmS-5ロケット弾用 UB-32A-24 32連装ポッド×4基、87mmS-8ロケット弾用 B-8V20A 20連装ポッド×4基、137mmS-13ロケット弾用 B-13L1 5連装ポッド×4基、247mmS-24ロケット弾×4、GUB-1×2、GUB-8700×4
- 機関砲ポッド:UPK-23-250(GSh-23Lを搭載)
- 爆弾その他:OFAB-100×8、OFAB-250×4、RBK-250×4、RBK-500×2、KMGU-2×2、ODAB-500×2、3B-500×2、PFM-1対人地雷投下器
登場作品
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映画
- 『5デイズ』
南オセチア紛争時のグルジアに侵攻したロシア軍の兵器として登場。グルジア軍全面協力の下に撮影したため、この作品に登場するMi-24は実機を用いている。- 『アヴァロン』
ポーランド陸軍の協力により、撮影に実機のMi-24が使用された。映画において東側諸国の、それも軍の現用ヘリが実機で登場するのは珍しく、日本産の映画では初である(撮影協力を得るにはかなり苦労したとのこと)。- 『アフガン』
- 終盤、主人公が防衛する高地を襲撃したムジャーヒディーン掃討のため、ソ連軍が2機のP型を使用。ロシア軍全面協力の下の撮影のため、実機を用いている。
- 『エアフォース・ワン』
- 釈放されるラデク将軍の護送用に、カザフスタン共和国軍のMi-24が登場。冷戦後ということもあり、撮影に用いられたのは実機である。
- 『オーガストウォーズ』
- こちらも南オセチア紛争におけるロシア軍の兵器としてP型が登場する。ロシア軍全面協力下の撮影のため実機を用いている。
- 『ストームゲート』
ロシア陸軍の全面協力によりMi-24実機が出演。主人公らの近接航空支援を行う。- 『ダイ・ハード/ラスト・デイ』
- アリク率いるチャガーリンの手下がMi-24Pを使用して主人公、ジョン・マクレーンらに対してGSh-30-2機関砲で機銃掃射を加える。
- 『ファイヤーフォックス』
ソ連海軍巡洋艦「リガ」の艦載機として登場。1機はMiG-31 ファイヤーフォックス(架空の機体)の攻撃で、1機は衝撃波で撃墜され、別の2機が給油中のMiG-31とともに潜水艦の捜索に出動する。撮影に用いられたのは実機ではなく、SA 330 ピューマを改造した撮影用プロップであり、操縦席のシーンには映画『ブルーサンダー』の主役ヘリ「ブルーサンダー」のものが流用されている。なお、当時のソ連海軍が運用していたのはKa-25 ホーモンかKa-27 ヘリックスであり、Mi-24を艦載機として運用していたことは無い。- 『ブラッド・ダイヤモンド』
- シエラレオネ政府から革命統一戦線の掃討作戦を請け負った民間軍事会社が、南アフリカ製近代化改修型のMi-24/35 Mk.III スーパーハインドを使用する。この映画の題材となった現実のシエラレオネ内戦においても同様の経緯があり、現在でも数少ない航空戦力として用いられている。
- 『ランボーシリーズ』
- 『怒りの脱出』および『怒りのアフガン』に登場するが、撮影に使われた機体はSA 330にスタブウイングを取り付けるなどしてMi-24らしく見せかけた偽ハインドである。
- 『ランボー/怒りの脱出』
- ストーリー終盤にて、ベトナム人民軍のUH-1を奪いアメリカ軍捕虜と共に脱出したランボーを、ソ連軍駐ベトナム軍事顧問団幹部将校のポドフスキー中佐が自ら操縦して追跡する。空中戦の果て、止めを刺そうと不時着したランボーのUH-1に接近するが、ランボーの擬装(死んだふり)にだまされ、油断したところをM72 LAWで撃墜される。
- 『ランボー3/怒りのアフガン』
アフガニスタン某地区に駐屯する部隊の司令官ザイセン大佐自らが操縦して幾度となくランボーとトラウトマン大佐を追い詰めるが、ランボーを捜索中、燃料補給のために基地へ引き返した後、無人の本機をランボーやトラウトマン大佐そして、基地に囚われていた地元住民に奪われてしまう。その直後に機はザイセン達からの銃撃で損傷し墜落するが、別の機体をザイセンが引き続いて使用。終盤の戦いではランボーに乗っ取られたT-72戦車(M551シェリダンを改造して制作)と正面からの撃ち合いを行う。主砲の砲撃では傷1つ負わなかったものの同軸機銃の銃撃を受け、T-72と正面衝突し、墜落。
- 『レッド・スコルピオン』
- 主人公、ニコライ・ラチェンコが所属する、アフリカ(恐らくアンゴラ)に駐屯するソ連軍部隊の装備として登場。現地住民、とりわけ昔ながらの素朴な生活を送るブッシュマンと触れ合う中で彼らに感化され、さらにはブッシュマンの村でソ連軍が虐殺を行ったことでアンゴ・スンダタやカルンダ・キントッシュが率いる反共産政府運動に加わることを決意したニコライが攻撃を仕掛ける中、彼の元上官のヴォルテーク将軍が本機で脱出を図るも、新型の機関銃を手にしたニコライの銃撃で損傷し、離陸に失敗する。そして、最後はニコライの止めの銃撃によってヴォルテーク諸共破壊される。こちらの偽ハインドはシコルスキー S-61を用いている。
- 『ロード・オブ・ウォー』
- 主役の武器商人が、ソ連崩壊直後のウクライナ軍から横流しされた初期型のA型を取り扱う[10]。
- 『若き勇者たち』
- A型が登場。一見実機かと思われがちだが、実際にはSA 330を大規模改造して造ったものである。また、撮影に使用された機体は『ランボー/怒りの脱出』にて、ランボーの放ったM72 LAWの攻撃に遭い墜落するシーンの撮影に使用された。
アニメ
- 『CAT SHIT ONE -THE ANIMATED SERIES-』
- Mi-24/35 Mk.III スーパーハインドが航空支援のため、ラストのシーンで飛来。
- 『機動警察パトレイバー』
後期OVAシリーズ第15話「星から来た女」に、地球防衛組織CLAT所属機が登場。- 『こちら葛飾区亀有公園前派出所』
- 第36話「秘写真をとり返せ!」にて、秘写真をとり返すためにMi-24が新幹線を追いかける。
- 『秘密結社鷹の爪』
- 第10話から登場。フェンダーミラー将軍が搭乗した機体がデラックスファイターをミサイルで攻撃するが、デラックスボンバーで撃ち落とされてしまう。だが、『土管くんシリーズ』や『秘密結社鷹の爪.jp』でも登場している。
- 『やわらか戦車』
- オープニングに登場。
小説
- 『異世界のF35』
- ある人型ロボを偵察に来た航空自衛隊の女性パイロットが乗るF-35BJを追い詰め、墜落させる中国人民解放軍機として登場する。
- 『特命武装検事・黒木豹介シリーズ』
- 主人公の敵対勢力が使用するほか、『帝王コブラ2』ではフランス製の攻撃ヘリ(架空機)をMi-24風に改造した機体が登場。
- 『フルメタル・パニック!』
- 第1話で登場。
漫画
- 『D-LIVE!!』
- D型が登場。
- 『仮面のメイドガイ』
- アラブの悪人が乗り、主人公の邸宅に飛来する。その後、時限爆弾の作動により旗艦もろとも爆発する。
- 『気分はもう戦争』
ソ連軍が使用。特殊部隊「レイドビキ」の支援のため、はちまきたちを夜間攻撃するが、陣地にあった野砲の接射を受けて爆散する。- 『ギンバエ』
- 主人公が所属する民間救助会社「GQ」所有の唯一のヘリとして登場する主役メカ。非武装。
- 『こちら葛飾区亀有公園前派出所』
- 物語世界の中で実機がティーガーIと共に頻繁に登場する。
- 『ジオブリーダーズ』
- 化け猫が使用。ハウンド(厚生省衛生二課)・アメリカ海兵隊と交戦する。
- 『パイナップルARMY』
- ニカラグア内戦当時のホンジュラスを舞台とした話において、ニカラグア政府軍のMi-24がホンジュラス領内に潜伏するコントラゲリラ掃討と基地破壊のために越境攻撃を仕掛けてくる、という設定で登場。
- 『ブラック・ラグーン』
- 第1話で登場した傭兵会社「エクストラ・オーダー」(通称E.O.)の傭兵がA型を使用。
- 『まじかる☆タルるートくん』
- 主人公、江戸城本丸が作ったプラモデルがタルルートの魔法で大型・可動化して飛行。しかし、スクランブル発進した航空自衛隊のF-15Jによって撃墜される。
- 『ヨルムンガンド』
- D型・V型・スーパーMk.Vの3種が登場。
- 『ゲート 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり』
- 漫画版第5巻の終盤に回想でD型が登場する。
ゲーム
- 『ARMA 2』
- D型・P型・V型の3種が登場する。いずれもプレイヤーが操作可能。
- 『Double Clutch』
ベネズエラ軍・ロシアの犯罪組織が使用。- 『Just Cause』
- 「Walker AH-16 Hammerbolt」の名称でMi-24とシコルスキー S-67を混ぜた外見の攻撃ヘリコプターが登場する。サン・エスペリート軍とPMC「ブラック・ハンド」が使用する。
- 『NAM-1975』
- 『Operation Flashpoint: Cold War Crisis』
ソ連軍陣営の攻撃ヘリコプターとしてD型が登場する。FPSでMi-24が操作可能なのは本作が初。- 『Saints Row: The Third』
州軍が使用する。悪評度が最高になると主人公を殺害するため飛来してくる。プレイヤーも操縦・所有が可能。
- 『Saints Row IV』
- 前作に引き続き登場。悪評度を上げても州軍が登場しないため影が薄くなっているが、ミッションやアクティビティ内で登場。非常に珍しいヘリになってしまったが操縦・所有が可能。
- 『WarRock』
- Mi-24/35 Mk.III スーパーハインドが日本版に2009年5月28日に実装。
- 『アンチャーテッド 黄金刀と消えた船団』
- 敵勢力が使用する。
- 『エースコンバットシリーズ』
- 『エースコンバット2』『エースコンバット04』『エースコンバットAH』『エースコンバット∞』
- 上記作品に敵機として登場。『エースコンバットAH』の場合は特定の条件を満たすと自機としても使用可能となる。
- 『オペレーションゴースト』
- ミッション4で登場。スティンガーを無効化にするステルス機に改造されているため、プレイヤーは対空機関砲での応戦を余儀なくされる。
- 『凱歌の号砲 エアランドフォース』
日本を占拠したロシア軍の機体として登場。プレイヤーも購入して使用できる。- 『強襲機甲部隊 攻撃ヘリコプター戦記』
- プレイヤーの使用機として登場。
- 『グランド・セフト・オートV』
- 本作に同梱されている『グランド・セフト・オート・オンライン』において、本機をモデルとしたヘリコプターである「サベージ」が登場している。
- 『コール オブ デューティシリーズ』
- 『CoD4』
- ロシア超国家主義派が使用する。キャンペーン終盤でソープらが乗るUAZ-469を追撃し、進行方向にある橋をロケット弾で攻撃して落とし、ソープらを危機に陥れる。
- 『CoD:MW2』
- ロシア超国家主義派が運用。
- 『CoD:MW3』
- ロシア軍とロシア超国家主義派がD型を使用。ニューヨークで主人公の乗ったUH-60 ブラックホークを3機で攻撃するが、ドアガンの攻撃で全機撃墜され、1機は建設現場に突っ込んで大破する。また、ベルリンで超国家主義派がロシア大統領の娘を誘拐する際にも使用されるほか、ソマリアでプレイヤーがタブレットで機銃を操作することも可能。マルチプレイモードでは一定以上連続キルすると、ロシアやアフリカ民兵側の航空支援として飛来し、マップ上空を旋回しながら一定時間機銃で攻撃する。
- 『CoD:BO』
ベトナムに派遣されたスペツナズがA型を使用。キャンペーン終盤で主人公たちが乗っ取り、スペツナズの基地を襲撃する。- 『CoD:BO2』
- キャンペーンにD型が2回登場する。1回目はアンゴラにて単機で登場し、2回目はアフガニスタンでBTR-60とMi-8 ヒップとともに登場。
- 『CoD:G』
- 南米連邦軍が使用。同軸反転ローター、H型尾翼を持つ架空機である。キャンペーンにおいて複数回登場し、特に「ホームカミング作戦」やフリー・ポート、アタカマ砂漠衛星通信アレイ基地防衛時に投入された数から推測すると、相当数が配備されていると考えられる。人員輸送を行うシーンは見受けられず、純粋な攻撃機として運用されていると考えられる。
- 『狙撃 -SOGEKI』
- ゲーム中では"Anti-tank Helicopter"と表記。テロリストの1人が搭乗し、機関砲とミサイルでプレイヤー(狙撃手)を攻撃する。
- 『突撃!!ファミコンウォーズ』
- D型をモデルにしたヘリコプターが登場する。続編の『VS』にも登場。さらに、新たな設定で対生物兵器用としてコックピットが与圧されているという点が追加された。
- 『バトルフィールドシリーズ』
- 『BF1942』
湾岸戦争を題材にした有名なMOD「DesertCombat」で、AH-64 アパッチのカウンターパートとしてD型がイラク軍に配備される。パイロットとガンナーのほか、キャビンに3名の兵士が搭乗可能。- 『BF2』
- MEC特殊部隊・スペツナズの攻撃ヘリコプターとして登場する。搭乗員はパイロットとガンナーの2名のみで、キャビンに兵士を乗せることはできない。
- 『BF2MC』
- MECの攻撃ヘリコプターとして登場する。基本的にマルチプレイ用のヘリだが、キャンペーンでも最終ミッションにて敵のヘリコプターとして登場し、パイロットを射殺すれば(その際機体が壊れなければ)鹵獲してプレイヤーも操縦することができる。
- 『BFBC』
- セルダリスタンの元大統領が所有している。キャンペーンで一度プレイヤーが操縦する。金色に塗装されている。
- 『BFBC2』
- ロシア軍の輸送ヘリとしてMi-24 Mk.III スーパーハインドが登場。輸送ヘリとして登場するので、武装は機首の23mm機関砲しか使用できない。
- 『BF3』
メヘラーバード国際空港に何機か駐機してあり、主人公らの爆撃対象となる。
- 『フィクショナル・トルーパーズ』
- エストビア連邦軍の主力攻撃ヘリ。「大脱走」回での劇画にも登場するが、捕虜が奪ったショート スカイバンの後部ドアから投下された貨物をローターにぶつけられて墜落する。
- 『マーセナリーズ』
北朝鮮反乱軍が使用する攻撃ヘリコプターとしてMi-35が登場する。
- 『マーセナリーズ2 ワールド イン フレームス』
- Mi-35が「アナコンダ」という名称で登場し、ソラーノ軍が使用する。
- 『マキシマムチェイス』
- ステージ3のガンファイトモードでボスとして登場。体力を一定以上削るか、両翼のバルカンを破壊すると体当たりで攻撃してくる。
- 『メタルギアシリーズ』
- 『MGS2』以外の作品に登場。シリーズ中の兵器としてはメタルギアに次いで登場回数が多い。『MG』『MG2』ではD型が登場する。『MGS3』で登場するのはキャノピーの形状から見てA型だが、A型の初飛行が1969年なのに対し時代設定が1964年である事から、矛盾を解消するために極秘で試験運用されていたという設定になっている。ちなみに劇中ではシギントいわく「空飛ぶ歩兵戦闘ビークル」。『MGS』ではリキッド・スネークがD型(劇中では「ハインドD」と呼ばれる)に搭乗。ソリッド・スネークの潜入を援護するため、陽動として派遣された2機のF-16 ファイティングファルコンを撃墜するという戦果を挙げる。その後潜入したスネークを強襲するが、スティンガーミサイルを入手したスネークとの戦闘で撃墜される(しかし、リキッド自身はパラシュートで脱出に成功している)。『MPO』ではボスとしての登場は無いが、デモシーンに登場する。『MGS4』ではシャドーモセス島に残骸が残っている。『MGSPW』では敵兵力の主力戦闘ヘリとしてA型とD型の両方が登場。スネーク達MSFが鹵獲し、自軍戦力としても運用できる。『MGSV』にも登場し、『GZ』ではMSFの支援ヘリとして、本編では主に敵の戦闘ヘリとして登場。実名ではなく「HP-48 krocodile」という名称で登場している。ただしキャノピーがMi-28のような形状になっている。
- 『萌え萌え大戦争☆げんだいばーん』
- ソ連軍のキャラクターのサポートユニットなどで登場。また、鋼の乙女「ミーリ」のモデルでもある。
- 『War Thunder』
- ソ連のプレイアブル機体としてMi-24A、Mi-24D、Mi-24V、Mi-24P、Mi-35Mが登場する。
その他
2007年12月6日にウクライナの1+1TVチャンネルのテレビ番組『ジールクィ・ヴァールミイ』(Зірки в армії:「軍のスターたち」)で放送されたルスラナの新曲「ムィー・ブーデモ・ペールシ」(Ми будемо перші:「我らがトップになる」)のビデオクリップには、ウクライナ陸軍航空隊のP型が2機登場する。映像中ではルスラナらが扮する強襲部隊(空中降下兵)を輸送しており、最後にはロケット弾で目標への攻撃を行っている。このクリップには他に、ウクライナ陸軍のT-64・T-72・オプロート・2K22など、ウクライナ海軍の「プルィドニプローヴィヤ」や「ルビージュ」(ともにP-15M テルミート艦対艦ミサイルの斉射を披露している)などが登場しており、一般メディアとしては異例ともいえるウクライナ軍の前面装備の一斉公開となっている。この番組はウクライナ軍記念日に関連したもので、ウクライナで活躍する著名な歌手たちがそれぞれ新曲を軍隊と関係したクリップ付きで公開したものであった[11]。
脚注
^ 旧西側の(対地攻撃に特化した)攻撃ヘリコプターと区別するため、「強襲ヘリコプター」と呼ばれる事もある。ただし、旧西側においても、シコルスキー S-67やアメリカンエアクラフト ペネトレーターのように「歩兵部隊(もしくはコマンド部隊や特殊部隊)の搭乗が可能な攻撃ヘリコプター」というコンセプトは存在していたが主流とはならなかった。
^ 一説によると300機以上
^ Cooper, Tom; Bishop, Farzad (9 September 2003). "I Persian Gulf War: Iraqi Invasion of Iran, September 1980". Air Combat Information Group.
^ Yakubovich, Nikolay. Boevye vertolety Rossii. Ot "Omegi" do "Alligatora" (Russia's combat helicopters. From Omega to Alligator). Moscow, Yuza & Eksmo, 2010, ISBN 978-5-699-41797-1, pp.164–173.
^ Goebel, Greg (16 September 2012). "Hind in Foreign Service / Hind Upgrades / Mi-28 Havoc". The Mil Mi-24 Hind & Mi-28 Havoc.
^ [1]
^ [2]
^ Helicopter shot down in Somalia
^ “Russian Fighter Aircraft Arrive in Syria”. Stratfor. 2015年10月26日閲覧。
^ 主演のニコラス・ケイジと最初の妻との息子が、A型の整備兵役として出演している。なお、実際のウクライナ軍では横流しできるようなよい状態のA型は保有しておらず、設定はフィクション味が強い。
^ ルスラナの公式ページ (英語)
外部リンク
※参考リンク。
- MI-24PN Gallery
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Уголок неба. 2004 (Страница: "Миль Ми-24ПС" Дата модификации: 07-05-2006) (ロシア語)
Уголок неба. 2004 (Страница: "Миль Ми-24ХР" Дата модификации: 07-05-2006) (ロシア語)
Уголок неба. 2004 (Страница: "Миль Ми-25" Дата модификации: 07-05-2006) (ロシア語)
Уголок неба. 2004 (Страница: "Миль Ми-35" Дата модификации: 07-05-2006) (ロシア語)
Уголок неба. 2004 (Страница: "Миль Ми-35М" Дата модификации: 07-05-2006) (ロシア語)
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