Yak-28 (航空機)
Yak-28(Jak-28;ヤク28)は、ソ連のヤコヴレフ設計局で開発された超音速戦術または防空戦闘機である。北大西洋条約機構(NATO)は、識別のため戦術戦闘機型に「ブリュワー」、防空戦闘機型に「ファイアバー」というNATOコードネームをつけた。複座の戦闘練習機型の存在もしられており、こちらのコードネームは「マエストロ」である。
肩翼配置の主翼の両側に強力なツマンスキー製ジェットエンジンを収めたポットを装備した双発機で、降着装置はタンデム型に配置されていた。1960年頃から生産が開始され約700機生産されたが、他のソ連の友好国には輸出されなかったため、西側諸国においては本機は長い間その実態が把握されていなかった。
目次
1 派生型
2 スペック(Yak-28P)
3 関連項目
4 脚注
派生型
Yak-129
- 試作機。
Yak-28
- 正式な量産型。
Yak-28BブリュワーA
- JATOシステムを搭載した仕様。
Yak-28LブリュワーB
- Aタイプの発展型。
Yak-28IブリュワーC
- レーダーを改修した仕様機。
Yak-28UVP
- 試作機。主にシステムと飛行方式の変更。
Yak-28Uマエストロ
- 練習機仕様。
Yak-28RブリュワーD
- 攻撃力を上げた発展型。
Yak-28SR
- 試作機。性能の向上を促した。
Yak-28SR
- 防衛戦使用。
Yak-28TARK
- カメラを内蔵した撮影機仕様。
Yak-28RR
- エンジンを改修した発展型。
Yak-28RL
- 武装を一部新規化した攻撃型。
Yak-28PPブリュワーE
- 純粋な局地戦闘仕様。
Yak-28VV
- エンジンのシステムを改修した防衛型。
Yak-28LSh
- 空対空戦闘に準じた攻撃型。
Yak-28Pファイアバー
- 防空戦闘機に改造された仕様機。
Yak-28PM
- Pタイプの試作機。
Yak-28URP
- ロケットを追加装備した試作機。
Yak-28-64
- 戦闘力を向上させた試作機。
スペック(Yak-28P)
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諸元
乗員: 2 名
全長: 21.6 m (75 ft 0 in)
全高: 3.95 m (12 ft 11 in)
翼幅: 12.06 m(41 ft 0 in)
翼面積: 37.6 m2 (405 ft m2)
空虚重量: 9,970 kg [1] (21,980 lb)
運用時重量: 15,000 kg (33,069 lb)
最大離陸重量: 20,000 kg (44,092 lb)
動力: ツマンスキー R-11AF-2 ターボジェットエンジン
ドライ推力: 46 kN (10,140 lbf) × 2
アフターバーナー使用時推力: 62 kN (13,670 lbf) × 2
性能
最大速度: 1840 km/h (1142 mph)
航続距離: 2,500 km (1,550 mi)
実用上昇限度: 16,750 m (54,954 ft)
離陸滑走距離: m (ft)
着陸滑走距離: m (ft)
翼面荷重: 531 kg/m2 (108.6 lb/ft2)
推力重量比: 0.62
武装
ミサイル:- 2 × R-98TM/RM 空対空ミサイル,
- 2 × K-13A 短距離空対空ミサイル
関連項目
- 旧東側の空軍組織
- 戦闘機一覧
脚注
^ "Jakowlew Jak-28" (in German). suchoj.com. Retrieved: 18 July 2012.
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