松江陽一
松江 陽一(まつえ よういち、1930年10月26日 - )は、日本の俳優、映画プロデューサー、舞台制作者。
目次
1 経歴
2 作品
2.1 映画(出演)
2.2 映画(制作)
2.3 映画(その他)
2.4 舞台
3 脚注
4 外部リンク
経歴
石川県生まれ。1955年、東京大学法学部卒業。
同年「東宝ニューフェイス」に合格し入社。同年、小田基義監督の『ゴジラの逆襲』に同期の中丸忠雄と共に俳優としてデビューし端役で出演する。イタリアのチネチッタへの留学を終えた後、東宝で黒澤明監督の『隠し砦の三悪人』から『赤ひげ』までの作品に助監督として参加(『用心棒』は除く)。
1966年、東宝を退社し、俳優を引退するも映画・舞台制作会社『41工房(アトリエ41)』を設立。オフ・ブロードウェイでロングランしたミュージカルの翻訳版『ファンタスティックス』(1971年, 渋谷ジァン・ジァン)を始めとする小劇場ミュージカルの上演を手がける傍ら、プロデューサーとして黒澤明監督の作品に参加。1975年の『デルス・ウザーラ』は第48回アカデミー外国語映画賞を受賞した[1]。
1971年、『ファンタスティックス』で第6回紀伊國屋演劇賞個人賞を受賞。なおこの作品は後年まで上演の度に主役の男女二人のオーディションを開催、新人俳優の登竜門となっていた。
作品
映画(出演)
- 『ジャンケン娘』, 1955(監督:杉江敏男)...端役
- 『ゴジラの逆襲』, 1955(監督:小田基義)...端役
- 『風は知らない』The Wind Cannot Read, 1958(監督:ラルフ・トーマス)イギリス ...森伍長役 主演はダーク・ボガードと谷洋子。
映画(制作)
- 『どですかでん』, 1970(監督:黒澤明)
- 『馬の詩』, 1971(監修:黒澤明, 構成:黒澤明、木下亮, 音楽:佐藤勝)日本テレビで放映されたドキュメンタリー。ナレーションを「どですかでん」で親子を演じた三谷昇と川瀬裕之が担当した。
- 『デルス・ウザーラ』, 1975(監督:黒澤明)ソ連=日本[1]
- 『アフリカ物語』, 1980(監督:羽仁進, 原案:寺山修司)
- 『友達』, 1988(監督:シェル・オーケ・アンデション, 原作:安部公房)スウェーデン=日本
映画(その他)
- 『天国と地獄』, 1963(監督:黒澤明)...監督助手
- 『日本一の色男』, 1963(監督:古澤憲吾)...監督助手
- 『赤ひげ』, 1965(監督:黒澤明)...監督助手
- 『上意討ち 拝領妻始末』, 1967(監督:小林正樹)...監督助手
舞台
- 『ファンタスティックス』, 1971年-1992年(演出:中村哮夫)
脚注
- ^ ab外部リンクに映像
外部リンク
"Dersu Uzala" Wins Foreign Language Film: 1976 Oscars - YouTube「デルス・ウザーラ」アカデミー外国語映画賞 受賞映像(出席:松江陽一)