ノーサンプトン郡 (ペンシルベニア州)
ペンシルベニア州ノーサンプトン郡 | |
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![]() 郡のペンシルベニア州内の位置 | |
![]() 州のアメリカ合衆国内の位置 | |
設立 |
1752年3月11日 |
郡庁所在地 |
イーストン |
最大の都市 |
ベスレヘム |
面積 - 総面積 - 陸 - 水 |
976 km2 (377 mi2) 969 km2 (374 mi2) 10 km2 (4 mi2), 0.94% |
人口 - (2010年) - 密度 |
297,735人 307.2人/km2 (796人/mi2) |
標準時 |
東部: UTC-5/-4 |
ウェブサイト | www.northamptoncounty.org |
ノーサンプトン郡(英: Northampton County)は、アメリカ合衆国ペンシルベニア州の東部に位置する郡である。2010年国勢調査での人口は297,735人であり、2000年の267,066人から11.5%増加した[1]。郡庁所在地はイーストン市(人口26,800人[2])であり、同郡で人口最大の都市はベスレヘム市(人口74,982人[3])である。ノーサンプトン郡は1752年にバックス郡から分離して設立された。郡名はイングランドのノーサンプトンシャーから採られた。またイーストン市はカントリーハウスのイーストン・ネストンから採られた。
ノーサンプトン郡はペンシルベニア州のリーハイ・バレーに位置している。その北端はポコノ山地に接している。郡東部はデラウェア川に接し、ニュージャージー州との州境になっている。西はリーハイ郡であり、リーハイ・バレーの中でも人口が多い所である。
ノーサンプトン郡は鉱工業指向であり、無煙炭、セメントなど工業製品を産出している。ベスレヘム市のベスレヘム・スチールはかつて世界最大の鉄鋼メーカーだったが、2003年に閉鎖された。
目次
1 地理
1.1 交通
1.1.1 空港
1.1.2 公共交通機関
1.1.3 主要高規格道路
1.2 隣接する郡
1.3 国立保護地域
2 郡政府
3 人口動態
4 政治
5 都市と町
5.1 都市
5.2 ボロ
5.3 タウンシップ
5.4 国勢調査指定地域
6 教育
6.1 高等教育機関
6.2 公共教育学区と高校
6.3 チャータースクール
6.4 私立高校
7 公園とレクリエーション
8 著名な出身者
9 脚注
10 参考文献
11 外部リンク
地理
アメリカ合衆国国勢調査局に拠れば、郡域全面積は377平方マイル (977 km2)であり、このうち陸地374平方マイル (968 km2)、水域は4平方マイル (9 km2)で水域率は0.94%である[4]。
交通
空港
ノーサンプトン郡への出入りは、リーハイ・バレー国際空港 (IATA: ABE, ICAO: KABE)を利用できる。
公共交通機関
郡内公共バス交通はLANTAと略称されるリーハイ・アンド・ノーサンプトン交通公社が担当している。ベスレヘムではシャトルバスのベスレヘム・ループが運行されている。
主要高規格道路
州間高速道路78号線
アメリカ国道22号線
ペンシルベニア州道33号線
ペンシルベニア州道611号線
隣接する郡
モンロー郡 - 北
ウォーレン郡 (ニュージャージー州) - 東
バックス郡 - 南
リーハイ郡 - 西
カーボン郡 - 北西
![]() |
カーボン郡 |
モンロー郡 |
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リーハイ郡 |
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ウォーレン郡 (ニュージャージー州) |
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![]() ![]() | ||||
![]() | ||||
バックス郡 |
国立保護地域
- デラウェア・ウォーターギャップ国立レクリエーション地域(部分)
- デラウェア川中域国立景観河川(部分)
郡政府
ノーサンプトン郡はホームルール憲章を採用していることで、州内6郡の1つである。郡政委員会と幾人かの役人によって運営される代わりに、郡執行役1人、カウンシルの議員9人、郡監査官1人、地区検事長1人を選挙で選ぶ。郡執行役、郡監査官、地区検事長およびカウンシルの議員5人は郡全体の投票で選ばれる。カウンシルの残り4人は小選挙区から選ばれる。郡役人は郡執行役が指名し、カウンシルで承認される。
人口動態
人口推移 | |||
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年 | 人口 | %± |
|
1790 | 24,238 | — |
|
1800 | 30,062 | 24.0% | |
1810 | 38,145 | 26.9% | |
1820 | 31,765 | −16.7% | |
1830 | 39,482 | 24.3% | |
1840 | 40,996 | 3.8% | |
1850 | 40,235 | −1.9% | |
1860 | 47,904 | 19.1% | |
1870 | 61,432 | 28.2% | |
1880 | 70,312 | 14.5% | |
1890 | 84,220 | 19.8% | |
1900 | 99,687 | 18.4% | |
1910 | 127,667 | 28.1% | |
1920 | 153,506 | 20.2% | |
1930 | 169,304 | 10.3% | |
1940 | 168,959 | −0.2% | |
1950 | 185,243 | 9.6% | |
1960 | 201,412 | 8.7% | |
1970 | 214,368 | 6.4% | |
1980 | 225,418 | 5.2% | |
1990 | 247,105 | 9.6% | |
2000 | 267,066 | 8.1% | |
2010 | 297,735 | 11.5% | |
[5][6] |
以下は2000年の国勢調査による人口統計データである。
基礎データ
人種別人口構成( )内は2010年データ
先祖による構成
言語による構成
|
年齢別人口構成
世帯と家族(対世帯数)
|
政治
2010年1月時点でノーサンプトン郡には196,862 人の登録有権者がいた[7]。
民主党: 98,451 (50.00%)
共和党: 65,975 (33.51%)- その他の政党: 32,436 (16.48%)
近年のノーサンプトン郡は州内でも「激戦郡」と認識され、州全体での当選者が郡を制していることが多い。2004年11月の選挙では州全体の選挙の勝者が郡を制し、2008年の場合は民主党の当選者4人が全て郡を制した。州で落選した1人も現職検察長官に対して郡を制した。郡政レベルの選挙では民主党が支配する傾向にある。
郡は、アメリカ合衆国下院議員ペンシルベニア州第15、および第17選挙区に属し、2013年時点では共和党、民主党各1人の議員を選出している。
ペンシルベニア州議会上院では第16、第18、第24および第29選挙区に属しており、下院では第131、第133、第135、第136、第137第138および第183選挙区に属している。2013年時点で上院は共和党3人、民主党1人、下院は共和党4人、民主党3人を選出している。
都市と町

ノーサンプトン郡の自治体、ボロは赤、タウンシップは白、国勢調査指定地域は青
ペンシルベニア州法の下では4種類の自治体がある。市、ボロ、タウンシップ、町である。
都市
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ボロ
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タウンシップ
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国勢調査指定地域
国勢調査指定地域はアメリカ合衆国国勢調査局が人口統計データを取るために設定した地域である。州法の下では実際の司法権が及ぶ範囲ではない。村などその他の未編入領域も下記に挙げる。
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教育
高等教育機関

ノーサンプトン郡教育学区の区分図
ラファイエット大学、イーストン
リーハイ大学、ベスレヘム
モラヴィアン大学、ベスレヘム
ノーサンプトン・コミュニティカレッジ、ベスレヘム・タウンシップ
公共教育学区と高校
- バンガー地域教育学区
- バンガー地域高校、アッパーマウントベセル・タウンシップ
- ベスレヘム地域教育学区
- フリーダム高校、ベスレヘム
- リバティ高校、ベスレヘム
- カタソーカ地域教育学区
- カタソーカ高校、ノーサンプトン
- イーストン地域教育学区
- イーストン地域高校、パーマー・タウンシップ
- ナザレス地域教育学区
- ナザレス地域高校、ナザレス
- ノーサンプトン地域教育学区
- ノーサンプトン地域高校、ノーサンプトン
- ペンアーガイル地域教育学区
- ペンアーガイル地域高校、ペンアーガイル
- ソーコンバレー教育学区
- ソーコンバレー高校、ヘラータウン
- ウィルソン地域教育学区
- ウィルソン地域高校、ウィルソン
チャータースクール
リーハイ・バレー芸能チャーター高校、ベスレヘム
私立高校
- ベスレヘム・カトリック高校、ベスレヘム
- ホリー・ファミリー学校、ナザレス
- モラビアン・アカデミー、ベスレヘム
- ノートルダム高校、ベスレヘム・タウンシップ
- ピウス X 高校、バンガー
- グッドシェパード・カトリック学校[8]、ノーサンプトン
公園とレクリエーション
郡内には2つの州立公園がある。
- デラウェア運河州立公園、デラウェア川に沿った昔のデラウェア運河の経路を辿る、ノーサンプトン郡のイーストンからバックス郡のブリストルまで
- ジェイコブスバーグ環境教育センター
著名な出身者
マルコ・アンドレッティ、ブロの自動車レースドライバー
マリオ・アンドレッティ、ブロの自動車レースドライバー
マイケル・アンドレッティ、ブロの自動車レースドライバー、レーシングチームのオーナー
ジョナサン・フレイクス、映画監督、俳優
ラリー・ホームズ、プロボクシング・世界ヘビー級チャンピオン
ダニエル・デイ・キム、韓国出身の俳優
アルド・レイ、俳優
ブライアン・シュナイダー、メジャーリーグベースボール選手、フィラデルフィア・フィリーズ
ジョナサン・テイラー・トーマス、俳優
ジョージ・ウォルフ、ペンシルベニア州知事(在任1829年-1835年)
脚注
^ Quickfacts.census.gov - Northampton County Archived 2011年7月15日, at WebCite - accessed 2011-12-06.
^ Quickfacts.census.gov - Easton, Pennsylvania - accessed 2011-12-06.
^ Quickfacts.census.gov - Bethlehem, Pennsylvania - accessed 2011-12-06.
^ “Census 2010 U.S. Gazetteer Files: Counties”. United States Census. 2013年4月13日閲覧。
^ http://factfinder2.census.gov
^ http://mapserver.lib.virginia.edu/
^ “Running for office”. Pennsylvania Department of State. 2013年7月26日閲覧。
^ Good Shepherd Catholic School
参考文献
- Frances S. Fox, Sweet Land of Liberty: The Ordeal of the American Revolution in Northampton County, Pennsylvania. University Park, PA: Pennsylvania State University Press, 2000.
- William J. Heller, History of Northampton County (Pennsylvania) and the Grand Valley of the Lehigh. In Three Volumes. New York: American Historical Society, 1920. Volume 1 | Volume 2 | Volume 3
外部リンク
Northampton County news at Lehigh Valley Live.
Northampton County Official Web Site.
"Living in the Greater Lehigh Valley," by The Allentown Morning Call.
座標: 北緯40度45分 西経75度19分 / 北緯40.75度 西経75.31度 / 40.75; -75.31
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