国立競技場
日本における国立競技場(こくりつきょうぎじょう)は、独立行政法人日本スポーツ振興センター(JSC)が管理運営する国立霞ヶ丘競技場・国立代々木競技場・国立西が丘競技場(現味の素フィールド・西が丘)の総称、ならびに1958年から1986年までこれを管理・運営していた特殊法人である。特殊法人の国立競技場は1986年に日本学校保健会と合併して日本体育・学校保健センターが新たに設立され、現在の日本スポーツ振興センターの前身となった。
なお、通常「国立競技場」と呼称する場合は、国立霞ヶ丘競技場内にある国立霞ヶ丘陸上競技場を指す。
目次
1 概要
2 国立西が丘競技場
3 歴代の場長
4 脚注
5 外部リンク
概要
国立競技場は1964年の東京オリンピックの競技会場として建設された。現在でも各国立競技場にはオリンピックマークと"Tokyo 1964" を合わせたエンブレムが残っており、東京オリンピックの会場であったことを偲ばせている。国立競技場で開催された競技は以下の通り。
- メインスタジアム(国立霞ヶ丘陸上競技場)-陸上、サッカー(決勝戦、3位決定戦)、馬術(大賞典障害飛越)
秩父宮ラグビー場 - サッカー
- 代々木会場(国立代々木競技場)
- 第一体育館 - 水泳
- 第二体育館 - バスケットボール
- 第一体育館 - 水泳
国立競技場は首都東京にある上に立地も良いことなどから、各種競技の全国大会の決勝などに使用されることが多い。競技者からみれば、これらの施設は憧れの的である。そのため、国立競技場は「聖地」と呼ばれる。また国立競技場でプレーした経験のある競技者といえば、各競技で相当レベルの高い部類に入る選手ということもできる。
国立西が丘競技場
国立西が丘競技場は、1960年代後半にアメリカ軍から東京兵器補給廠(東京都北区)として使用されていた土地の接収解除と返還を受け、その跡地に建設されて1972年に開場した競技場である。現在は国立西が丘サッカー場(味の素フィールド西が丘)となっている。
歴代の場長
かつては中原久和(1990年就任)[1]ら。近年は、田屋三夫[2]、大和一光[3]、武本紀夫[4]、小菅司[5]、斉藤孝博[6]らが場長を務めてきた。
脚注
^ 国立競技場OB 中原久和氏に聞く~明治神宮外苑競技場から1964年東京オリンピックまでの思い出~ 広報紙「国立競技場」2014.3・4(Vol.602)
^ 新年のあいさつ 国立競技場長 田屋 三夫 「国立競技場」 2010年1月号
^ 年頭のあいさつ 「国立競技場」 2012年1月号
^ 国立競技場長 就任の挨拶 「国立競技場」 2013年5・6月号
^ 頁 「国立競技場」 2015年3月号
^ SAYONARA国立競技場FINAL "FOR THE FUTURE" MEMORIAL GOODS DESIGN AWARD 2015
外部リンク
- 日本スポーツ振興センター