守山区
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もりやまく 守山区 | |
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東谷山フルーツパーク | |
国 | ![]() |
地方 | 中部地方、東海地方 |
都道府県 | 愛知県 |
市 | 名古屋市 |
団体コード | 23113-4 |
面積 | 34.01km2 |
総人口 | 175,471人 (推計人口、2018年10月1日) |
人口密度 | 5,159人/km2 |
隣接自治体 隣接行政区 |
名古屋市(北区、千種区、東区、 名東区) 尾張旭市、春日井市、瀬戸市、 長久手市 |
区の木 | ドングリ |
区の花 | キキョウ |
守山区役所 | |
所在地 | 〒463-8510 愛知県名古屋市守山区小幡一丁目3番1号 北緯35度12分11.9秒東経136度58分34.3秒座標: 北緯35度12分11.9秒 東経136度58分34.3秒 ![]() |
外部リンク | 名古屋市守山区 |
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ウィキプロジェクト |
守山区(もりやまく)は、名古屋市を構成する行政区16区のうちのひとつである。
目次
1 概要
2 地理
2.1 地形
2.1.1 山地
2.1.2 河川
2.2 主な地名
2.3 隣接する自治体・行政区
3 歴史
3.1 沿革
4 政治
4.1 行政
5 国家機関
5.1 防衛省
5.2 経済産業省
6 施設
6.1 警察
6.2 消防
6.3 医療
6.4 図書館
6.5 郵便局
6.6 文化施設
6.7 運動施設
6.8 その他
7 経済
7.1 第二次産業
7.2 第三次産業
7.3 区内に本社のある主な企業
8 教育
8.1 大学
8.2 高等学校
8.3 中学校
8.4 小学校
8.5 特別支援学校
8.6 インターナショナルスクール
8.7 その他の学校
8.8 研究機関
9 交通
9.1 鉄道
9.2 バス
9.3 道路
10 観光
10.1 名所・旧跡
10.2 観光スポット
11 文化
11.1 祭事・催事
11.2 スポーツ
12 出身・関連著名人
13 脚注
13.1 注釈
13.2 出典
14 外部リンク
概要
名古屋の北東部に位置し、東濃や木曽などの山間部に最も近いため、緑豊かな自然が残る。
政令指定都市である名古屋市内にあって、比較的安価で広めの敷地を確保しやすいことや、自然豊かな環境であることが注目を集め、区内、ほぼ全域で宅地開発が盛んになり、人口が増加し続けている。
区の東西を横断するように名古屋鉄道瀬戸線が、南北を縦断するようにゆとりーとラインが走る。また、区の西側をJR中央線が通る。名古屋市内の区で唯一地下鉄が通っていない。
地理
東谷山
地形
山地
- 主な山
東谷山(標高198m、名古屋市の最高峰)
河川
- 主な河川
- 庄内川
- 白沢川
- 矢田川
- 香流川
主な地名
- 瀬古(せこ)
- 四軒家(しけんや)
- 金屋(かなや)
- 小幡(おばた)
- 志段味(しだみ)
- 森孝(もりたか)
- 本地(ほんじ)
- 大森(おおもり)
- 瓢箪山(ひょうたんやま)
- 喜多山(きたやま)
- 吉根(きっこ)
詳しい地名については名古屋市の地名#守山区を参照。
隣接する自治体・行政区
名古屋市の行政区
- 北区
- 東区
- 千種区
- 名東区
他の市町村
- 尾張旭市
- 瀬戸市
- 春日井市
- 長久手市
歴史

守山城址
縄文海進によって、現在の名古屋市全域がほぼ海底にあった時代に、この地域は海岸沿いにあったため、太古から人が居住していたと考えられており、古代から数多くの古墳が残されている。
中世は山田郡に属していたが、長く善光寺街道と瀬戸街道沿いに集落が点在する農村であった。守山の表記は近世にいたるまで統一されておらず、森山と表記することもあった。
戦国時代には、守山城、小幡城、龍泉寺城などの城が存在し、小牧・長久手の戦いなどの舞台となった。守山城は、松平清康の森山(守山)崩れで知られている。
明治に入ると、現在の守山区の地域は、東春日井郡に属することとなった。1889年(明治22年)には、町村制の施行と同時に行なわれた合併により、高間村、二城村、小幡村、大森村の4村が発足した[注 1]。そのころ、小幡ヶ原に名古屋鎮台の演習場が開設され、その後、1897年(明治30年)には、旧日本陸軍の駐屯地(現在の陸上自衛隊守山駐屯地)が誘致されると、宅地化が始まり、瀬戸線開通も加わって、旧守山町の区域に当たる瀬戸街道沿道の宅地化が進んだ。1906年(明治39年)には、高間村、二城村、小幡村、大森村の合併により守山町が、一時分立していた志段村と上志段味村の再合併により志段味村が発足した。
大正から昭和初期にかけては、宅地化の進展とともに、名古屋側の矢田川左岸に大規模な軍需工場が数多くあったことから、守山側の矢田川右岸には、機械部品の下請工場や工場従業員向けの住宅などが点在するようになった。小幡ヶ原には、名古屋飛行機学校の飛行場が存在した。
戦後は、守山町の瀬戸街道沿道を中心として、住宅開発が続き、名古屋のベッドタウン化が進行した。自治体としては、長く守山町と志段味村が並立していたが、町村合併促進の政策に従い、まず、守山町が志段味村を編入し、市制を施行して守山市となった。隣接する旭町(現・尾張旭市)との合併も検討されたが、1963年(昭和38年)には、守山市が名古屋市に編入合併され(名守合併)、名古屋市守山区となった[注 2]。
これとは対照的に、旧志段味村の区域に当たる守山区北部の志段味地区および吉根地区は鉄道もなく、幹線道路整備が遅れ気味であったなど、都市基盤の整備が遅れていたことから、宅地化は進まず、農地と山林が広がっていた。しかし、2001年(平成13年)ゆとりーとラインが開通とともに、竜泉寺街道の拡幅や土地区画整理などの大型開発が進み、大型ショッピングセンターが進出するなど、宅地化が始まった。
沿革
1535年(天文4年)12月4日:森山崩れ
1618年(元和3年):犬山城主成瀬隼人正成が組頭外10名の同心を現在の廿軒家に赴任させた。
1671年(寛文11年):このころ15ヶ村、648戸、人口4591人。
1767年(明和4年):大雨により矢田川が決壊し、流路が大きく北に変わったため、長母寺などが守山から切り離される。
1853年(嘉永6年):新たに10名の同心が追加されたため、明治に至って廿軒家という地名が付けられた。
1889年(明治22年)10月1日:町村制施行等により、高間村、二城村、小幡村、大森村の4ヶ村発足。吉根村、中志段味村、上志段味村、下志段味村の合併により志談村発足
1897年(明治30年):旧日本陸軍第3師団第5旅団歩兵第33連隊が名古屋市中区から移駐
1900年(明治33年):JR中央線、名古屋 - 多治見間が開通
1905年(明治38年)4月2日:瀬戸自動鉄道(のちの瀬戸電気鉄道)により、瀬戸線、矢田 - 瀬戸間が開業
1906年(明治39年)7月16日:高間村、二城村、小幡村、大森村の合併により東春日井郡守山町が、志談村と上志段味村の合併により同郡志段味村が発足
1950年(昭和25年):金城学院大学が現在地(大森)に移転
1954年(昭和29年)6月1日:守山町が志段味村を編入、市制施行により、守山市になる。人口42,248人。
1963年(昭和38年)2月15日:名古屋市へ編入され、名古屋市守山区になる(人口67,786人)
1964年(昭和39年)4月1日:中央線新守山駅開業
1971年(昭和46年):区役所が現守山図書館から現在地に移転
2001年(平成13年)3月23日:ゆとりーとライン、大曽根 - 小幡緑地間が開業
2019年12月頃:コストコが中志段味地区にオープン予定[1]
政治
行政
- 区役所
- 名古屋市守山区役所
- 志段味支所
国家機関

守山駐屯地
防衛省
- 自衛隊
自衛隊愛知地方協力本部 守山地域事務所
陸上自衛隊 守山駐屯地
- 第10師団
- 第35普通科連隊
経済産業省
産業技術総合研究所 中部センター
施設
守山警察署

守山消防署
名古屋市立東部医療センター守山市民病院

名古屋市守山図書館
守山郵便局
守山スポーツセンター
警察
愛知県守山警察署[注 3]
交番
- 志段味交番(大字下志段味)
- 大森交番(大森2丁目)
- 森孝交番(森孝東1丁目)
- 小幡交番(小幡1丁目)
- 守山交番(廿軒家)
- 新守山駅前交番(新守町)
- 瀬古交番(瀬古東3丁目)
- 小幡北交番(川東山)
- 吉根交番(平池東)
消防
名古屋市守山消防署(守山区西新11-8)
出張所
- 志段味出張所(守山区大字下志段味字長廻間2280-12)
- 守西出張所(守山区鳥羽見2-20-12)
- 大森出張所(守山区大森1-2016)
医療
主な病院
- 守山いつき病院(旧:名古屋市立東部医療センター守山市民病院)
- 国立病院機構東尾張病院
図書館
主な図書館
- 名古屋市守山図書館
- 名古屋市志段味図書館
郵便局
主な郵便局
- 守山郵便局
文化施設
- 劇場
- 守山文化小劇場
運動施設
- 志段味スポーツランド
- 緑ヶ丘カンツリークラブ
- 守山スポーツセンター
その他
- 大曽根青果地方卸売市場
経済
アクロス小幡

アピタ新守山店
第二次産業
区の西部を中心に製造施設等が点在する。
アサヒビール名古屋工場- アサヒビール新守山配送センター
雪印メグミルク名古屋工場
大島食品工業工場 - ミルメーク
東邦ガス北部供給所- 東陽機械製作所
第三次産業
- 主な繁華街
- 小幡
- 主な商業施設
- アクロス小幡
- アピタ新守山店
- イオン守山店
- 四軒家フランテ
ピアゴ守山店- ピアゴ西城店
バロー新守山店- バロー志段味店
清水屋藤ヶ丘店
ナフコ守山店- ナフコ喜多山店
- ナフコ小幡緑地店
- ナフコアクロス小幡店
区内に本社のある主な企業
- 青柳総本家
- 朝日インテック
- 太田屋醸造
- グリーンシティケーブルテレビ
サガミホールディングス
- サガミレストランツ - 飲食店経営などを行うサガミホールディングスの事業子会社
- サングリーン
- 三ツ知
- 進和
- ダイナゴン
- デビカ
- 東春酒造
- 日本コンクリート
- 日本ゼネラルフード
- 宝タクシー守山株式会社 - 宝交通
ライオン交通 - つばめグループ
教育
金城学院大学

名古屋国際学園
大学
県立
愛知県立大学 守山キャンパス(旧愛知県立看護大学)
私立
- 金城学院大学
高等学校
県立
- 愛知県立守山高等学校
- 愛知県立緑丘高等学校(旧・愛知県立緑丘商業高等学校)
私立
菊武学園 菊華高等学校
中学校
市立
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小学校
市立
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特別支援学校
市立
- 名古屋市立守山養護学校
インターナショナルスクール
名古屋国際学園 - 国際バカロレア認定校
その他の学校
消防学校
- 名古屋市消防学校
研究機関
産業技術総合研究所 中部センター- 市民経済局研究開発センター プラズマ技術産業応用センター
交通
新守山駅

小幡駅
ゆとりーとライン
名古屋市営バス大森営業所

守山PA
名古屋第二環状自動車道
鉄道
名古屋市16区のうち、唯一地下鉄が通っていない。
東海旅客鉄道(JR東海)
■中央本線:(名古屋市東区)- 新守山駅 -(春日井市)
名古屋鉄道(名鉄)
■瀬戸線(旧瀬戸自動鉄道):(名古屋市東区)- 守山自衛隊前駅 - 瓢箪山駅 - 小幡駅 - 喜多山駅 - 大森・金城学院前駅 -(尾張旭市)
■小牧線:(区内に駅は無い。[注 4]最寄は上飯田駅または味鋺駅(北区))
名古屋ガイドウェイバス
■ガイドウェイバス志段味線(ゆとりーとライン):(名古屋市東区)- 守山駅 - 金屋駅 - 川宮駅 - 川村駅 - 白沢渓谷駅 - 小幡緑地駅
バス
- 路線バス
名古屋市営バス
- ゆとりーとラインの運行も受託しており、高架区間から降りる小幡緑地駅から区北部の志段味地区を経由して高蔵寺駅へ走っている。
名鉄バス
基幹バスが名鉄バスセンターから区内の四軒家を経由して尾張旭市、瀬戸市方面へ走っている。
この他、本地住宅に尾張旭市路線バス「あさぴー号」が乗り入れている。
- 営業所
- 名古屋市営バス大森営業所
- 交通広場
- 小幡交通広場
- 新守山交通広場
道路
高速道路
東名高速道路:(名古屋市名東区)-(名古屋市守山区)-(尾張旭市)-(PA/SIC)守山PA/SIC-(春日井市)
守山パーキングエリアに併設の守山スマートインターチェンジが利用可能。
名古屋第二環状自動車道:(名古屋市名東区)-(TN)名東TN-(TN)守山TN-(8)大森IC-(9)小幡IC-(春日井市)
一般国道
- 国道19号
- 国道155号
国道302号(名古屋環状2号線)
国道363号(出来町通)
主要地方道
愛知県道15号名古屋多治見線(瀬戸街道の一部)- 愛知県道30号関田名古屋線
愛知県道59号名古屋中環状線(瀬戸街道の一部)
愛知県道61号名古屋瀬戸線(瀬戸街道)- 愛知県道75号春日井長久手線
一般県道
- 愛知県道102号名古屋犬山線
- 愛知県道202号守山西線
- 愛知県道208号上半田川名古屋線
- 愛知県道213号篠木尾張旭線
- 愛知県道214号松本名古屋線
愛知県道215号田籾名古屋線(出来町通)
- 幹線道路の道路通称名
<南北の道路>
- 環状2号
<東西の道路>
- 瀬戸街道
- 出来町通
観光
龍泉寺城
強巴林
尾張戸神社

白沢渓谷
矢田川橋緑地公園
名所・旧跡
主な城郭
- 大森城
- 吉根城
- 守山城
- 龍泉寺城
- 小幡城
主な寺院
- 大森寺
- 宝勝寺
- 龍泉寺
強巴林(チャンバリン) - チベット仏教寺院
主な神社
尾張戸神社(瀬戸市との境界近くの東谷山の山頂にある)- 熱田神宮奥の院- 勝手社
- 生玉稲荷神社
- 白山社
主な遺跡
- 小幡茶臼山古墳
- 小幡長塚古墳
- 勝手塚古墳
志段味古墳群
- 志段味大塚古墳
- 白鳥古墳群
- 白鳥塚古墳
- 西大久手古墳
- 東大久手古墳
観光スポット
公園
小幡緑地(本園、西園)[注 5]
愛知県森林公園(尾張旭市にまたがって所在)- 矢田川橋緑地公園
- 白沢渓谷
- 東谷山フルーツパーク
- 志段味スポーツランド
- 歴史の里 しだみ古墳群
文化施設
- 翠松園陶芸記念館(唐九郎記念館)
温泉
竜泉寺の湯(日帰り温泉施設)
文化
祭事・催事
- 主な催事
- シダレザクラまつり
スポーツ
チーム |
スポーツ |
リーグ |
本拠地 |
設立 |
---|---|---|---|---|
FC.SIRIUS尾張 |
サッカー |
西尾張社会人サッカーリーグ |
2009年 |
出身・関連著名人
川島なお美(女優 死没時の実家は尾張旭市)
イチロー(メジャーリーガー 生後間もなく西春日井郡豊山町に転居)
海川ひとみ(元グラビアアイドル)
ハロルド作石(漫画家 愛知県立守山高等学校出身)
藤崎安可里(元タレント)
すぎはらけいたろう(絵本作家)
田岡信樹(建築写真家)
アイアム野田(お笑いタレント、鬼ヶ島のメンバー)
吉田幸弘(政治家、歯科医師、元外務大臣政務官)
石黒哲男(中日ドラゴンズ球団広報)
彰人(プロレスラー)
脚注
注釈
^ 旧守山村が川村、金屋坊村、大森垣内村、大永寺村と合併して、二城村となったことから、その後守山町が誕生する1906年までの17年間は、この地域に守山の名のつく市町村が存在しない時代が続いた。
^ 名古屋市への編入合併後に、滋賀県守山市は誕生しており、市名が重複した時期はなかった。
^ 名古屋市合併前の旧東春日井郡時代に設置されたため、その管轄が守山区および尾張旭市にまたがっている。
^ かつて区内に瀬古駅が存在したことがある。
^ 東園は尾張旭市に所在する。
出典
^ 名古屋・守山区の中志段味にコストコの進出が決定
外部リンク
- 守山区役所
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春日井市 |
瀬戸市 |
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北区 |
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尾張旭市 |
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東区 |
千種区 名東区 |
長久手市 |
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