成都軍区
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成都軍区(せいとぐんく, Chengdu Junqu)は中国人民解放軍の七大軍区のひとつである。四川省、雲南省、貴州省、チベット自治区(阿里を除く)、重慶の3省1自治区1直轄市を管轄する。本部は成都に置かれる。2016年2月1日に蘭州軍区と統合し、西部戦区へ移行。
目次
1 管轄部隊
2 歴史/主要部隊
3 軍区指導者
3.1 歴代司令員
3.2 歴代政治委員
4 配属部隊
5 成都軍区空軍
管轄部隊
成都軍区の下で2つの集団軍(13、14集団軍)と成都軍区を管轄する。
次の省級軍区も管轄する。
- 四川省軍区
- チベット軍区(副大軍管区級)
- 貴州省軍区
- 雲南省軍区
- 重慶市警備区域
歴史/主要部隊
第13集団軍管轄下の第37師団の前身は紅軍第4方面軍第31軍で後の八路軍第129師団386旅団である。陳コウ旅団長,陳再道副旅団長,王新亭が政治部主任であった。
第13集団軍管轄下の第149師団の前身は第31軍第52師団である。さらに以前は、山西・河北・山東・河南の野戦軍であった。1959年ダライラマを制圧し、中印国境に参戦もした。
1969年、第50軍149師団とチベット軍区第52師団は任地交換し、番号を交換して、52師団は149師団に改名して50軍下に再編された。
1985年、第50軍再編により、第149師団は第13集団軍に編入され、四川楽山に進駐する。
第13集団軍は現在成都軍区に属し、重慶に駐屯する。
もとの武漢軍区空軍が現在の成都軍区空軍となっている。
第14集団軍は第40師団と第31師団を管轄する。
中華人民共和国建国から雲南に駐屯をしベトナム戦線に参加。
第14集団軍は現在成都軍区に属し、春城に駐屯する。
軍区指導者
- 司令部所在地:四川省成都
軍区司令員
李作成上将(1953.10-,湖南省安化人)
軍区政治委員
朱福熙中将<空軍>(1955.07-,浙江省臨海人)
軍区副司令員
周小周中将(1956.10-, 安徽省巣湖人)
鄭和少将(1958.11-,上海市人)
戦厚順中将<空軍>(生年月日不明,黒竜江省安達人)
李鳳彪少将<空軍>(1959.10-, 河北省安新人)
軍区副政治委員
白呂少将(1961.09-, 山西省応県人)
舒清友少将<空軍>(1955.9-,湖南省漵浦人)
軍区参謀長
戎貴卿少将(1961-,河南省尉氏人)
軍区政治部主任
劉念光少将(1957.12-,江蘇省靖江人)
軍区連勤部部長
趙金松少将(1959-,河南省平頂山人)
軍区装備部部長
高曉勇少将(1958.11-,本籍地不明)
歴代司令員
賀炳炎 1955~1960
黄新廷 1960.8~1967.3
梁興初 1967.3~1972.
秦基偉 1973. ~1975.10
劉興元 1975.10~1977.9
呉克華 1977.9~1979.1
尤太忠 1980.1~1982.10
王誠漢 1982.10~1985.6- 傅全有
- 張太恒
- 李九龍
- 隗福臨
- 廖錫竜
- 王建民
- 李世明
- 李作成
歴代政治委員
- 李井泉
郭林祥(先任第二政委,後任第三政委)
廖志高(第二政委)
甘渭漢(第四政委)
張国華(第一政委)
陳仁麒(先任第二政委,後任政委)
謝家祥(先任第三政委,後任政委)- 謝政
劉興元(第一政委)1972.3~1975.10- 郭林祥
李大章(第二政委)- 陳先瑞
趙紫陽(第一政委)
孔石泉(第二政委)- 鍾漢華
徐立清(先任第二政委,後任第一政委)
譚啓竜(第二政委)- 万海峰
- 谷善慶
- 張工
- 張志堅
- 楊徳清
- 劉書田
- 張海陽
- 田修思
- 朱福熙
配属部隊
第13集団軍:(重慶直轄市)甲類集団軍、快速反応部隊、2個師団3個旅団編成
第37自動化歩兵師団(重慶市江津)
第149機械化師団(四川省楽山)- 装甲旅団(重慶市豊都)
- 防空旅団(四川省内江)
- 砲兵旅団(四川省楽山)
第14集団軍:(雲南省昆明)乙類集団軍、2個師団3個旅団編成
第40歩兵師団(雲南省開遠)
第31自動車化歩兵師団(雲南省大理)- 第4砲兵旅団(雲南省昆明)
- 装甲旅団(雲南省昆明徐家渡)
- 高射砲旅団
西蔵軍区
- 第52山岳歩兵旅団
- 第53山岳歩兵旅団
第54装甲歩兵連隊 - 第54自動車化歩兵連隊と戦車連隊を統合
武装警察第38師団(四川省南充) (もと第13軍第38師団)
武装警察第41師団(雲南省蒙自) (もと第14軍第41師団)
成都軍区空軍
雲南省昆明基地に司令部を置き、2個航空師団を管轄する。司令員は汪超群中将、政治委員は劉亜洲少将である。
- 第33航空師団(戦闘機師団) 重慶市大足基地、白寺駅基地 J7、SU27
- 昆明指揮所 第44航空師団(戦闘機師団) 雲南省蒙自基地、昆明基地 J7、J6