ワイプアウト
ワイプアウト (Wipeout)
レースゲームのシリーズ。本項目で記述。
2008年にアメリカのABCテレビで放送開始したスポーツアトラクション番組。『痛快なりゆき番組 風雲!たけし城』や『SASUKE』との類似性が指摘され、TBSから提訴されている。アクションゲームにもなっており、2013年にActivisionよりWii Uへ新作のWipeout: Create & Crashが発売されることが決まった。XBOX360のKinect対応ソフトも海外にて発売されている。
wipe-out - ハードディスクの中身を消去するツール。
wipe out - 佃井皆美、人見早苗、下園愛弓、の三人組で構成される女性アイドルグループ
ワイプ・アウト - アメリカのサーフロックバンド、ザ・サファリーズの1968年発表の楽曲。
ワイプアウト wipEout | |
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ジャンル | レースゲーム |
開発元 | シグノシス |
発売元 | ソニー・インタラクティブエンタテインメント |
1作目 | ワイプアウト (1995年9月29日) |
最新作 | ワイプアウト オメガコレクション (2017年6月8日) |
公式サイト | SCE - ワイプアウト(ポータルサイト) |
『ワイプアウト』(wipEout) は、1995年(日本では1996年)に発売されたレースゲーム、およびそのシリーズである。
目次
1 概要
2 シリーズ作品
2.1 ワイプアウト
2.2 ワイプアウトXL
2.3 wipEout 64
2.4 ワイプアウト 3
2.4.1 wipEout 3 special edition
2.5 wipEout Fusion
2.6 ワイプアウト ピュア
2.7 wipEout PULSE
2.8 ワイプアウト HD
2.8.1 ワイプアウト HD フューリー
2.9 ワイプアウト 2048
2.10 ワイプアウト オメガコレクション
3 外部リンク
概要
反重力(Anti Gravity略してAG)テクノロジにより、地上から数メートル浮いた状態で超高速走行が可能な乗り物を使うレースゲームである。目的は、ゲーム機のコントローラを使ってこの乗り物を操作し、レース用サーキットを走らせ、できるだけ速く規定の周回数を走り切ることである。コース幅がこのタイプのレースゲームとしては比較的狭めで、走行(飛行?)速度がそれに比して速めであるうえに、コーナリングには浮遊感をともなう独特の反応特性があるため、操縦はやや難しい。また、サーキットの上には様々な特典(グリッド・パッド)が置かれており、その上を通過すると一時的な急加速、ミサイル、爆弾、シールドなどのアイテム・ウエポンを使うことができる。
開発元は3D空間を移動するタイプのゲームを得意としたイギリスのゲーム開発会社Psygnosisである。同社は1993年にソニーグループに買収されたが、しばらくは競合会社のゲーム機向けにもシリーズ作品が発売された。その後PsygnosisはSCEE Studio Liverpoolとなりシリーズの開発を続けていたが2012年に閉鎖、Studio Liverpoolに在籍していたスタッフの一部はSCE Evolution Studiosに異動、吸収された。また元スタッフが設立したゲーム開発スタジオSawfly Studios、FirespriteがありFirespriteはPS4「プレイルーム」の開発に関わっている。
シリーズ作品
ワイプアウト
F3600 『ワイプアウト』(wipEout) は、1995年(日本では1996年)にPlayStation (PS)・セガサターン (SS)・PCで発売されたシリーズ第1作である。PS版はソニー・コンピュータエンタテインメント (SCE)、SS版はソフトバンク、PC版はゲームバンクから発売された。PS版とSS版は収録曲が多少異なる。
2007年8月にPlayStation Networkのゲームアーカイブスで発売された。
ワイプアウトXL
F5000 『ワイプアウトXL』(-エクセル、wipEout 2097)は、1996年に発売されたシリーズ第2作である。PS版はSCEから、1998年にはSS版がゲームバンクから発売された。PS版とSS版は収録曲が多少異なる。
wipEout 64
F5000 『wipEout 64』は、1998年にNINTENDO64で発売されたシリーズ第3作である。欧州・北米ではMidway Gamesより発売された。シリーズで初めて4人までの対戦が可能となった。日本でもココナッツジャパンより発売される予定だったが、何度も延期した後に発売中止となった。
ワイプアウト 3
F7200 『ワイプアウト3』(wipEout 3) は、1999年(日本では2000年)にPSで発売されたシリーズ第4作である。北米ではPsygnosisより、日本ではSCEより発売された。パッケージのタイトルロゴは欧州(PAL)と日本(NTSC/J)は「WIP3OUT」、北米(NTSC/UC)では「WIPEOUT 3」と表記されている。これ以降はSCEハードにのみ発売されることとなる。なお、日本版のみ2つのコースが隠しモードに追加されている。
wipEout 3 special edition
F7200 『wipEout 3 special edition』は、2000年に欧州限定で発売された『wipEout 3』の特別版である。『wipEout 3』をベースに、旧作から8つのコースが追加・リメイクされたクラシック・リーグが加わり、日本版のみだった2つのコースも収録されている。収録曲は『wipEout 3』と同じ。
wipEout Fusion
F9000 『wipEout Fusion』は、2002年にPlayStation 2で発売されたシリーズ第5作である。欧州・北米で発売されたが日本では未発売。本作より、SCEE Studio Liverpoolが開発を担当、発売元は全てSCEとなる。
ワイプアウト ピュア
FX300 『ワイプアウト ピュア』(wipEout purE) は、2005年にPlayStation Portable (PSP) で発売されたシリーズ第6作である。欧州版・北米版・日本版が存在し、基本的に内容は同一だが、ダウンロードできるコンテンツに違いがある。特に欧州版は北米版、日本版に比べて追加されたコースやサウンドトラックが存在する。現在それらの追加データのほとんどはダウンロード不可になっている。
wipEout PULSE
FX400 『wipEout PULSE』は、欧州では2007年12月12日に、北米では2008年2月12日にPSPで発売されたシリーズ第7作である。日本では未発売。前作『ピュア』と同様にダウンロードコンテンツが存在するが、有料になっており、PLAYSTATION Storeからダウンロード販売という形で提供されている(現在は欧州版のみ)。
ワイプアウト HD
FX350 『ワイプアウト HD』(wipEout HD) は、PS3向けダウンロード配信タイトルとして発売されたシリーズ第8作である。2008年9月25日に英国・北米で、10月29日に日本で配信が開始された。『ピュア』・『PULSE』に登場したコースから8コースをハイビジョン画質でリメイクする。SIXAXIS・デュアルショック3のモーションセンサーを使い、傾きで操作することも可能。オンライン対戦、1080p、60fpsサポート。後に無料アップデートで3D立体視に対応した。
ワイプアウト HD フューリー
『ワイプアウト HD フューリー』(wipEout HD Fury) は、『HD』の追加コンテンツとして2009年7月23日に900円で発売された。12のコースと12のクラフト、80種類もの課題などが追加される。プレイするには製品版『HD』が必要。
ワイプアウト 2048
PlayStation Vita用に2012年1月19日に発売。HD Furyとのクロスプラットフォーム・オンライン対戦が可能。
ワイプアウト オメガコレクション
Playstation 4のダウンロード専用ソフトとして2017年6月8日に発売された。『HD』『Fury』『2048』3作品のリマスターが収録されている。PS4 Proにも対応しており、4K解像度、HDR、60fpsで動作可能。『HD』ではティガロンとヴァンユーバー(早期購入特典)のクラフトが追加されている。
外部リンク
- SCE - ワイプアウト(ポータルサイト)
- SCE - ワイプアウト
- SCE - ワイプアウトXL
- SCE - ワイプアウト3
- SCE - ワイプアウト ピュア(特設サイト)
- SCE - ワイプアウトHD(特設サイト)
- wipeout-game.com
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