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この項目では、ローマ帝国の皇帝について説明しています。文字については「オト (キリル文字)」をご覧ください。
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マルクス・サルウィウス・オト Marcus Salvius Otho
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ローマ皇帝
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在位 |
69年1月15日 - 4月15日
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出生 |
32年4月25日
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死去 |
(69-04-15) 69年4月15日(36歳没)
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配偶者 |
ポッパエア・サビナ
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父親 |
ルキウス・サルウィウス・オト(英語版)
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マルクス・サルウィウス・オト(ラテン語: Marcus Salvius Otho, 32年4月25日 - 69年4月15日)は、ローマ帝国の皇帝(在位:69年1月15日 - 4月15日)。四皇帝の年の第2番目の皇帝。
経歴
出自
オト家はエトルリア系の出身で、貴族階級に属したが、執政官を出したのはオトの父ルキウス・サルウィウス・オト(英語版)をはじめとする。ルキウス・サルウィウス・オト・ティティアヌス(ドイツ語版)は兄。
オトは皇帝ネロの第一の親友で、若い頃からの遊び仲間であった。ネロと男色関係があったといわれている[要出典]。ポッパエア・サビナの夫であったが、58年にネロがポッパエアとの結婚を望んだため離婚した。同じ年、ネロはオトをルシタニア(現在のポルトガル)総督とし、ローマから遠ざけた。総督として真面目に仕事に打ち込み、善政を敷いた。そのため属州民に人気があった。
皇帝就任
ガルバとは親戚関係にあり、その叛乱と即位を支持した。このためオトは、子のないガルバが後継者に自分を選ぶものと期待していたが、69年1月、ガルバはルキウス・カルプルニウス・ピソ・リキニアヌス(英語版)を後継者に指名した。期待を裏切られたオトは、2人の暗殺を計画し、23人のプラエトリアニを買収した。ガルバがピソを後継者に指名してから5日後、2人は暗殺され、オトは帝位についた。
最期
しかし、ガルバの治世末期にゲルマニアで叛乱したアウルス・ウィテッリウスはこれを認めず、なお兵を挙げてローマに迫った。オトはドナウ川付近に駐留していた軍団を呼び戻すことを図るなどウィテッリウスに対抗を図ったものの、ウィテッリウスはクレモナ近くで、オトの軍を破った。まだ挽回の機会はあったものの、敗戦の報を受けたオトは自殺し、短い治世を終えた。後に歴史家タキトゥスは、きわめて早い段階で自死したことが市民間の流血を避けたとして、オトの死に様に高い評価を与えている。
関連項目
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ウィキメディア・コモンズには、オトに関連するメディアがあります。 |
ローマ皇帝
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ユリウス・クラウディウス朝 |
アウグストゥス前27-後14
ティベリウス14-37
カリグラ37-41
クラウディウス41-54
ネロ54-68
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四皇帝の年 |
ガルバ68-69
オト69
ウィテッリウス69
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フラウィウス朝 |
ウェスパシアヌス69-79
ティトゥス79-81
ドミティアヌス81-96
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ネルウァ・アントニヌス朝 |
ネルウァ96-98
トラヤヌス98-117
ハドリアヌス117-138
アントニヌス・ピウス138-161
マルクス・アウレリウス161-180
ルキウス・ウェルス(共同皇帝)161-169
コンモドゥス180-192
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五皇帝の年 |
ペルティナクス193
ディディウス・ユリアヌス193
ペスケンニウス・ニゲル(僭称) 193
クロディウス・アルビヌス(僭称) 193
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セウェルス朝 |
セプティミウス・セウェルス193-211
カラカラ211-217
ゲタ(共同皇帝)209-211
マクリヌス217-218
ディアドゥメニアヌス(共同皇帝)217-218
ヘリオガバルス218-222
アレクサンデル・セウェルス222-235
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3世紀の危機 (軍人皇帝時代) |
マクシミヌス・トラクス235-238
ゴルディアヌス1世238
ゴルディアヌス2世(共同皇帝)238
プピエヌス・マクシムス238
バルビヌス238
ゴルディアヌス3世238-244
ピリップス・アラブス244-249
ピリップス2世(共同皇帝)244-249
デキウス249-251
ヘレンニウス・エトルスクス(共同皇帝)249-251
ホスティリアヌス251
トレボニアヌス・ガッルス251-253
ウォルシアヌス(共同皇帝)251-253
アエミリアヌス253
ウァレリアヌス253-260
ガッリエヌス253-268
サロニヌス(共同皇帝)260
クラウディウス・ゴティクス268-270
クィンティッルス270
アウレリアヌス270-275
タキトゥス275-276
フロリアヌス276
プロブス276-282
カルス282-283
カリヌス283-285
ヌメリアヌス(共同皇帝)283-284
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テトラルキア |
東 |
ディオクレティアヌス284-305
ガレリウス293-311
マクシミヌス・ダイア305-313
リキニウス308-324
ウァレリウス・ウァレンス(共同皇帝)316-317
マルティニアヌス(共同皇帝)324
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西 |
マクシミアヌス286-305
コンスタンティウス1世293-306
フラウィウス・ウァレリウス・セウェルス305-307
マクセンティウス306-312
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コンスタンティヌス朝 |
コンスタンティヌス1世306-337
コンスタンティヌス2世(共同皇帝)337-340
コンスタンティウス2世337-361
コンスタンス1世(共同皇帝)337-350
ウェトラニオ(共同皇帝)3??-350
マグネンティウス350-353
ユリアヌス360-363
ヨウィアヌス363-364
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ウァレンティニアヌス朝 |
ウァレンティニアヌス1世364-375
ウァレンス364-378
グラティアヌス367-383
ウァレンティニアヌス2世375-392
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テオドシウス朝 |
テオドシウス1世379-395
アルカディウスとホノリウスで領土分割、以後東ローマ帝国と西ローマ帝国に分裂が恒久化
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典拠管理 |
- WorldCat Identities
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- GND: 118787357
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- NKC: jn20000701355
- SELIBR: 291054
- SNAC: w6gv624p
- SUDOC: 074517910
- VIAF: 84036319
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