絵手紙
絵手紙(えてがみ)とは、手紙の一種で「絵のある手紙をかき送ること」である。
「絵のある手紙」自体は古くからあるものだが、「絵手紙」というジャンルが確立されたきっかけは、書道家の小池邦夫が1978年から1979年にかけて、芸術誌「季刊 銀花」(文化出版局)へ綴じ込み企画として、6万枚の直筆絵手紙を発表したこととされている。
現在は、中高年層を中心に趣味の一環として広まり始めている。
目次
1 絵手紙のスタイル
2 その他
3 脚注
4 関連項目
5 外部リンク
絵手紙のスタイル
基本的な道具として、筆・墨・顔彩・画仙紙はがきを用いる。
はがきに花や野菜など、身近にあるものをかき、絵手紙を送る相手に最も伝えたい気持ちを短い言葉で添える。
モットーは、「ヘタでいい・ヘタがいい」。
テクニックよりも、自分らしさがハガキの中に出ているかどうかを大切にする。
また、「手紙」という性質上、絵は添え物で言葉(かき手の気持ち)の方を重視する。
その他
- 「絵手紙」は日本絵手紙協会から商標登録の出願がなされたが識別能力を有しないとして拒絶されている。[1][2]
脚注
^ 審判1999-12216 - 商標判例データベース
^ 平成 12年 (行ケ) 353号 審決取消請求事件 - 商標判例データベース
関連項目
- 手紙
- 絵葉書
- 日本画
狛江市 - 「絵手紙発祥の地」を標榜(日本絵手紙協会の代表者が市内在住のため)
相田みつを、星野富弘 - 絵手紙と同様の、手書きによる詩画作品で有名。
ちい散歩 - 散歩人の地井武男が毎回、散歩の終わりに絵手紙を描く。
外部リンク
- 日本絵手紙協会
- 四季の杜おしの公園 岡田紅陽写真美術館・小池邦夫絵手紙美術館