阪神タイガースの応援団
阪神タイガースの応援団(はんしんタイガースのおうえんだん)では、阪神タイガースを応援する応援団について記述する。
目次
1 阪神タイガース応援団
1.1 概要
1.2 加盟応援団
2 阪神タイガース私設応援団
2.1 概要
2.2 加盟応援団
3 中虎連合会
3.1 概要
3.2 所属団体(2003年/平成15年当時)
3.3 元所属団体
3.4 その他
4 守虎連合会
4.1 概要
4.2 加盟応援団
5 その他の応援団
6 参考資料
7 脚注
8 関連項目
9 外部リンク
阪神タイガース応援団
阪神タイガース応援団(はんしんタイガースおうえんだん)は1980年(昭和55年)に「阪神タイガース私設応援団」として発足し、2005年(平成17年)のシーズン途中で2つに分裂した後に、2008年(平成20年)に現在の団名になった私設応援団連合である。
概要
応援時に黄色のジャージを着用しているので「黄ジャージ」・「ジャージ」・「イエロージャージ」などと呼ばれている。
阪神の応援団としては設立以来最大規模を誇っている応援団でもある。[1]
中虎連合が活動していた頃の甲子園ではライトスタンドの前段を中心に活動しており、中段より上を中虎連合が担っていた。
甲子園では、若虎会、一虎会、楽援会、IT会、三国虎虎会の五団体が主にリードしていたが、中心となる一部団員の不祥事発覚により、解散し「阪神伍虎会」として再編された。
加盟応援団
- 札幌眞虎会
- 札幌応援団
- 関東若虎会
- 東海猛虎会
- 富山応援団
- 阪神伍虎会
- 三備応援団
- 岡山若虎会
- 広島猛虎会
- 山陰米虎会
- 四国猛虎会
- 福虎会
阪神タイガース私設応援団
阪神タイガース私設応援団(はんしん-しせつおうえんだん)は1980年(昭和55年)に「阪神タイガース私設応援団」として発足。2005年(平成17年)のシーズン途中に2つに分裂し現在の形になった私設応援団連合である。
概要
阪神タイガース応援団同様、黄色のジャージを着用する為「黄ジャージ」・「ジャージ」・「イエロージャージ」などと呼ばれている。
加盟応援団
- 東北猛虎会
- 石川応援団
- 琵琶虎会
- 関西衝虎会(意気衝天)
- 愛虎会
- 松虎会
- 姫路和虎会
- 岡山猛虎会
- 徳島猛虎会
- 香川猛虎会
- 沖縄猛虎会
- 和歌山支部
- 新潟支部
中虎連合会
中虎連合会(ちゅうとられんごうかい)とは、かつて存在したプロ野球阪神タイガースの私設応援団の連合の一つ。中でも、黒の法被を揃いで着ていた一部の応援団は「黒法被連合」と、自他ともに呼称されていた。黒法被の基礎団体は『東京岡田会・名古屋岡田会・関西連合会・別寅会の4団体』。
東京岡田会・名古屋岡田会も2003年(平成15年)当時中虎連合会と言われていたが、2002年(平成14年)に関東所属応援団全団体が自動的・強制的に中虎連合となっていただけで、個性の強い東京・名古屋岡田会が中虎に所属していたと知らなかった団員もいた[2]
概要
阪神が優勝した1985年(昭和60年)前後に結成されたいくつかのタイガース(虎)私設応援団が、阪神甲子園球場のライトスタンド中段で応援活動を行っていたため、「中虎」と呼ばれるようになり、各応援団をまとめるために1987年(昭和62年)に連合会を結成した。全国に傘下26団体を持ち、会員は数百人規模であった。
ビジター球場では積極的にリードを執っていたが、本拠地阪神甲子園球場でのリードは一切行われなかった。
「阪神タイガース私設応援団(当時)」とともにタイガース応援団の二大組織であったが、連合会内の各応援団は独立性が強く、相互の結びつきは弱かった。しかし関西連合会などを中心に結束し、中虎連合会の幹部に暴力団構成員を就任させ、会員メンバーにも暴走族所属メンバーなどが多数在籍していたり、他の応援団との小競り合いやファン、球場関係者への暴力事件も起こしていた。
もともと1984年(昭和59年)に始まった山口組と一和会の山一抗争での組員同士のトラブルが甲子園球場に波及しないようにと設立され、山口組系が代々仕切ってきた団体と言われる[3]。
2002年(平成14年)には山口組系幹部でもある副会長が東京ドーム社員への恐喝容疑で逮捕され、2003年(平成15年)にも山口組系宅見組元組員の会長と前述副会長が甲子園球場長への脅迫容疑で逮捕される[4]。そして同年10月、関西連合會東京一家リーダーの一人が東京ドーム敷地内において転売目的でチケット流通ルートを取り仕切るなどのダフ行為などの悪質行為を行う悪質私設応援団4団体のうちの1つと中虎連合会が認定されて、2004年(平成16年)にプロ野球暴力団等排除対策協議会によって中虎連合会に加盟する全応援団が球場に出入り禁止となった[5]。
これにより2004年(平成16年)のオープン戦からは、「阪神タイガース私設応援団(当時)」とその関連団体のみが応援の指揮をとることになった。
2005年(平成17年)3月には、作者不詳だった阪神タイガース応援歌「ヒッティングマーチ1番」及び同「2番」の作詞・作曲者を中虎連合会に仕立て、日本音楽著作権協会に登録し、著作権使用料数千万円を不正に受け取っていた著作権法違反(著作者名詐称)容疑で会長とレコード会社ディレクターが兵庫県警により逮捕されている[6][7]。これを機に中虎連合会は正式に解散した。
所属団体(2003年/平成15年当時)
黒法被連合
全国岡田会連合
- 東京岡田会
現在の私設応援団の応援スタイルを確立したとされる団体。
法被の背中に縦書きの会名、大きなサイズの旗や横断幕の使用、旗に英語(ローマ字)の使用、和太鼓からドラムの使用など1980年代から岡田会が始めたとされ、全球団の応援団に派生した。
- 白地に「HANSHIN Tigers TOKYO-NAGOYA岡OKADAKAI TOKYO OKADA-KAI」
- 黒地に「打倒讀賣 炎の軍団 東京岡田会」
- 白地に「我行く道に敵無し TOKYO-NAGOYA岡OKADA-KAI 東京岡田会」
- 名古屋岡田会
- 「打倒讀賣 TOKYO-NAGOYA誠OKADAKAI 名古屋今岡誠応援団」
- 関西連合會(東京一家)
黒法被連合総元締めの団体
- 黒地に赤で「Let's go Tigers」のビッグフラッグ
- 星条旗を9枚連ねた通称「9枚」。2001年の日本シリーズの時、大阪私設應援團に貸し出された。
- 黒地に「阪神タイガース私設応援団 関西連合會 王座奪回」
- 黒地に「夜空に輝くロケットパンチ 讀賣無駄 暗黒の帝王関西連合會」
- 白地に「強虎乱舞 新庄剛志 颯(菊の紋)駿 五代目 関西連合會」※1995年6月20日対横浜ベイスターズ10回戦9回表先頭の新庄剛志が佐々木主浩から左中間に放ったホームラン性の打球を叩き落とした旗
- 黒地に「男らしさと親ごころ 颯(WE・ARE・No.1起死回生KANSAI-RENGO-KAI)駿 関西連合會」
- 虎星会
- 黒地に中段が右肩上がりに白抜き「関西連合會 虎星会」
- 黒地に「関西連合會虎星会 赤星☆憲広」
- 鹿児島薩虎会
- 黒地に「関西連合會 鹿児島 薩虎会 阪神タイガース私設応援団」
- 全国志明會(東京、広島)
- 黒地に白、会名は赤で「時代の流れここにあり 全国志明會 心機一転志氣洋々」
- 黒地に赤で「50」をバックに「今ここに一生懸命 全国志明會」
- 神戸神虎会
- 日章旗
- 「金本知憲 6 神戸神虎会」
- 神戸狂虎会(七三、福岡、横浜)
- 黒地に「HANSHIN Tigers 狂虎 KOBE」
- 白地に「HANSHIN Tigers 狂虎会」
- 黒地に「神戸狂虎会 勝利8一道 贈百中百発会信州和司」
- 別寅會(関東)
- 「球界制覇 爆獣暴動 BURNING VIOLENCE 別虎 INSANITY STIMULATE 別虎會 関東支部」
甲子園の応援団
- 神戸真弓会(東京・名古屋・岡山)
- 黄地に黒で「(※)豪打一発 7 今岡 神戸真弓会」
- 黄地に「(※)豪打一発 今岡誠 7 岡山真弓会」(※は丸虎マーク)
- 白地に「KOBE TOKYO MAKOTO 7 IMAOKAN AGOYAO KAYAMA」
- 関西浪虎会(東京・名古屋・岡山)
- 黒地に「燃やせ勝利への執念 関西浪虎会」
- 白地に「燃やせ勝利への執念 浪虎会」
- 白地に「SHINJIRO HIYAMA 24 浪虎会」
- 塚虎会
- 桜虎会(東京・名古屋)
- 「阪神タイガース私設応援団 (丸虎マーク)桜虎会 大和 河内」
- 甲虎会
- 黄地に「阪神タイガース私設応援団 甲虎會 虎友情不滅 打倒読売」
- 梅虎会(関東)
- 白地に黒で「気分上々日々上々 梅虎会 -開花宣言-」
- 黒地に白で「胸に秘めた炎神力 梅虎会 VIBES UP」
- 虹虎会
- 飛虎会
- 掛虎会(関東)
- 白地で中段は黄地に黒で「3 掛虎会」
- 黄地に「阪神タイガース (丸虎マーク) 掛虎会」
アルプススタンドの応援団
- 泉州虎乃会
- 京都新虎会
その他の地域
関東
- 東京昇虎会
- 黒地に白で「HANSHIN (※) Tigers 昇虎会」(※は丸虎マーク)
- 「新庄剛志 5 東京昇虎会」
- 大日本虎塾
- 白地に「栄光 V 大日本虎塾」
- 東京猛虎会
名古屋
- 三虎会
- 白地に「名古屋で唸る虎の牙 三虎会 VIBES UP」
元所属団体
- 中京八虎会
- 白地に「CH 中京八虎会」
- 名古屋中野会
- 東京平田会(2002年/平成14年シーズンで活動休止。グレーの法被を着用して応援活動を行なっていた)
- 白地に黒で「レフトに輝くグレーの軍団 東京平田会 阪神タイガース私設応援団」[1]
- 白地に黒で「レフトに輝くグレーの軍団 東京平田会 阪神タイガース私設応援団」[1]
- 守虎連合会(2002年/平成14年末に脱退・独立)[8][9]
- 関東若虎会(2003年/平成15年4月に活動休止、2004年/平成16年に阪神タイガース応援団傘下団体として活動再開)
- 関東応援団
- 永尾会系銀虎会
- 横浜吼虎会
- 白虎会
- 紅虎会(東京弐番会)
- 黄虎会
- 虎風会
- 横浜北村会
- 関東誠虎会
※応援団名後の()は支部を表す。
その他
2002年(平成14年)3月16日に行なわれた中虎連合会設立15周年パーティではセ・リーグ6球団及びパ・リーグ5球団の応援団員も参加して総勢200人が出席した。[10]
守虎連合会
守虎連合会(もりとられんごうかい)とは、阪神タイガースの私設応援団連合会。
- 黄地で中央に大きな赤い丸、その上を時計回りに「守虎連合会」
概要
2002年(平成14年)に設立され、かつては中虎連合会に加盟していたが、2002年(平成14年)末に脱退・独立した[9]。当連合は7団体・団員50~60人で構成されていた[9]。長年、阪神甲子園球場のレフト外野席下段から中段のバックスクリーンよりに陣取って応援活動をしていたが、2003年(平成15年)オフに起きた中虎連合会絡みの事件によって、同会が出入り禁止措置を受けたことを受け、2004年(平成16年)は活動自粛。2005年(平成17年)のオープン戦から活動再開をしたものの、HM変更問題(ヒッティングマーチ管理委員会参照)や、会長の応援団内のトラブルによる暴力事件での逮捕[11]などにより、シーズン途中から再び活動を休止。現在に至る。
加盟応援団
- 高槻強虎会
- 大阪激虎会
- 大阪烈虎会
- 神戸闘虎会
- 守口トラキチ会
- 豪虎会
- 両虎会
その他の応援団
- 尼崎夢虎会(2004年、中虎及び守虎が排除され、応援団が激減した際も活動したが、高齢化により活動終了)
- 山口猛虎会
- 呉愛虎会
参考資料
- 高橋 豪仁 (2006) プロ野球私設応援団の下位文化研究 . 体育学研究, 51: 139-150 .
脚注
^ 新応援歌をネットで公開 著作権事件受け阪神応援団
^ 東京岡田会会員の見解(2013年/平成25年5月9日)
^ 猪狩俊郎『激突! 検察、暴力団、弁護士会……タブーの権力と対峙した弁護士の事件簿』光文社、2010年(平成22年)、p.181
^ 猪狩(2010)、p.177
^ 猪狩(2010)、pp.186-187
^ 猪狩(2010)、pp.195-198
^ 「応援歌『ヒッティング・マーチ一番(2002)』『ヒッティング・マーチ二番(2002)』について」『JASRACプレスリリース』2005年(平成17年)3月2日
^ 神戸新聞ニュース総合-2005.06.08-タイガース私設応援団代表を逮捕 暴行容疑
- ^ abc2005年(平成17年)6月8日 goo ニュース
^ 高橋 豪仁 (2006) プロ野球私設応援団の下位文化研究 . 体育学研究, 51: 139-150 .
^ 「タイガース私設応援団代表を逮捕 暴行容疑」『神戸新聞』2005年(平成17年)6月8日
関連項目
- 阪神タイガース
- 私設応援団
- 特別応援許可
- ヒッティングマーチ委員会
- 阪神ファン
外部リンク
阪神タイガース応援団 関東若虎会
- 関東レフトスタンドだより
- 関東若虎会Twitter
- 阪神タイガース応援団 阪神伍虎会
阪神タイガース応援団 広島猛虎会HP
- Yahoo!ブログ - 広島猛虎会 【襲来】ブログ
- 広島猛虎会 阪神タイガース応援団 Facebook
- 阪神タイガース応援団 四国猛虎会のブログ
- 中虎連合会 梅虎会HP
- 中虎連合会 桜虎会 東京支部HP
- 中虎連合会 神戸真弓会HP
- 中虎連合会 岡山真弓会HP
- 中虎連合会 東京岡田会団員のブログ