ボニー・レイット
ボニー・レイット | |
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![]() ボニー・レイット (2004年) | |
基本情報 | |
生誕 | (1949-11-08) 1949年11月8日(69歳) ![]() |
ジャンル | ロック、ブルース、R&B |
職業 | ギタリスト、歌手 |
担当楽器 | ギター、ヴォーカル |
活動期間 | 1971年〜現在 |
レーベル | ワーナー・ブラザース・レコード キャピトル・レコード |
公式サイト | Bonnieraitt.com |
ボニー・レイット (Bonnie Raitt, 1949年11月8日 - ) は、米国のロック・ギタリスト、シンガー。ブルース、R&Bの色合いの濃いサウンドが特長。また、女性スライド・ギタリストの草分け的存在としても知られている。
「ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100人のシンガー」において第50位[1]。
2011年、「ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100人のギタリスト」において第89位。
目次
1 来歴
2 社会、政治活動
3 ディスコグラフィー
4 日本公演
5 脚注
6 外部リンク
来歴
カリフォルニア州バーバンクに生まれる。父親は、ブロードウェイで活躍したスター、ジョン・レイット。母親はピアニストだった。ロサンゼルスで育ったボニーは、8歳の頃ギターを始める。1967年、ハーバード大学附属の女子大であるラドクリフ大学へ進学するためにマサチューセッツ州ケンブリッジへ移住したボニーは、間もなくボストン周辺のブルース・クラブで活動するようになった。サン・ハウスを再発見したことでも知られるブルース・プロモーターのディック・ウォーターマンと出会い、彼を通じてミシシッピ・フレッド・マクダウェル、ハウリン・ウルフ、シッピー・ウォレスといったブルース・アーティストたちと親交を深めていった。
1971年、ワーナー・ブラザース・レコードよりデビュー作Bonnie Raittをリリースする。ジュニア・ウェルズが参加、シッピー・ウォレスの曲をカバーするなどブルース色が強い内容で、メディア評はまずまずであったが、商業的成功には結びつかなかった。以後ワーナーからは、1986年のNine Livesまで計9枚のアルバムをリリースするものの、決定的なヒットには恵まれず契約は終了する。
ボニーがスターとしての地位を決定付けたのは、キャピトルに移籍してからのことであった。ドン・ウォズのプロデュースによる移籍第一弾Nick of Time (1989年) は、ボニーにとって初となる全米アルバム・チャートのトップを記録し、3部門でグラミー賞を獲得した。またボニーは、ジョン・リー・フッカーのアルバムThe Healerでジョン・リーとのデュエットを披露した"I'm In The Mood"でもグラミー賞を獲得し、この年の受賞数は4つとなった。
続く1991年のLuck of the Drawもアルバム・チャート2位を記録。同作もグラミー賞を3部門で受賞した。
1995年、初のライヴ盤Road Testedを発表。ブルース・ホーンズビーやチャールズ・ブラウン、ジャクソン・ブラウン、ブライアン・アダムスなどがゲスト参加している。
1997年、B.B.キングのアルバムDeuces Wildに収録された"Baby I Love You"でB.B.とデュエットした。
2000年にロックの殿堂入りを果たし、翌2001年には、父ジョンと揃ってハリウッド・ボウルの殿堂入りもした。
2003年、マーティン・スコセッシの映画シリーズザ・ブルース・ムービー・プロジェクト (The Blues)の中の作品、ヴィム・ヴェンダーズ監督のソウル・オブ・マンに出演し、2曲を披露。また翌2004年のライヴ映画ライトニン・イン・ア・ボトル(アントワーン・フークア監督)にも登場している。
2006年リリースのライヴ盤Bonnie Raitt and Friendsには、テレビ番組「Decades Rock Live」からノラ・ジョーンズ、ベン・ハーパー、アリソン・クラウス、ケブ・モ、ジョン・クリアリーといったアーティストとの共演の音源、映像が収められている。
社会、政治活動
ボニーは、社会活動、政治活動に積極的に関わってきたことでも知られている。1980年、マディソン・スクエア・ガーデンで開催された核廃絶を訴えるコンサート「ノー・ニュークス」、ファーム・エイド、アムネスティ・インターナショナルのなどベネフィット・コンサートへの参加、また南アフリカの人種隔離政策を取り上げたプロテスト・ソング"Sun City"への参加などがあり、また、1988年設立のリズム・アンド・ブルース基金 (Rhythm & Blues Foundation - R&Bアーティストに対する支援、音楽の保存などを目的とする団体)の創設者のひとりとして名を連ねている。
ディスコグラフィー
1971年 Bonnie Raitt (Warner Bros.)
1972年 Give It Up (Warner Bros.)
1973年 Takin' My Time (Warner Bros.)
1974年 Streetlights (Warner Bros.)
1975年 Home Plate (Warner Bros.)
1977年 Sweet Forgiveness (Warner Bros.)
1979年 The Glow (Warner Bros.)
1982年 Green Light (Warner Bros.)
1986年 Nine Lives (Warner Bros.)
1989年 Nick of Time (Capitol)
1991年 Luck of the Draw (Capitol)
1994年 Longing in Their Hearts (Capitol)
1995年 Road Tested (Capitol)
1998年 Fundamental (Capitol)
2002年 Silver Lining (Capitol)
2003年 Best of Bonnie Raitt 1989-2003 (Capitol)
2005年 Souls Alike (Capitol)
2006年 Bonnie Raitt and Friends (Capitol)
2011年 Starbucks Opus Collection (Rhino Entertainment Company)
2012年 Slipstream (Redwing Records)
2013年 Now & Then (Redwing Records)
2017年 Dig In Deep (Redwing Records)
日本公演
- 1978年
- 3月11日,13日,14日 久保講堂(東京)、15日 名古屋市公会堂、17日 横浜市民会館、18日 大阪サンケイホール
脚注
^ Rolling Stone. “100 Greatest Singers: Bonnie Raitt”. 2013年5月26日閲覧。
外部リンク
公式サイト (英語)
ボニー・レイット - オールミュージック (英語)- ワーナーミュージック・ジャパン - ボニー・レイット
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