21世紀






















千年紀:

3千年紀

世紀:

20世紀 - 21世紀 - 22世紀

十年紀:

2000年代 2010年代 2020年代 2030年代 2040年代
2050年代 2060年代 2070年代 2080年代 2090年代





日本の元号:

平成 -

21世紀(にじゅういっせいき、にじゅういちせいき)とは、西暦2001年から西暦2100年までの100年間を指す世紀。3千年紀における最初の世紀である。




目次






  • 1 21世紀の主なできごと


    • 1.1 戦争と政治


    • 1.2 科学技術


    • 1.3 自然災害


    • 1.4 社会


    • 1.5 スポーツ


    • 1.6 天文現象




  • 2 予測される天文現象


  • 3 予定されている事柄


  • 4 21世紀に関する予測


    • 4.1 全般的な予測


    • 4.2 環境問題に関連した予測


    • 4.3 人口予測


    • 4.4 科学技術予測




  • 5 21世紀における課題


    • 5.1 科学技術




  • 6 20世紀における21世紀像


    • 6.1 21世紀初期における現状


      • 6.1.1 コンピュータ・インターネット


      • 6.1.2 電話


      • 6.1.3 テレビ・ディスプレイ


      • 6.1.4 照明


      • 6.1.5 メディアの電子化


      • 6.1.6 エネルギー


      • 6.1.7 自動車


      • 6.1.8 鉄道


      • 6.1.9 街並み・建築


      • 6.1.10 宇宙開発・宇宙旅行






  • 7 フィクションのできごと


  • 8 脚注


  • 9 関連項目


  • 10 外部リンク





21世紀の主なできごと




アメリカ同時多発テロ事件



戦争と政治




  • 2001年


    • 9月11日 - アメリカ同時多発テロ事件発生。イスラム過激派によってハイジャックされた4機の旅客機がアメリカ合衆国内の複数の地上施設めがけ激突。死者2,993人。


    • 10月7日 - アフガニスタン戦争開戦。




  • 2002年

    • モスクワ劇場占拠事件発生。鎮圧にあたったスペツナズによる有毒ガス使用の結果、人質129人が窒息死した。



  • 2003年


    • 2月 - スーダン西部でダルフール紛争勃発。


    • 3月19日 - イラク戦争開戦。4月9日、バグダード陥落。イラクはアメリカ合衆国を中心とした連合国暫定当局の統治下におかれる(〜2004年6月)。




  • 2004年


    • 3月11日 - マドリード列車爆破テロ事件。191人が死亡。


    • 9月1日 - ベスラン学校占拠事件。1181人が人質となり、犯人グループと治安部隊との間でおこなわれた銃撃戦の結果386人以上が死亡した。




  • 2005年

    • 7月7日 - ロンドン同時爆破事件発生。イギリスの首都ロンドンにおいて地下鉄の3か所がほぼ同時に、その約1時間後にバスが爆破され、56人が死亡。



  • 2006年


    • 7月12日 - イスラエル、レバノン侵攻。


    • 10月9日 - 北朝鮮が初の核実験。


    • 12月30日 - サッダーム・フセイン元イラク大統領の死刑執行。




  • 2008年


    • 3月10日 - 2008年のチベット騒乱が発生。中国当局による武力鎮圧が行われ、国際問題となった。


    • 11月26日 - ムンバイ同時多発テロが発生。爆破と銃撃により、172人以上が死亡。


    • 8月7日 - 南オセチア戦争が勃発。ロシアおよび南オセチア・アブハジアの分離独立派がグルジアに勝利。




  • 2009年

    • 1月20日 - バラク・オバマがアメリカ合衆国建国以来、初の黒人大統領として第44代アメリカ合衆国大統領に就任。



  • 2010年

    • 2010年欧州ソブリン危機。ギリシャが財政危機に陥る。同時にスペイン、ポルトガル、アイルランドなどが深刻な経済危機に見舞われ、2012年にはスペインが財政危機に陥った。ユーロ防衛のためにとられている欧州諸国の緊縮財政政策によりユーロ圏の失業率は極端に上がり、スペインやギリシャの若年層は過半数が失業する事態に。欧州通貨統合の試みは失敗の瀬戸際に瀕している。



  • 2011年


    • チュニジアのジャスミン革命が各国に波及し、アラブ各国で独裁政権に対するデモに発展。エジプトではムバーラク政権が崩壊、リビアではNATOが軍事介入し半年間の内戦の末にカダフィ政権が崩壊した。一方、シリアではアサド政権と反政権側の対立に加え、アルカイーダ系組織らの介入などもあり内戦が泥沼化している。(アラブの春)

    • アルカーイダの最高指導者でアメリカ同時多発テロ事件の首謀者ともされるウサーマ・ビン・ラーディンが、パキスタン・アボッターバードにてアメリカ合衆国特殊部隊との銃撃戦の末に殺害された。




  • 2014年

    • サラフィー・ジハード主義のイスラーム過激派組織「ISIL」がシリア・イラク両国内で勢力を伸ばし、地域情勢が深刻化。アメリカ合衆国などが空爆を実施する事態となった。




科学技術




  • 2003年


    • 2月1日 - スペースシャトルコロンビア号が大気圏再突入後にテキサス州上空で空中分解。搭乗員7人死亡。


    • 4月14日 - ヒトゲノム計画がヒトゲノムの解読完了を宣言。


    • 10月15日 - 中国、初の有人宇宙船、神舟5号の打ち上げ成功。




  • 2006年

    • 8月24日 - 国際天文学連合で、冥王星が惑星から準惑星に分類が変更される。また、同時に小惑星ケレスとエリスも準惑星に分類される。



  • 2007年


    • 5月4日 - IPCC第4次評価報告書が承認され、地球温暖化問題の進行と人類の責任が明確化される。


    • 11月21日 - 京都大学の山中伸弥らのグループが、ヒトの皮膚細胞に遺伝子を組み込むことにより人工多能性幹細胞(iPS細胞)を生成する技術を発表。ヒトの胚を利用するES細胞において指摘されていた倫理的問題をクリアできることから、再生医療実現に向け世界中から期待された。




  • 2010年


    • 5月10日 - クレイグ・ヴェンター研究所が人工ゲノムのバクテリアへの導入に成功。初の合成生命の誕生。


    • 6月13日 - JAXAの小惑星探査機「はやぶさ」が60億kmの旅を終え、地球の大気圏へ再突入した。地球重力圏外にある天体の固体表面に着陸してのサンプルリターンは世界初であった。




  • 2012年

    • 7月4日 - 物質が質量を持つに至ったことに深く関わっているされ、標準理論における最後の未発見素粒子であったヒッグス粒子が欧州原子核研究機構(CERN)により発見された(この時点では「新たな粒子の発見」と発表、ヒッグス粒子であることの確定は翌年)[1]




自然災害




  • 2001年

    • 1月26日 - インド西部地震 (Mw 7.7) 発生。約2万人が死亡。



  • 2003年

    • 6月〜8月 - 西ヨーロッパで記録的な熱波。熱中症などにより5万2千人以上が死亡。


    • 12月26日 - イラン・バム地震 (Mw 6.6) 発生。3万5千人以上が死亡。アルゲ・バムが壊滅的な損傷を受けた。




  • 2004年

    • アメリカ合衆国本土にチャーリー、フランシス、アイバン、ジーンとハリケーンが次々と上陸した。


    • 12月26日 - スマトラ島沖地震 (Mw 9.1 - 9.3) 発生。インドネシア・スマトラ島沖で発生した超巨大地震、大津波によりインド洋沿岸各国に甚大な被害。20万人以上の死者・行方不明者が発生。その後も近海では大きな地震が続発している。




  • 2005年

    • 大西洋北部のハリケーンの発生数が史上最多となった。アメリカ合衆国にカトリーナ、リタ、ウィルマといった強いハリケーンが次々と上陸し、ニューオーリンズ市に甚大な被害をもたらした。史上3番目に経済損失額の多い災害。


    • 10月8日 - パキスタン地震 (Mw 7.6) 発生。9万人以上が死亡、約250万人が家を失う。




  • 2008年


    • サイクロン・ナルギスが発生、ミャンマーを中心に死者・行方不明者は13万4千人以上。


    • 5月12日 - 中国で四川大地震 (Mw 7.9) 発生。累計で4千万人以上が被災し、6万9千人以上が死亡。




  • 2010年


    • 1月12日 - ハイチ地震 (Mw 7.0) 発生。約300万人が被災、死者31万人以上。


    • 2月27日 - チリ地震 (Mw 8.8) 発生。大きな津波も観測され、死者800人以上。


    • 4月14日 - 中国・青海地震 (Mw 6.9) 発生。死者2,500人以上。

    • 6月〜8月 - ロシアで記録的な高温と小雨。死者1万5千人以上、国際的な穀物価格の高騰が発生。




  • 2011年


    • 3月11日 - 日本で東北地方太平洋沖地震 (Mw 9.0 - 9.1) 発生。ピーク時の避難者は40万人以上に上り、死者1万5千人以上、東北地方・関東地方に甚大な被害。また、大津波により岩手県・宮城県・福島県の太平洋沿岸の広い地域が壊滅状態となった。自然災害による経済損失額としてはワースト1位。


    • 7月以降 - 東アフリカで旱魃による大飢饉。1,200万人以上が生活を脅かされ、数万人が死亡。

    • 7月 - 翌年1月 - タイで大洪水。300万人以上が被災。死者800人以上。史上4番目に経済損失額の多い災害。




  • 2013年

    • 11月8日 - フィリピンに台風30号が上陸。約1000万人が被災。死者6000人以上。



  • 2015年

    • 4月25日 - ネパール地震 (Mw 7.8) 発生。約800万人が被災。死者約9000人。




社会




  • 2003年

    • 重症急性呼吸器症候群(SARS)の世界的な大流行。2003年7月に新型肺炎制圧宣言が出されるまでの間に8,069人が感染し、775人が死亡した。



  • 2007年

    • 日本の人口がピークの1億2771万人(内閣府の推計)、以降人口は減少に転じる[2]


    • サブプライムローン問題が深刻化、アメリカ合衆国を中心に世界的な市場の混乱が発生。2008年には新興国にも恐慌が波及し、世界同時不況へ発展した。




  • 2009年

    • A型、H1N1亜型による新型インフルエンザの世界的流行。豚のあいだで流行していたウイルスが農場などで豚から人に直接感染し、それから人の間で広まったとされる。



  • 2011年


    • 2月3日、IANAの管理するIPv4アドレスで新規に配布する予備が枯渇。4月15日、他の地域(RIR)に先駆けて、日本のJPNICを含むAPNICの新規に配布する在庫も事実上枯渇した。これまでのIPv4アドレスの再配置やIPv4アドレスの有効利用、IPv6の段階的な利用以外で新規グローバルIPアドレスは取得できなくなった。IPv4アドレスの有効利用については、インターネットプロバイダ経由においてはローカルアドレスを有効利用する方法も考えられる。


    • 3月11日 - 日本の東北地方と関東地方で、原子力発電所5カ所が東北地方太平洋沖地震により被災。福島第一原発では炉心溶融が発生、日本史上最悪レベルの原子力事故となった。




  • 2014年

    • エボラ出血熱が西アフリカで過去最大の流行となり、1万人を超える感染者と数千人の死者を出す深刻な事態となっている(2014年の西アフリカエボラ出血熱流行)。




スポーツ




  • 2002年

    • FIFAワールドカップ日韓大会


    • ソルトレークシティオリンピック(冬季)




  • 2004年 - アテネオリンピック


  • 2006年


    • トリノオリンピック(冬季)

    • 第1回ワールド・ベースボール・クラシック

    • FIFAワールドカップドイツ大会




  • 2008年 - 北京オリンピック


  • 2009年 - 第2回ワールド・ベースボール・クラシック


  • 2010年


    • バンクーバーオリンピック(冬季)


    • FIFAワールドカップ南アフリカ大会 - FIFAワールドカップではアフリカ大陸初の開催となった。




  • 2012年 - ロンドンオリンピック


  • 2014年


    • ソチオリンピック(冬季)

    • FIFAワールドカップブラジル大会




  • 2016年 - リオデジャネイロオリンピック - 近代オリンピックでは南米大陸初の開催となった。


  • 2018年 - FIFAワールドカップロシア大会



天文現象




  • 2001年

    • 11月19日 - しし座流星群がピークを迎え、1時間に数百から数千以上となる流星雨が観測された。



  • 2013年


    • 2月15日 - ロシアのチェリャビンスク州に隕石が落下。衝撃波により窓ガラスなどが割れ1,500人近くが負傷した。

    • この年の半ば以降に太陽活動の極大期が予測されていたが、通常の極大期よりも黒点数が少なく活動自体も低調に推移しており、また極大期に起こる現象として太陽の北極部では前年より磁場の反転が起きたが、一方の南極部では反転が1年以上遅れたため、一時的に北極部と南極部が同じ磁極となる特殊な状態が見られた[3]





予測される天文現象




  • 2030年6月1日 - 北海道で金環食。


  • 2030年9月21日 - 小惑星状物体が月までの距離の11倍まで地球に最接近する。


  • 2035年9月2日 - 能登半島から鹿島灘(茨城県)にかけての範囲で皆既日食。


  • 2039年 - 土星の輪の消失現象観測(地球から見て完全に水平になる)。


  • 2041年10月25日 - 本州中央部(北陸から東海)で金環食。


  • 2042年4月20日 - 鳥島近海で皆既日食。


  • 2061年 - ハレー彗星の接近が予測される。


  • 2063年8月24日 - 津軽海峡沿岸で皆既日食、青森県北部や道南で観測できる。


  • 2070年4月11日 - ベヨネース列岩で皆既日食。


  • 2071年9月16日 - 小惑星状物体が地球に接近。衝突確率1/10,000,000。


  • 2074年1月27日 - 鹿児島県南部の薩摩半島から大隅海峡沿岸で金環食。


  • 2085年6月22日 - 沖縄県で金環食。


  • 2089年10月4日 - 宮古島北部で皆既日食。


  • 2095年11月27日 - 中国地方と四国で金環食。


  • 2098年6月30日 - 宵、太陽と月、惑星が地球から見て日月火水木金土の順に並ぶ。



予定されている事柄





中央新幹線で使用される予定の超電導リニア実験車両




  • 2018年

    • 世界最長のトンネルであるスイスのゴッタルドベーストンネルが開通した。

    • この年以降、アメリカ航空宇宙局が開発中のジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡が打ち上げられる予定。


    • オリンピック(冬季)が開催された。


    • スペース・ローンチ・システムの初打ち上げ。オリオン (宇宙船)による月周回軌道への無人飛行を実施予定。


    • FIFAワールドカップロシア大会が開催された。




  • 2019年 - おおさか東線全面開通の予定。


  • 2020年


    • 新東名高速道路全線開通予定。


    • 国際宇宙ステーションは、このころまで運用予定。

    • この頃以降、半導体の微細化が限界に達すると予想され、スピントロニクスや量子コンピュータが研究されている。


    • 東京オリンピック開催予定。




  • 2021年

    • ドイツで全ての原子力発電所が稼働を停止する予定。

    • 日本で1991年施行の借地借家法23条で規定された建物譲渡特約付借地権の期限満了(30年以上)により、借地上の建物について地主への売却が開始される予定。




  • 2022年


    • 北京オリンピック(冬季)開催予定。北京は2008年に第29回夏季オリンピックを開催しているため、夏冬の両五輪を開催する世界で初めての都市となる。


    • FIFAワールドカップカタール大会開催予定。




  • 2023年

    • この年の3月まで(2022年度)に、九州新幹線の長崎ルートが完成予定(在来線活用区間も含む)。可能な限り早期開業との方針であることから、この年より前倒しとなる可能性もある。

    • この年の3月まで(2022年度)に、北陸新幹線の金沢駅〜敦賀駅間が開業予定。敦賀以西(大阪駅方面)については、この年以降に開業となる見込み。




  • 2025年

    • 昭和100年問題。



  • 2026年 - 公式発表による、サグラダ・ファミリア完成予定(ガウディ没後100周年)。一方で、完成は2256年前後という専門家の予測もある。


  • 2027年


    • リニア中央新幹線が東京都内〜名古屋市内で部分開通予定。


    • 5月23日、ミッキーマウスの、日本国内での映画を除く著作権保護期間満了(2006年現在の著作権法上)。




  • 2030年 - バーン2000計画、このころ完了予定。


  • 2031年 - この年の3月まで(2030年度)に、北海道新幹線が札幌駅までの全線で開業となる予定。


  • 2038年 - コンピュータ2038年問題。


  • 2039年 - ジョン・F・ケネディ暗殺に関する全資料(いわゆる「ウォーレン委員会報告」)の機密指定がすべて解除される(予定)。


  • 2045年

    • この頃までに、高レベル放射性廃棄物の最終処分場の操業を開始する計画になっている。

    • リニア中央新幹線の名古屋市内〜大阪市内間が開通し、全通する予定。




  • 2046年 - 香港のイギリスから中国への1997年返還前の制度維持の保証期限。



21世紀に関する予測



全般的な予測




  • 2020年 - アメリカの社会保険が赤字に転落する[4][注 1]


  • 2022年 - このころ、日本の総電力需要がピークになる。


  • 2025年 - 団塊の世代が後期高齢者(75歳以上)に達し、厚生労働省は社会保障給付費の総額が144兆円に達すると試算している(2025年問題)。



環境問題に関連した予測




  • 2040年 - 地球温暖化により、関東平野がウンシュウミカンの適地に。


  • 2050年


    • 国立環境研究所などのチームは、南極上空でオゾン層の回復が進み、このころにはオゾンホールができなくなるとしている。


    • 気候変動に関する政府間パネルの第4次報告書(2007年)によると、気温上昇を2℃程度に食い止めるには、この年までに温室効果ガスの排出量を2000年時より半減させる必要があるとの指摘がされている。




  • 2100年

    • 2100年までに海面水位は1990年時より50cm高くなる見通しであり、その不確実さの範囲は20〜86cmである[5]

    • 地球の平均気温は1990年時より最大約1.4℃〜5.8℃上昇する。




日本


  • 気象庁によると、21世紀末(2076年〜95年)の日本の年平均気温は20世紀末との比較で約3℃上昇、また最高気温が35℃以上の猛暑日は東日本・西日本で10日程、北日本で2日程、沖縄・奄美地方で15日程増加する。雨の降らない日も5〜10日程増え、降雪量は東日本の日本海側で平均150cm減るなど全国的に減少傾向にある(空気中の二酸化炭素濃度が現在の1.8倍になるという国連予測に基づく)[6]


人口予測




1800年から2100年までの世界人口予測(国連 (2004) 及びアメリカ国勢調査局の評価・推計に基づく)
黒線:推定値、青線:統計値、赤・橙・緑線:国連の推計値(それぞれ高位・中位・低位)


2011年には国連による世界人口の推計が70億人に達した[7]。今後については多くの予測で、21世紀中に世界人口がピークを迎え発展途上国にも高齢化社会が到来すると分析されている。



  • 今後の人口に関する推移予測(世界人口は中位値)


    • 2025年 - この頃、世界人口が80億人に達する[注 2][8]


    • 2028年 - インドの人口が中国を超え世界一になる[9]


    • 2030年 - 中国政府は、中国の人口がピークの16億人に達すると予測している[10]


    • 2040年 - この頃、世界人口が90億人に達する[11][12]


    • 2100年 - この頃までに世界人口が100億人を突破している[注 3][12][13][14]




  • 人口予測に関するデータ


    • 日本の将来推計人口(平成18年12月推計)(人口問題研究所)

    • 日本人人口の将来推計

    • 国際連合経済社会局の人口推計


      • WPP2008(国際連合経済社会局人口推計 2008年版)

        • 2050年の世界人口は、低位79.59億人、中位91.5億人、高位104.61億人、コンスタント110.3億人と予測している。

        • 各国の人口予測(2015年、2025年、2050年)については、p20-24(TABLE A.2. TOTAL POPULATION BY COUNTRY, 1950, 2009, 2015, 2025 AND 2050)を参照。



      • 過去のその他のデータ

        • WPP2006(国際連合経済社会局人口推計 2006年版)

        • WPP2004(国際連合経済社会局人口推計 2004年版)

        • WPP2002(国際連合経済社会局人口推計 2002年版)









科学技術予測




  • 2025年 - 齊藤元章はこのころまでにプレ・シンギュラリティ(社会的特異点)が到来し、GNR革命(遺伝子工学、ナノテクノロジー、人工知能の爆発的進歩)が始まると予測している。


  • 2045年 - 未来学者レイ・カーツワイルは、このころシンギュラリティ(技術的特異点)が到来すると予測している。

  • JSTバーチャル科学館|未来技術年表

  • NEDO:未来社会見学会

  • NISTEP HOMEPAGE TopFrame Japanese

  • 財団法人 未来工学研究所

  • 20XX年のユビキタス、ロボット、Web/Tech総研

  • 長期的な未来予測で賭けを行なうプロジェクト『ロング・ベッツ』

  • 未来技術予測 : 富士通

  • 「超小型ロボットが体内で手術」は2018年に実現、未来のIT社会を韓国が予測 (MYCOMジャーナル)



21世紀における課題


急激な文明の進歩の途上で発生した問題が山積している。現在、解決に向けた取り組みが世界各国で行われている。




環境技術(オトンルイ風力発電所)



  • 地球温暖化


  • 宗教紛争・民族紛争


  • 戦争・テロリズム


  • 原子力事故と放射性廃棄物による放射能汚染


  • 核兵器の存在と生物兵器・化学兵器の脅威


  • 感染症 - エイズ、SARS、新型インフルエンザなど。

  • 南北問題

  • 貧困


  • 砂漠化と森林の喪失

  • 漁業資源の枯渇・海洋汚染


  • 化石燃料・レアアースの枯渇


  • 開発途上国における人口爆発


  • 先進国における少子化・高齢化



科学技術


20世紀から21世紀にかけての人口の増加と、人間活動の広がりは、地球環境への負荷を非常に大きなものとした。豊かな生活と環境負荷の軽減を両立させるために、新たな環境技術開発が切望されている。また、20世紀後半からの医学・生物学・生命工学の発展は著しく、再生医療や遺伝子治療の実用化により、今まで治ることのなかった病気や老化による障害を治すための研究が進められている。技術進歩を人間の寿命の大幅な延長や肉体機能の拡張に利用しようという動きもある(トランスヒューマニズム)。一方社会の高齢化とあいまって、医療費の高騰も心配されている。


携帯電話やパソコンによるインターネットは、テレビ・ラジオ・CD・新聞など既存のメディアを取り込んで急速に情報化を進展させている。これによりインターネットに接続されたコンピュータの数が増加するとともに、IPアドレスの不足が深刻化しつつある。これに関してはユビキタス社会の進展に伴って、今後、IPv4からIPv6への移行が進められている。また近年では、コンピュータ・ウイルスや不正アクセスによる被害が深刻になり、コンピュータセキュリティ上の問題が重要視されてきている。


2000年代以降のコンピュータとインターネットの普及により、ビッグデータと呼ばれる程の巨大な情報が毎日のように生み出されるようになった。さらには、IoT/M2M技術の進歩により現実世界のデータが高精度にサンプリングされてインターネット上に流通するようにもなった。そのような巨大な情報は人間のみでは十分に利活用しきれないため、高性能なコンピュータ・クラスタや人工知能の産業への応用が急速に進展している。特に、2006年に提唱され、2012年以降に普及したディープラーニングによって人工知能の応用範囲が大幅に広がったことが大きな契機となった。このまま研究が進み、人工知能に関わる技術が進歩した場合には、ある時点で人工知能の思考能力が人間の頭脳の思考能力を超え始めると考えられている(技術的特異点の到来。未来学者のレイ・カーツワイルによると、2045年頃と予測されている)。技術的特異点の支持者らによると、これを超えると。人工知能の手になる、より知性的な人工知能の開発が繰り返され、人類だけの頭脳とコミュニケーションの速度では不可能なほどの超加速度的な科学技術の進歩が始まるとされている。2012年にカーツワイルがGoogleに招致されたことや、同年にディープラーニングの応用が急激に広がり始めたことを機に、ビッグデータや人工知能という概念が頻繁にニュースや新聞記事などに取り上げられ、人類はどのようにその日を迎えるべきか、あるいは、そもそも本当にそのような事が起き得るのかという議論が民間でも活発に行われるようになった。



20世紀における21世紀像






20世紀半ばから後半における21世紀の未来像の定番要素に「テレビ電話」、「壁掛けテレビ」、「立体テレビ」、「電気自動車」、「空飛ぶ車」、「(超高速鉄道としての)リニアモーターカー」、「丸みを帯びた独特なビルディングの形状や上空を通る透明のチューブ」、「宇宙旅行や惑星間の移動、月面基地、大規模な宇宙開発」、「一家に一台のコンピュータや家庭用ロボット」などがあった。



21世紀初期における現状


本項目では2010年代までの現状と展望を記述する。



コンピュータ・インターネット


2000年代は前世紀期末に引き続きIT関連のテクノロジーが高度化してきた時代である。従来からのパソコンや携帯電話(2010年代前半にフィーチャー・フォンからスマートフォンに移行)に加え、2003年ごろからいわゆるデジタル三種の神器(デジタルカメラ・DVDレコーダー・薄型テレビ)をはじめ、デジタルメディアプレーヤーなどのデジタル家電機器が浸透した。こうして、2000年代後半においてコンピュータはすでに「一家に一台」から「一人一台」を超え、「一人多数台」のレベルへと移行するまでの普及を遂げた。これらは、「20世紀における21世紀像」を大きく上回る進化を遂げ、個々のコンピュータの性能も1980年代のメインフレームを遥かに凌駕しており、情報通信技術による社会の変化は情報革命とも呼ばれる。


コンピュータを常に身につけて利用するウェアラブルコンピューティングも、2000年代に携帯電話(スマートフォン)や携帯ゲーム機の普及により一般化した。ウェアラブルコンピューティングデバイスとして古くから構想されていたスマートウォッチやヘッドマウントディスプレイは1990年代に既に商品化されていたが、本格的な普及が始まるのは2010年代後半に入ってからである。また同時期にはIoT、M2M技術が浸透しはじめ、センサと無線接続機能を持つあらゆる製品がインターネットにつながり、相互に情報交換するようになるなど、ユビキタス社会の深化が進みつつある。家電製品や自動車などの組み込みシステムにはリッチなユーザインターフェース(グラフィカルユーザインタフェース(GUI)や音声ユーザーインターフェース (VUI) )と無線ネットワーク機能(携帯電話回線への接続や無線PAN機能)が備えられ、スマートフォンなどと連携して動作するようにもなっている。


コンピュータの性能は集積回路の微細化(ムーアの法則)を主な原動力に急激に上昇しつづけてきたが、2004年頃から半導体産業はリーク電流の増大という量子力学的効果に起因する難問に直面した。集積回路を微細化しても以前ほどの高速化にはつながりにくくなり、コンピュータ技術はSIMDやマルチコアなど、並列コンピューティングによる性能向上に舵を切った。しかし、2016年頃からは集積回路の微細化ペース自体も鈍化しはじめ、ムーアの法則に牽引されたコンピュータの性能向上パラダイムは終焉を迎えつつある[15]


2020年代中には集積回路の微細化が完全に限界に達し、従来のノイマン型コンピュータの性能向上が頭打ちになるとみられており、量子の性質を利用する量子コンピュータの普及も予想されている。一方、人工知能の応用は2010年代初頭までごく限られていたが、2012年以降のディープラーニングの普及によりその実用性が大幅に増し、IoTにより生成されるビッグデータの利活用や、画像認識、音声処理や自然言語の処理、意思決定支援、自動運転車両などへの応用が急激に進みつつある。



電話


電話機はこれらをデザインした作品においても、固定端末であることが多かった。しかしすでに2000年代初頭、日本においては、多機能な携帯電話端末は子供や若者が個人用に保有するまでに普及し、「テレビ電話」も同時期に携帯電話や固定電話で実現されている。2000年代末にはiPhone、Androidの登場を機に、タッチパネルによる直感的な操作性と、パソコン並みの柔軟な機能拡張性をそなえたスマートフォンの普及が一気に進んだ。


2010年代中ごろからは第4世代移動通信システムの普及によって大容量の通信が低コスト化し、固定回線同様の動画や音楽などの配信が携帯端末でも実用化した。将来的には、第5世代移動通信システムへの移行に伴いさらに高速化、大容量化が見込まれる。またGoogleのProject Loonなどの気球無線中継システムによって、通信インフラが乏しい僻地でも携帯電話が使える技術が進んでいる。



テレビ・ディスプレイ


テレビの形状も2000年代には、液晶テレビ・プラズマテレビの登場により薄型テレビが主流になり、従来のブラウン管型から完全に移り変わった。専用の器具を使えば当然、壁に掛けることも可能である。有機EL技術などによるディスプレイの更なる軽量・薄型化が期待されたが、液晶技術の成熟により競争力を得るには至らなかった。


また、2010年代に入り4Kや8Kなどの高解像度化や、120Hzや240Hzなどのリフレッシュレートの向上が進んでいる。また、両眼視差やホログラム技術などによる立体描写可能な3Dテレビ・3Dディスプレイ、VRデバイスの普及が進みつつある。



照明


21世紀に入ってから、地球温暖化防止・環境保護の観点から消費電力が多く短寿命である白熱電球の使用が控えられるようになり、消費電力が相対的に低い電球型蛍光灯やLED照明への置き換えが進んだ。LED照明は当初は誘導灯や常夜灯など比較的低照度の用途での利用が主であったが、2000年代末から一般照明用光源としての普及が始まり、2010年代中ごろには一般用照明の主流となった。今後は有機EL照明の登場・普及も予想されている。



メディアの電子化


20世紀末までに、ほとんどの映像メディアが電子化され、21世紀に入ってからはデジタルカメラやカメラ付き携帯電話の普及により、写真の電子化が急激に進んだ。


2000年代以降、ニュースなどの情報も新聞社や個人によってインターネット配信されており、徐々に新聞離れ・雑誌離れが起きている。漫画や小説、その他の出版物のネット配信もされているが、2000年代までは紙の本を置き換えるほどには活用されていなかった。しかし、2010年代に入ると直感的な操作ができるタッチパネルを搭載した端末や、表示中に電力を消費しない電子ペーパーを搭載した端末が注目を集め、出版物のインターネット配信が急激に広がった。2017年には電子版の漫画単行本の売り上げが紙媒体の売り上げを上回り、電子書籍による紙の本の置き換えが進みつつある。



エネルギー


エネルギー分野では、太陽光発電、シェールガスなどの非在来型資源の開発が進み、新興国でのモータリゼーションの進行にもかかわらず、石油の戦略性は20世紀と比べ相対的に減少している。


しかし、化石燃料の使用による温室効果ガスの排出増大傾向は続いており、再生可能エネルギーの開発は前世紀に引き続き重要な問題である。2003年頃からの原油価格の高騰により、2006年ごろから世界各国で脱原発の目標を見直し原子力発電所の新設に舵を切るなど「原子力ルネサンス」と言われる動きが生じたが、2011年の福島第一原子力発電所事故により急激に鎮静化。核燃料サイクルに関わる問題の解決の見通しがつかない中、原子力発電所の安全対策費用は高騰の一方で、原子力の先行きには暗雲が立ち込めている。一方で変動型電源である太陽光発電、風力発電の普及は目覚ましく、大容量の蓄電設備、スマートグリッド技術を応用した電力供給体制の整備が急がれている。



自動車


浮上可能な自動車(flying car)は現在のところ実現していない。だが、わざわざ浮上に大出力機関を用いる方式は原理的に非効率で、今後も普及する可能性は低いと思われる[注 4]。一方、温室効果ガス排出の抑制が強く求められるようになったことにより、化石燃料を燃料とする内燃機関により駆動される現在の形態は、曲がり角に差し掛かっている。現に原油価格が値上がりしていることもあって、日本では軽自動車などの燃費重視型低排気量車両や、ハイブリッドカーが主流となり、欧州など世界各国でも低公害ディーゼル車アルコール燃料車、LPG自動車など燃費に優れた低公害型内燃機関自動車へのシフトが進み、業務用途を中心に蓄電池式の電気自動車の導入も始まりつつある。この他に燃料電池車、水素自動車なども開発が進められている。


情報化の波は自動車も例外でなく、21世紀初頭において乗用車にはカーナビゲーション、テレマティクスの装備が一般化した。さらに、高知能自動車(スマートカー)の開発が進み、「高度道路交通システム」(ITS)と連動して、車間距離を保ったり、道路交通情報がリアルタイムで取得可能になるような技術開発が進められた。自動車の「自動運転システム」についても2010年代に入り開発が活発化しており、2020年頃を目途にまずは有人での自動運転実用化を目指している。



鉄道


「超高速鉄道」は、リニアモーターカーではなく、従来の鉄輪式による新幹線において、すでに20世紀末の1997年、山陽新幹線500系の登場により、300km/hでの営業運転を開始している。しかし、その形態は20世紀日本の象徴ともいえる0系、200系とは、まったく異質のデザインとなっている。速度的にもフランスのTGVは2007年に鉄輪式鉄道の世界速度記録、時速574.8キロを記録した。もちろん営業運転速度ではないが、この速度はすでにリニアモーターカーの最高速度の領域である。


なお、2005年には中速式のHSSTではあるが、愛知高速交通東部丘陵線で磁気浮上式リニアモーターカーの運転が始まった。また、高速鉄道としての磁気浮上式リニアモーターカーについては、JR東海が2027年をめどに超電導リニアによる東京〜名古屋間の営業運転開始を目指すと発表している(リニア中央新幹線)。



街並み・建築


建築、特に住宅建築は前世紀の末期から省エネルギー化の要請により気密性能の強化、断熱構造の高度化が進んだ。1980年代以降、寒冷地から複層ガラスや樹脂サッシ、高性能な断熱材が徐々に広がり、2010年代頃から温暖な地域でも一般化しつつある。気密性の強化により新築住宅では24時間自動換気が標準化(日本では2003年に義務化)し、極寒の地でも、暖房なしでも過ごせるパッシブハウスも現れた。


日本の「街並み」は20世紀後期以降に高層化が進み、都市部においては中高層のオフィスビルや集合住宅が林立するようになった。もっとも、日本においては21世紀に入ってから建てられた建築物は、合理性・機能性・コスト削減の追求によりモダニズム建築から派生したものがほとんどで、過去にSFなどで描かれた姿とは程遠い。世界的には20世紀後期にハイテク建築・ポストモダン建築など新奇なデザインへの試みが精力的になされたが、日本ではポストモダン建築はバブル期の徒花というイメージが強く、1990年代後半以降はモダニズムへの回帰が進んでいる。一方、21世紀に入ってからは設計にコンピューターを駆使した(CAM)脱構築主義建築がアジア圏を中心に各地で建てられており、中国の大都市(上海や北京など)ではポストモダン建築や脱構築主義建築が林立する景観が見られる。


21世紀に入ってからの建築における進歩としては、先述のCAMのほか、CLTの使用により、木造の高層建築が登場していることが特筆される。



宇宙開発・宇宙旅行


宇宙開発の分野は20世紀のフィクションと比べて著しく遅れている。これは、冷戦下における超大国同士の競争として莫大な資金をつぎ込まれていた宇宙開発が、米ソ両国の財政状況により1970年代以降鈍化し、冷戦の終結とともに停滞したことや、宇宙速度を振り切って大量の資材を搬送するという宇宙開発の原理的困難が解決される見通しがついていないことが要因に挙げられよう。


一方で、資材の搬送を容易にするために、赤道付近に軌道エレベータを建設するプロジェクトが全米宇宙協会などにより進められている。材料にカーボンナノチューブを使用し、2031年10月27日(当初は2018年4月12日を予定していた)の開通を目指している。


21世紀に入りアメリカ航空宇宙局(NASA)は、ブッシュ大統領の宇宙政策に基づき、2020年までに再度月面の有人探査を行い、その後に火星の有人探査も実現するという「コンステレーション計画」を発表したが、計画の遅れや予算の圧迫などを理由に中止となった。この計画では月面基地の建設も構想されていた。一方で、オバマ大統領が2030年代半ばの実現に向けた有人火星探査計画を2010年に発表している。月より遠距離に到達可能な新型ロケットの2025年までの開発、小惑星の有人探査に続き、2030年代の火星軌道への到達、そして有人火星探査を実現するというものである。また、その他にはロシアや欧州宇宙機関(ESA)でも、有人火星探査計画が構想されている。


宇宙旅行については、21世紀初頭の現在において未だ気軽にできるものではないが、複数の民間企業が企画・研究開発しており、近い将来には比較的難しくなく数日以上の滞在が可能になるとの予測もされている。





フィクションのできごと








  • 2001年

    • 月で1999年に発見されたモノリスの信号を元に、HAL 9000に操作されたディスカバリー号が木星へ向かう。(映画・小説『2001年宇宙の旅』)

    • 「大消滅」が起こり、地上の3分の2が消滅する。(特撮テレビ番組『未来戦隊タイムレンジャー』)

    • 謎の存在「アンノウン」が現れ人々を襲い始める。時を同じくして、謎の戦士「アギト」出現。(特撮テレビ番組『仮面ライダーアギト』)


    • ゴジラとメガギラスがお台場で激突。(映画『ゴジラ×メガギラス G消滅作戦』)




  • 2003年


    • 4月7日 - 東京でアトム誕生。(漫画・アニメ『鉄腕アトム』)


    • 10月13日15:34 - 陸上自衛隊第三特別実験中隊が人工磁場シールドの暴走事故により、演習場ごと1547年へ飛ばされる。直後に世界各地で虚数空間が出現。(映画『戦国自衛隊1549』)

    • 自立思考型コンピュータシステム「スカイネット」起動。世界各地に核爆弾が投下され30億以上の人命が失われる。(映画『ターミネーター3』)




  • 2004年 - 南極で発見された古代遺跡の調査に向かったウェイランド社の調査チームが遺跡内部で異性人種族「エイリアン」と「プレデター」の争いに巻き込まれる。(映画『エイリアンVSプレデター』)


  • 2006年 - 世界で超異常気象発生。東京でゴルフボール大の雹が、ニューヨークで大津波、ハワイで強力な台風、インドで大雪、遂に世界は氷河期へと突入することとなる。(映画『デイ・アフター・トゥモロー』)


  • 2007年 - パラレルワールド間の壁を破ってダーレクとサイバーマンが地球を蹂躙、人類も抵抗し三つ巴の戦争「カナリー・ワーフの戦い」が勃発する。(ドラマ『ドクター・フー』)


  • 2008年


    • タイムマシンが発明される。(漫画・アニメ『ドラえもん』)

    • 超磁力兵器により、五大陸沈没。(アニメ『未来少年コナン』)

    • 6代目マスターがターディスをパラドックスマシンに改造し、歴史の改変を可能とする。60億のトクラフェインを動員して地球人の1割を抹殺し、地球を支配下に置く。(ドラマ『ドクター・フー』)




  • 2009年


    • マクロス進宙。(アニメ『超時空要塞マクロス』)


    • ダーレク艦隊がダヴロスをリーダーとして地球を含む27の惑星を襲撃。リアリティ・ボムを利用してダーレクを除く万物の破壊を計画する。(ドラマ『ドクター・フー』)




  • 2010年(皇暦)8月10日 - ブリタニア帝国が日本に宣戦布告。(アニメ『コードギアス 反逆のルルーシュ』)


  • 2010年

    • 9年前に起こったディスカバリー号による木星探査計画の失敗の原因を探るため、コスモナウト・アレクセイ・レオーノフ号が木星へ向かう。(小説『2010年宇宙の旅』、映画『2010年』)

    • 6代目マスターが復活、全人類をマスター化する。同時に、彼を利用してタイムロードの上層部が惑星ギャリフレイとともにタイムロックを破り地球に出現する。(ドラマ『ドクター・フー』)




  • 2012年 - プッチ神父のスタンド「メイド・イン・ヘブン」(連載時「ステアウェイ・トゥ・ヘブン」)により時が無限に加速、宇宙が一巡し殆どの生命が一巡後の世界に到達。(漫画『ジョジョの奇妙な冒険』第六部「ストーンオーシャン」)


  • 2015年


    • 10月21日16:29 - マーティが、未来の自分の息子に会うために30年前の1985年からタイムトラベルしてくる。(映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2』)[16]

    • 10月21日 - シカゴ・カブスが2015年のワールドシリーズを制覇。(映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2』)[17][注 5]

    • 映画『ジョーズ』シリーズの最新作『ジョーズ19』が上映される。(映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2』)[16][注 6]

    • 「使徒」と呼ばれる侵入者が襲来。(アニメ『新世紀エヴァンゲリオン』)

    • マルス誕生。(アニメ『ジェッターマルス』)




  • 2016年 - 戦略自衛隊がNERV侵攻、ゼーレにより人類補完計画発動、全生物がLCLに還元される。(アニメ『新世紀エヴァンゲリオン』)


  • 2018年 - 地球連邦政府樹立。(ゲーム『Princess Holiday 〜転がるりんご亭千夜一夜〜』)


  • 2019年 - ネオ東京でのアキラをめぐる戦い。(漫画・アニメ『AKIRA』)


  • 2010年代頃 - ケンタウルス座アルファ星およびプロクシマ星の住人が太陽系の人類と接触する。(書籍『テラン連邦交通貿易局ハンドブック(英語版)』シリーズ)[18]


  • 2020年

    • レプリカントが地球に逃亡する。(映画『ブレードランナー』)


    • サイルリアンが復活する。(テレビドラマ『ドクター・フー』)

    • 普通人と超能力者の戦争。(漫画・アニメ『絶対可憐チルドレン』)




  • 2024年 - 21世紀最大の劇場型犯罪と同時にサイバーテロ事件である「笑い男事件」が発生。(アニメ『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』)


  • 2026年 - OCU(オシアナ共同連合)発足。(ゲーム『フロントミッション』)


  • 2027年 - 高石タケルが少年時代の冒険を本にして出版する。(アニメ『デジモンアドベンチャー02』)


  • 2020年代頃 - 人造の豊穣神「ユグドラシル」が生じさせた厄災「大崩壊」によって、世界人口の半数以上が死亡。その後、異形の生物「樹獣」「樹竜」が地上に出現し、生き残った人類は海上都市への生活圏の移行を余儀なくされる。(小説『空飛ぶ卵の右舷砲』)[19]


  • 2030年前後 - 異星勢力「粛正者」の強行型無人探査機が太陽系に侵入し、地球連邦宇宙軍および銀河文明評議会地球連邦派遣保安軍と交戦。銀河文明評議会と粛正者との戦争に、地球が銀河文明評議会側として加わる。(小説『宇宙軍士官学校』)[20][21]


  • 2032年 - 7月4日 - ターミネーター、T-850により人間軍のリーダー『ジョン・コナー』が殺害される。(映画『ターミネーター3』)


  • 2035年・2036年 - 恐怖の大王「ドラキュラ」が再びこの世に現れる。(ゲーム『キャッスルヴァニア 〜暁月の円舞曲〜』『悪魔城ドラキュラ 蒼月の十字架』)。


  • 2039年 - 北方連合国家と三大陸合州国の間で「13日間戦争」が勃発し、無数の熱核兵器によって世界の殆どの都市は壊滅する。その後2129年の地球統一政府樹立まで「90年戦争」が続き、人口は約10億人まで激減する。(小説『銀河英雄伝説』)


  • 2040年 - SARF設立。絋瀬玲名、フィオナ・クリス・フィッツジェラルド、エーリッヒ・イェーガーに無期限の待機命令が下される。(ゲーム『エースコンバット3』)


  • 2041年 - 正体不明の敵「ゼラバイア」が地球に襲来。(アニメ『超重神グラヴィオン』)

  • 2040年頃 - 金星への移住者の一団を乗せた宇宙船「プロスペリティ」が「宇宙クジラ」に捕食される。その後、移住者たちは宇宙クジラの体内の空間に植民地を建設する。(小説『ジョナサンと宇宙クジラ』)[22]


  • 2050年


    • 月の大異変による地震が起きて、月に空気と重力が出来る。(アニメ『魔動王グランゾート』)


    • 木星圏まで進出していた人類に、謎の異星人であるエルダー軍が襲来。木星の衛星イオが侵略を受ける。(アニメ『宇宙大帝ゴッドシグマ』)




  • 2051年 - リュウ・スザク、任務中の事故で大怪我を負う。凶悪犯罪者ゾーダ、永久冷凍刑に処せられる。(アニメ『F-ZERO ファルコン伝説』)


  • 2059年 - 火星の水のウイルスによって火星に住んでいる人々がゾンビになる。(テレビドラマ『ドクター・フー』)


  • 2050年代頃 - 琴座と白鳥座の間、太陽系から5.8光年弱の空間に、全長2光年、直径1.5光年の円筒形の物体「SS」が出現。SSはその形状や有意信号らしきものの観測により人工物と判断され、世界連邦恒星間航行研究所によって、知的存在との接触に備えて人工実存(AE)を搭載した宇宙船による探査計画が開始される。(小説『虚無回廊』)[23][24]


  • 2063年


    • 11月21日 - 強欲王が地球に来訪し、「来るべき災厄」が起こる。(小説・アニメ『狂乱家族日記』)


    • ゼフラム・コクレーンがワープ航法を発明。(テレビドラマ『スタートレック』)




  • 2067年 - 国連によるバイオテクノロジー・ロボット産業の規制に反発した日本が完全なる鎖国を敷く。(アニメ『ベクシル 2077日本鎖国』)


  • 2068年7月13日 - 高度150キロメートル付近において、オーベルト・エアロスペース社の高々度旅客機「アルナイル8型」(タイ発イギリス行き)にスペースデブリが衝突する事故が発生。(漫画・アニメ『プラネテス』)


  • 2070年 - サイバーマンが地球を侵略する。(テレビドラマ『ドクター・フー』)


  • 2071年 - ビバップ号、犯罪者を追う。(アニメ『カウボーイビバップ』)


  • 2073年 - ジュラル星人、地球侵略を開始。(アニメ『チャージマン研!』)


  • 2076年 - 月が独立宣言。(小説『月は無慈悲な夜の女王』)


  • 2077年 - アメリカ合衆国と中華人民共和国の間で世界的核戦争が勃発。(ゲーム『Fallout』)


  • 2090年 - イオリア・シュヘンベルグ、軌道エレベーター・太陽光発電システム・モビルスーツの基礎理論を築く。(アニメ『機動戦士ガンダム00』)


  • 2093年 - 有人恒星探査船「ビーグル二世号」が太陽系外の地球型惑星を発見し、初めて地球外生命体と遭遇する。(漫画・アニメ『ドラえもん』)


  • 2099年


    • 6月22日 - 第一次外惑星動乱が勃発する。(小説『航空宇宙軍史』)[25]


    • 12月31日 - 日本で出土した窯から、「黒き獣」が突如として出現する。(ゲーム『BLAZBLUE』)




  • 2100年


    • 7月13日 - 第一次外惑星動乱が終結する。(小説『航空宇宙軍史』)[25][26]

    • 太陽系外縁部に存在する小型ブラックホール「カーリー」が発見される。(小説『AADDシリーズ』)[27]

    • 悪のコンピュータプログラム「デリトロス」によって、仮想現実空間「マジカルゲート」内に多くの子供たちが捕らわれる。(アニメ『電脳冒険記ウェブダイバー』)

    • 遙大地、夏休みを利用して、町内の福引きで当たった月旅行へと出発する。(アニメ『魔動王グランゾート』)



  • 20××年夏 - 「銀座事件」発生。銀座に出現した『異世界への門(ゲート)』から現れた異世界の軍勢による大量殺戮が行われる。その後、「特地」と呼称された異世界への自衛隊の派遣が開始される。(小説・漫画・アニメ『ゲート 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり』)[28]

  • 20××年10月 - 日本の領空内に「天使」が出現し、羽田空港上空でボーイング747を撃墜した後に空港に着陸。人間に対する天使の襲撃が始まる。(小説『神狩り2 リッパー』)[29]

  • 20××年 - 飛来した隕石の内部から出現した宇宙アメーバが、その圧倒的な増殖力によって地球全土に進攻。世界人口の3分の2が犠牲となり、地球連邦はこれに対する「最終作戦」の発動を決議する。(小説『最終作戦』)[30]

  • 20XX年6月18日 - 午後4時19分に霧島北部で水蒸気爆発として火山噴火が開始され、同29分には霧島全体が「破局的噴火」に至る。(小説『死都日本』)[31]

  • 20XX年 - 宇宙からの侵略者が世界各国を攻撃。各国軍がこれに立ち向かうが、10年以上におよぶ戦いの中で地球人口は2000年代初頭の500分の1にまで減少する。そして、侵略者の最終攻撃が始まる中、各国共同で開発された対侵略者用スーパーウェポンを用いた総力戦が開始される。(ゲーム『THE 宇宙大戦争』)[32][33]

  • 20XX年 - 第一次サイテックスプロジェクトによって建造された宇宙実験室「ラボス」がコントロール不能に陥り消息を絶つ。3年後、第二次サイテックスプロジェクトによる大型探査スペースシップが、暴走・巨大化し人類消滅を画策するラボスと遭遇し、船内で製造された各種バトルメカを用いてこれに対抗する。(玩具『サイテックス』)[34]

  • 20XX年 - 太陽系外から襲来したケイ素生命体「原罪」が地球の侵略を開始。数千万人の犠牲者が生じる。通常兵器の通用しない原罪に対抗すべく、人型機動兵器「A.V.G.システム」を用いる「A.V.G.F.」、通称「ソラヒメ」が原罪と戦うことになる。(ゲーム『ソラヒメ ACE VIRGIN -銀翼の戦闘姫-』)[35][36]

  • 20XX年 - 環境汚染を自然浄化させるために人類が一時的に捨てた地球を、他の天体の超機械生命体「マゼル」が侵略し環境を改造。火星に移住していた人類はこれを受け「地球解放軍ジアース」を結成して地球奪還に挑み、数十回の敗北の後に最終兵器「ミライダ01」を出撃させる。(ゲーム『地球解放軍ジアース』)[37]

  • 20**年 - 地球統合が目前に迫る中、「アギーマ帝国」なる組織が声明文によって地球壊滅計画を予告。アギーマ帝国の飛行型機動兵器による総攻撃が開始され、地球統合軍準備委員会が開発した特殊機動戦闘機「XA-1」が「地球防衛軍」として緊急発進する。(ゲーム『E.D.F.』)[38]

  • 初頭 - 「ガーベラ遭難事件」発生。地球から火星へ資材・物資を輸送していた中型宇宙輸送艦「ガーベラ」と小型護衛艦2隻が、地球防衛ライン外で所属不明の未確認飛行物体の攻撃によって撃破される。その後、パニックを避けるためガーベラの遭難はスペースデブリとの衝突によるものと発表される。(小説『ウルトラマンメビウス アンデレスホリゾント』)[39]

  • 初頭 - 15歳から17歳までの少女が突然死の後にゾンビ「ステーシー」となる現象が、突如世界中で発生し始める。(小説『ステーシー』)[40]

  • 初頭 - 植民星ル・タウにおいて、機械化改造を施された動植物からなる生体機動兵器軍団が、植民者たちの都市への攻撃を開始。連邦宇宙軍司令部がル・タウの放棄を決定する中、所属不明の重機動メカ「HEAVY UNIT」が生体機動兵器に立ち向かう。(ゲーム『ヘビー・ユニット』)[41]

  • 初頭 - 日本国内の山中で、約5千年前に落下したと思しき地球外文明の宇宙船が発見されるが、国連の調査団が爆破により船内に強行突入したところ、宇宙船は調査団を船外へ排除した後に大気圏外へと飛び去り消滅する。(小説『星虫』)[42]

  • 前半 - 「ルナ・ショック」発生。国連主導の共同探査隊が、月の地下の空洞で異星文明「帝国」が残した大量の遺留物「帝国の遺産」を発見。スーパーテクノロジーが用いられた帝国の遺産は人類の生活環境を激変させ、2年後には国連主導による地球連邦の設立と、西暦から「宇宙世紀」への紀年法のリセットが行われる。(小説『再就職先は宇宙海賊』)[43]

  • 前半 - 地球外生命の手によるものと見られる彗星「パンドラ」から生じた大規模な射手座流星群が地球に降り注ぎ、地球の生態系などの環境を改変する「パンドラ・フォーミング」の進行が表面化。脳の機能の増大などをもたらす形で異常進化させられた動物によるボルネオ、アフリカ、南米での大規模な獣害や、国際宇宙ステーションを経由しての共生体の核生命「アルジャーノン」の珊瑚海への侵入などが発生する。(小説『パンドラ』)[44][45][46]

  • 中頃 - 物理学者レナタ・コズチによって、すべての素粒子は「コズチ - ホイーラー・ワームホール」の口であるとする暫定的統一理論「コズチ理論」が提唱される。(小説『ディアスポラ(英語版)』)[47]

  • 半ば - バサード式ラムジェットを用いる国連の一群の自動探査艇(ラムロボット)が、植民地となりうる居住可能な惑星の発見を目指し、プロキオン、シリウス、鯨座タウ星などの太陽系近傍の恒星界へと発進。うち5隻が居住可能な「地点」を持つ惑星を発見する。(小説『ノウンスペース』シリーズ)[48][49][50]

  • 後半 - メインコンピュータ「ラクーン」を擁する恒星間有人探査機「セプテミウス2」が、先発した無人探査機「セプテミウス1」を追う形でバーナード星へと発進する。(ゲーム『サイオブレード』)[51]

  • 後半 - いて座α方面に向かっていた無人探測機が、太陽から3光日の地点で太陽常数の70万倍に達する強烈な光の中に突入。これを受けて行われた2年間の調査によって、光の正体はりゅう座方面とかじき座方面の間にのびる直径1,200万キロメートル、全長5,380光年におよぶ定在波のレーザー光線の光軸であることが判明し、「バビロニア・ウェーブ」と名付けられる。(小説『バビロニア・ウェーブ』)[52][53]

  • 末 - 世界各地の女性が暗黒星雲内の惑星「ザンクス」へと誘拐される事件が発生。女性たちを救出すべく、対地球外防衛機構の宇宙戦闘機「メガブラスト」が旅立つ。(ゲーム『メガブラスト』)[54]

  • 年代不明 - 天文学者ハリスン率いる「アレス探検隊」がロケット「アレス号」で初の火星着陸に成功。補助ロケットで探検中に遭難した化学者ディック・ジャーヴィスが、時の海(マーレ・クロニウム)を横断する10日間の旅の間に、知能を持つ駝鳥型の「トゥイール」を始めとする様々な生物と遭遇する。(小説『火星のオデッセイ』)[55]

  • 年代不明 - 異星種族「グランド・ギャラクティクス」の知的従属種族「ナイン・リムズ」が、低軌道から月軌道の間でのソーラーセイル・レースに参加していたナターシャ・スーブラマニアンと接触した後、ナターシャの模造幻影(シミュラクラ)を用いて人類の前に姿を現す。その後、グランド・ギャラクティクスより地球の「減菌」命令を受けてケンタウルス座方面から地球へ向かっていた知的従属種族「ワン・ポイント・ファイヴス」の艦隊が、命令の撤回に伴い生じた物資の不足からカッターラ低地に着陸する。(小説『最終定理(英語版)』)[56]

  • 年代不明 - 火星シャール遺跡の調査を行っていた環太平洋諸国機構の共同探検隊が、数十個の正体不明の物体を発掘。これにより作業は一時中止され、物体は地球へ運ばれる。その後、探検隊に参加していた記録員ルー・風は、志願し補充要員として金星の衛星基地「ヴィーナスター」に配属される。(小説『創星記』)[57][58]

  • 年代不明 - 「大出発」。世界各国のスターシップ公社による宇宙船団が、核戦争や環境破壊などで汚染された地球から「新しい地球」へと移民のために出発。「新しい地球」への到着後に、イタリア隊の隊員がエンピレオ高原にて数百基の建造物「治療塔」を発見し、各国船団員がこれを利用する。その後、宇宙船団は「新しい地球」からの全面撤退を決定し、大出発から10年後に地球へ帰還する。(小説『治療塔』)[59]

  • 年代不明 - モスクワ大学、京都大学、ソルボンヌ大学、ヴァージニア大学都市で発生した異様な予告殺人事件の調査を発端として、アマゾン流域に赴いた世界連邦科学警察などによる捜索隊が、ロンドニア直轄地の原始林の中で「電気・電波人間」たる新人類「ククルスク族」の1支族と初めて会合する。(小説『継ぐのは誰か?』)[60]

  • 年代不明 - 氷の戦士の襲撃。(テレビドラマ『ドクター・フー』)

  • 年代不明 - 宇宙船「ゾフィーエル」による太陽系第10番惑星「魔王星」の探査によって、魔王星系すべてが反物質の塊であることが発見される。その後、魔王星の反物質をエネルギー源として用いた人工マイクロ・ブラックホールによる超空間航法「ミュー駆動」が実用化され、太陽系外の星系への人類の進出が始まる。(漫画『2001夜物語』)[61][62][63]



脚注


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注釈




  1. ^ アメリカの社会保険(Social Security)は、このまま行くとベビーブーマー世代が続々リタイアする2010年頃から収支が悪化し、2020年には赤字になることが予想されている。


  2. ^ 国連による「世界人口展望」 (World Population Prospects) の2012年版では、2025年の世界人口は約81億人(中位値)と予測されている。


  3. ^ 国連による「世界人口展望」 (World Population Prospects) の2012年版では、世界人口が100億人に達するのは2062年頃と予測されているが、その後は増加のペースが鈍化して2100年の世界人口は約109億人と予測されている(いずれも中位値)。


  4. ^ ポール・モラーによる「スカイカー」など一部で開発は続いている。


  5. ^ 実際のカブスは、奇しくも映画内の日付と同じ日にリーグ戦の敗退が決まり、映画の再現とはならなかった。


  6. ^ ユニバーサル・ピクチャーズ・ホーム・エンターテインメントは2015年10月、実際に『ジョーズ19』のトレーラー映像を制作しYouTube上で公開した。



出典




  1. ^ 2013年の自然科学部門のノーベル賞 物理学賞(MSN産経ニュース/産経新聞 2013年10月21日付)[リンク切れ]


  2. ^ “人口推計(平成21年10月1日現在)1.人口の動向”. 総務省. 2011年4月3日閲覧。
    表1 総人口及び日本人人口の推移(平成14年〜21年)を参照。



  3. ^ 太陽活動に異常―黒点や磁極反転に異例の現象(ウォール・ストリート・ジャーナル日本版 2013年11月12日)


  4. ^ 日本米国中国 団塊の世代(あたまにスッと入るあらすじ あらすじ検索サイト)


  5. ^ 財団法人高度情報科学技術研究機構の試算による(海面の上昇予測 (01-08-02-03))。


  6. ^ 今世紀末の平均気温、3度上昇…気象庁予測(読売新聞 2013年3月16日[リンク切れ]


  7. ^ 世界総人口、70億人突破へ 国連白書(日本経済新聞 2011年10月26日)


  8. ^ 2050年の世界人口は94億人と予想=アジア、アフリカの人口増続く―米国勢調査局


  9. ^ インド、2028年に中国抜き人口世界一に=統計庁


  10. ^ 2. 人口圧力──2030年に16億のピークをいかに越えるか


  11. ^ 国連世界人口展望 (World Population Prospects) 2012年版、中位推計

  12. ^ ab図録▽世界と主要国の将来人口推計(社会実情データ図録)


  13. ^ 国連世界人口展望 (World Population Prospects) 2010年版、中位推計/世界の人口、世紀末までに100億人突破へ 国連予想(CNN 2011.05.04


  14. ^ 国連が世界人口予測を発表、2100年の予測値は「109億人」(スラッシュドット・ジャパン(サイエンス) 2013年6月17日)


  15. ^ 「ムーアの法則は終わった」、NVIDIAのCEOが言及 EEtimes Japan(2017年6月5日)2017年6月5日閲覧

  16. ^ ab“「バック・トゥ・ザ・フューチャー2」で描かれた2015年10月21日が到来 映画と現実の違いは?”. HUFFPOST (2015年10月20日). 2018年9月6日閲覧。


  17. ^ “カブスが108年ぶりの世界シリーズ優勝 「バック・トゥ・ザ・フューチャー」の予言とニアミスだとファン歓喜”. ねとらぼ (2016年11月3日). 2018年9月6日閲覧。


  18. ^ スチュアート・カウリー チャールズ・ヘリッジ 『スターライナーズ 23世紀に活躍する宇宙船』 旺文社、1981年、10・28頁。NCID BN06788919。


  19. ^ 喜多川信 『空飛ぶ卵の右舷砲』 小学館、2018年、10・11・52頁。ISBN 978-4-09-451743-9。


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  21. ^ 鷹見一幸 『宇宙軍士官学校―前哨― 5』 早川書房、2014年、7 - 111頁。ISBN 978-4-15-031161-2。


  22. ^ ロバート・F・ヤング 『ジョナサンと宇宙クジラ』 早川書房、2006年、90 - 92・96頁。ISBN 978-4-15-011584-5。


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  57. ^ 川又千秋 『創星記〔上〕』 早川書房、1989年、27・30・48・49・62 - 66頁。ISBN 978-4-15-030290-0。


  58. ^ 川又千秋 『創星記〔下〕』 早川書房、1989年、170・171頁。ISBN 978-4-15-030291-7。


  59. ^ 大江健三郎 『治療塔』 講談社、2008年、8・24 - 30・50 - 57・219 - 231頁。ISBN 978-4-06-275981-6。


  60. ^ 小松左京 『継ぐのは誰か?』 角川春樹事務所、1998年、46・47・59・68 - 75・89 - 101・212 - 226・249・255 - 263・267 - 271・282 - 310・333 - 335頁。ISBN 978-4-89456-381-0。


  61. ^ 星野之宣 『2001夜物語【1】』 双葉社、1995年、64・74 - 85・98・161 - 195・205・257頁。ISBN 978-4-575-72030-3。


  62. ^ 星野之宣 『2001夜物語【2】』 双葉社、1995年、4 - 32・59・60・136・137頁。ISBN 978-4-575-72031-0。


  63. ^ 星野之宣 『2001夜物語【3】』 双葉社、1995年、221頁。ISBN 978-4-575-72032-7。




関連項目


  • 年表


外部リンク



  • ウィキメディア・コモンズには、21世紀に関するカテゴリがあります。





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