連節バス
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ボルボ-富士重工製 連節バス
KC-B10MC 京成バス
連節バス(れんせつバス、連接バスとも書く)とは、大量輸送のために車体が2連以上につながっているバスである[1]。バス・ラピッド・トランジット(BRT)では、大量輸送のために連節バスを採用する事例も多い。
目次
1 構造
2 連節バスの運転について
3 車種
3.1 日本
3.1.1 いすゞBXツイン・バス
3.1.2 科学万博スーパーシャトルバス
3.1.2.1 閉幕後
3.1.2.2 東京空港交通での活躍
3.1.2.3 アキバエクスプレスへ
3.1.3 1998年以降
4 導入事例
4.1 中国
4.2 カナダ
4.3 アメリカ合衆国
4.4 ドイツ
4.5 セルビア
4.6 ブラジル
4.7 大韓民国
4.8 タイ
4.9 日本
4.9.1 京成バス
4.9.2 神奈川中央交通
4.9.3 岐阜乗合自動車
4.9.4 JRバス関東
4.9.5 神姫バス
4.9.6 新潟交通
4.9.7 近江鉄道バス
4.9.8 西日本鉄道
4.9.9 南海バス
4.9.10 奈良交通
4.9.11 運行予定
4.9.12 導入検討中
4.9.13 廃止
5 脚注
5.1 注釈
5.2 出典
6 参考文献
6.1 書籍
6.2 雑誌記事
7 関連項目
構造
連節部は左右だけでなく上下にも折れ曲がる構造 | 車両車内の連節部 |
牽引型連接バスの例(Vanhool AG300) 第2軸直前にあるマフラー、第3軸がシングルタイヤであることに注目。
先頭車両の後ろに関節で複数台のバスが連結された構造で、通常は、先頭車両が前後2軸、中間および最後部の車両は後部1軸となっている。最後部車両にエンジンを持つものは、後部2軸となっている例(メルセデス・ベンツ・キャパシティなど)がある。各車両間には幌があり通り抜けることができる。
エンジンの配置は、先頭車両の床下にミッドシップエンジンとして置き後部車両を牽引するものと、最後部車両にリアエンジンとして置き中間・先頭車両を推進するものがある。従来は、安定性などの面から先頭車両にエンジンを配置するものが多かったが、車両のノンステップ化の推進により、最後部車両に置くものが多勢である。最後部車両にエンジンが設置された車両の場合、内輪差が通常のバスよりも大きいため、交差点などで旋回時に連接バスの旋回の内側に入る時は注意を要する。
欧州などでは有害物質を排出せず、運行経費が低いトロリーバス仕様の車種も多く見られる。
車両の全長は2車体連節でおおむね18m - 19mで、旅客定員は110 - 190人程度である。3車体連節の場合は約24 - 26m程度で約270人となる。
単なるトレーラーバスとの違いは、各車体間が幌で繋がれている完全固定編成になっており、自由に行き来ができることである。
トレーラーバスも収容力では連接式に劣らず、フルトレーラー式では閑散時には「子」を切り離して「親」だけで運転できる経済性も有しているが、乗客が連結器を跨ぎ越して親車と子車の間から道路を横断しようとして他車と接触する事故が相次いだ西ドイツでは1960年にフルトレーラー式の運行が禁じられ、ワンマン運転にも適していないことから、西側諸国では使われなくなった。
連節バスの運転について
通常の路線バス車両(中)とメガライナー(上)・連節バス(下)の比較
前部車にエンジンを搭載する牽引型のボルボ・B10MLやネオプラン・ジャンボクルーザーは、最後軸が第1軸と逆位相で操舵するため普通の大型バスとほぼ同じ感覚で運転できる。一方でネオプラン・セントロライナーやメルセデス・ベンツ・シターロなどの後部車にエンジンを搭載する推進型は、最後軸が駆動軸かつダブルタイヤであるため操舵せず、最後軸が操舵する牽引型に比べて最小回転半径が大きい。そのため、運転のしやすさの面では牽引型の方が優れているといえよう。
連節バスは全長が日本の保安基準で定められている12 mを越えるなどの特殊構造のため、道路運送法に基づく国土交通省運輸局の特例措置を受け、使用路線を限定して運行される。走行レーンおよび経路を厳守するという条件で運転が可能となった。もっとも、非常時の迂回路や新規路線への投入にはその都度実車による検証と認可が必要となり、運用には依然として制限がある。
前述のとおり全長が日本の保安基準で定められている12 mを超えるうえ、ネオプラン・セントロライナーやメルセデス・ベンツ・シターロは走行用エンジンを後部最車両へ搭載し、後々軸を駆動しているため、軸重が日本の保安基準で定められている10 tを超過する(例えばセントロライナーでは後々軸の軸重は11.45 tである)ほか、シターロでは全幅も日本の保安基準で定められた2.5 mを超える2.55 mとなっており、また非常口設置もなされない[2]など、原則では日本国内の公道を走行することはできない。そのため、これらの点について道路運送車両法に基づく国土交通省運輸局の基準緩和申請、道路法に基づく道路管理者の特殊車両通行許可申請、および道路交通法に基づく警察署の制限外許可申請等が必要である。
運転免許の面では、トレーラーバスと異なり切り離すと走行できないため、通常の大型免許単独で運転でき、けん引免許は不要ではあるが、けん引自動車の運転と同等の技能が必要であることから、ほとんどの事業者はけん引免許取得者を乗務させている。なお、営業運転に際しては大型二種免許が必要である(けん引二種免許は不要)。
車種
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メルセデス・ベンツ・キャパシティ
ネオプラン
- セントロライナー
メルセデス・ベンツ
- シターロG
- キャパシティ
ボルボ
- B10M
スカニア
- スカニア・オムニリンク
- スカニア・オムニシティ
バンホール
- バンホール・AG300
- AG300T
日本
いすゞBXツイン・バス
1950年2月、いすゞ自動車は当時のベストセラーバスであったいすゞBX91をベースにした連節バス1両を試作製造した。ボディはいすゞと提携したばかりの川崎産業(川崎航空機工業の前身。のちのいすゞバス製造)が架装した。当時は「連節バス」ではなく「双子バス」と呼ばれた。全長11 m、運転者1名と車掌2名が乗務し、定員は75名(BX91は定員52名)で、関節部は上下方向にしか折れ曲がらない代わり、後部車体にある第3軸が操向した。製作はそれ1両のみで、同車は八戸市交通部に納入されて営業運転に使用され、のちに弘南バスに移籍した。
科学万博スーパーシャトルバス
富士重工/ボルボ B10M
科学万博スーパーシャトルバス
(万博会場バスターミナル)
1985年(昭和60年)に茨城県・筑波研究学園都市で開催された国際科学技術博覧会(科学万博つくば'85)会場への交通アクセス手段として、スウェーデン・ボルボ製B10M(ボディは富士重工業製)の連節バスが1984年(昭和59年) - 1985年(昭和60年)にかけて100台導入された。運行区間は万博会場と常磐線の臨時駅(当時)である万博中央駅(現在のひたち野うしく駅の場所に会期中のみ開設されていた)との間のみであった。これは、車両自体が大型であることから道路交通法の特例措置を受ける形で運行されたことによる。
閉幕後
- 80台はオーストラリアへ輸出された[3]。
- 19台は東京空港交通に移籍した[3](次の【東京空港交通での活躍】を参照)。
- 最後の1台は富士重工業伊勢崎製作所(→スバルカスタマイズ工房→桐生工業伊勢崎工場)に保存のため引き取られた[3]が、その後部品供出のために欠品がかなり目立つようになり、2000年(平成12年)頃に解体された。
東京空港交通での活躍
東京空港交通では19台中3台を当初よりランプバスとして使用し[3]、16台は都心(東京シティエアターミナル)と成田空港を結ぶ連絡路線バスとして使用することになり[3]、後部車体の乗降口を撤去したうえ、最後部に荷物置き場を設置した[3]。また、座席は全てリクライニングシートに交換された[3]ほか、高速走行に対応してギア比を6.166から4.86に変更している[3]。しかし以下の事情もあり、運行路線と途中経路を限定する形で道路交通法の特例措置を受けて運行された。
- 一般道を通行できない。
- 有料道路でも京葉道路は通行できるが、首都高速湾岸線は通行できない。
結局、渋滞などにより迂回路を使用するフレキシブルな運用ができないデメリットがあり、のちに運行は廃止された。
なお、空港内ランプバスとして使用された3台は1999年に旭川電気軌道に移籍し、冬期の通学路線用として2004年まで使用された。
アキバエクスプレスへ
上記の東京空港交通で使用されていた車両のうち、埼玉県の中古車販売店に留置されていた解体寸前の1台を、2008年にバス愛好家団体「アキバエクスプレス」が購入した。同団体の本拠地・栃木県までの80kmを自走したあと、動態保存に向けて整備されている[注釈 1]。
その後2011年に、群馬県で倉庫として使用されていた解体寸前の個体を部品取り車として購入した。翌年応急処置のうえ、同団体の本拠地まで自走した。
日本国内で実動する個体は同団体の2台のみであったが、2013年の代表人物の逮捕に伴い、現在は所在不明。
1998年以降
富士重工/ボルボ B10M連節バス
京成バス
幕張海浜公園前
その後ボルボは1998年に連節バス(ボディは富士重工業製)を日本で正式発表したが、京成電鉄(現・京成バス)が千葉県千葉市内の路線向けに導入した10両のみで終わり、2000年に販売が中止された。この京成バスの車両を使用して[4]、石川県金沢市では2004年11月13日から11月28日にかけて金沢市内で連節バスの運行実験が行なわれた[4]。運行は北陸鉄道が担当した[4]。
2005年3月に、神奈川中央交通(神奈中バス)はドイツ・ネオプラン製セントロライナー(エンジンはMAN)2両を導入し、「ツインライナー」として神奈川県藤沢市内の路線で運行開始、同年9月には4両に増備された。2008年8月12日から8月16日にかけて新潟県新潟市内で連節バスの運行実験が行われた際には、神奈川中央交通の連節バスが乗務員込みで貸し出された[5]。
2007年末にはメルセデス・ベンツ・シターロ4両が導入され、2008年2月より神奈川県厚木市内の路線で営業運行を開始しているが、車体幅2.55mの路線バスは単車体の車両を含めても日本では初めての導入例となった。2009年10月10日から10月12日にかけて静岡県浜松市内で連節バスの運行実験が行なわれた際には、神奈川中央交通の連節バスが乗務員込みで貸し出された[5]。
2016年10月には、メルセデス・ベンツ・シターロの新型モデルを日本国内向けに発売することが発表[6]され、2017年4月より関西国際空港内の第1ターミナルと第2ターミナルを結ぶ路線に投入された[7]。
2019年には、いすゞ自動車と日野自動車が共同開発で新型連節バスを日本国内向けに発売する予定[8]。
導入事例
欧州諸国を中心に、多くの国で採用されている。
以下に特徴的な事例を採り上げる。
中国
広州:広州のBRTは2009年に運営を開始した。連節バスも使用している。
カナダ
バンクーバー:トランスリンクが、UBC - ブロードウェイ駅間を「99 B-LINE」、バラード駅 - リッチモンドセンター間を「98 B-LINE」の愛称で、特急バスとして運行するほか、利用者の多い路線にも使用されることがある。
ハンガリー・ミシュコルツで使用される2車体連節車
アメリカ合衆国
ロサンゼルス:ロサンゼルス郡都市圏交通局(メトロ)が、多客路線のメトロ・ラピッド(快速バス)として多数運用しており(特にサンタモニカ - コマースセンターの720番系統が有名)、一部のメトロ・ローカル(一般各駅停車バス)にも多客路線を中心に導入されている。
ドイツ
マックスアイトゼー(公園)行き連接バス
シュトゥットガルト・ミュルハウゼンで運行される連節バスの例。
セルビア
2009年夏季ユニバーシアード会場輸送に使用された2車体連節車イカルバスIK-218N
ベオグラード:GSPベオグラードにより市内の主要路線で運行されている。ベオグラード市には地下鉄が整備されておらず、トロリーバス・路面電車の路線網も限定されていることから、公共交通のバスへの依存度は高く、GSPベオグラードの保有するバス車両844台(2006年時点)のうち半数以上を2車体連節車が占めている。また、ベオグラード市で開催された2009年夏季ユニバーシアードでは、会場輸送にセルビア国内メーカーのイカルバス(Ikarbus)製ノンステップ2車体連節車IK-218Nが投入され、使用された。- セルビア北部・ヴォイヴォディナ自治州の州都ノヴィ・サドでも、JGSPノヴィ・サドにより市内バス路線で2車体連節車が運行されている。
ブラジル
ブラジル・クリチバで使用される3車体連節車
パラナ州クリチバ市では3両連接のバス(Bi-Articulado)を使用し、BRTを運用している。
サンパウロ市などの大都市圏で2連接バスの実例を多数見ることができる。
大韓民国
ソウル市内で運行された2連節バス
ソウル特別市:2004年7月より、BRTを視野に入れた大規模な路線再編で誕生した幹線バス(ブルーバス)の一部に、イヴェコ製2連節バスを投入したが、投入されたバスが大型で道路環境に合わないなどの事情や、事故・故障が多発するなどの要因から、2008年末に運行を終了した[9]。
タイ
バンコク都内で運行される2車体連節車メルセデス・ベンツO405G(タイ製車体架装)
バンコク:バンコク大量輸送公社(BMTA)により過去に導入されていた。導入は1997年頃から。511番路線(南バスターミナルからパーックナームまで)および145番路線(北バスターミナルからパーックナームまで)で使用されていた。総台数は40台程度とされる。現在は運行されていない。
日本
先進諸国の中では車両の大きさなどの制限が厳しく、全長は18m以下に抑えられている。
連節バスの導入バス事業社は少なかったが、路線バスとして2018年4月現在、以下の地域で運行されている。
京成バス
京成バス「シーガル幕張」
メルセデス・ベンツ・シターロ
(海浜幕張駅前)
千葉県千葉市(幕張新都心)、新都心営業所所属「シーガル幕張」(メルセデス・ベンツ・シターロ/エボバス)
- [幕01]幕張本郷駅 - 幕張メッセ・ZOZOマリンスタジアム(急行便および各停便)
- [イオン63][イオン64][イオン65][イオン直通]海浜幕張駅 - イオンモール幕張新都心グランドモール・イオンモール幕張新都心バスターミナル
- 前述のボルボ車は運行開始から10年が経過し、車両の老朽化と排出ガス規制の関係により2010年2月19日からメルセデス・ベンツ製の新型連節バス「シーガル幕張」に置き換えられた[10]。この車両は、先に運行開始した神奈川中央交通 厚木営業所の「ツインライナー」(後述)と同一のものである。同年末には増車も行われた[11]。
- 上記に伴い、旧ボルボ車は後述のいわさきバスネットワークおよびジェイアールバス関東に売却された。
神奈川中央交通
神奈川中央交通「ツインライナー」
ネオプラン・セントロライナー
(湘南台駅前)
神奈川中央交通「ツインライナー」
メルセデス・ベンツ・シターロ
(辻堂駅北口)
神奈川中央交通「ツインライナー」
メルセデス・ベンツ・シターロ
(町田バスセンター)
神奈川県藤沢市、綾瀬営業所[12]所属「ツインライナー」(ネオプラン・セントロライナー/MAN、メルセデス・ベンツ・シターロ/エボバス)
- [湘25]急行・湘南台駅西口 - 慶応大学
- 普通のバスと違い急行運転であり、停車停留所は湘南台駅西口、南大山、慶応大学、慶応大学本館前、そして慶応中高等部前である[13][14]。[湘23]と同一経路を走る。以前は茅ヶ崎営業所[12]が担当していた。
- [辻23] 急行・辻堂駅北口 - 駒寄 - 湘南ライフタウン
- [辻35] 急行・辻堂駅北口 - 駒寄 - 湘南ライフタウン - 慶応大学
- 2018年5月28日より運行開始[15]。藤沢市内2例目の連節バス路線として導入された[16]。
神奈川県厚木市、厚木営業所所属「ツインライナー」(メルセデス・ベンツ・シターロ/エボバス)
- [厚08]急行・松蓮寺 → 厚木バスセンター
- 中村入口・本厚木駅のみ停車する[17]。
- [厚67]急行・厚木バスセンター - 神奈川工科大学
- 厚木バスセンター行きに限り本厚木駅に停車する[18][19]。
- [厚105]厚木バスセンター - 厚木アクスト (急行・各停)
- 朝の厚木アクスト発厚木バスセンター行き4本は各停便[20]で、それ以外は急行運転を実施しており、厚木アクスト発上り便急行は本厚木駅東口のみに停車する以外は無停車[21][22]。
東京都町田市、町田営業所所属「ツインライナー」(メルセデス・ベンツ・シターロ/エボバス)
- [町13]急行・町田バスセンター - 山崎団地センター
2012年5月28日より運行開始。都内の一般路線としては初めて、連節バスが導入された[23]。
- [直行]町田バスセンター - 野津田公園(臨時便)
2016年2月28日より運行開始。Jリーグチーム「FC町田ゼルビア」の本拠地である町田市立陸上競技場(野津田公園内)への試合観戦者輸送を目的に開設。
岐阜乗合自動車
岐阜バス「清流ライナー」
メルセデス・ベンツ・シターロ
岐阜県岐阜市、柿ヶ瀬営業所所属「清流ライナー」(メルセデス・ベンツ・シターロ/エボバス)
JR岐阜駅 - 岐阜大学・病院[24]- 2010年度にメルセデス・ベンツ・シターロ2両を導入[25]し、「清流ライナー」の愛称で2011年3月27日運用開始[24]。
- 市の施策として整備を支援している[26]。
- 2014年3月28日からは新たに導入した2台を新路線となる「清流ライナー下岩崎線」に導入している[27]。
JRバス関東
JRバス関東
福島県白河市、白河支店所属(富士重工/ボルボ)
- 京成バスより中古車4台を購入[28]。
- 本来は白棚線で運用する予定[28]だったが当面は特定バスとして登録し[28]、JR東日本総合研修センター(新白河駅 - 研修センター)の送迎バスとして運行[28]。ただし本格運行ではないため、当初は先導車をつけての運行であったが、現在では単独で運行されている[28]。
神姫バス
兵庫県三田市、三田営業所所属「オレンジアロー 連 SANDA号」(メルセデス・ベンツ・シターロ/エボバス)
- 西日本では初めてのメルセデス・ベンツ・シターロで運用されるバスで、2013年に2台を導入。2018年4月には増備車として新たに2台を導入[29]。
- 特に混雑が激しい新三田駅・三田駅と関西学院大学三田キャンパスやウッディタウン、テクノパークを結ぶ路線で一部の停留所のみに止まる急行に投入される[30]。
新潟交通
新潟交通 萬代橋ライン「ツインくる」
新潟県新潟市、新潟西部営業所所属「ツインくる」(スカニア/ボルグレン)
- 新たな交通システムとしてLRTやAGTなどの計画と比較検討してきた結果、2014年度中に同市中央区のJR新潟駅 - 白山駅を結ぶ約4キロの区間に導入する方針を決めた[31]。ただし、BRTの整備と一体で行う予定だった新潟駅高架化事業の完成見込みが数年単位で遅れることが判明している[32]。2013年11月に新潟市による車両購入の入札が行われ、スカニアのエンジンを搭載したボルグレン製車両[33]に決定した。台数は当初予定を縮小して連節バス4台で、2015年9月5日に新潟駅~青山間で「萬代橋ライン」として開業し、公募により決定した「ツインくる」の愛称が付けられている。
近江鉄道バス
滋賀県草津市、大津営業所所属「JOINT LINER」(メルセデス・ベンツ・シターロ/エボバス)
- 2013年検討開始。連節バス導入シミュレーションなどを経て、2014年11月(神姫バスからレンタル)・2015年4月(京成バスからレンタル)に試走。
- 2016年4月より草津市の南草津駅と立命館大学を結ぶ路線で営業運転開始。関西では2例目。[34]
- 2017年1月より一部の便がパナソニック東口に停車。
西日本鉄道
西鉄バス「Fukuoka BRT」
福岡県福岡市、愛宕浜営業所・那珂川営業所所属「Fukuoka BRT」(スカニア/ボルグレン、メルセデス・ベンツ・シターロ/エボバス)[35]
2015年より導入の検討を進め[36]、2016年8月に福岡市の2路線(博多港国際ターミナル-天神、同ターミナル-博多駅)で連節バスの試験運行を開始した[37]。初期段階では試行運行の形で車両2台、6往復の運行。同年10月25日からは循環運行に移行され博多港国際線ターミナル-天神-博多駅-博多港国際線ターミナルで運行している。2017年6月10日からは8台・20~30分間隔に増強し、新たにメルセデス・ベンツ・シターロ1台を愛宕浜営業所に配置し運行を開始した。1つの連節バス路線を複数の営業所で共同運行(愛宕浜・那珂川)しており、2018年5月現在では日本で唯一の事業者である。更に2017年8月26日からは回送運行されていた営業所・都心間を営業運転し朝夕の輸送力強化を図っている[38]。
南海バス
大阪府泉佐野市、空港営業所所属(メルセデス・ベンツ・シターロ/エボバス)
- 2017年4月28日より第2旅客ターミナル線で運転開始[7]。
- 関西では神姫バス、近江鉄道バスに続いて3例目。空港内路線バスでは初。
- これまで日本国内に投入されたメルセデス・ベンツ・シターロのモデルとは異なり、2016年に日本国内向けに発売された新型モデルが投入された。
奈良交通
京都府精華町、平城営業所所属「YELLOW LINER 華連」(スカニア/ボルグレン)
2018年3月30日より連節バスによる運行を開始[39]。- 関西では神姫バス、近江鉄道バス、南海バスに続いて4例目。
けいはんな学研都市の最大の課題である交通問題の解決に向け、スウェーデン・スカニア社製の連節バス2両を国の半額補助を受けて導入。2015年10月3日には神姫バス車両での公道試験走行が行われた。
運行予定
- いわさきバスネットワーク
鹿児島県鹿児島市(富士重工/ボルボ)
- 京成バスより中古車4台を購入[40]。
- 2011年3月より鹿児島駅・鹿児島中央駅から平川動物公園・オプシアミスミ・鴨池港への3路線において[40]運行開始予定であった[40]。
- 2013年3月現在公道走行実験を実施しており、改善したうえで運行を目指している[41]。
導入検討中
広島市(広島電鉄)- 地元財界から広島空港リムジンバスへの導入が提言されているほか、2015年を目途に西風新都線への導入が検討されている。
宇都宮市(関東自動車)- 同市では、LRT(路面電車)計画と比較する形で検討が進められている。これに関連して2010年4月18日未明、前述の団体「アキバエクスプレス」によって宇都宮駅周辺にて公道試験走行が行なわれた[42][43]。走行データは5月末までに市やバス会社に提出されている。
- 熊谷市
ラグビーワールドカップ2019開催地の一つとして選定されたことから、熊谷駅から会場予定地である熊谷スポーツ文化公園(熊谷ラグビー場)への輸送力増強手段として導入を検討[44]
伊勢市(三重交通)- 先述の日野自動車・いすゞ自動車が共同開発中のハイブリッド連節バスを外宮内宮線へ導入する計画が進行している[45]。
廃止
- 旭川電気軌道
- 冬季の通学路線用として導入。
脚注
注釈
^ 朝日新聞2010年1月8日付首都圏版 28面にて紹介されている。[1][2][3]
出典
^ まちがいだらけの「連節バス」?
^ 備え付けのハンマーで窓ガラスを割って脱出する。
- ^ abcdefgh『バス・ジャパン』通巻4号 p.51
- ^ abc『バスマガジン』通巻10号 p.105
- ^ ab『神奈川中央交通九十年史』 p.37
^ 連節バスのメルセデス・ベンツ「シターロ G」の新型を日本初公開トラベル Watch
- ^ ab関西国際空港内の第1ターミナルと第2ターミナルを結ぶ路線トラベル Watch
^ いすゞと日野、国産初のハイブリッド連節バスを共同開発いすゞ自動車
^ 【写真】100億ウォン投じた「屈折バス」 4年で消える - 中央日報・2008年11月28日
^ 『鉄道ジャーナル』通巻523号 pp.156-157
^ 『バスラマ・インターナショナル』通巻124号 p.14
- ^ abかつては茅ヶ崎が単独で担当していたが、2018年2月11月(実際の運行は同年2月13日)から4月15日までは茅ヶ崎と綾瀬の共管となり、翌日より綾瀬に移管された。
^ “バスルート案内 湘25系統 南大山経由慶応中高等部前行”. 神奈川中央交通. 2011年10月4日閲覧。
^ “バスルート案内 湘25系統 南大山経由湘南台駅西口行”. 神奈川中央交通. 2011年10月4日閲覧。
^ 綾瀬営業所ダイヤ改正【連節バス運行開始等】について(5/26改正)神奈川中央交通
^ 連節バス、運行始まる 市内では2例目タウンニュース藤沢版
^ “バスルート案内 厚08系統 急行(連節)経由厚木バスセンター行”. 神奈川中央交通. 2011年10月4日閲覧。
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^ “東京都初!!「町田バスセンター ~ 山崎団地センター」間に連節バス「ツインライナー」が運行開始!” (日本語) (PDF) (プレスリリース), 神奈川中央交通, (2012年5月22日), http://www.kanachu.co.jp/news/pdf/release_20120522.pdf 2012年6月7日閲覧。
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^ 連節バス倍増し8路線で運用 4月から神姫バス神戸新聞NEXT
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^ 新潟日報2012年2月11日付 新潟市、BRTを14年度内導入へ
^ 新潟日報2012年2月14日付 新潟駅立体交差、高架化は数年単位で遅れ
^ 連節バス、三井物産子会社が落札 新潟市のBRT構想 - 新潟日報、2013年11月27日
^ 関西で2例目 2016年4月22日 毎日新聞
^ 連節バスの試験運行を開始します! - 西日本鉄道・2016年7月22日
^ 「天神ビッグバンを支える新たな交通プロジェクト始動」 2015年4月16日 福岡市 西日本鉄道株式会社
^ 長~い連節バス試験運行 西鉄 乗客「大きくてびっくり」 - 西日本新聞・2016年8月8日
^ 連節バス8月26日(土)ダイヤ改正
^ 連節バスの運行開始について―平成30年3月30日(金)より―奈良交通
- ^ abc『バスラマ・インターナショナル』通巻124号 p.12
^ 国土交通省 九州地方整備局 鹿児島国道事務所 「連節バスの公道走行実験」を実施します
^ 下野新聞2010年4月10日付け 18日未明に18メートルの「連節バス」試運転 宇都宮の愛好家
^ 下野新聞2010年4月21日付け 連節バス無難に走行 宇都宮で試運転
^ 熊谷市 第18回交通会議概要
^ 伊勢新聞 <まる見えリポート>三重交通・外宮内宮線 連節バスを導入へ
参考文献
書籍
- 神奈川中央交通株式会社創立90周年記念行事準備委員会 『神奈川中央交通九十年史』 神奈川中央交通、2011年。
雑誌記事
- 大沢厚彦「エアポートゆきユニークバス」、『バス・ジャパン』第4号、バス・ジャパン刊行会、1987年4月、 50-53頁、 ISBN 4795277591。
- 日本バス友の会、鈴木文彦「Bus Corner」、『鉄道ジャーナル』第523号、鉄道ジャーナル社、2010年5月、 156-157頁。
- 日本バス友の会、鈴木文彦「Bus Corner」、『鉄道ジャーナル』第536号、鉄道ジャーナル社、2011年6月、 151頁。
- 日本バス友の会、鈴木文彦「Bus Corner」、『鉄道ジャーナル』第545号、鉄道ジャーナル社、2012年3月、 159-161頁。
- 「ウェルカムバス」、『バスマガジン』第10号、三推社・講談社、2005年3月、 105頁、 ISBN 4063662233。
- 「連節バスのニューフェース1 岐阜市民待望の"清流ライナー"登場」、『バスラマ・インターナショナル』第124号、ぽると出版、2011年3月、 10-11頁、 ISBN 9784899801245。
- 「連節バスのニューフェース2 いわさき、鹿児島市内に連節バス導入」、『バスラマ・インターナショナル』第124号、ぽると出版、2011年3月、 12頁、 ISBN 9784899801245。
- 「連節バスのニューフェース3 京成バス"シーガル幕張"を5台増車」、『バスラマ・インターナショナル』第124号、ぽると出版、2011年3月、 14頁、 ISBN 9784899801245。
関連項目
- 二連節バス
- 牽引自動車
- トレーラーバス
- 3軸バス
日野・T11B型+T25型トレーラーバス - セミトレーラーバス。
ボルボ・アステローペ - 連節バスと同じシャーシを使用した観光バス。
ネオプラン・メガライナー - 大量輸送を目的とした超大型二階建てバス。
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