チロリン村とくるみの木






































チロリン村とくるみの木
ジャンル
人形劇
原作
恒松恭助
演出
姫田忠義
製作
制作
日本放送協会

放送
放送国・地域
日本の旗 日本
放送期間
1956年4月14日 - 1964年4月3日

チロリン村とくるみの木(チロリンむらとくるみのき)は、1956年4月14日から1964年4月3日までNHKテレビ → NHK総合テレビで放送されていた人形劇である。全812回(未放送1回を含む)。1963年4月1日放送分(第558回)からカラー放送を実施。




目次






  • 1 概要


  • 2 ストーリー


  • 3 放送時間


  • 4 スタッフ


  • 5 キャスト


  • 6 放送リスト


  • 7 現存する映像


  • 8 脚注


  • 9 関連項目


  • 10 外部リンク





概要


NHKの人形劇としては『玉藻前』に次ぐ第2作[1]。『ひょっこりひょうたん島』や『プリンプリン物語』などの後続の人形劇シリーズの原型になった作品でもある。当初は週に1回のペースで放送されていたが、途中から帯番組になった。


元となった作品はイタリア童話の『チポリーノの冒険』。ただまだ戦後の混乱が残る時期で、外国作品の著作権をクリアするのが難しいと判断され、そこで同作品を下敷きにしつつも「日本の野菜の物語を作ろう」ということになった[1]


VTRが導入される前の時代の番組のため、人形の動きは全て生放送で演じていたが、音声部分は事前収録された[1]。人形も現在のものと異なり操作棒がついておらず、手を人形の中に入れて動かすタイプだったため、本番中の人形奏者はずっと手を頭の上に上げた状態を強いられた[2]



ストーリー


「ピーナッツのピー子」、「タマネギのトン平」、「クルミのクル子」などの果物や野菜を擬人化したキャラクターと「もぐらのモグモグ」、「ねずみのタコチュー」などの小動物が暮らしているチロリン村。そこで起こる珍騒動の数々。


回が進むと、悪役の「コウモリのブラックバット」、ブラックバットの手下になることもあるがひょうきんで憎めない「イタチのプー助」、「ハラペコ熊のペコポン」など、多彩な登場キャラクターが加わっていった。



放送時間


いずれも日本標準時。



  • 土曜 18:00 - 18:30 (1956年4月14日 - 1956年6月2日)

  • 木曜 18:00 - 18:30 (1956年6月7日 - 1956年9月13日)

  • 月曜 - 金曜 19:15 - 19:30 (1956年9月17日 - 1956年9月28日)

  • 金曜 18:10 - 18:40 (1956年11月9日 - 1959年4月3日) - ここまで『連続ギニヨール』枠で放送。

  • 金曜 18:07 - 18:35 (1959年4月17日 - 1960年4月1日)

  • 金曜 18:00 - 18:30 (1960年4月8日 - 1962年3月30日) - 1961年4月7日からは『こどもの時間』枠で放送。

  • 月曜 - 金曜 17:40 - 17:54 (1962年4月2日 - 1962年9月28日)

  • 月曜 - 金曜 17:45 - 18:00 (1962年10月1日 - 1964年4月3日) - 最終回のみ18:05まで延長放送。



スタッフ



  • 作:恒松恭助

  • 演出:姫田忠義

  • 音楽:宇野誠一郎

  • 人形制作・操作:劇団やまいも(後の劇団ちろりん)

  • 主題歌:「チロリン村とくるみの木」(作詞:恒松恭助、作曲:宇野誠一郎、歌:ペギー葉山)



キャスト





  • 黒柳徹子(ピーナッツのピー子)


  • 里見京子(クルミのクル子)


  • 横山道代(タマネギのトン平)


  • 桜京美(カッパのコン吉)


  • 曽我町子(ツボミのリップちゃん)


  • 一龍齋貞鳳(イタチのプー助)


  • 益田喜頓(ハラペコ熊のペコポン)


  • はせさんじ(ハラペコ熊のペコポン[2代目])


  • 島田多恵子(甘栗キントン、タマネギのトンペイ[2代目])


  • 小宮山清(甘栗キントン[2代目])


  • 大竹宏(ねずみのタコチウ)


  • 辻村真人(もぐらのモグモグ)


  • 八波むと志(当時脱線トリオ:スカンクのガスパ)


  • 八木光生(スカンクのガスパ[2代目]、山猫ゴロンタ)


  • 南利明(当時脱線トリオ:スカンクのガスパ[3代目])


  • 須永宏(トウモロコシのペロリン村長)


  • 黒江悠久(クルミのがんこじいさん)


  • 左卜全(ジャガタラ和尚)


  • 武智豊子(アスパラ・カス)


  • 田中明夫(カマキリ先生)


  • 高橋悦史(カマキリ先生[2代目])


  • 春日俊二(ニンジン・レッド)


  • 由利徹(当時脱線トリオ:ヒゲノ・ニンジン[ニンジンのお巡りさん])


  • 安双光枝(レモン・スッパイ夫人)


  • 高橋和枝(バナーナ夫人)


  • 逗子とんぼ(ミスター・パイ・ナップル)


  • 桑山正一(ブラック・バット)


  • 野々浩介(トマト・ケチャップ)


  • 笠間雪雄(シブガキ・シブイノスケ)


  • 木田三千雄(ドロガメ・カメキチ)


  • 水垣洋子(バナナ少年・ポッピー、イタチのプー子)


  • 松島みのり(カブラのシロキチ)


  • 川久保潔(タマネギ・ウスカワ)


  • 太宰久雄(ナンキン・カボチャ)


  • 梅津栄(ナンキン・カボチャ[2代目])


  • 吉田雅子(キャベツのマキ)


  • 杉谷頼秀(ヘボン・キウリ先生)


  • 友部光子(クル子の母)


  • 若水ヤエ子(りんごのお花)


  • 久野四郎(雨蛙のケロッポ)


  • 森塚敏(弁護士のカブト虫)


  • 石井亀次郎(サツマイモ詩人)


  • 藤村有弘(オンマのホワイト)


  • 楠トシエ(サクランボのマニマニ)




放送リスト












現存する映像



  • 本編の映像は、第545回(「こどもはこども(二)」)・第790回(「朝のできごと」)・第811回(「九年目の春(四)」)・第812回(「さよならみなさん」、最終回)がキネコで現存する(すべてモノクロ)ほか、自治省外郭団体の公明選挙連盟によって製作された16ミリ映画『チロリン村の村長選挙』(カラー、20分)が現存する。村長選挙にクルミのがんこじいさん、野菜から(果物へ)の成り上がり者のトマト・ケチャップらが立候補し、がんこじいさんが当選するという話。

  • このうち、第811回・第812回(最終回)・映画版をスタッフ・キャストへのインタビューなどとともに収録したDVD『NHK人形劇クロニクルシリーズVol.1 チロリン村とくるみの木』(アミューズソフトエンタテインメント)が2003年に発売された。

  • 2014年2月23日放送の『NHKアーカイブス〜“チロリン村とくるみの木”から50年』(ゲスト:黒柳徹子)の中で、第545回・第811回・映画版(一部抜粋)とともに番組(音声部分)の制作現場の模様を記録したフィルム[4]が放送された。



脚注




  1. ^ abc人形劇編:伊東万里子さん(劇団 貝の火) - NHKアーカイブス


  2. ^ 『紅孔雀』10話分、人形劇の神様から! - NHKアーカイブス・2016年4月1日


  3. ^ 臨時ニュース「日米貿易経済委員会 大平・ラスク共同記者会見」で放送休止。最終回直前のため、話数調整できず未放送。


  4. ^ このフィルムは、作者である恒松恭助が、収録に立ち会っていたスタジオに行く際、同行していた恒松の子息(当時大学生であった)によって撮影されていたもの。恒松家に保存されていた第1回から最終回までの台本とともにNHKに寄贈された(2014年2月23日放映『NHKアーカイブス〜“チロリン村とくるみの木”から50年』より)。




関連項目



  • 連続ギニヨール


  • 小野寺昭 - 俳優。当時「劇団やまいも」に所属し、人形操演を担当していた。


  • おーい!チロリン村だよ - 後にフジテレビで放送された続編。同じく人形を用いていた。


  • チロリン村物語 - 後にNHK教育テレビで放送された本作のテレビアニメ版。



外部リンク



  • チロリン村とくるみの木 - NHK名作選(動画・静止画) NHKアーカイブス

  • 出演者編:黒柳徹子さん | その時、番組の舞台裏では… | 特集記事から探す | NHKアーカイブス

  • 人形劇編:伊東万里子さん(劇団 貝の火) | その時、番組の舞台裏では… | 特集記事から探す | NHKアーカイブス

  • マンガで読む NHKヒストリー | 特集記事から探す | NHKアーカイブス

  • NHKクロニクル 「チロリン村とクルミの木」番組表検索結果

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NHKテレビ 土曜18:00枠
前番組 番組名 次番組


ガンツ君
(1956年1月7日 - 1956年4月7日)


チロリン村とくるみの木
(1956年4月14日 - 1956年6月2日)



私たちのテレビ訪問ほか週替わりの番組
(1956年6月16日 - 1956年11月10日)


NHKテレビ 木曜18:00枠


ゆく波かえる波
(1956年5月10日 - 1956年5月17日)


チロリン村とくるみの木
(1956年6月7日 - 1956年9月13日)



続・ガンツ君
(1956年10月4日 - 1956年10月25日)


NHK総合テレビ 金曜18:10枠 → 金曜18:00枠


バレエの庭
(1955年5月20日 - 1956年10月26日)
※18:00 - 18:30、水曜18:32枠へ移動

世界のくにぐに
(1956年6月8日 - 1956年11月2日)
※18:30 - 18:50、土曜18:40枠へ移動


チロリン村とくるみの木
(1956年11月9日 - 1962年3月30日)



ドラが鳴る
(1962年4月6日 - 1963年3月29日)


NHK総合テレビ 平日17:40枠 → 平日17:45枠


まんが 鉄腕ポパイ
(1962年1月4日 - 1962年3月28日)
※17:35 - 17:45
月曜:宇宙船シリカ
(1961年4月10日 - 1962年3月26日)
火曜:宇宙船シリカ
(1961年4月4日 - 1962年3月27日)
水曜:ぼくは科学記者
(1961年4月5日 - 1962年3月28日)
木曜:ものしり博士
(1961年4月6日 - 1962年3月15日)
金曜:おとうさんの手品
(1961年4月7日 - 1962年3月30日)
※※17:45 - 18:00


チロリン村とくるみの木
(1962年4月2日 - 1964年4月3日)



ひょっこりひょうたん島
(1964年4月6日 - 1969年4月4日)






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