富川市
富川甕の博物館 | |
位置 | |
---|---|
![]() | |
各種表記 | |
ハングル: |
부천시 |
漢字: |
富川市 |
片仮名転写: |
プチョン=シ |
ローマ字転写 (RR): |
Bucheon-si |
統計 | |
面積: | 53.5 km2 |
総人口: | 890,352(2011年) 人 |
行政 | |
国: | ![]() |
上位自治体: | 京畿道 |
下位行政区画: | 37洞 |
行政区域分類コード: | 31050 |
富川市の木: | モモ |
富川市の花: | モモ |
富川市の鳥: | 若鷹 |
自治体公式サイト: | 富川市 |

富川市庁
富川市(プチョンし)は大韓民国京畿道内に位置し、仁川広域市とソウル特別市に挟まれている市である。市のスローガンはFantasta Bucheon。近年は韓国におけるマンガ・アニメーションをはじめ、テレビ・映画など映像文化産業の拠点となっている。大韓民国の地方自治法第175条に基づいて特例が適用される特定市に指定されている。
目次
1 概要
2 行政
2.1 行政区画
2.2 警察
2.3 消防
3 歴史
3.1 富川市
3.2 富川郡
4 教育
5 文化・観光
6 交通
6.1 鉄道
6.2 バス
6.3 高速道路
7 スポーツ
8 メディア
9 友好都市・姉妹都市
10 出身者
11 脚注
12 外部リンク
概要
ソウル特別市からは、市庁間の距離で西南西に20km、仁川広域市から北東に7kmで、両市に挟まれた形である。宅地化が進み、人口密度16,657(人/km²)はソウル特別市に次ぐ全国2番目、京畿道では1番高い。
行政
行政区画
行政洞 | 法定洞 |
---|---|
槐安洞 | 槐安洞 |
深谷本洞 |
深谷本洞 |
深谷本1洞 | |
素砂本洞 | 素砂本洞 |
素砂本3洞 | |
松内1洞 | 松内洞 |
松内2洞 | |
範朴洞 | 範朴洞、玉吉洞、桂寿洞 |
駅谷3洞 | 槐安洞、玉吉洞 |
深谷1洞 | 深谷洞 |
深谷2洞 | |
深谷3洞 | |
素砂洞 | 素砂洞 |
駅谷1洞 | 駅谷洞 |
駅谷2洞 | |
遠美1洞 | 遠美洞 |
遠美2洞 | |
春衣洞 | 春衣洞 |
陶唐洞 | 陶唐洞 |
若大洞 | 陶唐洞、若大洞、中洞 |
中洞 | 中洞 |
中1洞 | |
中2洞 | |
中3洞 | |
中4洞 | |
上洞 | 上洞 |
上1洞 | |
上2洞 | |
上3洞 | |
城谷洞 | 如月洞、鵲洞、遠宗洞 |
遠宗1洞 | 遠宗洞 |
遠宗2洞 | 梧亭洞、遠宗洞 |
古康本洞 | 古康洞 |
古康1洞 | |
梧亭洞 | 梧亭洞、大壮洞 |
新興洞 | 三井洞、内洞 |
警察
- 富川遠美警察署
- 富川素砂警察署
- 富川梧亭警察署
消防
- 富川消防署
歴史
富川市
- 1973年7月1日 - 富川郡素砂邑が富川市に昇格・改称。
- 1975年10月1日 - 金浦郡吾丁面を編入。
- 1983年2月15日 - 始興郡蘇莱邑の一部を編入。
- 1988年1月1日 - 南区・中区を設置。(2区)
- 1993年2月11日 (3区)
- 中区を遠美区・吾丁区に分割。
- 南区を素砂区に改称。ただし、一部は遠美区に編入。
- 1995年8月23日 - 吾丁区が梧亭区に改称。(ハングル表記は変更なし)(3区)
- 1995年 - 仁川広域市桂陽区の一部が梧亭区に編入。(3区)
- 2016年7月4日 - 素砂区・遠美区・梧亭区を廃止し、行政福祉センター制度に移行。
富川郡
- 1899年9月18日 – 京仁線の開通に伴い、当時の朝鮮半島では初の鉄道駅の一つである素砂駅(現在の富川駅)が設置される。
- 1914年4月1日 – 郡面併合により、仁川府の農村部と富平郡および江華郡の一部(北島面)・南陽郡の一部(霊興面・大阜面)を富川郡として編成。富川郡に以下の面が成立(15面)。
- 吾丁面・桂南面・蘇莱面・文鶴面・多朱面・南洞面・富内面・桂陽面・西串面・永宗面・龍遊面・北島面・霊興面・徳積面・大阜面
- 1931年4月1日 - 桂南面が素砂面に改称(15面)。
- 1936年 - 仁川府拡張に伴う調整(14面)。
- 多朱面・文鶴面の各一部が仁川府に編入。
- 多朱面の残部が文鶴面に編入。
- 1940年4月1日 - 文鶴面・南洞面・富内面・西串面が仁川府に編入(10面)。
- 1941年10月1日 - 素砂面が素砂邑に昇格(1邑9面)。
- 1963年1月1日(1邑9面)
- 吾丁面・素砂邑の各一部がソウル特別市永登浦区に編入。
- 永宗面の紫燕島が仁川市に編入。
- 1973年7月1日
- 素砂邑を富川市に昇格・改称。
- 吾丁面・桂陽面が金浦郡に編入。
- 蘇莱面が始興郡に編入。
- 永宗面・北島面・龍遊面・徳積面・霊興面・大阜面が甕津郡に編入。
- これにより富川郡は廃止。
教育
大学校
- カトリック大学校
専門大学
- 富川大学校
- 柳韓大学校
高等学校
- 京畿国際通商高等学校
文化・観光
富川市は映像文化産業の誘致を行っており、広大な産業団地(映像文化団地)を設けている。
1997年からは毎年富川国際ファンタスティック映画祭が開催されている。
2002年、テレビドラマ『野人時代』の撮影に際してオープンセットを誘致、1930年代から1970年代にかけてのソウルの都市景観を再現した撮影所・テーマパーク「富川ファンタスティックスタジオ」となった(2011年に閉鎖)。同スタジオでは映画『ブラザーフッド』など多くの映像作品が撮影されており、日韓合作映画『力道山』や日本映画『ゼロの焦点』(2009年版)[1]もここで撮影されている。
このほか、富川マンガ情報センターの開設やマンガサミットの開催などの活動を行っている。
交通
鉄道
韓国鉄道公社(KORAIL)
京仁線(首都圏電鉄1号線):駅谷駅 - 素砂駅 - 富川駅 - 中洞駅 - 松内駅
ソウル交通公社
ソウル地下鉄7号線:カチウル駅 - 富川総合運動場駅 - 春衣駅 - 新中洞駅 - 富川市庁駅 - 上洞駅 - 三山体育館駅※
素砂元時運営
西海線:素砂駅 - ソセウル駅
- ※ 三山体育館駅の所在地は仁川広域市富平区であるが、富川市との境界上にある。
90万近い人口を持つ富川市であるが、長年鉄道路線は1路線のみだった。富川駅から龍山駅まで急行電車で25分。各駅停車はソウル地下鉄1号線方面へ直通する。
2012年、7号線が京仁線の北側に開通し、江南方面へのアクセスが向上した。
バス
- 富川ターミナル"ソプン" 2012年、ソウル地下鉄7号線の富川市庁駅、上洞駅が近隣に開業した。
- 高速バスは、大邱(韓進)行きなどがあるが、かなり少ない。
- 市外バスが中心となり、長距離路線であってもここからのものは市外バスであることが多い。釜山総合ターミナル・蔚山・大邱北部市外バスターミナル・大田・光州・原州・平沢・利川などへの便がある。
- 松内駅市外バス停
城南・水原など、市外バスの一部路線を利用可能。
- 空港バス(リムジンバス)は、仁川国際空港と富川ターミナルを結んでいる。
- 一般バスはソウル市庁方面からソウル市のバスも乗り入れるほか、汝矣島乗り換えセンター方面への便が多数運行しそこでソウル市各方面に乗り換えられる。その他仁川国際空港・金浦国際空港・仁川方面、始興市、安山市への便がある。
高速道路
ソウル外郭循環高速道路
- 中洞インターチェンジ - 松内インターチェンジ
京仁高速道路
- 富川インターチェンジ
スポーツ
種目 | チーム名 | 創立年度 | ホーム競技場 |
Kリーグチャレンジ | 富川FC1995 | 2007年 | 富川総合運動場 |
WKBL | 富川ハナ外換銀行 | 1998年 | 富川体育館 |
かつてはKリーグの富川SKが本拠地としていたが、2006年に済州特別自治道西帰浦市に移転し済州ユナイテッドFCとなった。富川FC1995は旧富川サポーターが中心となり設立されたクラブで、2013年よりKリーグチャレンジに参加。
メディア
- テレビ局
OBS京仁テレビ 大韓民国唯一の独立民間地上波テレビ局である。- その他全国系列の放送局は、KBSは京仁放送センター、MBC・SBSはソウル本局のエリアとなる。
友好都市・姉妹都市
韓国国内
京畿道 華城市
江原道 江陵市
忠清北道 沃川郡
忠清南道 公州市
全羅北道 茂朱郡
全羅南道 珍島郡
慶尚北道 奉化郡
韓国国外
黒竜江省ハルビン市(1995年11月28日)
神奈川県川崎市(1996年10月21日)
山東省威海市(2000年2月26日)
岡山県岡山市(2002年2月26日)
ハバロフスク(2002年6月24日)
カリフォルニア州ベーカーズフィールド(2006年9月25日)
ヴァレンズエラ(2008年6月24日)
出身者
キム・ヨナ (フィギュアスケート女子シングル選手)
金槿泰(政治家)
琴民鐡(プロ野球選手、ネクセン・ヒーローズ所属)
崔勳洛(プロ野球選手、起亜タイガース所属)
金 河成(プロ野球選手、ネクセン・ヒーローズ所属)
ベクヒョン(歌手、俳優、EXOメンバー)[2]
脚注
^ 山崎裕子 (2009年11月27日). “「ゼロの焦点」の撮影地、富川ファンタスティックスタジオで映画のヒロインになる”. エイビーロード. リクルート. 2012年10月29日閲覧。
^ “아이돌 고향을 찾아서① 우리 고향 아이돌 누가 있을까” (韓国語). 스포츠경향 (2017年6月23日). 2017年10月12日閲覧。
外部リンク
富川市公式サイト(韓国語)
富川市公式サイト(日本語)
|
|