東京ドームシティアトラクションズ
東京ドームシティアトラクションズ(とうきょうドームシティアトラクションズ)は、東京ドームシティ内にある都市型遊園地。旧称は後楽園ゆうえんち(こうらくえんゆうえんち)。株式会社東京ドームが運営している。
目次
1 概説
2 アトラクション一覧
2.1 ラクーアゾーン
2.2 バイキングゾーン
2.3 パラシュートゾーン
2.4 ジオポリスゾーン
2.5 スプラッシュガーデンゾーン
2.6 その他
3 過去に存在していたアトラクション
3.1 「後楽園ゆうえんち」時代以前
3.1.1 コースターランド
3.1.2 タワーランド
3.1.3 パラシュートランド
3.2 「東京ドームシティアトラクションズ」時代以降
3.2.1 ラクーア
3.2.2 タワーランド→バイキングゾーン
3.2.3 パラシュートランド
3.2.4 ジオポリス
4 事件・事故
5 CM
5.1 CMナレーター
6 アクセス
6.1 鉄道
6.2 バス
7 舞台となった作品
8 脚注
9 関連項目
10 外部リンク
概説
1955年7月9日に、後楽園ゆうえんちとして開場(場合によっては「後楽園遊園地」などと表記される場合もあるが、実際は「後楽園ゆうえんち」が正しい)。その後、施設のリニューアルを繰り返してきたが、2003年5月1日にゆうえんち北側部分の再開発によるショッピングセンターと日帰り入浴施設および新設アトラクション等で構成した複合施設「ラクーア」の開業に合わせ、それに先立つ2003年4月17日に遊園地全体をフリーゲート化(入場無料化)し、同時に東京ドームシティアトラクションズ(とうきょうどーむしてぃあとらくしょんず)という現在の名称に変更した。ラクーア開業による新規アトラクションの導入により、大人指向のアミューズメントパークへ変貌を遂げた。
「ラクーア」エリア側と「タワーランド」「パラシュートランド」エリア(東京ドーム側)は都道434号で隔てられており、アトラクションズの来館者は通常、都道434号直下に設置された地下通路で往来する(東京ドームシティアトラクションズ以後は施設外の横断歩道経由で往来することも可能)。
古くよりスーパー戦隊シリーズのヒーローショーを売り物にしており、テレビCMでの「後楽園ゆうえんちで僕と握手!」のキャッチコピーは有名で(当初は「後楽園ゆうえんちへ応援に行こう!」であった)、現在でも「東京ドームシティで〜」とキャッチコピーを変えて使われている(但し、近年まで長らく関東ローカルであった)。スーパー戦隊シリーズでは、後楽園ゆうえんち時代から番組のロケを園内で行うことも多い。また、当地で開催されたハロウィンの仮装イベントが、現在では「コスプレフェスタ」「レイヤーズパラダイス」などの名称で現在も開催、これが近年各地の遊園地・テーマパークで行われているコスプレイベントの元祖となっている。
2010年から2011年1月にかけてアトラクションに起因する人身事故を相次いで起こし、この2011年1月末から長期間営業を休止することとなった(→#事件・事故)。その後社内安全対策の確立を受け、同年6月1日から一部のアトラクションで営業を再開した[1]。
アトラクション一覧
「スピニングコースター舞姫」の事故を受け2011年1月31日以降、全アトラクションが営業を休止していたが、同年4月2日より「シアターGロッソ」が再開した。また同年6月1日より安全対策を確立したとして、タワーランド内アトラクションとサンダードルフィンを除く10種類のアトラクションに限り再開した[1]。タワーランドは大屋根が撤去完了後、一部のアトラクションが同年10月14日に営業再開した。
ラクーアゾーン
- ビッグ・オー
- サンダードルフィン
- ワンダードロップ
- 怨霊座敷(2018年4月21日開業)
- ザ・ダイブ
- ヴィーナスラグーン
- ウォーターシンフォニー - 指定時間になると、音楽に合わせて動く噴水。夜になるとイルミネーションが輝く。
バイキングゾーン
旧称はタワーランド。2012年3月16日より新たに2機種のアトラクションが開業し、名称変更された。
- スーパーバイキング ソラブネ(2012年3月16日開業)
- フリフリグランプリ(2012年3月16日開業)
- キッズハッカー
としまえんにある「フロッグホッパー」とは同型機である。
- カルーセル - 後楽園ゆうえんち時代のコースターランドにあったものを移設した。
- ブンブンビー - わんぱくバスの後継として2014年5月1日開業。
パラシュートゾーン
- スカイフラワー
- ブルームエクスプレス
- ウォーターキャノン
- フラッシュラッシュ
- ちゃぷちゃぷクリーク
- レーザーミッション ~秘密金庫へ潜入せよ!~
ジオポリスゾーン
- トウキョウパニッククルーズ
- ルパン三世 ~迷宮の罠~
- 3Dトリックアートパラダイス トリパラ(2012年3月16日開業)
- シアターGロッソ
スプラッシュガーデンゾーン
- ピクシーカップ
- パワータワー
- コロッコ
- マジカルミスト
その他
- マジクエスト
過去に存在していたアトラクション
「後楽園ゆうえんち」時代以前
コースターランド
- 2WAYジェットコースター
- ツインハリケーン
- トップスピン
- サーカストレイン
- エンタープライズ
- スーパーシャトル
- レインボー
ラブエクスプレス (現在東京サマーランドに移設され、運営されている。)- 大観覧車
- ティーカップ
- 大メリーゴーランド
- 小メリーゴーランド
- 豆汽車
- 楳図かずおのお化け屋敷
- 13日の金曜日 - 映画『13日の金曜日』をモチーフにした、ウォークスルータイプのお化け屋敷。
- 荒俣宏の幻鳥迷宮
- バルーン
- スーパーテレコンバット
- キディスイング
- ローター
タワーランド
- 後楽園タワー(現在のタワーハッカーの前身である展望アトラクション)
- フライングカーペット
パラシュートランド
- ウルトラツイスター
- ブーメラン
「東京ドームシティアトラクションズ」時代以降
ラクーア
- ザ・13ドアーズ
- ライラの冒険 黄金の羅針盤
タワーランド→バイキングゾーン
- タワーハッカー
スピニングコースター舞姫 - 2011年1月の事故に伴い撤去- アストロジェット
- わんぱくバス
パラシュートランド
- リニアゲイル
- スカイトリップ
- リトルティーカップ
- キディライド
- ふわふわ
- キッズプレイス - 2011年1月の事故に伴い終了・撤去
ジオポリス
- ジオパニック
- ハイパーイリュージョン
- ゾンビパラダイス
- びっきりハウス
事件・事故
2002年1月1日 - タワーランドエリア内にあるアトラクション「スピニングコースター舞姫」にて、ブレーキ不良により追突事故が発生。1人が負傷[2]。
2010年5月頃 - タワーランドエリア内にあるアトラクション「スピニングコースター舞姫」にて、アトラクションの一部の部品が落下をし、女性従業員に当たり、軽傷を負う事故が発生[3]。- 2010年11月29日 - タワーランドエリア内にあるアトラクション「タワーハッカー」にて女性従業員がアトラクション点検中にワイヤーに右手を挟まれ指3本切断する事故が発生した[4]。この影響により、「タワーハッカー」が一時休止となった。
- 2010年12月5日 - ラクーアエリア内にあるジェットコースター「サンダードルフィン」にてアトラクション走行中、コースターの一部の部品が外れてしまい園内を歩いていた当時9歳の少女に当たり、軽傷を負った[5]。この影響より、「サンダードルフィン」は2013年7月末まで営業休止となったが、8月から再開された。
2011年1月30日 - タワーランドエリア内にあるアトラクション「スピニングコースター舞姫」にて、当時34歳の男性客がアトラクション乗車中、約8メートルの高さから振り落とされ落下し、死亡する事故が発生[6]。東京ドームシティアトラクションズ内での事故が相次いだ為、当面遊園地全体の運営を停止すると発表された他、同時に東京ドームシティアトラクションズの公式ウェブサイトも閉鎖された[7]。この影響により、以下のイベントの中止・会場変更が発生した[8][9]。
シアターGロッソで行われている「天装戦隊ゴセイジャー」ショーは1月30日の公演を以って打ち切られ、2011年2月6日から3月6日にかけGロッソで行われるはずだった「ゴセイジャー素顔の戦士ショー」は中止が決定し、東京ドームグループがスポンサーを務めているテレビ朝日系「ゴセイジャー」の最終回並びに、「海賊戦隊ゴーカイジャー」の第1話から第4話までのCMについてはPT扱いで「ゴセイジャー」ショー中止に関するお詫びを放送した[10]。第5話でのCM完全自粛[11]を経て、第6話と第7話はPTで他の東京ドームグループの施設のCM[12]を放送していたが、第8話からは東京ドームグループ自体も通常のスポンサーとして復帰している。また、「ゴーカイジャー」ショーの3月分の公演は震災等の影響もあって中止になったが、4月以降は公演を行った。
バレンタインイベント「Happy Valentine」は中止。
2月5日・6日に開催予定だった「コスプレフェスタ」は開催中止。10月15日・16日開催分から再開。- 2月5日にラクーアで行われる予定だった松下優也のシングル「Paradise」の発売記念イベントが、ラゾーナ川崎プラザに変更。
- 2月6日にラクーアで行われる予定だった渡り廊下走り隊7のシングル「バレンタイン・キッス」の発売記念イベントの会場が、パレットタウンのパレットプラザに変更。
- 3月1日から31日まで例年開催の卒業記念イベント「卒業生いらっしゃい2011」は中止。
3月20日・21日に開催予定だった「NEWレイヤーズパラダイス」は開催中止。2012年3月17日・18日開催分から再開。
4月5日開催予定であった「さよなら絶望放送」の公開録音イベント"座・さよなら絶望放送"は会場をメルパルクホールに変更。
- 2011年3月11日に東日本大震災が発生したが既に休園中であったため、他のレジャー施設と異なり来場者に対する被害・影響は生じなかった。
CM
- 嘗ては、4:3だったが、後にレターボックスを経て、16:9映像になった。
CMナレーター
- 神谷明
アクセス
鉄道
水道橋駅
JR中央・総武線(各駅停車)
都営地下鉄三田線
春日駅
- 都営地下鉄大江戸線
- 都営地下鉄三田線
- 都営地下鉄大江戸線
後楽園駅
東京メトロ丸ノ内線
- 東京メトロ南北線
バス
東京ドームシティ
都営バス
都02乙 茗荷谷駅経由 池袋駅東口行- 都02乙 水道橋駅経由 一ツ橋行(平日・土曜朝のみ)
都02 茗荷谷駅経由 大塚駅行(平日朝のみ)
春日駅前
- 都営バス
- 都02 茗荷谷駅経由 大塚駅行
- 都02 上野広小路経由 錦糸町駅行
上60 白山二丁目経由 大塚駅行- 上60 白山二丁目、大塚駅経由 池袋駅東口行
- 上60 根津駅経由 上野公園行
- 都02乙 東京ドームシティ止まり
- 都02乙 護国寺経由 池袋駅東口行
- 都02乙 水道橋駅経由 一ツ橋行(平日・土曜朝のみ)
上69 高田馬場駅経由 小滝橋車庫行- 上69 本郷三丁目駅経由 上野公園循環
- 都営バス
舞台となった作品
※発表年順
- 映画
逆襲! 殺人拳 - 千葉真一主演・東映製作による1974年の日本映画。物語中盤の人質受け取りを後楽園ゆうえんちで行う設定になっている。
脚注
- ^ ab「東京ドームシティ アトラクションズ」営業再開について (PDF) - 東京ドームのニュースリリース、2011年5月27日(2011年5月29日閲覧)
^ “02年にも追突事故 昨年5月は部品落下 東京ドーム”. 産経新聞. (2011年2月1日). http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110201/dst11020119450021-n1.htm 2011年2月8日閲覧。
^ “バー確認、統一指導せず 警視庁、きょう家宅捜索”. 産経新聞. (2011年2月1日). http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110201/crm11020102000001-n1.htm 2011年2月8日閲覧。
^ “遊具点検中に指切断=女性従業員、ドームシティ—東京”. 朝日新聞. (2010年11月29日). http://www.asahi.com/national/jiji/JJT201011290029.html 2011年2月8日閲覧。
^ “遊園地でボルト落下、女児軽傷=運転中ジェットコースターから—東京ドーム”. 朝日新聞. (2010年12月5日). http://www.asahi.com/national/jiji/JJT201012050061.html 2011年2月8日閲覧。
^ “コースター転落事故:34歳男性が死亡…安全バー不完全?”. 毎日新聞. (2011年1月30日). オリジナルの2011年1月31日時点によるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20110131170333/http://mainichi.jp/select/jiken/news/20110131k0000m040059000c.html 2011年2月8日閲覧。
^ “「スピニングコースター舞姫」事故の件 (PDF)”. 東京ドーム・東京ドームシティアトラクションズ (2011年1月30日). 2011年2月8日閲覧。
^ “「スピニングコースター舞姫」事故に伴う休園及びイベント開催中止のお知らせ”. 東京ドームシティ アトラクションズ (2011年2月7日). 2011年2月8日閲覧。
^ “コスプレフェスタ TDC開催延期に関するお知らせ”. 東京ドームシティ アトラクションズコスプレフェスタ実行委員会 (2011年1月30日). 2011年2月8日閲覧。
^ 但し、東京ドームグループのCMが札幌後楽園ホテル(2011年4月以降は東京ドームホテル札幌)や熱海後楽園ホテルなどに差し替えられている地域は除く。
^ 東北地方太平洋沖地震の発生を受けたもので、ACジャパンのCMへ差し替え。
^ テレビ朝日などは熱海後楽園ホテル、朝日放送などは東京ドームホテル。
関連項目
東京ドーム (企業)
東京ドームシティ
東京ドーム(旧:後楽園球場)- ラクーア
- 東京ドームホテル
- 後楽園ホール
- ミーツポート
- シアターGロッソ
城島高原パーク - 旧:「城島後楽園ゆうえんち」。現在は東京ドームグループから離脱。- 読売ジャイアンツ
- 東映
スーパー戦隊シリーズ - 『秘密戦隊ゴレンジャー』後半からスーツアクターはTVシリーズ同様に大野剣友会から代わりJACが担当している。
- 大戦隊ゴーグルファイブ
バンダイ
- マシンロボ
徳間書店
- テレビランド
ドン・チャック物語 - 後楽園ゆうえんち時代からのマスコットキャラクターで、東京ドームシティになって以降も現役である。- UFO大戦争 戦え! レッドタイガー
仮面ライダーシリーズ - 元々は『仮面ライダー』の人気により特設ステージでショーを開始されたのが始まりだと言われている。
新・仮面ライダー#テレビマガジン - 後楽園ゆうえんちのパンフレット(「ショッカー基地・後楽園ゆうえんち それ行け!!仮面ライダー」について触れてある)
- ウルトラマン・ウルトラセブン モーレツ大怪獣戦
ロボット8ちゃん - 第27話「ドラキュラはトマトジュースがお好き」の回でロケーションが行われ、ヤキソーラがホットドッグ売りを担当していた
神谷明 - 「後楽園ゆうえんち(東京ドームシティ)で、僕と握手!」のCMナレーション
なりた洋 - 野外劇場・スカイシアターのヒーローショーで長きにわたり司会を務めた人物。
ローラーコースター - 「ジェットコースター」の名称が初めて使われたのは後楽園ゆうえんちであった。
五味弘文 - 長年にわたりお化け屋敷のプロデュースを手がけた人物。
外部リンク
- 東京ドームシティアトラクションズ
- シアターGロッソ
- 株式会社東京ドーム 公式サイト
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座標: 北緯35度42分18.8秒 東経139度45分14.4秒