端唄
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端唄(はうた)は邦楽の一種である。
目次
1 解説
2 音楽的特徴
3 代表的な曲
4 関連項目
5 代表的な唄い手
6 外部リンク
解説
端唄とは、江戸初期にあっては長唄との対語であり、元禄年間に刊行された「松の葉」あたりからこの名を確認できる。端唄には二つの意味合いがあり、江戸端唄の前身をさす場合と、短い上方唄(地唄)をさす場合とがある。
江戸端唄は、江戸時代中期以降における短い歌謡の総称である。1920年代までは小唄も端唄の名で呼ばれていたが、その後端唄うた沢・小唄俗曲とはっきりと区別されるようになった。
以上の経過から、従前の端唄は上記のどれかに吸収されており、独自の端唄とするに足りる曲は非常に少ない。様々な文献やサイトで、端唄とされるものがうた沢とされていたり小唄とされているのはこのような事情による。
端唄が流行したのは特に天保の改革以後であるとされる。これは改革時に三味線が贅沢なものと見なされ、庶民が三味線を弾く事を幕府から禁止されてしまった。歌舞伎伴奏などのプロの長唄奏者は営業が続けられたが[要出典]、街角の稽古場で三味線を教えるようないわゆる「街のお師匠さん」(今で言う個人宅の音楽教室)は禁止されてしまったのである。何年か(10年と言われる)この状態が続いた後ようやく解禁された。そこで庶民らは再び三味線を手にすることが出来るようになったが、長く楽器を触っていなかった者にとっては長唄のような長いレパートリーをすぐにさらい直す事は素人には難しい。そこで覚えたての小曲をすぐに弾くことが出来るという理由で、端唄がもてはやされるようになったのである[独自研究?]。
音楽的特徴
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小唄は爪弾きであるのに対して端唄は撥を使う。また、節回しも若干の相違があり、うた沢に比べてサラリとうたうのを特徴とする。
鼓や笛といった鳴り物付きで唄われることが多い。
代表的な曲
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小唄・うた沢、ならびに日本舞踊の演目一覧の項も併せて参照されたい。
- 浅草参り
- 宇治茶
- 梅にも春
- 梅は咲いたか
- かっぽれ
- 五万石
- 四季の唄
- 芝に生まれて
- 東雲節
- 新土佐節
- 春雨
- 鬢(びん)のほつれ
- 奴さん
- 六段くずし
- 水は出花
- 夕暮れ
- 木遣りくずし
- さのさ
関連項目
- 三味線
- 小唄
- うた沢
- 俗曲
- 上方歌
- 端歌
- 近世邦楽
- 志賀廼家淡海
代表的な唄い手
- 藤本二三吉
- 市丸
- 王子おひろ
- 菊太郎
- 根岸登喜子
- 佐藤松子
- 神楽坂まき子
- 浅井丸留子
- 柳橋照代
外部リンク
- 邦楽豆知識一覧<日本伝統音楽振興財団>
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