靴が鳴る
『靴が鳴る』(くつがなる)は、日本の童謡。文部省唱歌。作詞は清水かつら、作曲は弘田龍太郎。
歌詞
- お手(てて)つないで 野道を行(ゆ)けば
みんな可愛(かわ)い 小鳥になつて
歌をうたへば 靴が鳴る
晴れたみ空に 靴が鳴る - 花をつんでは お頭(つむ)にさせば
みんな可愛(かわ)い うさぎになつて
はねて踊れば 靴が鳴る
晴れたみ空に 靴が鳴る
概要
幼児がみんなで手をつなぎながら道を歩き、靴音を鳴らす情景を、小鳥やウサギになるという擬態化(擬人化の逆)表現を含めて描いている。
1919年(大正8年)に刊行された雑誌『少女号』11月号が初出である。2007年(平成19年)に「日本の歌百選」に選ばれた。
よくある間違い
本作は広く世に知れわたっているが、歌詞を間違って覚えている人がある。
冒頭を「お手々つないで」と表記する人がいるが、上記の通り「手」1文字で「てて」と読むのが正しい歌詞である。
また、「みんな可愛いい」(♪みーんーなー かーわいいー)と歌う人がいるが、「みんな可愛い」(♪みーんーなー かーわーい)と歌うのが正しい歌い方である。
また、童謡には歌い出しを曲名とするケースも比較的多いため、本作の題名を「おててつないで」であると誤解する向きもある。