トップレベルドメイン




トップレベルドメイン(TLD、英: top level domain)はインターネットで利用するDNS(ドメインネームシステム)において利用され、ドメイン名をドットで分割した際の最後の項目の事を指す。例えば、「ja.wikipedia.org」の場合は「.org」である。




目次






  • 1 種類


    • 1.1 gTLD(ジェネリック)


    • 1.2 sTLD(スポンサー付き)


    • 1.3 ccTLD(国別コード)


    • 1.4 iTLD(国際)


    • 1.5 特殊用途


    • 1.6 国際化されたドメイン




  • 2 一覧


  • 3 関連項目


  • 4 外部リンク





種類











gTLD(ジェネリック)





  • .com(コム)
    「ドットコム」として近年はインターネットに限らずサービス名として利用される事が多くなった。語源は英語の「commercial」(商業・商用)である。



  • .net(ネット)
    ネットワークインフラ。個人や営利団体も取得可能である。



  • .org(オーグ または オルグ)— 語源は組織を意味する英語「organization」である。

    非営利団体制限なし。



ここまでの3種類は古くからあるもので、元来はアメリカ合衆国のものであったが、現在では世界中の人が取得可能なドメインネームである。



  • .info(インフォ)
    2001年10月1日運用開始


ここまでの4種類は特に制限なく取得・利用される事が多い。




  • .biz(ビズ)
    商用のドメイン。2001年5月21日受付開始。レジストリはNeuLevel。



  • .name(ネーム) — 主に個人のドメイン名として使われる。
    「名前.苗字.name」というドメインを取得すると「名前@苗字.name」という転送メールアドレスが使えるようになる、という独特のシステムを売り物に導入された。しかし実際には、メールアドレスを有効にするには、ドメインを取得するだけでなく、当該の「苗字.name」ドメインのメール転送を管理している特定のレジストラと契約することが必要であり、注意を要する。なお現在では、個人名と無関係に普通の「〜.name」というドメインも取得可能。



  • .pro(プロ) — 弁護士、医師、会計士及び活動団体
    現在予約のみ




sTLD(スポンサー付き)




  • .aero(エアロ) — 航空会社、空港など


  • .coop(コープ) — 協同組合


  • .museum(ミュージアム) — 博物館・美術館


  • .jobs(ジョブズ) — 米国の人事管理業界向け、2005年に新規に追加が決定


  • .travel(トラベル) — 旅行業向け、2005年に新規に追加が決定


  • .mail(メール) — Eメール対策用


  • .cat(キャット) — カタルーニャ言語圏向け


  • .post(ポスト) — 郵便事業者向け


  • .asia(アジア) — APEC地域の企業向け


  • .mobi(モビ) — モバイル関係者向け
    2006年5月先行受付開始。10月一般受付開始。



  • .tel(テル) — IPベースの電話番号用


  • .xxx(エックス・エックス・エックス) — アダルトサイト用
    非アダルト企業が自社および自社製品のイメージを保護するために申請する事もできる。2011年3月に導入された。



このほか、本項では特殊用途に分類される.edu、.gov、.int、.milも相当する企業や機関によって出資されているため、スポンサー付きトップレベルドメインであると考えられる。



ccTLD(国別コード)



基本的には、国際規格であるISO 3166によって、国別にドメイン名が定義されている。日本は.jp。歴史的経緯により、ドメイン名が変更されることもある。例えば、イギリスは本来「.gb」が割り振られているが、「.uk」を用いることが多い。


国別ドメイン名は、主としてその国の国民によって使われることを想定しているが、いくつかの国/地域ではgTLDのように誰でも取得できるようにしている「.tv」のようなケース(ツバルの国別ドメインだがTV番組用に売却された)もあり、所有者の在住地とは必ずしも一致しない。


ccTLDで使用するドメイン名称は必ずしもISO 3166と同じではなく、国が申請したコードを割り当てているものもある。また、それぞれの国・地域におけるドメインの管理者は国の機関とは限らず、個人や特定の組織の場合もある。


ISO 3166-1との違いの例




  • .ac - Ascension Island | アセンション島/西アフリカ


  • .gg - Guernsey | ガーンジー島/西ヨーロッパ


  • .im - Isle of Man | マン島/西ヨーロッパ


  • .je - Jersey | ジャージー島/西ヨーロッパ


  • .ps - Palestinian Territories | パレスチナ/中東


  • .uk - United Kingdom | イギリス/西ヨーロッパ


日本の ccTLD (.jp) の管理は2002年4月1日に日本ネットワークインフォメーションセンター (JPNIC) から日本レジストリサービス (JPRS) に移管された。各国のccTLDは、その国の記事を参照。



iTLD(国際)



  • .int(イント)


    • 国連・EU・NATOのような国際的な政府関連機関が使用する。


    • IPv6の逆引きにip6.intが使われていたが、現在はip6.arpaへ移行した。




特殊用途




  • .gov(ゴブ、ガブ) — アメリカ合衆国の政府機関


  • .mil(ミル) — アメリカ合衆国の軍機関


  • .edu(エデュ) — アメリカ合衆国の教育機関


  • .arpa(アーパ) — 旧ARPANET。逆引き用。現在は英語の「address and routing parameter area」の略語として再定義されている。


  • RFC 2606で定義

    • .example(イグザンプル) — 例示用

    • .invalid(インバリッド) — 「誤ったドメイン」を示す為


    • .localhost(ローカルホスト) — IPアドレス127.0.0.1

    • .test(テスト) — テスト用




  • .テスト、など — 国際化ドメイン名のテスト用



国際化されたドメイン



  • .рф

  • .中国


など



一覧




関連項目


  • WHOIS


外部リンク



  • IANA | Root-Zone Whois Index by TLD Code

  • Correspondence between top level domain and country






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