福岡国際マラソン
福岡国際マラソン | |
---|---|
開催時期 | 12月 |
開催地 | ![]() |
コース | ロードコース |
距離 | マラソン |
主要スポンサー | マイナビ |
創立 | 1947年 |
最高記録 | ![]() |
公式サイト | 福岡国際マラソン |

博多駅前のモニュメント
福岡国際マラソン(ふくおかこくさいマラソン)は、福岡県福岡市中央区の平和台陸上競技場をスタート及びゴール地点とし、福岡市西南部を周回し、福岡市東区香椎を折り返し地点として42.195 kmを走破する。毎年12月第1日曜日に行なわれる。かつてランナーの間では「非公式の世界選手権大会」とみなされ世界のトップランナーの集うハイレベルのエリートマラソン大会であった。
歴代優勝者の足型とサイン入りのプレートが博多駅博多口広場に埋め込まれている。
目次
1 大会の概要と変遷
2 大会運営
2.1 過去の協賛
2.2 過去の協力
3 参加資格
4 現行コース
5 歴代優勝者
6 世界記録
7 テレビ中継・ラジオ中継の態勢
7.1 テレビ中継
7.2 テレビ朝日によるテレビ中継ネット局
7.3 第67回(2013年)の放送体制
7.4 第68回(2014年)の放送体制
7.5 第70回(2016年)の放送体制
7.6 第72回(2018年)の放送体制
7.7 ラジオ中継
7.7.1 第67回(2013年)
7.7.2 第72回(2018年)
8 参考図書
9 脚注
9.1 注釈
9.2 出典
10 関連項目
11 外部リンク
大会の概要と変遷
第9回大会の廣島庫夫(1955年)
- 本マラソン大会は、日本で「マラソンの父」と言われた金栗四三の功績をたたえる金栗賞『朝日マラソン』として第1回大会が1947年に金栗の地元熊本市で開催されたのが始まりである[1]。2006年の大会はこれを基点として第60回記念大会としている。
- 本大会と東京マラソン、びわ湖毎日マラソンの3大会で3年おきに持ち回りで男子マラソンの日本選手権を兼ねて行われる[2]。
- 第2回以降1954年までは、開催地を高松市、静岡市、広島市、福岡市、宇部市、名古屋市、鎌倉市と毎年変えて続いた。
- なお鎌倉で行われた第8回大会は日本初の外国選手を招待したマラソンであった。
- 第9回大会から『朝日国際マラソン』と名称を変え、第13回大会以降開催地が福岡市に定着した[3]。
- また第11回から平和台陸上競技場~雁ノ巣折り返しのコースが多少の変更を経ながら第38回まで長い間親しまれてきた。
- 1963年 第16回
- 1年後の1964年10月に行われる東京オリンピックのプレ大会「東京国際スポーツ大会」の最終日に行われ、その大会のマラソン競技で使用されるコースをそのまま利用して行った[4]。
- 1966年
日本陸連は世界陸連(IAAF)に対して世界選手権の開催を提案し、実質的に世界一を決める国際マラソン選手権として本大会が充てられることになった。この年から大会名が『国際マラソン』となった。
- 第20回大会
- “Open Marathon Championship”として選手権 (Championship) を名乗る唯一の国際レースに生まれ変わった。
- この大会は、「第1回国際マラソン選手権大会」として行われ[5]、以降1989年の大会まで1966年からの開催回数で行われていたが、1990年に本大会の長い歴史と伝統を世界にアピールする目的で金栗賞朝日マラソンからの通算回数に変更している[注 1][7]。
1974年 第28回大会
- 福岡の名前を冠して福岡国際マラソン選手権となり現在に至っている。
- 第39回
- 雁ノ巣折り返しのコースは海風の影響を受けやすいことから、海の中道の部分をカットし市の南西部の市街地を周回するコースに変更された。
- 第45回
- コースが和白丘折り返しから香椎折り返しになり海沿いの部分がさらに短縮され好記録の出やすいコースに変更されている。
- 日本人選手にとっては、オリンピック、世界選手権、アジア競技大会など、大きな国際大会の代表決定戦男子の部第2戦として位置づけられている(ほかの4つは、北海道マラソンと別府大分毎日マラソンと東京マラソンとびわ湖毎日マラソン)。反面近年は駅伝重視の傾向が強まり、元旦の全日本実業団対抗駅伝大会に重きを置くチームが多く、実力ある選手の出場が減少傾向にあり、危惧する声もある[要出典]。
2009年の63回大会は五輪や世界選手権の代表選考とならないこともあり、国内招待された日本人選手は佐藤智之と欠場した尾方剛の2人のみとなった[8]。
2010年 第64回大会
ペースメーカーとして5kmを15分10秒前後のペースで30kmまで先頭集団を引っ張る契約だったエリウド・キプタヌイ(ケニア)が15kmから急加速し独走。30kmを過ぎても棄権しなかったため係員に制止された[9][10]。
2011年1月
- 同年12月4日に開催される当大会が国際陸上競技連盟による格付けで最高位となる「ゴールド」に昇格したことが発表された。これはびわ湖毎日マラソン、東京マラソンに続き3大会目である[11]。
2017年 第71回大会
- この年の大会と翌年(2018年の第72回)大会は、2020年東京五輪のマラソン日本代表候補を決める「マラソングランドチャンピオンシップ」(通称:MGC)シリーズの対象レースに指定される[12]。
大会運営
- 主催:公益財団法人日本陸上競技連盟、朝日新聞社、テレビ朝日、九州朝日放送
- 後援:国際陸上競技連盟、福岡県、福岡県教育委員会、福岡市、福岡市教育委員会、国土交通省福岡国道事務所、日刊スポーツ新聞社
- 主管:福岡陸上競技協会
- 支援:福岡県警察、陸上自衛隊第4師団福岡駐屯地
- 特別協賛:マイナビ
- 協賛:Sky株式会社
- 協力:SUBARU、シチズン時計
過去の協賛
日本IBM(1986年~1995年)
MET'S[要曖昧さ回避](1996年)
DDIグループ(現:KDDI)(1997年)
トライグループ(1998年~2001年)
日清製粉グループ(ラジオ)(2002年)
武田薬品工業(テレビ)・タマホーム(ラジオ)(2007年~2009年)
アートネイチャー(テレビ)・ミヤリサン製薬(ラジオ)(2010年)
タマホーム(2011年・テレビ)[13]
マイナビ(テレビ・ラジオ兼務)、NEC(テレビ)(2012年〜)[14]
2002年から2006年までの協賛社はないが、TV中継放送では「年末ジャンボ宝くじスポーツスペシャル」として放送していた。
過去の協力
- 大会車両
マツダ(1986年~1994年)
三菱自動車工業(1995年~2001年)
トヨタ自動車(2002年~2016年)[注 2]
- 公式時計
セイコー(~1985年)
シチズン時計(1986年~)
- 競技用品
アシックス(1957年~1993年)
NIKE(1995年~2000年)
- 公式飲料
大塚製薬(1981年~1991年)
キリンビバレッジ(1992年)
サントリー(1993年~2000年)
参加資格
日本陸上競技連盟登記登録男子競技者で、日本陸上競技連盟公認の大会で下記の標準記録を突破した大会当日満19歳以上の者。
- Aグループ
- マラソン2時間27分
- 30kmロードレース1時間35分
- ハーフマラソン1時間05分
- ※以上のほか日本陸上競技連盟が特に推薦する者
- Bグループ
- マラソン2時間35分
- 30kmロードレース1時間50分
- ハーフマラソン1時間10分
現行コース
1991年以降のコース
平和台陸上競技場(Aグループ)/大濠公園(Bグループ)→大手門交差点(左折)→(明治通り)→小戸西交差点(左折)→(県道560号線)→青果市場入口交差点(左折)→(国道202号)→警固交差点(右折)→(県道31号線・大正通り)→薬院六ッ角交差点(右折)→(県道31号線・大正通り・高宮通り)→平尾交差点(左折)→(県道555号線・百年橋通り)
→美野島交差点(左折)→(小柳通り)→博多駅前4丁目交差点(右折)→(住吉通り)→博多駅前3丁目交差点(左折)→博多駅前→(県道43号線・大博通り)→築港本町交差点(右折)→(県道602号線・
那の津通り)→千鳥橋交差点(左折)→(国道3号)→御幸町バス停留所前で折り返し→(国道3号)→千鳥橋交差点(右折)→(那の津通り)→浜の町公園前交差点(左折)→平和台交差点(右折)→(明治通り)→大手門交差点(左折)→平和台陸上競技場
歴代優勝者
-数字- は優勝回数、 太字 は世界記録、 太字 は日本記録、 太字 は大会記録(福岡市に固定後、いずれも当時)。
開催日 |
優勝者 |
タイム |
備考 |
|
---|---|---|---|---|
1 |
1947年12月7日 |
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2時間45分45秒 |
熊本市で開催 |
2 |
1948年12月5日 |
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2時間37分25秒 |
高松市で開催 |
3 |
1949年12月4日 |
![]() |
2時間40分26秒 |
静岡市で開催 |
4 |
1950年12月10日 |
![]() |
2時間30分47秒 |
広島市で開催 |
5 |
1951年12月9日 |
![]() |
2時間30分13秒 |
福岡市―前原町(当時)折り返しで開催 |
6 |
1952年12月7日 |
![]() |
2時間27分59秒 |
宇部市で開催 |
7 |
1953年12月6日 |
![]() |
2時間27分26秒 |
名古屋市で開催 |
8 |
1954年12月5日 |
![]() |
2時間24分55秒 |
外国選手を初招待、鎌倉市―横浜市折り返しで開催 |
9 |
1955年12月11日 |
![]() |
2時間23分16秒 |
「朝日国際マラソン」に名称変更。福岡市―古賀町(当時)折り返しで開催 |
10 |
1956年12月9日 |
![]() |
2時間25分15秒 |
名古屋市で開催。外国人選手参加なし |
11 |
1957年12月1日 |
![]() |
2時間21分40秒 |
福岡市(雁の巣折り返し)で開催 |
12 |
1958年12月7日 |
![]() |
2時間24分01秒 |
宇都宮市―日光市折り返しで開催 |
13 |
1959年11月8日 |
![]() |
2時間29分34秒 |
福岡市(雁の巣折り返し)で開催。これ以降開催地を福岡市に固定(1963年を除く) |
14 |
1960年12月4日 |
![]() |
2時間19分04秒 |
|
15 |
1961年12月3日 |
![]() |
2時間22分05秒 |
国際陸連のルール改正によりこの大会より給水所設置 |
16 |
1962年12月2日 |
![]() |
2時間16分18秒4 |
ルール改正により記録表記を10分の1秒単位に |
17 |
1963年10月15日 |
![]() |
2時間18分00秒6 |
1964年東京オリンピックプレイベントとして本大会のみオリンピックと同コース(東京都内)で開催 |
18 |
1964年12月6日 |
![]() |
2時間14分48秒2 |
|
19 |
1965年10月10日 |
![]() |
2時間18分35秒8 |
|
20 |
1966年11月27日 |
![]() |
2時間14分04秒4 |
「国際マラソン選手権」に名称変更 |
21 |
1967年12月3日 |
![]() |
2時間09分36秒4 |
初の2時間10分の壁を破る当時の世界最高記録 |
22 |
1968年12月8日 |
![]() |
2時間10分47秒8 |
|
23 |
1969年12月7日 |
![]() |
2時間11分12秒8 |
|
24 |
1970年12月6日 |
![]() |
2時間10分37秒8 |
|
25 |
1971年12月5日 |
![]() |
2時間12分50秒4 |
|
26 |
1972年12月3日 |
![]() |
2時間10分30秒0 |
|
27 |
1973年12月2日 |
![]() |
2時間11分45秒0 |
|
28 |
1974年12月8日 |
![]() |
2時間11分31秒2 |
現在の大会名に変更 |
29 |
1975年12月7日 |
![]() |
2時間10分08秒4 |
|
30 |
1976年12月5日 |
![]() |
2時間12分35秒0 |
|
31 |
1977年12月4日 |
![]() |
2時間10分55秒3 |
|
32 |
1978年12月3日 |
![]() |
2時間10分21秒0 |
|
33 |
1979年12月2日 |
![]() |
2時間10分35秒 |
ルール改正により記録表記が秒単位に戻る |
34 |
1980年12月7日 |
![]() |
2時間09分45秒 |
瀬古3連覇達成。宗猛が4秒差の2位となり、世界初の2人のランナーが同時に2時間10分台を切るレースとなる |
35 |
1981年12月6日 |
![]() |
2時間08分18秒 |
|
36 |
1982年12月5日 |
![]() |
2時間10分15秒 |
|
37 |
1983年12月4日 |
![]() |
2時間08分52秒 |
|
38 |
1984年12月2日 |
![]() |
2時間10分00秒 |
|
39 |
1985年12月1日 |
![]() |
2時間09分51秒 |
コースを一部変更。海の中道区間を削除し、早良区、城南区経由追加、和白丘折り返しとなる |
40 |
1986年12月7日 |
![]() |
2時間10分06秒 |
|
41 |
1987年12月6日 |
![]() |
2時間08分18秒 |
|
42 |
1988年12月4日 |
![]() |
2時間11分04秒 |
|
43 |
1989年12月3日 |
![]() |
2時間12分54秒 |
|
44 |
1990年12月2日 |
![]() |
2時間11分35秒 |
|
45 |
1991年12月1日 |
![]() |
2時間10分58秒 |
コースを現在のレイアウト(西区経由、香椎折り返し)に変更 |
46 |
1992年12月6日 |
![]() |
2時間09分04秒 |
|
47 |
1993年12月5日 |
![]() |
2時間08分51秒 |
|
48 |
1994年12月4日 |
![]() |
2時間09分45秒 |
|
49 |
1995年12月3日 |
![]() |
2時間09分30秒 |
|
50 |
1996年12月1日 |
![]() |
2時間10分48秒 |
|
51 |
1997年12月7日 |
![]() |
2時間07分28秒 |
|
52 |
1998年12月6日 |
![]() |
2時間08分42秒 |
|
53 |
1999年12月5日 |
![]() |
2時間07分54秒 |
|
54 |
2000年12月3日 |
![]() |
2時間06分51秒 |
|
55 |
2001年12月2日 |
![]() |
2時間09分25秒 |
|
56 |
2002年12月1日 |
![]() |
2時間09分13秒 |
|
57 |
2003年12月7日 |
![]() |
2時間07分52秒 |
|
58 |
2004年12月5日 |
![]() |
2時間09分10秒 |
|
59 |
2005年12月4日 |
![]() |
2時間08分29秒 |
|
60 |
2006年12月3日 |
![]() |
2時間06分52秒 |
|
61 |
2007年12月2日 |
![]() |
2時間06分39秒 |
|
62 |
2008年12月7日 |
![]() |
2時間06分10秒 |
|
63 |
2009年12月6日 |
![]() |
2時間05分18秒 |
日本国内男子マラソン大会初の2時間5分台 |
64 |
2010年12月5日 |
![]() |
2時間08分24秒 |
|
65 |
2011年12月4日 |
![]() |
2時間07分37秒 |
|
66 |
2012年12月2日 |
![]() |
2時間06分58秒 |
|
67 |
2013年12月1日 |
![]() |
2時間07分16秒 |
|
68 |
2014年12月7日 |
![]() |
2時間08分22秒 |
|
69 |
2015年12月6日 |
![]() |
2時間08分18秒 |
|
70 |
2016年12月4日 |
![]() |
2時間08分48秒 |
|
71 |
2017年12月3日 |
![]() |
2時間05分48秒 |
|
72 |
2018年12月2日 |
![]() |
2時間07分27秒 |
|
世界記録
過去、本大会では2回世界記録(当時は世界最高記録)が樹立されている。
- 第21回(1967年) D.クレイトン 2:09:36.4
- 第35回(1981年) R.キャステラ 2:08:18.0
クレイトンの記録は、多くの人が「1970年代の記録」と考えていたサブテン(2時間10分以内)を世界で初めて実現した歴史的なレースであった。
一方、キャステラの記録は当時アメリカのアルベルト・サラザールが同年のニューヨークシティマラソンで記録した2:08:13が世界最高記録とされており、世界最高とはアナウンスされなかった。その後、1984年になってサラザールの走ったレースは距離不足だったことが判明するが、そのときにはすでにイギリスのスティーブ・ジョーンズによって2:08:05の記録が樹立されており、一度も世界最高と呼ばれなかった不運な記録である。
テレビ中継・ラジオ中継の態勢
テレビ中継
1958年(第12回)大会から1991年(第45回)大会まではNHK福岡放送局が制作し、総合テレビで放送していたが、1992年(第46回)大会からはテレビ朝日とKBC九州朝日放送の共同制作[注 3]となった。これは、両者が主催に参加となったための変更である。
- 平和台陸上競技場に近い福岡市中央区長浜のKBC本社が中継ターミナルとなっている。
テレビ朝日系列フルネット局+福井放送・テレビ宮崎(クロスネット局)、山梨放送、四国放送、高知放送(NNS非マストバイ局)にて放送。- 岩手県と沖縄県では、放映局変更後岩手県では1992年から1995年まで、沖縄県では1992年から1994年までそれぞれテレビでの放送がなかった。これはテレビ朝日系列局が当時存在していなかったことや(岩手朝日テレビは1996年10月1日開局。琉球朝日放送は1995年10月1日開局。)、当時所在していた岩手県と沖縄県のテレビ局が全てフルネット局であることによる。テレビ中継未放送期間中の岩手県・沖縄県ではラジオ放送(IBC岩手放送、ラジオ沖縄でそれぞれ放送)のみ放送された。
- なお、テレビ朝日系列局が存在せず、且つ所在する民放テレビ局3局が全てフルネット局である鳥取県・島根県でのテレビ中継は1992年以降は未ネットである。なお、ラジオ放送では2010年まで山陰放送がネットしていたが、スポンサーの都合によるネット局縮小により、2011年以降は放送されない。また、富山県では2012年までNNS非マストバイ局である北日本放送がネットしていたが、2013年以降は放送されない。結果的に富山県・鳥取県・島根県では電波媒体での放送が一切ない状態になった。
- 移動中継車は3台配備される。
- KBCは2006年12月1日、九州・沖縄の他の系列局とともに最後発組として地上デジタル放送を開始した。それ以降は、ハイビジョンシステムによる中継、データ放送を活用した選手の情報や途中経過などの提供が行われている(NNS非マストバイ局を除く)。
- 2004年以前の解説は、伊藤国光や宗茂が担当していた。
- また2005年以前の実況アナウンサーは、テレ朝のマラソン中継によく携わっている森下桂吉がメイン実況を担当していた他、全日本大学駅伝のメイン実況担当の角澤照治、またゴルフ中継担当の進藤潤耶も中継に携わっていた。
- 2007年(第61回)大会では2006年(第60回)大会の1号車の実況を務めた中山貴雄と一部のテレビ朝日のスタッフが同時期に「アジア野球選手権」に関わったため、再び進藤潤耶と森下桂吉が担当した。
- 2017年(第71回)大会では、箱根駅伝競走において第91回(2015年)・第92回(2016年)・第93回(2017年)と3連覇を達成した、青山学院大学陸上競技部・長距離ブロック監督の原晋が、ゲスト解説者として生出演[15] 。なお大学駅伝部の現任監督が、日本の国際マラソン大会で実況を担当するのは原が史上初である。
テレビ朝日によるテレビ中継ネット局
放送対象地域 |
放送局 |
系列 |
備考 |
---|---|---|---|
関東広域圏 |
テレビ朝日(EX) |
テレビ朝日系列 |
共同制作局 |
福岡県 |
九州朝日放送(KBC) |
||
北海道 |
北海道テレビ(HTB) |
||
青森県 |
青森朝日放送(ABA) |
||
岩手県 |
岩手朝日テレビ(IAT) |
||
宮城県 |
東日本放送(KHB) |
||
秋田県 |
秋田朝日放送(AAB) |
||
山形県 |
山形テレビ(YTS) |
||
福島県 |
福島放送(KFB) |
||
山梨県 |
山梨放送(YBS) |
日本テレビ系列 |
|
新潟県 |
新潟テレビ21(UX) |
テレビ朝日系列 |
|
長野県 |
長野朝日放送(ABN) |
||
静岡県 |
静岡朝日テレビ(SATV) |
||
石川県 |
北陸朝日放送(HAB) |
||
福井県 |
福井放送(FBC) |
日本テレビ系列 テレビ朝日系列 |
|
中京広域圏 |
メ〜テレ(NBN) |
テレビ朝日系列 |
|
近畿広域圏 |
朝日放送テレビ(ABC) |
||
広島県 |
広島ホームテレビ(HOME) |
||
山口県 |
山口朝日放送(yab) |
||
徳島県 |
四国放送(JRT) |
日本テレビ系列 |
|
香川県 岡山県 |
瀬戸内海放送(KSB) |
テレビ朝日系列 |
|
愛媛県 |
愛媛朝日テレビ(eat) |
||
高知県 |
高知放送(RKC) |
日本テレビ系列 |
|
長崎県 |
長崎文化放送(NCC) |
テレビ朝日系列 |
|
熊本県 |
熊本朝日放送(KAB) |
||
大分県 |
大分朝日放送(OAB) |
||
宮崎県 |
テレビ宮崎(UMK) |
フジテレビ系列 日本テレビ系列 テレビ朝日系列 |
|
鹿児島県 |
鹿児島放送(KKB) |
テレビ朝日系列 |
|
沖縄県 |
琉球朝日放送(QAB) |
第67回(2013年)の放送体制
- 解説
- 平和台陸上競技場:藤田敦史
- 第1中継車:瀬古利彦
- 第2中継車:川嶋伸次
- 実況
- 平和台陸上競技場:清水俊輔(テレビ朝日)
- 第1中継車:進藤潤耶(テレビ朝日)
- 第2中継車:田上和延(九州朝日放送)
- 第3中継車:近藤鉄太郎(九州朝日放送)
- 香椎折り返し:大西洋平(テレビ朝日)
- 筥崎宮前:寺川俊平(テレビ朝日)
- その他
- 優勝者インタビュー・リポーター:本間智恵(テレビ朝日)
第68回(2014年)の放送体制
- 解説
- 平和台陸上競技場:川嶋伸次
- 第1中継車:瀬古利彦
- 第2中継車:藤田敦史
- 実況
- 平和台陸上競技場:清水俊輔(テレビ朝日)
- 第1中継車:進藤潤耶(テレビ朝日)
- 第2中継車:沖繁義(九州朝日放送)
- 第3中継車:田上和延(九州朝日放送)
- 香椎折り返し:大西洋平(テレビ朝日)
- 筥崎宮前:斎藤康貴(テレビ朝日)
- その他
- 優勝者インタビュー・リポーター:本間智恵(テレビ朝日)
第70回(2016年)の放送体制
- 解説
- 平和台陸上競技場:瀬古利彦
- 第1中継車:藤田敦史
- 第2中継車:谷口浩美
- 実況
- 平和台陸上競技場:進藤潤耶(テレビ朝日)
- 第1中継車:吉野真治(テレビ朝日)
- 第2中継車:沖繁義(九州朝日放送)
- バイク:田上和延(九州朝日放送)
- 香椎折り返し:野上慎平(テレビ朝日)
- その他
- 優勝者インタビュー・リポーター:久保田直子(テレビ朝日)
第72回(2018年)の放送体制
- 解説
- ゲスト:酒井俊幸
- 平和台陸上競技場:瀬古利彦
- 第1中継車:藤田敦史
- 実況
- 平和台陸上競技場:進藤潤耶(テレビ朝日)
- 第1中継車:野上慎平(テレビ朝日)
- 第2中継車:沖繁義(九州朝日放送)
- 第3中継車:近藤鉄太郎(九州朝日放送)
- その他
- 優勝者インタビュー:竹内由恵(テレビ朝日)
ラジオ中継
- 1991年の第45回まではNHK福岡放送局制作・ラジオ第1での放送と、KBCラジオ制作・NRN一部系列局での放送が両方存在していた。
- 1992年の第46回以降はラジオからもNHKが撤退し、ニッポン放送の制作協力のもと、冠スポンサー番組として(スポンサーは年度により異なる)KBCラジオをキーステーションに、NRN加盟34局で全国放送されていた。
- 北海道ではSTVラジオ、大阪ではABCラジオがネットする。
- STVラジオで放送される理由は、STVラジオがNRN単独系列(HBC北海道放送はJRNとのクロスネット)であるため。一方、JRNとのクロスネットであるABCラジオがネットする理由はテレビ系列がKBCと同系列であり、テレビ中継との兼ね合いもあるためといわれる。朝日新聞・テレビ朝日系のテレビ・ラジオ兼営局はKBCのみである。
- 同じ首都圏のラジオ局でも、ニッポン放送がカバーしているため、茨城放送・栃木放送は放送していなかった。一方、近畿圏ではABCラジオの他にKBS京都・和歌山放送でも放送されていた。
- 中継車はKBCが2台配備する。なお、実況担当は平和台陸上競技場、中継車を九州朝日放送、並びに折り返し地点をニッポン放送のアナウンサーが担当する。
- 2011年は冠スポンサーが付かなかったためか、五大都市圏(KBC・ニッポン放送・STV・東海ラジオ・ABC)並びに信越放送[注 4](長野県)のみの6局ネットに減った。2012年以降も冠スポンサーの有無に関係なく、6局ネットを維持している。2014年からはradikoプレミアム経由で全国での聴取が可能となった。NRN専用音声回線使用のため、制作局のKBCラジオとニッポン放送のみステレオ配信され、それ以外の局はモノラル配信となる[注 5]。
第67回(2013年)
- 解説
- 放送センター:宗茂(九州保健福祉大学客員教授・旭化成陸上部顧問)
- 移動中継車:西政幸(旭化成陸上部コーチ)
- 実況
- 平和台陸上競技場:沖繁義(九州朝日放送)
- 放送センター:小林徹夫(九州朝日放送)
- 移動中継車:山内宏明(ニッポン放送)
- 折り返し地点:長岡大雅(九州朝日放送)
- 博多駅前:細谷めぐみ(九州朝日放送)
- 5kmごと正式通過タイム読み上げ:岩部見梨(九州朝日放送)
- 各地点(折り返し地点など)の実況や選手および監督のリポートは、九州朝日放送のアナウンサーが担当する。
第72回(2018年)
- 解説
- 放送センター:宗茂(旭化成陸上部顧問)
- 中継車:井手健二(九電工陸上部副部長)
- 実況
- 放送センター:小林徹夫(九州朝日放送)
- 移動中継車:居内陽平(九州朝日放送)
- 平和台陸上競技場:田上和延(九州朝日放送)
- 折り返し地点:山内宏明(ニッポン放送)
博多駅前:細谷めぐみ(九州朝日放送)
筥崎宮前:三澤澄也(九州朝日放送)- 5kmごと正式通過タイム読み上げ:山崎萌絵(九州朝日放送)
参考図書
福岡国際マラソン選手権大会50年史編集委員会 『福岡国際マラソン選手権大会50年史』 朝日新聞社 1997
脚注
注釈
^ このため、1989年の大会は「第24回福岡国際マラソン選手権大会」、1990年の大会は「第44回福岡国際マラソン選手権大会」として開催された[6]。
^ テレビ中継の提供は2002年のみ前半のみの1分(代わりにアクサ生命保険が2分提供)だったが、2003年以後は2分提供に変更された。
^ CM・提供クレジット・テロップはテレビ朝日送出。
^ 朝日新聞社との資本関係がある。
^ プロ野球中継などでは、一部放送局でモノラル音声のJRN・NRN回線とは別の素材回線での裏送りを受ける形でステレオ放送を行う例があるが本番組では実施されていない。
出典
^ 朝日新聞百年史編修委員会 『朝日新聞社史 昭和戦後編』 朝日新聞社、1994年、414頁。
^ 『日本陸上競技選手権 100回記念 MEMORIAL BOOK』 日本陸上競技連盟、2016年、110頁。
^ 福岡国際マラソン選手権大会50年史編集委員会 編 『福岡国際マラソン50年史』 朝日新聞社、1997年、158頁。
^ 福岡国際マラソン選手権大会50年史編集委員会 編 『福岡国際マラソン50年史』 朝日新聞社、1997年、176頁。
^ 福岡国際マラソン選手権大会50年史編集委員会 編 『福岡国際マラソン50年史』 朝日新聞社、1997年、179頁。
^ 福岡国際マラソン選手権大会50年史編集委員会 編 『福岡国際マラソン50年史』 朝日新聞社、1997年、202-203頁。
^ “福岡国際マラソン 12月2日に開催 「金栗賞大会」から通算44回”. 朝日新聞: pp. 1. (1990年10月21日)
^ 福岡国際マラソンプレーバック 朝日新聞
^ 【甘口辛口】人を食ったペースメーカー、もう廃止しては…産経ニュース 2010年12月7日 ※リンク切れ
^ 「暴走ペースメーカー」ロッテルダムマラソン出場へasahi.com 2011年4月9日 ※現在はインターネットアーカイブに残存
^ “福岡国際マラソンが最高位ゴールド/陸上”. sanspo.com. (2011年1月17日). https://web.archive.org/web/20110128034105/http://www.sanspo.com/sports/news/110117/spg1101171738002-n1.htm 2011年8月25日閲覧。 ※現在はインターネットアーカイブに残存
^ マラソン代表の選考方法、MGCレースとは?これまでとの違い
^ 福岡国際マラソン|大会概要より 2010年7月5日発表
^ 朝日新聞 2012年11月9日付・朝刊に掲載
^ 第71回福岡国際マラソン選手権大会、平和台陸上競技場・解説:原晋(九州朝日放送・放送情報)
関連項目
- 福岡マラソン
- シティマラソン福岡
- 別府大分毎日マラソン
外部リンク
- 大会公式サイト
九州朝日放送の大会サイト - KBC九州朝日放送
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