山口進 (写真家)
山口 進(やまぐち すすむ、1948年 - )は、昆虫植物写真家、自然ジャーナリスト。自然科学写真家協会会員、日本鱗翅学会会員。
目次
1 来歴
2 著書
3 脚注
4 関連項目
5 外部リンク
来歴
三重県生まれ。海洋研究者だった父親の影響を受けて、子どもの頃は本を読むことや自然が大好きだったという[1]。
大分大学経済学部[2][3]では数学を専攻し、卒業後は電機メーカーでシステムエンジニアをしていた[4]。百貨店の昆虫展で昆虫写真家の写真に感銘を受けてから、約1年後に退社。退職金で高級中判カメラを買って貨客船でニューギニアへ赴いて撮影。その帰国後に「アサヒグラフ」に持ち込んで発表した写真が評判を呼んだ[2]。1976年より昆虫植物写真家・自然ジャーナリストとして活動を開始した。
1978年にジャポニカ学習帳(ショウワノート)で「世界特写シリーズ」が開始。以来[5]、表紙写真の全てを撮影してきた[6]。この学習帳のために世界各地で撮り下ろし表紙を飾った写真は、2014年時点で計1200枚以上にわたる[7][8]。写真には「自然を大切にしよう」というメッセージも込められているという[7]。
テレビ番組ではNHKの自然番組『ダーウィンが来た! 〜生きもの新伝説〜』『ワイルドライフ』などで企画撮影にも携わってきた。
著書
- 実物大巨大昆虫探検図鑑(ちしきのぽけっと7) - 岩崎書店
- 世界クワガタムシ探険記 ダーウィン・ビートルを求めて(ちしきのぽけっと 16) - 岩崎書店
- 米が育てたオオクワガタ(イワサキ・ノンフィクション) - 岩崎書店
- カブトムシ 山に帰る - 汐文社
- 地球200周!ふしぎ植物探検記(PHPサイエンス・ワールド新書) - PHP研究所
- わくわく昆虫記 憧れの虫たち - 講談社
脚注
^ 山口 進|学習ノートの表紙写真を38年にわたり1200枚以上撮り続けているスゴい人! - 日刊スゴい人!、2016年2月16日
- ^ ab【前編】山口 進 - 就職ジャーナル
^ 【後編】山口 進 - 就職ジャーナル
^ 読売新聞 2015年7月28日 朝刊2面「顔」
^ ジャポニカ学習帳から昆虫が消えた 教師ら「不快」→苦渋の決断 - withnews(ウィズニュース) 2014年11月27日
^ 学校のロングセラー「ジャポニカ学習帳」 - TBS 『がっちりマンデー!!』 2010.9.12 ONAIR ロングセラーのヒミツ大解剖!「学校編」
- ^ ab【ノートセット当たる!】懐かしジャポニカ学習帳(男の浪漫伝説 Vol.97) - ドリームメール 2013年4月15日発行
^ 読売新聞 2014年11月19日 朝刊15面「ロングセラーの理由 ジャポニカ学習帳」
関連項目
- 日本の写真家一覧
外部リンク
昆虫写真家 山口進 花と虫の地球:プロフィール(公式サイト)
山口進の気まぐれ撮影日誌(ショウワノート)