読売新聞社杯全日本選抜競輪



























































読売新聞社杯全日本選抜競輪
概要
開催時期
2月上旬〜中旬(2011年までは8月上旬)
開催地域
持ち回り
愛称
全日本選抜
分野
競輪
カテゴリー
GI
形態
4日間トーナメント
主催者
持ち回り
歴史
初回開催年
1985年
開催回数
34回(2019年)
初代優勝者
佐々木昭彦
最多優勝者
山崎芳仁(3回)
直近優勝者
中川誠一郎(2019年)
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読売新聞社杯全日本選抜競輪(よみうりしんぶんしゃはいぜんにほんせんばつけいりん)は毎年2月上旬から中旬頃に開かれる競輪のGI競走であり、略称としては全日本選抜競輪全日本選抜がある。




目次






  • 1 概要


    • 1.1 賞金




  • 2 出場選手選抜方法


  • 3 勝ち上がり方式


    • 3.1 過去




  • 4 過去の優勝者


  • 5 今後の開催予定


  • 6 脚注


  • 7 外部リンク


  • 8 関連項目





概要


本大会は特別競輪(現在のGI)相当のビッグレースがそれまで存在しなかった夏季に主として避暑地の地方都市を舞台に開催することを目指して発足し、1985年の第1回より「全日本選抜競輪」という名称で開催された。当初は6日制だったが、1996年の第12回から4日制に短縮された。


2001年度から実施された競輪の番組制度改革に伴い、2001年の第17回から以下のように変更された。



  • 開催時期がそれまでの7月下旬 - 8月上旬の間から11月に変更された。
    • 年末開催になったことにより、KEIRINグランプリ出場の事実上の最終選考会的な要素(優勝者は自動的に同レースに出走できる)が含まれるようになった。



  • 読売新聞社から社杯が授与されるようになり、それに伴い開催名称が現在の名称に変更された。

  • 本大会の出場選定方法も見直され、ふるさとダービー (4月、6月、8月の3回にわたって地方都市の競輪場で開催)の各決勝戦に勝ち上がった9選手(計27選手)がシードされ、そのうち上位入賞3選手(計9選手)が特別選抜予選(2次予選に自動的に勝ち上がり)へ出場できるようになった。


2005年の第21回から開催時期が12月に変更され、さらに2005年度よりふるさとダービーが全日本選抜競輪のトライアル競走ではなくなった[1]ため、ふるさとダービーの各決勝戦上位入賞3選手が特別選抜予選にシードされるシステムはわずか4年で廃止された。


2009年の第25回から本大会の開催時期が8月に移行し、以前のような夏季開催が復活した[2]。これにより、本大会はKEIRINグランプリへの最終選考会的な要素が含まれなくなった。


決勝戦のテレビ中継は、これまでテレビ東京系列がほぼ独占していたが、2006年以降はJKA(当時日本自転車振興会)が「KEIRIN」としてスポンサーとなり、読売新聞社系列の日本テレビとその系列局にて放送されている。なお2015年からは坂上忍を司会に起用し「坂上忍の勝たせてあげたいTV」のタイトルで放映されている[3]。この他、独立放送局でも違う内容で中継を放映するケースがある[4]


なお、2012年度から、特別競輪(GII以上)のレース体系の再見直しによる日程のバランス調整のため、開催時期を年度末の2月に再変更し、2008年以来の冬季開催となる。なお2012年度の大会は2013年2月開催だったため、2012年の同大会は日程調整上行わなかった[5]



賞金


優勝賞金は、いずれも副賞込みで、2014年の第29回大会では2690万円[6]であったが、2015年の第30回大会以降は2990万円(2016年・第31回大会[7]、2018年・第33回大会[8]、2019年・第34回大会[9])または3000万円(2015年・第30回大会、2017年・第32回大会[10])となっている。


以下は、決勝戦における各着順の賞金額。( )内は副賞(1〜3着に授与)を含んだ金額。




























大会(年) 1着 2着 3着 4着 5着 6着 7着 8着 9着

第33回(2018年)[11]
2,800万円(2,990万円[8][9] 1,440万円(1,480万円[8][9] 940万円(964万円[8][9] 680万円 560万円 470万円 380万円 350万円 330万円

第34回(2019年)[12]


出場選手選抜方法


読売新聞社杯全日本選抜競輪の出場選手は、各都道府県において最も成績を残している選手を中心に選抜される。毎回若干変更・修正されるものの、概ね以下の資格順位により正選手108名、補欠選手8名を選抜する。


  • 選考期間…前年6月~11月(6ヶ月)、選考月…12月、最低出走回数…24出走


  1. S級S班在籍者

  2. 過去3回以上優勝した者(開催時S級1班所属が条件)

  3. 開催時S級1班在籍選手のうち47都道府県それぞれにおいて平均競走得点1位の者
    ただし、選考時において1年以上同じ都道府県に在籍している選手に限る
    また、S級1班が不在の都道府県からは誰も選出しない

  4. 全国を8つに分けた地区[13]毎の平均競走得点1〜3位の者

  5. 残余は平均競走得点上位者より順次選抜する


なお、補欠選手は正選手を除く平均競走得点上位者からさらに順次選抜される。


また、正選手のうち、S級S班在籍者と平均競走得点上位者の合計27名については、特別選抜予選に出走できる。



勝ち上がり方式


初日〜4日目すべて12レース[15]

































 優秀  初日
0002日目000

0003日目000
最終日
STR賞(1) 準決勝(3)
特選予選(3) 二次予選(6)
00決勝(1)00
一次予選(9)
敗者戦
00-00
(5) (9) (11)

  • 初日


「一次予選」 合計9レース行われ、各レース1〜4着36名が「二次予選」進出。

「特別選抜予選」 一次予選の後に合計3レース行われ、各レース1〜3着9名は無条件で2日目の「スタールビー賞」と、3日目の「準決勝」進出権利が同時に得られる。4〜9着18名は「二次予選」進出。


  • 2日目


「二次予選」 合計6レース行われ、各レース1〜3着18名が「準決勝」進出。

「スタールビー賞」 二次特別選抜予選として、最終レースに行われる。失格にならない限り、9名全員が「準決勝」進出。


  • 3日目

「準決勝」 後半3レース。各レース1〜3着9名が「決勝」進出。

  • 4日目(最終日)


「決勝」 最終レース。上位3着は表彰式で表彰台に上がることができる。また、優勝者には優勝インタビューやウイニングランなどが執り行われる。

「特別優秀」 「決勝」前の合計2レース。「準決勝」各レース4〜6着9名と、二次予選敗退選手による3日目「特選」各レース1〜3着9名の18名により行われる。


その他、2日目以降に予選敗退者を対象とした「特一般」(2日目)、「一般」、「選抜」、「特選」(3日目以降)が開催される。



過去


二次特別選抜予選「スタールビー賞」は、1994年(第10回大会)に限り、共同通信社提供による「共同通信社杯ルビーカップ」として行われた。また、2007年(第23回大会)までは、初日の「特別選抜予選」4〜6着9名が2日目の「優秀」に進み、そこでの6着までが準決勝進出となった。



過去の優勝者





















































































































































































































































































開催年 開催場 優勝者 府県 STR賞勝者
01
1985年(昭和60年)
前橋 佐々木昭彦 41佐賀)
滝澤正光
02
1986年(昭和61年)
熊本 井上茂徳
井上茂徳
03
1987年(昭和62年)
京都向日町 滝澤正光 12千葉)
中野浩一
04
1988年(昭和63年)
青森 中野浩一 40福岡)
坂本勉
05
1989年(平成元年)
前橋
06
1990年(平成02年)
青森 井上茂徳 41佐賀) 井上茂徳
07
1991年(平成03年)
久留米 鈴木誠 12千葉) 滝澤正光
08
1992年(平成04年)
岸和田 梶応弘樹 38愛媛) 坂本勉
09
1993年(平成05年)
青森 高木隆弘 14神奈川)
吉岡稔真
10
1994年(平成06年)
大垣 高橋光宏 10群馬)
神山雄一郎
11
1995年(平成07年)
青森 神山雄一郎 09栃木)
俵信之
12
1996年(平成08年)
宇都宮 海田和裕 24三重)
神山雄一郎
13
1997年(平成09年)
いわき平 児玉広志 37香川)
14
1998年(平成10年)
青森 山田裕仁 21岐阜)
市田佳寿浩
15
1999年(平成11年)
大垣 吉岡稔真 40福岡)
金田健一郎
16
2000年(平成12年)
名古屋 金古将人 07福島)
伊藤保文
17
2001年(平成13年)
花月園 濱口高彰 21岐阜)
太田真一[要曖昧さ回避]
18
2002年(平成14年)
岸和田 村上義弘 26京都)
松本整
19
2003年(平成15年)
高知 佐藤慎太郎 07福島)
有坂直樹
20
2004年(平成16年)
大垣 内林久徳 25滋賀)
齋藤登志信
21
2005年(平成17年)
岸和田 加藤慎平 21岐阜)
小野俊之
22
2006年(平成18年)
いわき平 合志正臣 43熊本) 神山雄一郎
23
2007年(平成19年)
熊本 山崎芳仁 07福島)
佐藤友和
24
2008年(平成20年)
西武園 三宅伸 33岡山)
荒井崇博
25
2009年(平成21年)
大垣 山崎芳仁 07福島)
井上昌己
26
2010年(平成22年)
宇都宮 佐藤友和 03岩手)
成田和也
27
2011年(平成23年)
岸和田 伏見俊昭 07福島)
佐藤慎太郎
28
2013年(平成25年)
松山 平原康多 11埼玉)
深谷知広
29
2014年(平成26年)
高松 村上博幸 26京都)
松岡健介
30
2015年(平成27年)
静岡 山崎芳仁 07福島)
新田祐大
31
2016年(平成28年)
久留米 渡邉一成
諸橋愛
32
2017年(平成29年)
取手 平原康多 11埼玉)
武田豊樹
33
2018年(平成30年)
四日市 新田祐大 07福島) 諸橋愛
34
2019年(平成31年)
別府 中川誠一郎 43熊本)
松浦悠士


今後の開催予定


  • 第35回 - 2020年(平成32年)2月8日〜11日 - 豊橋競輪場(初開催)


脚注




  1. ^ 『平成17年度ふるさとダービー【GII】』の出場選手の決定について


  2. ^ 平成21年度特別競輪等の開催場等について


  3. ^ 2014年の第29回大会では開催が一日順延となったため決勝戦も当初予定より一日遅れて2月12日に行われたが、放送は順延されず当初の予定通り2月11日に準決勝戦を放映した。


  4. ^ 2010年の第26回大会はBSジャパンでもとちぎテレビ制作のものを放送した。


  5. ^ 平成24年度以降の特別競輪等の見直し及び平成23年度高松宮記念杯競輪開催場について


  6. ^ 【全日本選抜】村上博が3年ぶりビッグ制覇 (1/3ページ) - 予想王TV@SANSPO.COM、2014年2月12日


  7. ^ “【久留米・全日本選抜】渡辺一成ついに獲った!「本当にうれしい」”. スポーツニッポン新聞社. スポニチ. (2016年2月15日). http://www.sponichi.co.jp/gamble/news/2016/02/15/kiji/K20160215012042630.html 2018年2月13日閲覧。 

  8. ^ abcd日刊スポーツ大阪本社版2018年2月12日13面

  9. ^ abcd日刊スポーツ大阪本社版2019年2月11日17面


  10. ^ “平原が7度目G1制覇…G1全日本選抜決勝戦”. 報知新聞社. スポーツ報知. (2017年2月19日). http://www.hochi.co.jp/gamble/keirin/20170219-OHT1T50148.html 2017年2月19日閲覧。 


  11. ^ 読売新聞社杯全日本選抜競輪(GⅠ)(SZ5) (PDF) 副賞を含まない金額


  12. ^ 読売新聞社杯全日本選抜競輪(GⅠ)(SZ6) (PDF) 副賞を含まない金額


  13. ^ 北日本、関東、南関東、中部、近畿、中国、四国、九州に分ける


  14. ^ 平成29年度寛仁親王牌・競輪祭・全日本選抜【GI】概定番組変更について - KEIRIN.JP、2017年8月24日(平成29年度寬仁親王牌世界選手権記念トーナメント・朝日新聞社杯競輪祭・読売新聞社杯全日本選選抜【GI】概定番組)


  15. ^ 2017年2月の第32回大会までは、4日目(最終日)のみ全11レースしか設定されないため、3日目「一般」各レース7〜9着9名が最終日を待たずに強制的に(失格はなくても)途中帰郷(「お帰り」)させられていた[14]



外部リンク



  • 読売新聞社杯全日本選抜競輪 競輪資料室|KEIRIN.JP


関連項目


  • 全国都道府県選抜競輪





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