ワスプ (マーベル・コミック)








































ワスプ
Wasp
出版の情報
出版者
マーベル・コミック
初登場
Tales to Astonish #44 (1963年6月)
クリエイター
スタン・リー
ジャック・カービー
作中の情報
本名
ジャネット・ヴァン・ダイン
種族
人間
所属チーム
アベンジャーズ
レディ・リベレーターズ(英語版)
ウェスト・コースト・アベンジャーズ(英語版)
マイティ・アベンジャーズ
パートナー
ヘンリー・ピム
能力

  • サイズの変更

  • 飛行

  • バイオ電気エネルギーによるブラスト

  • テレパシーによる昆虫の制御



ワスプThe Wasp, 本名: ジャネット・ヴァン・ダインJanet van Dyne)は、マーベル・コミックの出版物に登場するスーパーヒロインである。作者はスタン・リーとジャック・カービーで、『Tales to Astonish』第44号(1963年6月)で初登場した。


2008年にジャネットが死亡した後はヘンリー・ピムがワスプの名を継いだ。


2011年5月、IGNの歴代コミックヒーロー・トップ100で99位となった。また、『Comics Buyer's Guide』の「コミックの100人のセクシーな女性」では94位となった[1]




目次






  • 1 出版上の歴史


  • 2 キャラクターの歴史


    • 2.1 オリジン


    • 2.2 アベンジャーズ


    • 2.3 ヘンリー・ピムとの結婚と離婚


    • 2.4 死亡




  • 3 他のバージョン


    • 3.1 アルティメット・マーベル




  • 4 他のメディア


    • 4.1 テレビ


    • 4.2 映画


    • 4.3 コンピュータゲーム




  • 5 参考文献


  • 6 外部リンク





出版上の歴史






ジャネット・ヴァン・ダインは『Tales to Astonish』第44号で、ヘンリー・ピムのパートナーとして初登場した。脚本はスタン・リー、作画はジャック・カービーである。


Astonish』と同時期にジャネットは『アベンジャーズ』第1号でピムとともにアベンジャーズに加入した。後に彼女は普通の生活に戻りたいと言って、チームを去ることを提案した最初の1人となった[2]。第28号で彼女はチームに復帰し、第28号でピムと結婚し、第75号で2人は再びチームを離れた。



キャラクターの歴史



オリジン


ジャネット・ヴァン・ダインJanet Van Dyne)は、ニュージャージー州クレスキルで生まれた。彼女は裕福な科学者バーノン・ヴァン・ダイン博士の娘であり、浅はかで自己中心的、気まぐれな人物として描かれた。だがヴァン・ダイン博士は実験中に転送した宇宙怪物によって殺されてしまい、ジャネットは父の友人で科学者のヘンリー・ピムに仇討ちの協力を依頼する。ピムは物質の大きさを縮小させる効果を持つ「ピム粒子」によりスーパーヒーローのアントマンとしても活動していた[3]。彼はジャネットに「ピム粒子」を分け与え、さらに「ワスプのスティング」を装備した。こうしてアントマンとワスプは怪物を倒し、2人の冒険が始まった[3]。ジャネットはすぐにピムとの恋に落ちたが、彼はかつて元妻を殺されたという経験から彼女を拒絶した[3]。しばしば彼の前でジャネットは明らかに一方的な感情について公然と考え込んだ[4]。ピムは彼女に対する自分の感情を拒絶したが、後にそれを受け入れ[5]、それに従って行動した[6]。2人は両思いとなり、交際を始めた[7]



アベンジャーズ


程なくしてスーパーヒーローのチーム、アベンジャーズが設立され、ピムとジャネットは創立メンバーとなった[8]。当初ジャネットはピムの嫉妬を誘発するために、同チームの男性メンバー(特にソー)の魅力について話していた。自信や勇気を欠いていないと自然に外向的な性格、ジャネットは北欧の神々とエイリアンが含まれていた悪役との戦いの厚さに常にあったことはない。初期の彼女のキャリアの中でアベンジャーズに、彼女は伯爵Nefariaとの戦いで負傷した。またネファリア伯爵(英語版)との戦いで負傷した[9]。彼女とピムは時々休暇をとったが[2][10]、2人はおおよそ常駐メンバーであった。初めての休暇の後、ピムはゴライアスとしてアベンジャーズに復帰し、コレクター(英語版)と戦った[11]



ヘンリー・ピムとの結婚と離婚


ジャネットとピムはいつも口論するほど仲が良かったが、プロポーズまでは進展しなかった[12]。ある日、イエロージャケットと名乗るヒーローがアベンジャーズ本部に押し入り、彼はピムを倒したと述べ、さらにジャネットを誘拐した[13]。ジャネットはその後イエロージャケットと結婚した[14]。結婚式の際、サーカス・オブ・クライム(英語版)の襲撃に会い、そしてその戦いの最中、イエロージャケットの正体はピムだったことが判明する。ピムは実験中の事故により解離性同一性障害を引き起こし、イエロージャケットはそれによって生まれた別人格だったのだ。ジャネットは実は早い段階でこれに気付いており、ピムと結婚するためにあえてそれを利用していたのだった[14]


ジャネットはイエロージャケットと共にアベンジャーズを離れた[15]。ピムは再びアントマンとなり、2人はワーウィンド(英語版)、パラマン、ドクター・ネメシスなどと戦った[16]。ジャネットは最終的にイエロージャケットと共にアベンジャーズに復帰した[17]。彼女はスパイダーマンとイエロージャケットと共にエキノックス(英語版)と戦い、その際彼女はイエロージャケットによりパワーを増強された[18]


身体の大きさを頻繁に変化させたりしたこともあり、しだいに心身を病んでゆき、ジャネットとピムの関係は冷えていった。またウルトロン(英語版)に誘拐され[19]、ウルトロンの妻のジョキャスタ(英語版)を開発するためにワスプの人格がコピーされた[20]。ジャネットは後にピム抜きでアベンジャーズに復帰した[21]。長年のあいだ、ピムは完全に病んで偏執狂となってしまった[22]。そこでピムは自分で作ったロボットに仲間を攻撃させ、それを自分で助けることで信頼を回復するという計画を立てた[23]。しかしこの計画は失敗し、ピムはアベンジャーズを追放となった[24]。直後にジャネットはピムと離婚し、アベンジャーズの指導者となり、イエロージャケットを逮捕した[25]。その後彼女はビジョンに指導者の座を引き渡した[26]。パラディンと共にブリムストーン男爵(英語版)と戦い[27]、その後すぐにアベンジャーズの指導者に復帰した[28]。ジャネットは、最終的に再び指導者を辞め、アベンジャーズを去った[29]。そしてジャネットはウェスト・コースト・アベンジャーズ(英語版)に加わり、ピムもそれに続いた[30]。ジャネットは単独でレッド・ローニン(英語版)の驚異とも戦った[31]。ピムの精神状態が回復すると2人は再び友人となり、恋愛関係を再開した[32]。ジャネットはアベンジャーズ・ウェストのレギュラーメンバーに選ばれたが、予備メンバーになる道を選んだ[33]。数年後、2人はもとのアベンジャーズに復帰した。ラスベガスを旅行中、ピムは再婚を提案するがジャネットは断った[34]



死亡



スクラル人による地球侵略の際、ジャネットは人間爆弾に変えられてしまった。ソーがジャネットを殺すことで爆発は免れ、ソーは仇を討つことを誓った[35]。彼女の死後、ハンク・ピムは新たにワスプとなった[36]



他のバージョン



アルティメット・マーベル


アルティメット・マーベルでのジャネット・ピムは26歳で[37]ミュータント(英語版)[38]、アルティメッツのメンバーである。彼女は2つの博士号(1つは分子生物学[39])を持ちアジア系として描かれている[40][41]



他のメディア



テレビ



  • テレビアニメ『The Marvel Super Heroes』では、ペグ・ディクソンがワスプの声を務めた。

  • テレビアニメ『Fantastic Four』では、第2シーズン第6話「To Battle the Living Planet」でカメオ登場した。

  • テレビアニメ『The Avengers: United They Stand』では、リンダ・バランタインがワスプの声を務めた。

  • テレビアニメ『The Super Hero Squad Show』では、ジェニファー・モリソンがワスプの声を務めた[42]

  • テレビアニメ『アベンジャーズ 地球最強のヒーロー』では、Colleen O'Shaughnesseyがワスプの声を務めた[43]

  • テレビアニメ『ディスク・ウォーズ:アベンジャーズ』・『マーベル フューチャー・アベンジャーズ』では、日本での放送においては水橋かおりがワスプの声を務めた。



映画




  • オリジナルビデオアニメーション映画『アルティメット・アベンジャーズ』、『アルティメット・アベンジャーズ2: ブラック・パンサー ライジング』では、グレイ・デリスルがワスプの声を務めた。これはアルティメット・マーベルのバージョンを基にしている。

  • オリジナルビデオアニメーション映画『ネクスト・アベンジャーズ: 未来のヒーローたち』では、ジャネットとピムの息子のヘンリー・ピム・Jrが登場する。

  • 実写映画『アントマン』内の回想シーンにおいてワスプが登場している。また、映画のエンドクレジット中のシーンではジャネットの娘であるホープ・ヴァン・ダイン(演・エヴァンジェリン・リリー)にワスプのコスチュームが与えられる。

  • 2018年公開の実写映画『アントマン&ワスプ』においても、ホープ・ヴァン・ダインが身に纏うワスプが登場する。



コンピュータゲーム



  • Captain America and the Avengers』では、NPCとしてワスプが登場した。

  • Marvel Super Hero Squad Online』では、プレイ可能なヒーローとしてワスプが登場した。



参考文献





  1. ^ Frankenhoff, Brent (2011). Comics Buyer's Guide Presents: 100 Sexiest Women in Comics. Krause Publications. p. 58. ISBN 1-4402-2988-0. 

  2. ^ abThe Avengers #16

  3. ^ abcTales to Astonish #44


  4. ^ Tales to Astonish #49


  5. ^ Tales to Astonish #55


  6. ^ Tales to Astonish #56


  7. ^ Tales to Astonish #65


  8. ^ The Avengers #1


  9. ^ Avengers #13-14


  10. ^ The Avengers #75


  11. ^ Avengers #28


  12. ^ The Avengers #57, 59-60


  13. ^ The Avengers #59

  14. ^ abThe Avengers #60


  15. ^ Avengers #75


  16. ^ Marvel Feature Vol. 1 #6-10


  17. ^ Avengers #137


  18. ^ Marvel Team-Up #59-60


  19. ^ The Avengers #161


  20. ^ The Avengers #162


  21. ^ Avengers #181


  22. ^ The Avengers #212


  23. ^ The Avengers #213


  24. ^ The Avengers #214


  25. ^ Avengers #217


  26. ^ Avengers #243


  27. ^ Avengers #251


  28. ^ Avengers #256


  29. ^ Avengers #278


  30. ^ West Coast Avengers #32


  31. ^ Solo Avengers #15


  32. ^ West Coast Avengers #42


  33. ^ Avengers West Coast #69


  34. ^ The Avengers vol. 3 #71


  35. ^ Secret Invasion #8


  36. ^ Mighty Avengers #21 (February 2009)


  37. ^ Ultimates #10 (2003年7月), Marvel Comics


  38. ^ Ultimates #6 (2003年7月), Marvel Comics


  39. ^ The Ultimates #5


  40. ^ Ultimates #4 (2002年6月), Marvel Comics


  41. ^ “アーカイブされたコピー”. 2008年8月21日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2008年9月30日閲覧。


  42. ^ “Comics Continuum”. Comics Continuum (2009年7月28日). 2010年12月28日閲覧。


  43. ^ Jenna Busch (2010年2月8日). “AVENGERS Animated Assembling w/ Phil Lamarr”. Newsarama. 2010年2月8日閲覧。




外部リンク






  • Wasp - Marvel Universe wiki


  • Earth's Mightiest Heroines, a fansite for the Women of the Avengers





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