コピー・アンド・ペースト
コピー・アンド・ペースト(英: Copy and Paste)とは、文章やデータなどをコピー(複写・複製)し、そのコピーしたものを別の場所などへペースト(転写・貼付)するという操作を表すコンピュータ用語である。俗称的な略語に「コピペ」、「コピーペースト」がある[1]。
カット・アンド・ペースト(英: Cut and Paste)とは、文書やデータなどをカット(cut: 切り取り)して、他の場所にペースト(paste: 貼付)して移動させるという操作である[2]。コピー・アンド・ペーストとの相違は、元の場所にはデータが残らず、結果的にデータの移動となる事である。因みにこちらは「コピペ」のような省略形は「カットペースト」以外はあまり使われない。
現在のほとんどのグラフィカルユーザインタフェース (GUI)システム上では、コピー(または移動)したい範囲を選択したうえで一定の操作を行うことで、クリップボードにデータをコピーや移動することができ、クリップボードにあるデータは、一定の操作で他の箇所に貼る(ペーストする)ことができる[2]。異なる箇所へデータを容易に[3]複製(移動)できる操作である。
目次
1 主なコピー・アンド・ペースト方法
2 その他
3 脚注
4 関連項目
主なコピー・アンド・ペースト方法
コピー・アンド・ペーストの方法は、機種もしくはシステムによって多少ばらつきがある(ほとんど同じものもある)。また、キーボード上の各種キーの組み合わせによって発動するものもあれば、マウスなどのポインティングデバイスの操作で行えるものもある。
主なオペレーティングシステムやGUI環境での、コピー・アンド・ペーストのショートカットキーは以下である。
Windows(3.1以降)、KDEやGNOMEの標準的なアプリケーション
- 範囲を選択して Ctrl+C
- 貼り付けたい場所を選択して Ctrl+V
- 範囲を選択して Ctrl+C
Macintoshの標準的なアプリケーション
- 範囲を選択して ⌘ Cmd+C
- 貼り付けたい場所を選択して ⌘ Cmd+V
- 範囲を選択して ⌘ Cmd+C
DOSプロンプトなど
- 範囲を選択してマウスを右クリック
- 貼り付けたい場所でマウスを右クリック
Windows(3.0まで)、OS/2 (CUA)
- 範囲を選択して ⇧ Shift+Insert
- 貼り付けたい場所を選択して Ctrl+Insert
- 範囲を選択して ⇧ Shift+Insert
- Windowsでスクリーンショット取得
PrintScreen キーを押下- 画像を処理できるアプリケーションを開いて Ctrl+V
- UNIX系(X Window System)
- マウスの左ボタンを押しながら範囲を選択し、左ボタンを放す
- マウスの中ボタンをクリックするとカーソル位置に貼り付けされる
Emacs
Ctrl+SPACE で選択を開始し、Ctrl+fなどで範囲終了場所まで移動する
Alt+wもしくはMeta+wでコピーし、貼り付けたい場所でCtrl+yで貼り付ける
- Android OS
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iOS
- 選択したいテキスト・画像を長押ししたあとに表示される「コピー」を押す
- 貼り付けたい場所にカーソルを持って行き、カーソルをタップすると「ペースト」が表示されるので押すと貼り付けられる
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その他
また、電子掲示板などにおいて、コピペという言葉が、頻繁にコピー・アンド・ペーストされる特定の文章(いわゆるテンプレ)それ自体を指すこともある[4]。
脚注
^ コピー&ペースト(IT用語辞典バイナリ)
- ^ abペースト(IT用語辞典 e-words)
^ コピペ(日本語俗語辞書)
^ 例:「詭弁のガイドライン」
関連項目
- インターネットスラング
- コンピュータ用語一覧
- レス
- コピミズム伝道教会
- 盗作