青木喜久代
青木喜久代 八段 | |
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名前 | 青木喜久代 八段 |
生年月日 | (1968-05-24) 1968年5月24日(50歳) |
プロ入り年 | 1986年 |
出身地 | 東京都 |
所属 | 日本棋院東京本院 |
概要 | |
タイトル獲得合計 | 11期 |
戦績 | |
女流名人 | 5期(1990・99-00・02・06) |
女流棋聖 | 1期(2012) |
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青木喜久代(あおき きくよ、1968年5月24日 - )は、囲碁の棋士。東京都出身、日本棋院所属、八段。菊池康郎に師事。女流名人5期、女流鶴聖戦4期、女流最強戦1期、女流棋聖戦1期、新人王戦準優勝など。手厚くゆったりとした棋風。兄は青木紳一九段。娘の2人がいる。
目次
1 経歴
2 タイトル戦
2.1 その他の棋歴
2.1.1 国際棋戦
2.1.2 国内棋戦・その他
2.2 良績
3 参考文献
4 脚註
5 外部リンク
経歴
小学1年で母親と一緒に囲碁教室に通い、碁を覚える。小学5年に菊池康郎の主宰する緑星会(現・緑星囲碁学園)に入る。小学6年の1980年に少年少女囲碁大会小学生の部で4位。1981年に日本棋院院生となり、1986年入段。1990年に女流名人戦リーグで全勝優勝し、初タイトル獲得。1991年の18連勝は女流棋士史上1位。
1991年に中国の女子名人戦に招待され、リーグ5勝2敗で2位。1991年、92年に女流鶴聖戦連続優勝。1997年には新人王戦で決勝に進み、三番勝負で山田規三生に0-2で敗れる。1998年の本因坊戦2次予選で依田紀基碁聖を破り、29年振りに女流棋士としてタイトル保持者に勝利。1999年には本因坊戦で女流棋士として初めて3次予選に進出するが、加藤正夫に敗れる。
1999年に結婚。2000年、長女出産で産休を取得。大手合で八段昇段。2002年、次女出産に伴い産休。女流名人に返り咲き。2006年にも、女流名人に返り咲き。2008年には正官庄杯世界女子囲碁最強戦に日本代表として出場し3人抜き。
2000-2003年、青木と小林泉美は女流名人戦挑戦手合で4年連続の対戦となる。
2012年2月16日、女流棋聖戦3番勝負にて謝依旻を2勝1敗で下して自身初となる女流棋聖タイトルを獲得した。女流タイトル獲得数を11とし、歴代で単独2位となった。
2012-2014年、青木と謝依旻は女流棋聖戦挑戦手合で3年連続の対戦となる。
2014年、第27期女流名人戦リーグ入り(第20期女流名人戦本戦以来7期ぶり)[1]。
タイトル戦
色付きは現在在位。登場は挑戦手合か決勝。
他の棋士との比較は、囲碁の女流タイトル在位者一覧 を参照。
タイトル | 番勝負 |
獲得年度 |
登場 |
獲得期数 |
連覇 |
女流本因坊 |
五番勝負 10‐11月 |
1 |
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女流名人 |
三番勝負 3月 |
1990,99-00,02,06 |
12 |
5期 |
2 |
女流棋聖 | 三番勝負 1-2月 |
2012 |
3 |
1期 |
|
獲得合計6期 |
女流鶴聖戦 1991、92、94、2000年
東京精密杯女流プロ最強戦 2001年
登場回数 24回 獲得合計 11期
女流棋士タイトル獲得数ランキング | ||
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順位 | 獲得回数 | 棋士名 |
1位 | 27期 | 謝依旻六段* |
2位 | 11期 | 青木喜久代八段* |
3位タイ |
10期 | 杉内寿子八段* | 小林禮子七段 | 小林泉美六段* |
6位タイ |
9期 | 知念かおり六段* | 藤沢里菜女流本因坊・女流立葵杯・女流名人* |
8位 | 8期 | 伊藤友恵七段 |
9位タイ |
7期 | 本田幸子七段* | 楠光子七段* |
11位 | 6期 | 小林千寿六段* |
*は現役棋士 第22期女流棋聖戦挑戦手合三番勝負終了時点。 |
その他の棋歴
国際棋戦
宝海杯世界女子選手権戦 ベスト4 1998年
日中囲碁交流
- 1989年 6-1(×楊暉、○余平、○豊雲、○黄焰、○王慧、○徐瑩、○劉軼一)
- 1990年 0-3(0-2 張璇、×劉菁)
- 1991年 0-3(0-2 葉桂、×常昊)
正官庄杯世界女子囲碁最強戦
- 2007年 0-1(×魯佳)
- 2008年3-1(○李瑟娥、○宋容慧、○金世實、×范蔚菁)
- 2009年 0-1(×宋容慧)
- 2010年 1-1(○王晨星、×朴紹炫)
- 2011年 0-1(×文度媛)
黄竜士佳源杯世界女子囲碁団体選手権
- 2011年 0-1(×黒嘉嘉)
ワールドマインドスポーツゲームズ 囲碁女子団体戦銅メダル 2008年
国内棋戦・その他
新人王戦 準優勝 1997年- 中国女子名人戦 2位 1991年
- 女流名人戦 挑戦者 1992、93年
- 東京精密杯女流プロ最強戦 準優勝 2000、07年
女流本因坊戦 挑戦者 2009年- 女流棋聖戦 挑戦者 2014年
リコー杯ペア囲碁選手権戦 優勝 1998、99年(ともに本田邦久とペア)、2005年(三村智保とペア)
良績
- 2000年:賞金ランキング第16位、女流第1位
- 2006年:賞金ランキング第19位、女流第1位
参考文献
- 秋山賢司「飛び出した若手棋士群 第6回 青木喜久代女流鶴聖」(『棋道』1991年12月号)
脚註
^ 【女流名人戦】青木八段がリーグ初参戦
外部リンク
- 日本棋院の青木喜久代紹介ページ
女流タイトル(3冠)10期 | |||||||||||||||||||||||||||||||
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