ベルトコンベア
ベルトコンベア(英: belt conveyor)とは、輪状にした幅広のベルトを台車の上で回転させ、その上に運搬物を載せて移動させる装置。ベルトコンベアー、ベルトコンベヤ、ベルトコンベヤーとも訳される。ベルトの材質はゴムが主流であるが、運搬するものによって樹脂製、フェルト製などもある。
目次
1 歴史
2 構造
3 種類
4 用途
4.1 資材・生産物の運搬
4.2 その他
5 関連項目
6 外部リンク
歴史
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ベルトコンベアが使われるようになったのは19世紀(1830年代頃)からであるといわれている。初期のものは稚拙な代物であり、実用的なものは19世紀後半に開発されていった。
1901年にはサンドビック株式会社(Sandvik)がスチール製のベルトコンベアを発明し、生産を開始した。
生産現場で積極的に用いられるようになったのは、1913年にヘンリー・フォードがフォード・モーターの工場で流れ作業に使用するようになってからである。これはフォード・モデルTに代表される大量生産の組み立て現場から広まった。ベルト上に流れる部品を加工する流れ作業に用いられ、人間性を無視した単純労働の喩えとしても使われるようになった。
構造
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ベルトの動き
ベルトドライブ
種類
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用途
資材・生産物の運搬
ベルトコンベアを複数基連動させて、鉱業や建設現場における鉄鉱石、石炭、土砂などの運搬にも使われるようになった。現在、長いものでは数十kmにも達するものも存在する。鉱山鉄道と比較して低コストであることや、事故などのリスクが低いため、日本国内では鉱石輸送の主役になっている。
土砂の運搬
土砂の運搬
(震災復興。地盤のかさ上げ : 岩手県陸前高田市)
複数基の連動
(藤原京遺跡発掘現場 : 奈良県橿原市)
農作物の運搬
その他
- ゴムベルト式動く歩道
- カーレーター
- ベルトローダー
カーレーター(須磨浦山上遊園)
ベルトローダー
関連項目
- ローラーコンベア
- ベルトドライブ
- 建設機械
- 回転寿司
- トレッドミル
- 動く歩道
- クロスベルトソーター