MegaNet




MegaNet(メガネット)は、日本の民放ラジオネットワークの一つ。MegaNetは愛称で、正式名称はMegalopolis Radio Network(メガロポリス・レディオ・ネットワーク[1][2])。InterFMをキー局としている。




目次






  • 1 概要


  • 2 参加局


    • 2.1 加盟局


    • 2.2 旧加盟局




  • 3 代表的なネット番組


  • 4 脚注


  • 5 外部リンク





概要


1999年12月、愛知国際放送(RADIO-i、2010年9月30日に閉局)の開局発表[3]と同時に発足したラジオネットワークである。四大都市圏(大阪・東京・福岡・名古屋)を中心に外国語放送を実施しているFMラジオ局3社(現在は4社)のネットワークであり、日本の総人口の65%以上をカバーしているが、JFLとは異なり、北海道には加盟局を持たない。FMネットワークとしては日本で3番目、AMを含めたラジオネットワークとしては5番目で日本で最新である。


ネットワーク番組や特番のセールス、緊急時・災害時の放送協力などを通じて相互に補完・協力し、外国語FM放送の発展と媒体価値の向上を目指し、日本における国際交流の発展に寄与すること、日本国民と日本の外国人相互の親睦と融和を図ることを目的としている。


発足当初は、JFLと通ずる理念で、番組内容だけは共通性を持ちつつ各加盟局独自で番組展開をする企画ネット番組での繋がりだったが、その後、InterFMをキーステーションとして、ネットワーク加盟局でもInterFM制作の番組が放送されていたこともある。ただしInterFM自身にも経営状況が厳しく、他局を支援できるほどの余裕がないため、その影響力にも限界があった。


2002年、日本と韓国で開催されたFIFAワールドカップでは、「外国人向けのFM局のネットワーク」である特徴を活かし、他の民放ラジオ全局とは別に、MegaNet独自での日本戦中継を実施。実況は英語で、音声はステレオで放送され、日本で大会を楽しみたい外国人のニーズに応えた。しかし2006年のドイツ大会では回線運用等の都合で他の民放に歩調を合わせ日本戦民放統一放送を流したが、FM COCOLOは放送しなかった。また2010年の南アフリカ大会では、実施局がLove FMだけだった。


外国語放送という特殊さからか聴取率が万年最下位と振るわない。また平成不況後の開局と言うこともあって加盟局全ての放送基盤が脆弱で、以下のような状態に陥っている。



  • InterFMは2009年(平成21年)3月にテレビ東京の完全子会社となり、その後2012年6月20日からは木下工務店の子会社であるキノシタ・マネージメントの連結子会社(2013年に完全子会社)となった。

  • FM COCOLOは事実上FM802の傘下となり、さらに2012年4月1日に放送事業の全てをFM802に譲渡し、放送自体は継続。なお事業譲渡後、関西インターメディア自体は清算された。

  • LOVE FMは経営難に陥り西日本鉄道との事業譲渡交渉を行った結果、2011年1月1日付で天神エフエム(もともとコミュニティFM局だったが、Love FMの譲受にともないそちらは廃局)との間で、吸収分割により免許譲渡を行い、九州国際エフエム自体は会社清算された。同年7月にラブエフエム国際放送に社名変更した。

  • RADIO-iは興和の完全子会社となったが、破綻し2010年9月30日で閉局(廃局)となった。


2013年11月1日には、東海地方にInterFM NAGOYA(現・Radio NEO)の予備免許が与えられる。本放送開始は2014年4月1日午前7時に開局、同年3月3日に試験電波を発射し、3月21日より、サービス放送を開始。RADIO-i閉局から3年半での新局開局となった[4]


放送対象地域は都道府県単位ではなく、「外国語放送実施地域」として都道府県の中の特定の自治体や空港のみが指定される形となっているが、実質的にはスピルオーバーにより広域で聴取できる状態となっている。これは、外国語放送の性格上、都道府県単位ではとても経営が成り立たないとの郵政省の判断があったからであるが、それでも経営状況の厳しさを大きく反映している[要出典]


radikoには、全ての加盟局が参加している。ドコデモFMには、LOVE FMのみ参加している。これは、JFN以外では唯一の参加局である。



参加局



加盟局






































愛称
コールサイン
親局周波数
運営会社
放送対象地域
(法令上は「外国語放送実施地域」)
備考
InterFM897
JODW-FM
東京 89.7MHz
InterFM897
東京都区部・さいたま市・千葉市
横浜市・川崎市・成田国際空港
2014年3月までの社名はエフエムインターウェーブ、
2015年9月までの愛称及び2017年3月までの社名はInterFM。
Radio NEO
JOCW-FM[5]
名古屋 79.5MHz
Radio NEO
名古屋市・瀬戸市・豊田市
岡崎市・常滑市・豊橋市
2015年9月までの愛称はInterFM NAGOYA、
2016年11月までInterFMが運営。
FM COCOLO
JOAW-FM[6]
大阪 76.5MHz

FM802[7]

大阪市・堺市・東大阪市
京都市・神戸市・尼崎市
奈良市・関西国際空港
2012年3月まで関西インターメディアが運営
LOVE FM
JOFW-FM
福岡 76.1MHz

ラブエフエム国際放送[8]

福岡市・北九州市・久留米市
大牟田市・佐賀市
2010年12月まで九州国際エフエムが運営


旧加盟局

















愛称 コールサイン
親局周波数
運営会社 放送対象地域
(法令上は「外国語放送実施地域」)
備考
RADIO-i
JOGW-FM
名古屋 79.5MHz
愛知国際放送
名古屋市・瀬戸市・豊田市・岡崎市
常滑市・豊橋市・静岡県浜松市
2010年9月閉局に伴い離脱


代表的なネット番組




  • RADIO EUTOPIA(FM COCOLO、InterFM897、Radio NEO)


  • Sunrise(Radio-i、Love FM)[9]


  • After Dark(Radio-i、Love FM)


  • Journey(Radio-i、Love FM)


  • The Wolfman Jack Show(FM COCOLO)※ただしInterFMとは放送期間などが異なる

  • WIKI WIKI HAWAII(2010年3月までは全局。2010年4月からはFM COCOLO以外)

  • RADIO UP NINE(FM COCOLO以外)

  • BILLBOARD BEST OF POPS(終了)

  • TOYOTA GROOVE IN THE CITY(終了)

  • DHC SOUND COSME(終了)


  • BARAKAN BEAT(終了)

  • Nite Crawler(終了)

  • RADIO LATINA(終了)

  • HITS ON DRIVE(終了)


など



脚注




  1. ^ 『日本民間放送年鑑2009』より。


  2. ^ About InterFM


  3. ^ 会社設立は1999年8月10日。


  4. ^ 名古屋地区における外国語超短波放送局の予備免許


  5. ^ かつては信越放送伊那局のコールサインであった。


  6. ^ かつては中部日本放送(現:CBCラジオ)尾鷲局のコールサインであった。


  7. ^ FM802自体はJFL加盟局で、同局のコールサインはJOFV-FM(大阪 80.2MHz)。


  8. ^ 旧社名は天神エフエム。「FREE WAVE」(コールサインはJOZZ0AA-FM 福岡 77.7MHz)の愛称でコミュニティ放送を行っていた。


  9. ^ InterFMでも『TOKYO SUNRISE』ならびに『SATURDAY SUNRISE』・『SUNDAY SUNRISE』として放送。ただし放送内容は異なっている。



外部リンク



  • About InterFM - InterFMサイト内。MegaNetの項目あり。





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