寅
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寅(とら、いん)は十二支のひとつ。通常十二支の中で第3番目に数えられる。前は丑、次は卯である。
- 寅年は、西暦を12で割って6が余る年となる。
- 寅の月は旧暦1月(概ね新暦2月)
- 寅の刻は午前4時を中心とする約2時間
- 寅の方は東北東よりやや北寄り(北東微南:北基準右廻り60°)の方角である。
五行は木気
陰陽は陽である。
「寅」は「螾」(いん:「動く」の意味)で、春が来て草木が生ずる状態を表しているとされる。後に、覚え易くするために動物の虎が割り当てられた。
目次
1 五黄の寅
2 寅を含む干支
3 於菟を含む名前
4 関連項目
五黄の寅
五黄の寅年生まれは気が強いと言われ、この年に女子が産まれることを忌む俗習がある(「丙午」も参考)。「於菟」(おと)と名づける習慣があり、『広辞苑』には「於菟は虎の異称であり、わが国で猫の異称」とも書いてある。読みは「ごおうのとら」だが、訛って「ごごうのとら」「ごうのとら」「ごこうのとら」などとも言われる。五黄の寅は36年に1回訪れ、前回は1986年、次回は2022年である。
寅を含む干支
- 丙寅
- 戊寅
- 庚寅
- 壬寅
- 甲寅
於菟を含む名前
森於菟 - 寅年生まれなので「於菟」と名づけられた。
三上於菟吉 - 1891年生まれで卯年だが、早生まれで旧暦なので、「於菟」がつく。
関連項目
- 寅年現象