ナチュラル・ボーン・キラーズ
| ナチュラル・ボーン・キラーズ | |
|---|---|
Natural Born Killers | |
| 監督 | オリバー・ストーン |
| 脚本 | デヴィッド・ヴェロズ リチャード・ルトウスキー オリバー・ストーン |
| 原案 | クエンティン・タランティーノ |
| 製作 | ジェーン・ハムシャー ドン・マーフィ クレイトン・タウンゼント |
| 製作総指揮 | アーノン・ミルチャン トム・マウント |
| 出演者 | ウディ・ハレルソン ジュリエット・ルイス |
| 音楽 | ブレント・ルイス |
| 撮影 | ロバート・リチャードソン |
| 編集 | ハンク・コーウィン ブライアン・バーダン |
| 製作会社 | リージェンシー・エンタープライズ |
| 配給 | ワーナー・ブラザース |
| 公開 | |
| 上映時間 | 118分 |
| 製作国 | |
| 言語 | 英語 |
| 製作費 | $50,000,000 |
『ナチュラル・ボーン・キラーズ』(原題:Natural Born Killers)は1994年製作のアメリカ映画である。監督はオリバー・ストーン、原案はクエンティン・タランティーノ[注 1]。
行く先々で殺人を繰り返すカップルの逃避行を描いたバイオレンス映画。欧米各国で年齢制限公開や上映禁止となり、話題を呼んだ。
フィルム、VTR、アニメ合成など、MTV風の目まぐるしく移り変わる映像が特徴。
ヴェネツィア国際映画祭の審査員特別賞を受賞した。
目次
1 ストーリー
2 キャスト
3 影響
4 脚注
5 関連項目
6 外部リンク
ストーリー
片田舎の場末レストランに立ち寄ったミッキーとマロリーは、音楽に合わせて踊るマロリーに卑俗な言葉を浴びせる客との大乱闘と殺戮の上、レジの金を掴むと、生かしておいた男性客に「ミッキーとマロリーがやったと言え」と告げる。実は彼らは凄惨な生い立ちを抱えていた。父親から性的虐待を受けて育ったマロリーは肉屋の配達のバイトをしていたミッキーと恋に落ち、マロリーは両親を殺し、ミッキーとマロリーは逃避行に走るがそこから愛と殺戮の旅路が始まり、やがてミッキーとマロリーは時の英雄のごとくマスコミから注目される。TV番組キャスターのウェイン・ゲールと所長ドワイト・マクラスキーが彼らを追う。
キャスト
※括弧内は日本語吹き替え
- ミッキー・ノックス - ウディ・ハレルソン(中多和宏)
- マロリー・ノックス - ジュリエット・ルイス(雨蘭咲木子)
- ウェイン・ゲール - ロバート・ダウニー・Jr(大塚芳忠)
- ドワイト・マクラスキー - トミー・リー・ジョーンズ(樋浦勉)
- ジャック・スキャグネッティ - トム・サイズモア(江原正士)
- エド・ウィルソン - ロドニー・デンジャーフィールド(増岡弘)
- マロリーの母親 - エディ・マックラーグ(磯辺万沙子)
- デイル・リグレー巡査 - デイル・ダイ(有本欽隆)
- ガソリンスタンド店員 - バルサザール・ゲティ
- ダンカン - ジョー・グリファシ
- メーベル - オーラン・ジョーンズ
影響
映画のようなカップルの模倣犯は各地で多発した。特に1995年に、犯行前に同作のビデオを繰り返し見ていた若者カップルが、ミシシッピ州とルイジアナ州で次々と発砲した事件では、銃撃を受けながら助かったコンビニ店員の女性パッツィ・バイヤースが、監督のオリバー・ストーンと映画会社のタイム・ワーナーに対して、犯罪を誘発したとする損害賠償の支払いを求める訴えを起こした。この銃撃事件で友人を失ったベストセラー作家のジョン・グリシャムがアドバイスしたのであった。1999年、最高裁は訴訟は可能であるとの判断を示したが、2001年3月、オリバー・ストーンらに暴力を引き起こした明白な根拠はないとして、訴えは棄却されている。
脚注
^ タランティーノは脚本を書いたが、オリバー・ストーンによる、タランティーノの意図とは異なる大幅なストーリーの変更に強い不満を示し、激怒したと言われている。[1]
^ 北小路隆志「クエンティン・タランティーノ」『日本大百科全書』 小学館。
関連項目
- ワイルド・アット・ハート
- 地獄の逃避行
- ナチュラル・ボーン・キラーズ (サウンドトラック)
外部リンク
ナチュラル・ボーン・キラーズ - allcinema
Natural Born Killers - インターネット・ムービー・データベース(英語)
Natural Born Killers - Rotten Tomatoes(英語)
ナチュラル・ボーン・キラーズ - Metacritic(英語)
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