新座貨物ターミナル駅
新座貨物ターミナル駅 | |
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エフ・プラザ新座 | |
にいざかもつターミナル Niiza Kamotsu Terminal | |
◄東所沢 (3.7km) (0.3km) 新座► | |
所在地 | 埼玉県新座市大和田2丁目1-9 東京都清瀬市 北緯35度48分12.41秒 東経139度33分12.16秒 / 北緯35.8034472度 東経139.5533778度 / 35.8034472; 139.5533778 |
所属事業者 | 日本貨物鉄道(JR貨物) |
所属路線 | 武蔵野線 |
キロ程 | 48.2km(鶴見起点) |
電報略号 | イタ |
駅構造 | 地上駅 |
開業年月日 | 1973年(昭和48年)4月1日 |
備考 | 貨物専用駅 |
新座貨物ターミナル駅(にいざかもつターミナルえき)とは埼玉県新座市大和田2-1-9にある日本貨物鉄道(JR貨物)武蔵野線の貨物駅である。駅構内の一部が東京都清瀬市にも広がっている。
目次
1 歴史
2 駅構造
3 取り扱う貨物の種類
4 駅周辺
5 隣の駅
6 脚注
6.1 注釈
6.2 出典
7 参考文献
歴史
武蔵野線開業時に、道路アプローチを考慮して[1]、関越自動車道と国道254号とに挟まれた地に設置された貨物の拠点駅である。
『武蔵野線工事誌』によれば、敷地面積は145,000m2[注 1]であり、当初、将来的な貨物取扱量は年間180万トン、1日あたり貨車440両と計画された。自動車輸送の発送基地として5,300m2のモータープールも用意され、東小金井駅・大宮操駅からの自動車発送の一部を移管する計画であった。また、当駅の開業によって、山手・東北貨物線沿線の新宿駅の一部や目白駅・池袋駅・王子駅の貨物取扱が当駅に集約された[2]。
1969年(昭和44年)5月:着工[1]。
1973年(昭和48年)4月1日:国鉄武蔵野線開業と同時に、営業範囲をコンテナによる小口扱貨物および車扱貨物として、新座市大字野火止字南側に開業[3]。同年度の貨物取扱量は約32万t[1]。
1974年(昭和49年)10月1日:営業範囲を貨物に改正する[4]。
1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、日本貨物鉄道(JR貨物)の駅となる。
1999年(平成11年)6月15日:「エフ・プラザ新座」営業開始。
駅構造
1面3線のコンテナホームを有する地上駅。荷役線は、ホームの北側に1本、南側に2本引かれている。南側の荷役線の途中には両渡り線が設けられている。ホームから離れた線路の西側がライナー7番線、東側がライナー10番線、ホーム側の線路の西側がライナー8番線、東側がライナー9番線で、8- 10番線が荷役線となっている。なお、9番線は舗装されており、10番線も荷役可能なようになっている。ホームは櫛型で、西側に2本の仕分け線が食込んでいる。駅の建設は全体を鉄建建設が担当した[5]。
ホーム北側には、総合物流施設「エフ・プラザ新座」やそれに直結する車扱ホーム1面1線がある。エフ・プラザ新座はJR貨物グループの日本運輸倉庫(飯田町紙流通センター)が使用し、紙の保管倉庫となっている。
ホームの南側は、仕分け線、着発線4本、上下本線の順に並んでいる。なお、着発線や仕分け線と荷役線は東所沢駅方面に伸びる上り引上げ線で繋がっている。
営業窓口であるJR貨物北関東支店も置かれている。駅の業務は神奈川臨海鉄道が受託している。
取り扱う貨物の種類
コンテナ貨物
- 12ftコンテナ、20ft・30ft大型コンテナ、20ft・40ftISO規格海上コンテナを取り扱う。
産業廃棄物・特別管理産業廃棄物の取扱許可を得ている。
駅周辺
国道254号(川越街道・新座バイパス)
浦和所沢バイパス
- 英インターチェンジ
関越自動車道所沢インターチェンジ
- JR東日本 新座駅
埼玉県道・東京都道40号さいたま東村山線(志木街道)
当駅は関越自動車道に隣接しているという好条件のため、新座貨物ターミナル駅以北で輸送障害(冬場は特に雪害など)が発生した際はこの関越自動車道経由でトラック代行輸送を行うことがある。
隣の駅
- 東日本旅客鉄道(JR東日本)
- 武蔵野線
東所沢駅 - 新座貨物ターミナル駅 - 新座駅
脚注
注釈
^ 『埼玉大百科事典』では19万平米[1]。
出典
- ^ abcd埼玉新聞社(1975):98ページ
^ 『武蔵野線工事誌』
^ 1973年(昭和48年)3月10日日本国有鉄道公示第414号「運輸営業の開始の件」
^ 1974年(昭和49年)9月12日日本国有鉄道公示第208号「駅の営業範囲の改正」
^ 『鉄道建築ニュース 1973年4月』、鉄道建築協会、1973年4月。
参考文献
埼玉新聞社『埼玉大百科事典 4』埼玉新聞社、1975年
日本鉄道建設公団東京支社『武蔵野線工事誌』日本鉄道建設公団東京支社、1984年、400,405,480,482頁
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