へたれ
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へたれ(ヘタレ)は、弱った物、臆病な様子や情けない性格をした人物を指す俗語。意図した規格に合わない物・製品。
目次
1 概要
1.1 落語文化
1.2 お笑い文化
1.3 一般的な会話で人を指して使われる「へたれ」(屁垂れ)
2 その他の用法
3 脚注
4 関連項目
概要
へたった物、規格からそれてしまった物として接頭語に使用されることが多い。また、刃物など鋭さを無くした場合などにも用いられる。
人を指す意味では、関西の方言が主にテレビの松竹新喜劇や吉本新喜劇などの喜劇番組、バラエティ番組、お笑い番組などを通じ、全国に広まった。[1]
この他、人を指す意味での類義語に「へちょい」、「へなちょこ」、「へっぽこ」、「屁たれ」などがある。
落語文化
大阪では、落語家のうち、高座には上がらないが、下座の鳴物を受け持つことを日常としている者。関東の落語界には前座制度はなく、入門時より一人前の落語家として扱われる。下座鳴物は東京では前座が受け持つので、関東では下座音楽担当者が不足してしまうように見えるが、そうではない。不幸にして「落語家としてキャリアがあるが、仕事に恵まれない人」が存在し、彼らを寄席に呼び、落語はやらせないが下座音楽を演奏させる。彼らこそ「へたれ」である。キャリアが浅い、修行中の者がへたれになるのは肯定される(寄席に入って修行ができる。東京の前座修行とおなじ)が、キャリアのいったへたれは悲惨である。[要出典]
お笑い文化
一人前でない芸人を指す楽屋言葉。「屁垂れ」と書く[2]。
一般的な会話で人を指して使われる「へたれ」(屁垂れ)
特に関西では「あぁ〜」、「えぇ〜」、「もぉ〜」などと、ことあるごとに声(愚痴にもなっていない短い言葉・泣き言)を漏らす人を指して「へたれ」(屁垂れ)と呼ぶ。口から屁を垂れ流してるようなさまからこう呼ばれるようになった。しかし、この「へたれ」という言葉が全国に広まるにつれ、へたった物のようなイメージも付き、すぐに泣き言を漏らす人だけでなく、弱々しい人全般に使われる傾向にある。
その他の用法
中村うさぎのエッセイでは、腹がたつほど情けない者を「屁タレ」と記述する。
脚注
^ 日本語俗語辞典
^ 米川明彦編『日本俗語大辞典』2003年、東京堂出版。本書は中田昌秀著『笑解 現代楽屋ことば』(1978年、湯川書房)より引用している。
関連項目
- チキン (スラング)
- ナード
びったれ - 広島弁のへたれ。