大田区総合体育館
大田区総合体育館 | |
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施設情報 | |
正式名称 | 大田区総合体育館[1][2] |
用途 | 体育館[1][2] |
収容人数 | メインアリーナ:4,012席[3] サブアリーナ:200席[3] |
設計者 | 石本建築事務所(監理者)[1][4] 播設計室(構造)[1] ATTA(ランドスケープ)[1] |
施工 | フジタ・幸・河津・甲田建設工事JV[1][2] サンテック・新星・高田・仲村建設工事JV[1][2] 朝日・装芸・福進建設工事JV[1][2] フジテック[1][2] |
建築主 | 東京都大田区[1][2] |
事業主体 | 東京都大田区[2] |
管理運営 | 住友不動産エスフォルタ・JTB・NTTファシリティーズグループ |
構造形式 | 鉄筋コンクリート構造一部鉄骨鉄筋コンクリート構造、鉄骨構造[1] |
敷地面積 | 8,588.83m²[1] |
建築面積 | 5,826.51m²[1] |
延床面積 | 13,983.36m²[1] (駐車場込) |
階数 | 地下2階、地上2階[1] |
高さ | 最高 19.99m、軒高 8.49m、天井高 21m[1] |
着工 | 2009年6月[1][2] |
竣工 | 2012年3月[1][2] |
総工費 | 68億5,192万円[1] |
所在地 | 〒144-0031 東京都大田区東蒲田1-11-1[3][1] |
位置 | 北緯35度33分52.2秒 東経139度43分40.3秒 / 北緯35.564500度 東経139.727861度 / 35.564500; 139.727861座標: 北緯35度33分52.2秒 東経139度43分40.3秒 / 北緯35.564500度 東経139.727861度 / 35.564500; 139.727861 |
大田区総合体育館(おおたく そうごうたいいくかん、英語: Ota City General Gymnasium)は、東京都大田区にある屋内スポーツ施設である。施設は大田区が所有し、住友不動産エスフォルタ・NTTファシリティーズグループ(代表団体:住友不動産エスフォルタ、構成団体:NTTファシリティーズ)が指定管理者として運営管理を行っている。
目次
1 概要
2 施設
3 主な大会・イベント
4 アクセス
5 脚注
6 参考文献
7 関連項目
8 外部リンク
概要
2008年3月に老朽化により閉鎖・取り壊された大田区体育館(以下旧館)の跡地に2009年6月より建設され、2012年3月に竣工した。総事業費は基本計画策定時に50億円の予定であったが、地下フロアを設定した影響により71億円(設計管理料が1億5,183万7000円、総工費が68億5,192万円)に増加した[1]。なお、建築に当たっては敷地面積の関係より元々敷地内にあった東蒲田公園を敷地東側へ移設して、体育館と周辺の建造物との距離をとった[1]他、低層住宅が密集している周辺環境を考慮し、体育館全体の高さを低くするためにアリーナを地下に配置した経緯を有する[2]
設置目的として、区民が生涯を通じてスポーツに親しむことにより、健康で豊かな人生を楽しむことができる社会の実現に寄与することを目的とする。なお、大田区は「みる」スポーツと「する」スポーツを基本コンセプトとしているが、「みる」では各スポーツのプロリーグや国際試合、全日本レベルの大会を誘致して観戦すること、「する」では区民が利用することを掲げている[1]。
格闘技の会場として、プロレス興行やボクシング世界戦でたびたび利用されている。また、JPBL所属の「アースフレンズ東京Z」、B3.LEAGUE所属の「東京サンレーヴス」及びW LEAGUE所属の「東京羽田ヴィッキーズ」がホームコートとして利用している。
利用時間は9時~21時である[3]。
施設
- メインアリーナ
- 面積 - 1,824m2(48m×38m)[3]
- 利用可能数 -バレーボール3面、バスケットボール2面、バドミントン10面など[3]
- 観客席 - 4,012席(固定席2,186席、車いす席10席、可動席1,816席)[3][2]
- 面積 - 1,824m2(48m×38m)[3]
- サブアリーナ
- 面積 - 646m2(34m×19m)[3]
- 利用可能数 - バレーボール・バスケットボール1面、バドミントン4面、柔道2面分など[3]
- 観客席 - 固定席200席[3]
- 面積 - 646m2(34m×19m)[3]
- 体育室1、体育室2
- 面積 - 1・2共に120m2(11m×11m)[3]
- 面積 - 1・2共に120m2(11m×11m)[3]
- 弓道場
- 近的28m、5人立[3]
- 近的28m、5人立[3]
- 会議室
- 90m2(21m×4.3m)[3]
- 90m2(21m×4.3m)[3]
- 駐車場(地上・地下)
主な大会・イベント
2012年(平成24年)
- 6月30日、オープニングイベントとして、古賀稔彦の子供向け柔道教室や運動能力測定大会が実施[5]。
- 7月1日、開館記念事業としてバスケットボール男子日本代表チームによる親善試合が開催[6][7]。
- 7月6日から初のバレーボールの試合としてVリーグ公式戦・V・サマーリーグ1次リーグ(東部女子)が開催[8]。
- 8月26日、初のプロレス興行として全日本プロレスが大会を開催[9]。メインイベントでは旧館で誕生した三冠ヘビー級選手権が行われ、船木誠勝が秋山準(当時プロレスリング・ノア)を降し奪取した。
- 9月14日-22日、男子バスケットボールのアジアカップが開催[10]。
- 9月23日、DRAGON GATEが大会を開催[11]。2008年に旧館最後のプロレス興行を開いたのが同団体であった。
- 10月5日-6日、日本バスケットボールリーグ(JBL 2012-13)の開幕戦(トヨタ自動車アルバルク vs リンク栃木ブレックス戦)[12]。
- 10月13日-14日、Wリーグの公式戦開催(エバラヴィッキーズ vs トヨタ自動車アンテロープス)。
- 12月31日、初のプロボクシング興行としてトリプル世界戦(ワタナベ・協栄主催)が開催[13]。なお、世界タイトルマッチ開催は旧館を含め初となる。この興行では、男子のトリプル戦として史上初めて全試合日本ジム所属選手が勝利した[14]。詳細は「トリプル世界戦#2012年12月31日」および「佐藤洋太#来歴」を参照
2013年(平成25年)
1月12日、日本プロバスケットボールリーグ(bjリーグ)・東京サンレーヴスの公式戦(vs 秋田ノーザンハピネッツ戦)[15]。
2月16日-17日、V・プレミアリーグの公式戦開催。
5月6日、ワタナベジム主催でWBAダブル世界戦開催。スーパーフェザー級王者内山高志が7度目の防衛に成功したが、スーパーフライ級の河野公平は王座から陥落した。詳細は「内山高志#プロ時代」および「河野公平#世界王座挑戦」を参照
8月12日、帝拳・大橋両ジム主催で開館後3度目の世界タイトルマッチ興行「ワールドプレミアムボクシング」開催。詳細は「八重樫東#WBC世界フライ級王座獲得」および「山中慎介#プロ」を参照
8月25日、全日本プロレスの興行で三冠ヘビー級選手権ベルト返還式[16]開催。詳細は「三冠ヘビー級王座#概要」を参照
10月5日、総合格闘技「VTJ 3rd」(VTJ実行委員会)開催[17]。
11月3日、スズキジャパンカップ2013 第30回全日本エアロビック選手権大会を開催。
12月29日、NBLオールスターゲーム開催[18]。ウェスタンカンファレンスが114-106でイースタンカンファレンスに勝利。
12月31日、帝拳・ワタナベ両ジム主催でダブル世界戦開催。アンダーカードとして高野人母美 vs 大石久美が組まれ、同館初の女子ボクシングの試合となる。
2014年(平成26年)
1月1日 - 3日、第89回天皇杯・第80回皇后杯 全日本総合バスケットボール選手権大会(1 - 3回戦)を開催[19]。
2月11日、小野寺力主宰キックボクシングジムRIKIXの興行「NO KICK,NO LIFE 2014」を開催[20]。
2月23日、「VTJ 4th」開催。
3月6日、新日本プロレスが「旗揚げ記念日」開催[21]。同団体は1972年のこの日に旧館で旗揚げをしている。
3月22日、同館初の女子プロレス興行として長与千種プロデュース「That's 女子プロレス」開催[22]。ちなみに長与は1987年10月20日に旧館で初めてWWWA世界シングル王座奪取に成功した。
4月6日、大橋ジム主催でダブル世界戦「ダイヤモンドグローブスペシャル」開催。開催前には袴田巌の名誉チャンピオンベルト授与式を開催。井上尚弥が当時国内最短となるプロ6戦目で世界王座獲得に成功。
5月3日 - 5日、NBLイースタンカンファレンスセミファイナルを開催[23]。
7月12日、「RISE100〜BLADE 0〜」を開催。
7月21日、総合格闘技イベント「DEEP CAGE IMPACT 2014 〜ミスターメガトン誠悟引退興行〜」開催。
12月29日、BLADE FIGHTING CHAMPIONSHIP旗揚げ興行「BLADE FC JAPAN CUP 2014 -61」を開催。- 12月31日 ワタナベジム主催で開館以来2度目のトリプル世界戦開催。地元大田区出身で旧館のボクシング教室に通っていた田口良一がWBA世界ライトフライ級王座を獲得、内山も9度目の防衛を果たした。詳細は「トリプル世界戦#2014年12月31日(2会場での開催)」を参照
2015年(平成27年)
3月5日 - 新日本プロレス「NEW JAPAN CUP」開幕戦を開催。
5月1日 - 帝拳・大橋両ジム主催「ダイヤモンドグローブスペシャル」開催。三浦隆司のWBC世界スーパーフェザー級王座戦に加えロンドンオリンピック金メダリスト村田諒太のプロ7戦目も組まれた。
5月6日 - ワタナベ主催でトリプル世界戦開催。うち1試合はWBO女子世界ミニフライ級の池原シーサー久美子 vs 江畑佳代子で、同館初の女子ボクシング世界戦となった。もう1試合は日本初のWBAスーパーワールドチャンピオンシップ、王者内山がジョムトーン・チュワタナをTKOで退け日本人男子世界王者歴代2位タイとなる10連続防衛達成。
5月23日 - 「大江戸超花火」開催。都内では16年ぶりとなる「ノーロープ有刺鉄線電流爆破デスマッチ」大仁田厚・長与 vs TARU・ダンプ松本が敢行された。
8月21日-22日 - シュートボクシングが2日連続で開催。初日は「SHOOT BOXING Girls S-cup 2015-格闘女志-」、2日目は「SHOOT BOXING 30th ANNIVERSARY“CAESAR TIME!”」。
9月13日 - NBL×TKbjリーグ DREAM GAMES開催。
9月22日 - 帝拳ジム主催「ワールドプレミアムボクシング」開催。山中慎介が9度目の防衛に成功。
12月23日 - プロレスリング・ノアが旗揚げ15周年記念興行を開催。
12月27日 - 平成27年度天皇杯・皇后杯全日本バレーボール選手権大会の決勝を開催。
2016年(平成28年)
4月27日 - ワタナベ主催でトリプル世界戦開催。内山が暫定王者のジェスレル・コラレスに2回KOで敗れスーパー王座陥落。
2017年(平成29年)
2月12日 - キックボクシングイベント「KNOCK OUT」を開催。
6月16日-23日 - ウエイトリフティング世界ジュニア選手権を開催[24]。
8月12日 - プロレスリングWAVEが「プロレスリングWAVE 10th anniversary『CARNIVAL WAVE〜NEVER ENDING 大田区 STORY〜』」を開催。- 8月27日 - アジア太平洋放送連合(ABU)が主催するロボコン世界大会『ABUアジア・太平洋ロボットコンテスト』が当地で開催。ベトナムが史上最多の6度目の優勝とロボコン大賞を受賞した。
- 12月31日 - ワタナベ主催でトリプル世界戦開催。田口がIBF王者ミラン・メリンドに勝利し、日本人3人目となる統一世界王者に。
2018年(平成30年)
1月24日 - 日本オリンピック委員会(JOC)主催により第23回オリンピック冬季競技大会日本選手団結団式・壮行会を開催[25][26]。
アクセス
京急本線梅屋敷駅から徒歩5分[27]。- 京急本線・空港線京急蒲田駅から徒歩7分[27]
- JR京浜東北線・東急多摩川線・池上線蒲田駅から徒歩15分[27]
脚注
- ^ abcdefghijklmnopqrstuvw「大田区総合体育館」、『日経アーキテクチュア』2012年8月25日、 40-47頁。
- ^ abcdefghijkl「大田区総合体育館」、『建築設備』2012年12月、 9-13頁。
- ^ abcdefghijklm“施設ご紹介”. 公式サイト. 2013年7月13日閲覧。
^ THE TOPICS 大田区総合体育館 - 愛知株式会社
^ 大田区総合体育館. “お知らせ-6月30日(土)開館セレモニー開催!”. 2012年5月25日閲覧。
^ 大田区総合体育館. “お知らせ詳細”. 2012年6月1日閲覧。
^ 日本バスケットボール協会. “大田区総合体育館 開館記念事業 ゼビオチャレンジ”. 2012年6月18日閲覧。
^ 日本バレーボールリーグ機構. “2012 V・サマーリーグ女子大会(1次リーグ)開催要項について”. 2012年6月1日閲覧。
^ 全日本プロレス. “40th Anniversary Year SUMMER IMPACT 2012”. 2012年10月31日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2012年7月3日閲覧。
^ “バスケ男子アジア杯 9月に東京・大田区で開催”. スポーツニッポン. (2012年7月17日). http://www.sponichi.co.jp/sports/news/2012/07/17/kiji/K20120717003699490.html
^ DRAGON GATE. “DANGEROUS GATE 2012”. 2013年8月11日閲覧。
^ 日本バスケットボールリーグ. “日程結果”. 2012年4月28日閲覧。
^ ワタナベボクシングジム. “大みそか 3大世界戦を発表!”. 2012年10月19日閲覧。
^ ただし、そのうち1試合は日本人同士で行われた。
^ 東京サンレーヴス. “レギュラーシーズンスケジュール”. 2012年8月3日閲覧。
^ 全日本3冠ベルトを馬場家に返還!8/25ラストマッチ - スポニチアネックス、2013年8月10日閲覧。
^ “VTJ実行委員会「VTJ 3rd」”. eFight. 2013年10月1日閲覧。
^ “【NBL】 NBL ALL-STAR in TOKYO開催概要ならびにファン投票概要決定のお知らせ” (プレスリリース), 一般社団法人日本バスケットボールリーグ, (2013年10月4日), http://www.nbl.or.jp/news/%E3%80%90NBL%E3%80%91NBL%20ALL-STAR%20GAME%202013-2014%20in%20TOKYO%E9%96%8B%E5%82%AC%E3%81%AA%E3%82%89%E3%81%B3%E3%81%AB%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%B3%E6%8A%95%E7%A5%A8%E6%A6%82%E8%A6%81%E6%B1%BA%E5%AE%9A%E3%81%AE%E3%81%8A%E7%9F%A5%E3%82%89%E3%81%9B/149/
^ “東日本大震災復興支援 第 89 回天皇杯・第 80 回皇后杯 全日本総合バスケットボール選手権大会 競技日程 (PDF)”. 公益財団法人日本バスケットボール協会. 2013年12月12日閲覧。
^ “RIKIX 「NO KICK,NO LIFE 2014」”. eFight. 2013年12月12日閲覧。
^ “【電撃決定!!】なんと今年の『G1 CLIMAX』決勝は、“西武ドーム”に初進出!! 新日本プロレスが2014年上半期の予定をイッキに発表!!” (プレスリリース), 新日本プロレスリング株式会社, (2014年1月4日), http://www.njpw.co.jp/news/detail.php?nid=10876
^ “長与千種イベント特設サイト”. 2013年12月12日閲覧。
^ “プレーオフ概要”. 一般社団法人日本バスケットボールリーグ. 2014年2月9日閲覧。
^ “「2017年世界ジュニアウエイトリフティング選手権大会」開催!観戦事業等へ御招待いたします”. 東京都. 2017年6月24日閲覧。
^ “小平主将「勇気届ける」 平昌五輪へ結団式” (日本語) (HTML) (プレスリリース), 日本オリンピック委員会, (2018年1月24日), https://www.joc.or.jp/news/detail.html?id=9692 2017年2月13日閲覧。
^ “平昌オリンピック 日本代表選手団の結団式・壮行会開催” (日本語) (HTML). 電通報. 電通. (2018年1月24日). https://dentsu-ho.com/articles/5781 2017年2月13日閲覧。
- ^ abcアクセス 公式サイト 2013年7月13日閲覧
参考文献
- 大田区公式サイト - 大田区総合体育館整備計画
- 大田区総合体育館 Ota-City General Gymnasium
- 建設通信新聞
関連項目
- 大田区体育館
外部リンク
- 公式ウェブサイト
- 大田区総合体育館条例施行規則
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