ゲッティング・ベター
「ゲッティング・ベター」 | |||||||||||||||||||||||||||||||
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ビートルズの楽曲 | |||||||||||||||||||||||||||||||
収録アルバム | 『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』 |
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リリース | 1967年6月1日 |
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録音 | 1967年3月9日 |
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ジャンル | ポップ・ロック[1] サイケデリック・ロック |
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時間 | 2分47秒 |
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レーベル | パーロフォン キャピトル EMI |
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作詞者 | レノン=マッカートニー |
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プロデュース | ジョージ・マーティン |
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その他収録アルバム | |||||||||||||||||||||||||||||||
バック・イン・ザ・U.S. -ライブ2002 バック・イン・ザ・ワールド | |||||||||||||||||||||||||||||||
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「ゲッティング・ベター」(Getting Better)は、ビートルズの楽曲である。
目次
1 解説
1.1 プレイヤー
2 脚注
2.1 注釈
2.2 出典
3 外部リンク
解説
本作は1967年に発表されたアルバム『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』に収録されたポール・マッカートニー作の曲で、一部ジョン・レノンが手伝っている[2](詳細は後述)。
曲ができた経緯はこうである。ある日、ポールが犬のマーサと散歩していると、春の気持ちよさに「It's getting better!」と叫んだ。それから、1964年6月にリンゴ・スターが扁桃腺炎にかかってしまいライブで演奏できなくなったときに代役として来ていたジミー・ニコルというドラマーが周りに調子を聞かれたときの口癖「いつだってだんだんよくなってくるよ」[3]を思い出した。そこで曲作りを始めたというわけである[4]。
この曲にはピアネット[注 1]、タンブーラといった楽器が使われている。2つの楽器とギターを加えて低音を出し続ける箇所があるが、その重たい音によってボーカルを引き立たせている[4]。
歌詞の中に「これ以上悪くなるはずがないさ」[5]という部分があるが、これはジョン・レノンがこの曲の録音時に歌詞を知らずに間違えて歌ったのを採用したものである。これによって、曲は楽観主義だけではない皮肉を効かせた曲になった[4][2]。
ポールは解散後もこの曲をステージで取り上げてこなかったが、2002年の『Back in the U. S.』で「録音して以来、演奏していない曲もある」と前置きしてこの曲を演奏した。
プレイヤー
ポール・マッカートニー:ダブルトラックリード・ボーカル、ベース、手拍子
ジョン・レノン:バッキング・ヴォーカル、リズムギター、手拍子
ジョージ・ハリスン:バッキング・ヴォーカル、リードギター、タンブーラ、手拍子
リンゴ・スター:ドラムス、コンガ、手拍子
ジョージ・マーティン:ピアノ、ピアネット
脚注
注釈
^ 初期のエレクトリック・ピアノ
出典
^ Unterberger, Richie (2009年). “Review of "Getting Better"”. 2018年10月12日閲覧。
- ^ abMiles, Barry (1997). Paul McCartney: Many Years From Now. New York: Henry Holt & Company. ISBN 0-8050-5249-6.
^ ジョージ・マーティン『メイキング・オブ・サージェント・ペパー』 水木まり訳、キネマ旬報社、1996年、164ページ7行
- ^ abcジョージ・マーティン『メイキング・オブ・サージェント・ペパー』 164-171ページ
^ ジョージ・マーティン『メイキング・オブ・サージェント・ペパー』 170ページ13行
外部リンク
- Song Lyrics