籾殻







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籾殻




籾殻を飛ばす作業。大正時代


籾殻(もみがら)とは、籾(籾米)の最も外側にある皮の部分のこと。粗糠(あらぬか)、磨糠(すりぬか)、籾糠(もみぬか)、また単に(もみ)ともいわれる。


正常に成長し十分成熟したイネは、その穂の部分に籾をこしらえる。籾殻は籾の内容物を外部から保護する役割を担っている。米を食用とする人は稲刈り後、脱穀・籾摺りの過程を経て玄米を得る。この調製作業で籾殻が発生する。


籾殻は古来、燃料や燻炭(くんたん)として有効利用されてきた。燻炭は土壌改良剤として役立つ。燻炭を作るのは手間のかかる作業であるため、単に焼却処分されることも実際には多い。籾殻をそのまま田んぼに鋤込んで肥料として用いることがあるが、自然腐蝕しにくいので注意が要る。


近年は籾殻ボイラーや、籾殻を加熱圧縮した固形燃料の「モミガライト」、バイオコークス[1]など、燃料としての高度活用が図られている。



脚注・出典





  1. ^ ダクタイル鉄管生産工程におけるCO2削減に向けた代替燃料の実証試験を実施~キュポラ溶解炉でもみ殻を主原料とする多原料バイオコークスを代替使用した世界初の試み~クボタ・ニュースリリース(2018年5月11日)2018年5月15日閲覧









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