清川村
きよかわむら 清川村 | |||||
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![]() 宮ヶ瀬湖 | |||||
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国 | ![]() |
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地方 | 関東地方 |
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都道府県 | 神奈川県 |
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郡 | 愛甲郡 |
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団体コード | 14402-9 |
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法人番号 | 5000020144029 |
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面積 | 71.24km2 |
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総人口 | 3,143人 (推計人口、2018年10月1日) |
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人口密度 | 44.1人/km2 |
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隣接自治体 | 厚木市、秦野市、相模原市、愛甲郡愛川町、足柄上郡山北町 |
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村の木 | いろはもみじ |
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村の花 | みつばつつじ |
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村の鳥 | うぐいす |
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清川村役場 | |||||
村長 | 不在(村長職務代理者:岸直保) |
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所在地 | 〒243-0195 神奈川県愛甲郡清川村煤ヶ谷2216番地 北緯35度28分56.5秒東経139度16分35秒 |
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外部リンク | 公式ウェブサイト |
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■ ― 政令指定都市 / ■ ― 市 / ■ ― 町 / ■ ― 村 | |||||
ウィキプロジェクト |
村の大部分が丹沢山地にあたる

宮ヶ瀬ダム建設によって誕生した宮ヶ瀬湖
清川村(きよかわむら)は、神奈川県の北部に位置する村。2018年(平成30年)1月現在、神奈川県唯一の村であり、県内の市町村では最も人口が少ない。
目次
1 地理
2 沿革
3 人口
4 行政
4.1 首長
4.2 村組織
4.3 村議会
4.4 消防
4.5 警察
5 財政
5.1 平成18年度
6 経済
6.1 村内唯一のコンビニが閉店
6.1.1 郵便局
7 地域
7.1 教育
7.1.1 閉校
7.2 隣接している自治体・行政区
8 交通
8.1 バス路線
8.2 道路
8.2.1 県道
8.2.2 村道
8.2.3 林道
9 名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事
10 出身有名人
11 その他
12 外部リンク
地理
村域は上向きの三角形に近い形をしており、おおむね北部が宮ヶ瀬地区(旧・宮ヶ瀬村)に、南部が煤ヶ谷地区(旧・煤ヶ谷村)に分かれている。
煤ヶ谷地区には村役場や生涯学習センター「せせらぎ館」などの公共施設が集中しているほか、道の駅「清川」がある。
宮ヶ瀬地区には関東屈指の貯水量を誇る宮ヶ瀬ダムが存在し、ダム造成に伴って生まれた宮ヶ瀬湖(ダム湖)が広がる。
宮ヶ瀬ダム建設によりその大部分が水没した宮ヶ瀬地区の住民の多くは、代替地として同村が隣接する厚木市に整備した宮の里地区に移住している(宮の里は、宮ヶ瀬の民の里という意味合いを込めて命名された)。なお隣接する同郡愛川町とは合併構想もあった。
- 山: 新大日、塔ノ岳、丹沢山、丹沢三峰、大山三峰山、仏果山、高取山、辺室山など
- 河川: 中津川、唐沢川、本谷川、塩水川、谷太郎川、小鮎川
- 湖沼: 宮ヶ瀬湖(ダム湖)
沿革
1873年(明治6年) - 小学校が開校する(崇立館第四小学校(現:緑小学校)、崇立館第五小学校(現:宮ヶ瀬小学校))。
1884年(明治17年) - 煤ヶ谷村と宮ヶ瀬村の両村により連合戸長役場が設置される。
1889年(明治22年) - 町村制施行により、煤ヶ谷村外一ヶ村組合となる。
1926年(大正15年・昭和元年) - 乗合バスが運行を開始する。
1956年(昭和31年)9月30日 - 煤ヶ谷村と宮ヶ瀬村が合併し清川村となる。(合併時の人口:3,158人)
1957年(昭和32年) - 清川村役場庁舎が完成する。
1961年(昭和36年) - 県立煤ヶ谷診療所が開設される。
1964年(昭和39年) - 簡易水道事業を開始する。
1969年(昭和44年)
- 建設省(現:国土交通省)が宮ヶ瀬ダム建設計画を発表する。
- 宮ヶ瀬診療所を開設する。
- 清川幼稚園を開設する。
1971年(昭和46年)
- 学校給食センターが完成する。
- ごみ収集処理事業を開始する。
1973年(昭和48年) - 清川村民憲章を制定する。
1976年(昭和51年) - 清川村開発公社により、清水ヶ丘団地が完成し分譲を開始する。
1981年(昭和56年) - 宮ヶ瀬ダム損失補償基準の調印式が行われる。
1982年(昭和57年) - 清川村役場新庁舎および住民センターが完成する。
1984年(昭和59年) - 防災行政無線が完成する。
1985年(昭和60年) - 宮ヶ瀬地区住民センターおよび清川村運動公園が完成する。
1986年(昭和61年) - 宮ヶ瀬ダムの建設に伴い、宮ヶ瀬小学校と宮ヶ瀬中学校の新校舎が竣工する。
1990年(平成2年) - 「緑と文化の交流レクリエーションゾーン構想」を策定する。
1994年(平成6年) - 2013年(平成25年)度を目標とする「新清川村総合計画」がスタートする。
1995年(平成7年) - 清川村ふれあいセンターが完成する。
1997年(平成9年)
- 清川村下水浄化センターが供用を開始する。
- 村立金沢キャンプ場および清川村交流促進センター「清流の館」が竣工する。
1998年(平成10年) - 宮ヶ瀬ダム試験湛水により宮ヶ瀬湖が誕生。
2000年(平成12年) - 清川村Webサイトを開設する。
2001年(平成13年)
- 宮ヶ瀬ダム完成。
- 清川村保健福祉センター「やまびこ館」が完成する。
2003年(平成15年) - 村営バス「ゆめバス」が運行を開始する。
2005年(平成17年) - 清川村保健福祉センター「ひまわり館」が完成する。
2011年(平成23年) - 村内初の保育所が完成する。
人口
![]() | |
清川村と全国の年齢別人口分布(2005年) |
清川村の年齢・男女別人口分布(2005年) |
■紫色 ― 清川村 ■緑色 ― 日本全国 |
■青色 ― 男性 ■赤色 ― 女性 |
清川村(に相当する地域)の人口の推移![]() ► | |
総務省統計局 国勢調査より |
行政
首長
「怨念選挙」といわれた1987年の村長選以来、無投票当選が続いたが、2007年2月選挙で複数の立候補者があり、選挙戦の結果、大矢明夫が当選した。2011年・2015年はいずれも無投票当選であった。なお、大矢は3期目の任期満了を前にした2019年1月9日に村長在職のまま死去した。
村長:不在(職務代理者:岸直保 副村長)
村組織
- 総務課
- 政策推進課
- 税務住民課
- 保健福祉課
- 産業観光課
- まちづくり課
村議会
- 議員定数:10人
消防
神奈川県の市町村で唯一、常備消防が設置されておらず、2010年消防OBらによる消防団が設けられていたが、2016年4月1日、厚木市消防本部への消防業務委託により清川分署が開設された。
警察
厚木警察署
- 煤ヶ谷駐在所
- 宮ヶ瀬駐在所
財政
国からのダム所在交付金が年間約8億5000万円あることから財政状態は健全で、2003年度の一般会計においては、国からの借り入れ残高はわずか320万円しかなかった。2003年度以降、地方交付税の不交付団体となっている。
平成18年度
財政力指数 1.23 神奈川県市町村平均 1.05- 経常収支比率 74.5% 神奈川県市町村平均 88.9% 80%を下回っており、健全な財政といえる
- 標準財政規模 15億9630万円
- 人口一人当たり人件費物件費等決算額 31万9735円 神奈川県市町村平均 10万3215円 人口規模が小さい村では高い数値になる傾向にある
- 人口一人当たり地方債現在高 5万5451円 普通会計分のみ 神奈川県市町村平均 47万6542円
- 実質公債費比率 3.5% 神奈川県市町村平均 19.5 健全度がとても高い
- 人口1000人当たり職員数 20.49人 神奈川県市町村平均 6.59人 職員数はやや多い
- 内訳 一般職員62人(うち技能労務職 4人) 教育公務員6人 合計68人
- 村職員一人当たり平均給料月額 29万1000円 すべての職員手当を含まない数字
- 普通会計歳出に占める人件費比率 34.2%
ラスパイレス指数 90.9 全国町村平均93.9
- 地方債等の残高
- 普通会計分の地方債 1億8400万円
- 特別会計分の地方債 12億7000万円 (下水道事業特別会計分)
- 関係する一部事務組合分の債務 0円
- 第三セクター等の債務保証等に係る債務 0円
- 清川村土地開発公社、(財)かながわ健康財団
- 地方債等の残高合計 14億5400万円 (連結会計)
- 清川村民の一人当たり地方債等残高 43万8084円
経済
村内唯一のコンビニが閉店
- 村内のコンビニエンスストアは、煤ヶ谷地区のセブン-イレブン神奈川清川店が唯一であったが、2016年10月31日15時をもって閉店。これにより同年11月より、清川村内はコンビニエンスストアが無くなる。食品等を扱う常設店舗が皆無となり、村と協定をしたクリエイトSDが2018年3月16日に開店した。
郵便局
- 02274 煤ヶ谷郵便局 - 1938年(昭和13年)5月6日開設、風景印配備局
- 集配業務は厚木北郵便局が行う。ただし、丹沢山札掛は秦野市の秦野郵便局が担当。
- 02701 宮ヶ瀬簡易郵便局 - 1950年(昭和25年)9月11日開設。1983年(昭和58年)12月19日、厚木市へ移転、厚木宮の里簡易郵便局へ改称。
地域
教育
- 小学校
- 清川村立緑小学校
- 清川村立宮ヶ瀬小学校
- 中学校
- 清川村立緑中学校
- 清川村立宮ヶ瀬中学校
閉校
- 清川村立緑小中学校丹沢分校
- 2003年3月に廃校、2004年2月に解体され現存しない
隣接している自治体・行政区
相模原市(緑区)- 厚木市
- 秦野市
愛甲郡愛川町
足柄上郡山北町
交通
バス路線
神奈川中央交通
本厚木駅 - 上煤ヶ谷 - 宮ヶ瀬
かつては村営バス(神奈川中央交通厚木営業所に運行委託)が上煤ヶ谷 - 尾崎 - 神奈川リハビリ - 森の里中学校間に運行されていたが、廃止されている。
道路
県道

神奈川県道64号線の大棚沢橋
- 神奈川県道60号厚木津久井線
- 神奈川県道64号伊勢原津久井線
- 神奈川県道70号秦野清川線
- 神奈川県道514号宮ヶ瀬愛川線
村道
- 清川村道土山高畑線
林道
- 谷太郎林道
- 法論堂林道(おろんどりんどう)
- 唐沢林道
- 金沢林道
- 塩水林道
- 本谷林道
- 境沢林道
- 早戸川林道
名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事
宮ヶ瀬湖クリスマスツリー
- キャンプ場
- 唐沢キャンプ場
- 国際一ノ瀬キャンプ場
- 長者屋敷キャンプ場
- 金沢キャンプ場
- リッチランド
- 清川リバーランド
- 清川自然の村
- 別所別所森のコテージ 花の木
- 宮ヶ瀬湖 水の郷交流館
- 別所の湯(清川村ふれあいセンター)
- 道の駅清川
- 青龍祭(8月)
- 地域住民総出で巨大な青龍を作り村内をパレードする村の一大行事。雨乞いの儀式として伝承されている。
- 清川やまびこマラソン大会(11月)
- 第20回からハーフマラソンが導入された。
- 宮ケ瀬クリスマスみんなのつどい(12月の第1土曜日から25日まで)
- 高さ約30メートルの日本最大級のクリスマスツリーで知られる。
- 宮ケ瀬バレンタインウィーク
出身有名人
多村仁志(多村仁、プロ野球選手 。横浜ベイスターズ → 福岡ソフトバンクホークス→横浜DeNAベイスターズ外野手)宮ヶ瀬出身。宮ヶ瀬ダム建設に伴い厚木市へ移住。
大久保秀昭(プロ野球選手。大阪近鉄バファローズ捕手。現:慶應義塾大学野球部監督)
沼田頼輔(紋章学者、歴史学者)
その他
水の郷百選:水と緑の心の源流郷 きよかわ
外部リンク
- 清川村公式サイト
座標: 北緯35度28分56秒 東経139度16分35秒 / 北緯35.48222度 東経139.27639度 / 35.48222; 139.27639
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