岸田敏志
岸田 敏志 | |
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別名 | 岸田 智史(旧芸名) |
生誕 | (1953-04-18) 1953年4月18日(65歳) |
出身地 | 日本 岡山県真庭郡落合町 |
ジャンル | ニューミュージック 舞台音楽 |
職業 | 歌手(シンガーソングライター) 作曲家 俳優 |
活動期間 | 1976年 - |
レーベル | 徳間ジャパンコミュニケーションズ |
事務所 | フレンズ・ケイ・カンパニー |
公式サイト | kissy21.com 岸田敏志オフィシャルサイト |
岸田 敏志(きしだ さとし、1953年4月18日 - )は、日本の歌手(シンガーソングライター)、作曲家、俳優である。旧芸名は岸田 智史(読みは同じ)。本名、稲田 英彦(いなだ ひでひこ)。
岡山県真庭郡落合町(現・真庭市)出身。フレンズ・ケイ・カンパニー所属。父は書家の稲田東川、息子はパーカッション奏者の稲田しんたろう、娘はミュージカル女優の稲田みづ紀。
目次
1 来歴・人物
2 ディスコグラフィー
2.1 シングル
2.2 オリジナルアルバム
2.3 ベストアルバム
2.4 DVD
3 主な出演作品
3.1 テレビドラマ
3.2 ラジオ
3.3 舞台
3.4 ナレーション
4 作品
4.1 楽曲提供
4.2 舞台音楽
5 脚注
6 外部リンク
来歴・人物
京都教育大学教育学部体育学科卒業。体育の教員免許を所持している。
大学在学中に作成したデモテープを聞いた酒井政利にスカウトされ、1976年にCBS・ソニーから「蒼い旅」で歌手デビュー。その後、1979年にTBS系列のテレビドラマ『愛と喝采と』で俳優としてもデビューする。そのドラマの挿入歌「きみの朝」(ドラマの中では「モーニング」というタイトルだった)を歌い大ヒット、岸田自身の代表曲となる。
『愛と喝采と』のスタッフが『3年B組金八先生』を手掛けることとなったため、『金八』主演の打診が行なわれたが、「きみの朝」のヒットによりコンサート活動などで多忙となり、当時同じ事務所(ヤングジャパングループ)所属だった武田鉄矢が『金八』に出演することになった。先に武田が作詞した主題歌「贈る言葉」の作曲も依頼されたが、レコーディングまでは至っていない。その後、桜中学シリーズの第2弾となる『1年B組新八先生』に主演した。
他に、自らが主演した『新八』の主題歌「重いつばさ」や、リチャード・クレイダーマンのヒット曲に歌詞をつけてカヴァーした「潮風のセレナード」、「黄昏」や「21のキャンドルライト」などの曲が知られている(2013年現在も歌手活動を継続中)。また当時、岸田と同じくCBS・ソニーの所属だった山口百恵から歌声や作品を気に入られ、山口のオリジナル・アルバム『花ざかり』に「飛騨の吊り橋」「あまりりす」「ドライフラワー」と、合計3曲提供したことでも有名。
また、俳優としてテレビドラマや舞台での活動や、声質を生かしてナレーターやDJとしての活動がある。『渡る世間は鬼ばかり』の山下健治役は当たり役。
2011年(平成23年)4月1日、母校の岡山県立落合高等学校が岡山県立久世高等学校と合併して岡山県立真庭高等学校となったが、その際新しい校歌の作詞作曲を依頼され「岡山県立真庭高等学校校歌〜風の階段〜」を制作した。
同年11月、埼玉の首都高速道路三郷料金所で追突事故に巻き込まれ頸椎および腰椎捻挫の重傷を負ったが、約1年半のリハビリを経て回復、2013年10月には約3年ぶりとなる全国ツアーを開催している[1][2]。
ディスコグラフィー
シングル
- 蒼い旅(1976年11月21日) 作詞:谷村新司/作曲:岸田智史/編曲:馬飼野康二
- (c/w)パーマネントブルー 作詞・作曲:岸田智史/編曲:船山基紀
- 松竹映画「パーマネントブルー真夏の恋」主題歌
- (c/w)パーマネントブルー 作詞・作曲:岸田智史/編曲:船山基紀
- 黄昏(1977年6月) 作詞・作曲:岸田智史/編曲:馬飼野康二
- (c/w)日曜の朝は… 作詞・作曲:岸田智史/編曲:馬飼野康二
- 部屋(1977年10月) 作詞・作曲:岸田智史/編曲:川村栄二
- (c/w)ほおずきの季節 作詞・作曲:岸田智史/編曲:川村栄二
- 愛を告げる(1977年12月) 作詞:有馬三恵子/作曲:岸田智史/編曲:川村栄二
- TBS系ドラマ「白い荒野」主題歌
- (c/w)急いでください ! 作詞・作曲:岸田智史/編曲:川村栄二
- 21のキャンドルライト(1978年6月) 作詞・作曲:岸田智史/編曲:萩田光雄
- (c/w)6月のセンチメンタル 作詞・作曲:岸田智史/編曲:萩田光雄
- 酔待草(1978年10月) 作詞:竜真知子/作曲:岸田智史/編曲:萩田光雄
- (c/w)さよならサファイア 作詞:竜真知子/作曲:岸田智史/編曲:萩田光雄
- つづれおり(1978年) 作詞・作曲:岸田智史/編曲:川村栄二
- NHKドラマ「極楽家族」主題歌
- (c/w)三日月夜話(母へ・・・) 作詞・作曲:岸田智史/編曲:川村栄二
きみの朝 (1979年3月21日) 作詞:岡本おさみ/作曲:岸田智史/編曲:大村雅朗
- TBS系TVドラマ「愛と喝采と」挿入歌 オリコン最高位1位 短期間で80万枚を売り上げた[3]。
- (c/w)約束の日 作詞 : 藤村渉/作曲:岸田智史/編曲:大村雅朗
- 夕陽のなかで(1979年8月21日) 作詞:岡本おさみ/作曲:岸田智史/編曲:萩田光雄
- (c/w)さよならの裏側 作詞・作曲:岸田智史/編曲:萩田光雄
- 比叡おろし(1980年2月1日) 作詞・作曲:岸田智史/編曲:石川鷹彦
- (c/w)心の悩み 作詞:岡本おさみ/作曲:岸田智史/編曲:萩田光雄
- 重いつばさ(1980年4月21日) 作詞:川崎洋/作曲:岸田智史/編曲:梅垣達志
- TBS系ドラマ『1年B組新八先生』主題歌
- (c/w)GREEN AGE 作詞:山川啓介/作曲:岸田智史/編曲:梅垣達志
- 螺旋階段(1980年8月21日) 作詞・作曲:岸田智史/編曲:萩田光雄
- (c/w)世代(ジェネレイション) 作詞・作曲:岸田智史/編曲:萩田光雄
- 白夜(1981年4月21日) 作詞・作曲:岸田智史/編曲:萩田光雄
- (c/w)Background Music 作詞・作曲:岸田智史/編曲:岸田智史・Ashtray
- なぐさめ(1981年11月) 作詞・作曲:岸田智史/編曲:川村栄二
- (c/w)青春の終わりに 作詞・作曲:岸田智史/編曲:川村栄二
潮風のセレナード(1982年5月) 作詞:岸田智史・下田逸郎/作曲:ポール・ドゥ・センヌヴィル/編曲:羽田健太郎
- リチャード・クレイダーマンの「星のセレナーデ」のカヴァー
- (c/w)ジョーカーのつなわたり 作詞:下田逸郎/作曲:岸田智史/編曲:川村栄二
- 愛した女へ(1983年) 作詞:鈴木隆子/作曲:岸田智史/編曲:若草恵
- (c/w)別れ雪 作詞・作曲:岸田智史/編曲:川村栄二
- はーばー・れいん(1983年9月) 作詞:喜多条忠/作曲:岸田智史/編曲:萩田光雄
- (c/w)夢の淵に 作詞:来生えつこ/作曲:岸田智史/編曲:飛沢宏元
- TBS系ポーラTV小説「千春子」主題歌
- (c/w)夢の淵に 作詞:来生えつこ/作曲:岸田智史/編曲:飛沢宏元
- 女優志願(1984年8月) 作詞・作曲:岸田智史/編曲:梅垣達志
- (c/w)不思議な朝 作詞・作曲:岸田智史/編曲:飛沢宏元
- ヤクルトイメージ・ソング
- (c/w)不思議な朝 作詞・作曲:岸田智史/編曲:飛沢宏元
- 沈丁花(1984年10月1日) 作詞・作曲:岸田智史/編曲:梅垣達志
- (c/w)ガラスの風鈴 作詞・作曲:岸田智史/編曲:梅垣達志
- マグダレーナ(ひくく飛ぶハト)(1985年6月) 作詞:FREDDIE AGUILAR/作曲:FREDDIE AGUILAR/編曲:神林早人/訳詞:比良九郎
- (c/w)帰宅 作詞・作曲:岸田智史/編曲:梅垣達志
- 夜奏曲(ノクターン)(1986年2月21日) 作詞:小泉長一郎/作曲:住出勝則/編曲:美野春樹
- (c/w)悲しみのロングディスタンス 作詞・作曲:岸田智史/編曲:美野春樹
- 黄昏物語(1986年) 作詞:荒木とよひさ 作曲:三木たかし 編曲:若草恵
- (c/w)一瞬価千金 作詞:ちあき哲也/作曲:杉本真人
- (c/w)一瞬価千金 作詞:ちあき哲也/作曲:杉本真人
- あんたの純情(1989年1月25日) 作詞・作曲:岸田智史/編曲:森勝
- (c/w)U-KI-YO-E 作詞・作曲:岸田智史/編曲:森勝
- 奥の細道(1989年6月25日) 作詞:岡田冨美子/作曲:岸田智史/編曲:森勝&プロジェクトk
- 「奥の細道」イメージソング
- (c/w)忘れられた金曜日 作詞:三浦徳子/作曲:岸田智史/編曲:森勝&プロジェクトk
- 今夜は秘密の・・・(1990年5月25日) 作詞:荒木とよひさ 作曲:三木たかし 編曲:川口真・・・生田智子とデュエット
- Peace For The Children(2005年) 作詞・作曲:岸田智史/編曲:HAPPO・清水永之・稲田しんたろう・岸田智史
- CO・CO・ROの旅(2005年11月2日) 作詞・作曲:岸田敏志/編曲:鈴木康博
- (c/w)バレンタイン ソング
- 母笑み(ほほえみ)(2011年9月14日) 作詞・作曲:岸田敏志/編曲:若草恵
- (c/w)放浪記 作詞・作曲:岸田敏志/編曲:若草恵
- ボクガ・ココニ・イル(2014年7月16日) 作詞・作曲:岸田敏志/編曲:稲田しんたろう
- (c/w)一粒の涙 焼き肉ソング 作詞・作曲:岸田敏志/編曲:稲田しんたろう
- ボルドー・ルージュ(2015年7月8日) 作詞:ありそのみ/作曲:ひうら一帆/編曲:川村栄二
- (c/w) きみの朝 〜ALWAYSバージョン 作詞:岡本おさみ/作曲:岸田智史/編曲:鈴木康博
- 黄昏(ニューバージョン)(2016年10月5日) 作詞・作曲:岸田智史/編曲:稲田しんたろう・村井一帆
- (c/w)放浪記 作詞・作曲:岸田敏志/編曲:若草恵
オリジナルアルバム
- パーマネント・ブルー (1977年1月21日)
- シ・ト・ロ・ン (1977年10月21日)
- 僕が通り過ぎた日々 (1978年6月21日)
モーニング (1979年5月1日) オリコン最高位1位 「きみの朝」を収録- オン・ザ・ウェイ (1979年10月21日) オリコン最高位1位
- 螺旋階段 (1980年8月1日)
- 軌跡-岸田智史武道館ライヴ (1980年10月21日)
- Rain (1981年12月2日)
- エスパース 愛の空間 (1982年7月21日)
- エキストラ (1985年3月30日)
- トライアゲイン (1989年6月25日)
- Kissy's World (2000年7月9日)
- ALWAYS(2013年10月1日)
- ミュージカル「ザ・オダサクの世界」(2013年10月1日)
ベストアルバム
- Single Heart (1981年)
- ベスト・コレクション(1986年4月21日)
- ベスト・セレクション(1987年11月21日)
- GOLDEN J-POP/THE BEST(1998年8月21日)
- DREAM PRICE 1000 きみの朝(2001年10月11日)
- GOLDEN☆BEST(2004年8月4日)
- エッセンシャル・ベスト(2007年12月19日)
DVD
- 今、歌いたい歌〜ecoとego〜 (2009年2月2日)
主な出演作品
テレビドラマ
愛と喝采と(1979年、TBS)武井吾郎 役
3年B組金八先生 (1979年 - 1980年、TBS) 第3話「君は裸のビーナス」 DJ 役
3年B組金八先生(1979年 - 1980年、TBS) 新田八郎太 役(ゲスト出演)
1年B組新八先生(1980年、TBS) 新田八郎太 役
ポーラテレビ小説「千春子」(1983年 - 1984年、TBS)佐伯伊三郎 役
いちばん太鼓(1985年 - 1986年、NHK)
卒業-GRADUATION- (1985年3月6日、日本テレビ)
木曜ドラマストリート「帰って来た桃尻娘」(1986年、フジテレビ)
あなたもスターになりますか(1987年、TBS)本人 役
ああ結婚(1990年、TBS)
渡る世間は鬼ばかり(1990年 - 1994年・1998年 - 2011年TBS) 山下健治 役(小島幸吉(佐藤英夫)の長女・久子(沢田雅美)の元夫役)。
火曜ミステリー劇場「冬の京都幽霊事件・ミステリー研女子大生のドキドキ名推理!」(1991年、テレビ朝日)
火曜サスペンス劇場「女監察医・室生亜季子18 時効ナシ」(1995年、日本テレビ)
大河ドラマ『北条時宗』(2001年、NHK)- 大河ドラマ『武蔵 MUSASHI』(2003年、NHK) - 柳生久斎 役
月曜ミステリー劇場「森村誠一サスペンス5 音」(2005年、TBS)中崎達彦 役
土曜時代劇 『桂ちづる診察日録』 第13話、最終話(2010年12月18、25日、NHK) - 井端新作 役
ラジオ
アフタヌーン・パラダイス(エフエム世田谷)毎週月曜日13:00 - 17:00。ただし、15:00 - 17:00の放送については、ミュージックバード系の全国のコミュニティFM放送で聴取可能。
舞台
ミス・サイゴン(1992年、クリス役)
屋根の上のバイオリン弾き(1994年、1998年、パーチック役、仕立屋モーテル役)
CAROUSEL〜回転木馬〜(1995年 - 1996年イノック・スノウ役)
GIFT(2006年 - 2008年、サンタ役)
ナレーション
- 『しぜんとあそぼ』「はくちょう」(2011年、NHK)
作品
楽曲提供
この節の加筆が望まれています。 (2018年5月) |
山口百恵 「飛騨の吊り橋」「あまりりす」「ドライフラワー」(1977年、アルバム『花ざかり』収録)
伊藤つかさ 「通学電車」「街角シーソー・ゲーム 」(1982年、アルバム『タッチ』収録)- 「岡山県立真庭高等学校校歌〜風の階段〜」(2011年)
舞台音楽
この節の加筆が望まれています。 (2018年5月) |
テレサ・テン生誕60周年記念 恋人たちの神話(2012年9月、三越劇場) - 音楽- 音楽劇 ザ・オダサク(2013年5月 - 6月、大阪松竹座・新橋演舞場) - 音楽
- ミュージカル ザ・オダサク 愛と青春のデカダンス(2014年4月 - 5月、KAAT神奈川芸術劇場・南座)
- ミュージカル グレート・ギャツビー(2016年7月、サンシャイン劇場・名古屋市芸術創造センター・ロームシアター京都サウスホール・新神戸オリエンタル劇場) - 音楽
- ミュージカル よころびのうた(2018年1月 - 、坊っちゃん劇場) - 音楽監督・作曲[4]
蘭 ~緒方洪庵 浪華の事件帳~(2018年5月、大阪松竹座・新橋演舞場) - 音楽
脚注
^ “岸田敏志 後遺症乗り越え“親子3人全国ツアー””. Sponichi Annex (スポーツニッポン新聞社). (2013年9月12日). https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2013/09/12/kiji/K20130912006601170.html?feature=related 2018年5月12日閲覧。
^ “岸田敏志 交通事故から復活!家族で2年半ぶりツアー”. Sponichi Annex (スポーツニッポン新聞社). (2013年9月17日). https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2013/09/17/kiji/K20130917006631080.html 2018年5月12日閲覧。
^ 読売新聞社文化部『この歌この歌手―運命のドラマ120〈下〉』現代教養文庫、1997年、106頁。ISBN 4390116029。
^ “錦織一清「大役が舞い込んできた」、坊っちゃん劇場「よろこびのうた」制作発表”. ステージナタリー (ナターシャ). (2017年12月27日). https://natalie.mu/stage/news/263057 2018年5月12日閲覧。
外部リンク
Satoshi Kishida official site - オフィシャルサイト
岸田敏志 - 徳間ジャパンコミュニケーションズ
岸田智史 - ソニーミュージック
岸田敏志 オフィシャルブログ 「From kissy」 - Ameba Blog
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