日向夏美
日向 夏美(ひなた なつみ)は、吉崎観音作の漫画『ケロロ軍曹』およびその関連作品に登場する架空の人物で同作品のヒロイン的な立場。
アニメ版の声優は斎藤千和[1]。
目次
1 人物
1.1 弟・日向冬樹
1.2 外見・体格
1.3 知力・体力
1.4 性格
1.5 地球防衛線
1.6 人間関係
1.6.1 吉祥学園での夏美
1.7 その他のエピソード
2 読み切り版での設定
3 コスプレ・変身
4 脚注
5 関連項目
人物
ケロロの居候している日向家の長女で、冬樹という弟がいる。
12月2日生まれでいて座(原作者の誕生日と同じ)。吉祥学園中等部2年A組[2]。
一人称は基本的に「私」で、原作での振り仮名は「あたし」、アニメでの振り仮名は主に「わたし」(第119話Bパートより)[3]。好きな色は水色。
パートナーはギロロ。
弟・日向冬樹
上記のように、夏美には冬樹という弟が一人いる(詳細は日向冬樹を参照)。この姉弟には対照的な面(具体例は下記に記述)がいくつかあり、たまに喧嘩もするが総じて姉弟の仲は良好である。
冬樹の事は現在「冬樹」と呼び捨てにしているが、幼年時代は「フユくん」と呼んでいた(原作20巻・超劇場版2にて)。
外見・体格
髪の色はピンクでツインテールにしており、アニメでは2ndシーズンになってから髪が短くなった。これは原作でも同じである。描写も初期の物と現在の物とではかなり違う。初期は先端がほぼ纏まっていたが物語が進むにつれて少しずつ変化していき、現在では毛先が3つに分かれていて長さも大分短くなっている。この事は原作1巻から順番に読んでいくと分かる。また10巻以降からの物と1巻の物と見比べると違いが分かる。しかしクルルによって大人になった時は髪の毛が腰ぐらいにまで伸び、髪型もこめかみの辺りの一部しかツインテールにしておらずツーサイドアップになっていた。瞳の色は茶色で、父親似らしい。
身長は158cm、体重は48kg(『ケロロ軍曹 ひみつ超ひゃっか』より)。スリーサイズはB80・W56・H80(アニメではこの設定がない[4])。
母親・秋のグレートなプロポーションを受け継いだ為か、セクシーボディの持ち主としても有名である(山裏帝明談)。原作1巻で夏美は自分の胸を見て「また育ったかな?」と言っていた事から、日々そのスタイルは成長を続けている模様。実際にクルルの「オトナノカイダンノボル銃」で大人に変身させられた時、そのプロポーションは秋と肩を並べ、周りが注目するほどである[5]。しかし彼女は胸が大きいことで運動しにくくなると言っており、逆にコンプレックスになっている模様。
知力・体力
成績優秀でスポーツ万能であるが、どちらかというと行動・肉体派である(後述のように文化系には乏しく、頭脳派とは言い難い)。
成績が良かった為、お小遣いを15%ほどアップしてもらったエピソードもある(原作4巻)。また、期末試験の結果は「夏美のサンザン」が「冬樹のヒャッホー」と同等という受け取り方である(原作15巻)ように、冬樹より学業成績は良い様子である。その一方、ハロウィーンの解説などは冬樹のように上手くは行かないなど、学業以外の知識は乏しい。
運動嫌いな弟・冬樹とは逆に、夏美は新しいスポーツにも積極的に挑戦し上達も早い。原作13巻でスキー初心者であるにもかかわらず、623(アニメ版のサブローに当たる)にやり方を教えてもらった際、ほぼ完璧にこなした。水泳では短水路のクロール50mを28秒という記録を持ち、二人三脚では地球人スーツMk-Iを着用したギロロと走って学園記録を更新。この優れた運動神経に裏打ちされた戦闘能力は彼をも上回ると見られ[6]、ガルル小隊との戦闘の映像を見たケロン軍も夏美の戦闘能力に怯えを隠せずにいた。また、これによりケロン軍は当分はケロロ小隊に地球侵略を押し付ける形でまかせっきりにした。『出没!アド星ック天国』では「地球最強の生物」と紹介され、地球の観光スポットの第3位に選ばれた。
なお、アニメ第113話でケロロが彼女のキックを受けると105Gの力がかかるという説明をしており、『出没!アド星ック天国』でも「夏美の破壊力は105G」と紹介された。
性格
性格は明るく活動的であるが、穏和な弟・冬樹とは逆に夏美は短気で怒りっぽくプライドが高い。小学生の頃は弟(冬樹)のピンチ救済を方便として喧嘩三昧に明け暮れ、「女ジャイアン」・「デビル・サマー」と呼ばれ、周囲の生徒たちに恐れられていた。中学生になってもその性格は変わらず、たとえ自分に非があってもケロロが関係していれば彼のせいにしたり、理由もなくケロロにダメージを与えたり、理不尽にキレて機嫌が悪くなるとなんでも禁止してしまったりなど、非常に自分勝手で攻撃的気質が強い面が見られ、磔刑や火あぶりなどケロロたちへのお仕置きは度を越える事がある[7]。しかし最近[いつ?]はケロロも家族の一員として認めてきている為か、拳骨程度で済ませることもある。
この攻撃的気質はケロロに対して見せる事が多く、また呼称についてもケロロ小隊隊員は基本的に名前で呼ぶのに対して、ケロロの事だけは「ボケガエル」と呼んでツッコミをするのもこの性格の現れであると考えられる[8]。特にアニメの方がケロロと他隊員の扱いの差が激しい。この他、「バカガエル」「クソガエル」「オバケガエル」「エロガエル」「侵略ガエル」と呼ぶなど「カエル」を呼び名に入れたり、ケロン人を「匹」で数えてカエル扱いしたりする事がある。
このように好戦的な性格の夏美だが、その一方ママっ子で寂しがり屋・非常に怖がりな面もある。ケロロに関しても何だかんだ言って冬樹と同じくらいに心配をしている。ケロロなりに頑張っている点は認めており、彼がガルル中尉に記憶を抹消されかけた時も「アイツなりに頑張っていたのに、記憶まで役目まで奪うなんてひどすぎる」と涙ながらに訴えるなど、家族の一員として見ているというような発言も見られる。また、この前述のアニメ版では大尉になったケロロに物凄い剣幕で活を入れるように泣きながらビンタを食らわしている。
ケロロが家出した時や、買ったばかりの不良品のバイクで山奥まで行って帰られなくなった時には、心配していないようでいて本当は心配で仕方がない表情を見せており、ケロロを山奥で見つけた際にはほっとした表情を見せていた。さらに最近[いつ?]では彼を心配していることが露骨に表れている表現もある。
一見ケンカばかりしているように見えるが、何だかんだでケロロ達との仲は悪くなく、ケロロと和やかにしている様子が原作・アニメ両方でよく見られる。アニメ第195話Bパートでは旅館内での卓球勝負でケロロと好勝負を繰り広げ、日向家に帰宅した後は冬樹に「卓球の決着はつけないのか」と聞かれた際に、「もういい」「あれは温泉でやるから意味がある」とケロロと意気投合し「ねー!」と声を合わせていた。原作第126話でぬいぐるみの愛らしさを侵略に利用しようとして、クルルの「N(ぬいぐるみ)・コーティング」を受けぬいぐるみの姿になったケロロを、「抱き心地いい」「キモカワイイ」と大層気に入っていた。
ケロロが時々言う正論には悔しい表情を見せながらも認める部分はある。さらにケロロの父が地球にお見合い相手の写真を持って来た際に、ケロロが咄嗟に夏美を結婚相手に決めていると出任せを言った際には彼に合わせてあげた事もある。その時にケロロの父に共鳴をして欲しいと言われた際は見事に共鳴して見せた。その時の掛け声は「ナツナツナツナツ…」である(アニメ第63話Bパート)。弟である冬樹もケロロと共鳴した事があり、345話のBパートでは姉弟揃って(酔って)共鳴した。
アニメ第134話Aパートで宇宙ノド風邪にかかり声が出なくなったケロロを、クルルの発明品「イマアナタノコエガキコエルシステム」によるアテレコで自由に操り、病人にも関わらず家の掃除をさせる、更にはガンプラを捨てさせるなどの悪ノリが過ぎた行動を起こしてしまった。しかもこの時ケロロは尿意を催しておりトイレに行きたがっていたのにもかかわらずケロロをこき使った為、翌日宇宙ノド風邪をうつされ声が出なくなった所をケロロに逆襲される等、普段の彼女とケロロの立場が逆転したようなエピソードもあった[9]。
オカルト否定派だが、星座占いは信じやすい性格[10]。またかなりの霊感体質で心霊体験も経験しているが、恐れからか頑なに否定している。なお、冬樹はオカルト肯定派だが、星座占いはあまり信じておらず、霊感体質は全く無い等全く逆になっている。アニメ開始当初は幽霊ちゃんが本筋に絡んでくるたびに倦怠感(霊障)に襲われていた。主に肩が重たくなる等が多い。
小さい頃は非常に泣き虫な性格だった(アニメ第94話より)。その為「ジンセイガニドアレバ銃」で幼少時代にされた夏美を見たケロロが「このままでいて欲しい」と漏らしたほどであり、この辺りも幼少時代はやんちゃだった冬樹とは対照的である。だが、冬樹とのトランプ勝負でいつも負けていたことに腹を立てて暴力をふるうなど、幼少の頃から乱暴だった一面もある。
地球防衛線
ケロン軍に「地球軍最終防衛ライン・コードネーム723(ナツミ)」とされており(アニメではコードネーム「ナナフタサン」・通称「ナツミ」)、武力闘争の面で地球の平和を担っている。ケロロ達と共に生活しているが、一応はケロン人を「侵略者」という事で常に警戒している[11]。さらにイベントや街中などでケロロらと会うと、「何かたくらんでいる」と決め付けて干渉したり、何かあるとすぐにケロロのせいにする。このことをギロロやタママに注意された事がある。弟の冬樹が交渉・駆け引きを通じた穏便な対応をとる場合が多いのに対し、夏美は基本的に武力による強硬な対応を取ることが多く、ケロロの部屋に「コラ、ボケガエル!!」と叫んで殴り込みをかける光景は、もはやおなじみである。
このように、夏美の存在が(特にケロロやギロロの)侵略活動に対する抑止力として働いているのだが、彼女は総じて力押しに頼る傾向が強い。そのため、ケロン軍などの宇宙人の本格的な攻撃を受けた場合、あっけなく撃破される可能性が低くはない、という脆さがある。夏美は「宇宙人の扱いはもう慣れた」と自信に満ちた発言をしたこともあるが、これはケロロたちをはじめとするケロン軍の本当の力や恐ろしさを知らないがゆえの発言(つまり過信)である。例として、原作10巻ではガルル小隊による地球侵略のテキパキとした任務の遂行、原作13巻・アニメ第256話でのケロロ達のこれまでにない本気の侵略(実際はエイプリルフールにちなんだ嘘)に手も足も出せないという状態で、半ばあきらめを伺わせる発言をしていた。
この夏美の脆さを補っているのが、弟の冬樹である。力押しだけでは対処しきれない相手に対して、冬樹がその性質を見抜いて交渉や駆け引き、または弱点をついて対処した例は多い。
人間関係
ギロロが夏美に対して惚れている[12]が、夏美自身はそのことに気がついていない様子。ただしいつも何かあるとギロロが助けてくれるため好感を抱いている。そのため、パートナーとしては仲は良好である。アニメ第85話(原作第35話)にてケロロと入れ替わった時には「あんただけが頼り」と言っている。また、東谷小雪も夏美のことが好きであり、同性愛といってよいほどである。夏美自身はこのことに対してはかなり困惑した表情を見せる。
しかし超劇場版でも小雪やギロロの思いを感じないなど、恋愛に対してかなり鈍感なようである(この辺りは姉弟共通)。
その鈍感さ故にギロロに好意を持つ子猫からは嫌われているが、夏美の方は小動物好き故に好いており、自分に懐いてくれない事にショックを受けている。
夏美は623(アニメではサブロー)に対して強い憧れを抱いており(アニメではこの傾向がより顕著に見られる)、『623の俺ラジオ』を好んで聞いている。アニメでは623=サブローということが隠されているため、夏美は623とサブローが別人だと思い込んでおり、このラジオに「ナッチー」というラジオネームでハガキを応募している。このハガキは実際に読まれた事が何度かあるが、これが読まれる直前に何かしらトラブルが起こって結局聞けないことが多い。アニメ第74話ではケロロが「ガンプラ大好きっ子」というラジオネームで応募しそれが頻繁に読まれた為、夏美のハガキが一時読まれなくなった事があった。その後ギロロの協力(?)で読んでもらう事が出来た[13]。
吉祥学園での夏美
前述の通り成績優秀・スポーツ万能であるため後輩たちの憧れの的になっており、学校での人気は非常に高くファンクラブも存在するほどである。運動部を中心に勧誘が絶えないが、多忙な母・秋の代わりに家事をしなければならないので部活動には所属していない。本人は思い切り部活がしたいとのこと(原作2巻より)。また、バレンタインデーになると後輩の女子たちが夏美にチョコレートを渡したがるが、受け取ってくれないので冬樹に代わりに渡してもらう。しかし夏美はいかなる手段にせよ「バレンタインデーに夏美にチョコを渡す」という行為自体納得していないようである。
クラスメートの師走五月・霜月やよいや小雪と仲が良く、一緒に行動することが多い。
アニメでは芋碁理恵やモグ子のように、彼女に対抗意識を持つ生徒も存在する。
「吉中の護衛神(きっちゅうのガーディアン)」の異称を持ち、その噂は他校にも知られている。
その他のエピソード
焼き芋が好物らしく、これに関係するエピソードは数多い。またテレビゲームも好きなようで、ゲームで遊んでいる描写が時々登場する[14]。
じゃんけんは非常に弱い[15]。また運動は得意な反面、絵はあまりうまくない・気持ちが先行してうまく話せない・芝居はド下手・ネーミングセンスが悪い[16]など、文化系にも乏しい。- 芝居が下手なことに関連し、思ったことが表情にすぐ出てしまう。アニメ第107話Bパートではこれにより冬樹とのトランプ対決で不利になっていた。原作第152話では修学旅行が近づいていることでの浮かれをまったく隠しきれておらず、ギロロに「ウソのヘタな女だ」と言われていた。
- 母親の秋とは対照的にナメクジのようなヌルヌル系は非常に苦手であり、顔に付けられただけでも気絶したり、見ただけでも手を洗いたくなったりするほどである。原作8巻では、ケロロ達がナメクジから生まれたウェットルマンを用意したときは手も足も出せないほどであった。ただしカタツムリは可愛いから平気とのことである。
- 幼い頃、秋と2人で暮らしており、その頃はマンションに住んでいた(冬樹は田舎で秋奈と暮らしていた)。
- アニメでは挿入歌である「ギロロの一番長い日」をよく鼻歌で歌っている。特に風呂場でのシーンで歌うことが多い。
携帯電話は、原作13巻ではNTTdocomoのNEC・N701iかN701iECOを使用している。『超劇場版2』ではSH903iTVに似たものを使用していた[17]。- アニメではダンス☆マンのファンでもある。
- アニメ第219話・第250話では夏美によく似た「お夏」という少女が登場している。
- 『テイルズ オブ ヴェスペリア(PS3版)』においてカロルが専用コスチューム「ケロロ軍曹」を装備した状態でパティと一緒に戦闘をするとパティが夏美を髣髴とさせる勝利台詞を言うことがある。これはパティを演じるのが夏美役の斎藤であるためである。
- 『ケロロRPG 騎士と武者と伝説の海賊』では現実世界に現れたモンスターを退治している。また騎士ケロエリアでは、大国の王女である夏美のそっくりさん・サマーが登場している。
読み切り版での設定
読み切り版では夏美は小学6年生で、マリコちゃんという友達がいる設定になっている。名字は明かされていない。髪の色はオレンジ色。ふとしたことからケロロと出会うことになる。
連載版の企画段階ではギロロ(ケケロ伍長)ではなくケロロのパートナーであり、日の丸女子中等学校・ハンドボール部所属の「大和准」(やまと じゅん)という名前になっていた。
コスプレ・変身
春麗風- 原作に2回登場しているが、1回目が単に服をまとっていたのに対して2回目では髪型まで本人に似せていた。
- 大人姿の夏美
- ケロロが土井中海岸に出掛けようと持ち掛けるが、秋に「子供と宇宙人だけで行かせられない」と反対された為、クルルの「オトナノカイダンノボル銃」によって変身させられた姿。以後、どこかへ出掛ける時には頻繁に大人に変身させられることになる(2009年は除く)。
- 秋の凄いプロポーションを受け継いでいるため、彼女と同じくらいにかなりスタイルの良い体型になっている。髪の毛も中学生時より長くなり、ツインテールも側頭部のこめかみ辺りにしかしていない。夏美自身はこの姿はかなり恥ずかしがっていて否定的な発言をしている。
スキーに行った際にもこの姿で行った。そこでは必ず変態男たちの餌食になりかけるが、必ずギロロに助けられている。- アニメ第18話(アニメでの初登場時)には、なぜか語尾がオヤジギャグになり、更に方言コントローラーで関西弁にされた。以降の登場ではこれらのオプションは削られている。
- 小夏
- アニメ第18話にて、前述の通り大人になった夏美が、サブローとばったり会ってしまった時に夏美の従姉妹だと咄嗟にごまかすために出した名前。以降この姿でコンテストに出るときも小夏名義で出場している。
- ウェンディ・ダーリング
- アニメ第29話Aパートで、演劇部の助っ人として演じた役。
鬼娘/雷様
- 「鬼娘専用変身銃」(原作では「ワタシガダレヨリイチバンガン」とルビが振られている)で変身させられた夏美。なぜか電流を操れ、空も飛べる。さらに語尾に「だっちゃ」と付く(アニメでは飛行能力と口癖が削減されている)。原作では鬼娘、アニメでは雷様。
- スーパー723
- 原作とアニメで登場が異なる。
- 原作では地球侵略を企むケロロ達を懲らしめるため623にデザインしてもらったが、彼がケロロ側に寝返った事から行動不可になりあっさり捕まった。
- アニメでは第21話でケロロ小隊のプロモーションビデオの中でケロロ達に倒されるという役柄(CG)で初登場し、第70話ではケロロ小隊の地球侵略シミュレーションの一環で想定される事態の1つとして登場した。
- 竜之介
- 原作第42話でクルルの発明したスゴロクの「高橋留美子先生ごめんなさい」のコマに止まった途端に、「うる星やつら」の藤波竜之介に変身させられた(「海が好き」のTシャツ着用)。
- 七人のナツミ
- 前述同様、スゴロクで『七人のナナ』の如く7人に分裂させられた姿。様々な動作をしていた。
- ダーティペア
- 前述同様、スゴロクで変身させられた姿。ダーティペアの衣装を着ていた。
- 怪盗モアピーチサマー
モア・桃華とともに「ビーナスの降臨」を盗むために結成された。- 魔法少女
- アニメ第85話Bパートにて変身ステッキで変身した夏美。
- ダークサマー
- アニメ第86話でイベンタ星人の具現化マシンを使いケロロが強制的にコスプレさせた夏美。バンパイア(吸血鬼)王女にして、プロフェッサー・フユキング(日向冬樹のコスプレ・変身の項目参照)の妹という設定。
羊飼い- アニメ第87話Bパートで、ジュリー人が作り出した「『不思議の国のアリス』を模したモアの世界」に登場した時の姿。ガンプラを灰にされ暴れる黒いウサギ(ケロロ)を一瞬で鎮めてしまう。
忍者装束- アニメ第93話Aパートに登場。この回は「基地におびき寄せた夏美を敵に見立てて撃退する軍事訓練」を行ったのだが、このとき夏美を援護しに現れた小雪が彼女をこの格好にした。この回にはクルルが夏美の顔に自分の顔を投影した「クルル夏美」も登場する。
- 第163話Aパートにも再登場し、小雪とともにラジオ奥東京内を駆け巡る事になった。
- 幼児化
カララ(アニメではタルル)に「ジンセイガニドアレバ銃」で撃たれて子供にまで戻ってしまった夏美。この時期は現在と違ってかなり泣き虫だった模様。アニメではツインテールがより短くなっていた。- 名犬ナッチー
- アニメ第99話で登場。「ボケガエル(ケロロ)より犬の方がいい」と言ったのをケロロに聴かれ、逆ギレした彼に人間を犬に変える「ハイパーコードレスリード」を仕掛けられ犬に変身した夏美。前髪が残り、ツインテールが耳になっている。
- パワード夏美 (KLL-00723-GT)
- 変身チョーカーによって夏美専用スクール水着型パワードスーツを着用した状態の夏美の事。凄まじいスピードと破壊力を持つが、バーサーカーモードに突入すると理性を失い制御不能になってしまう(アニメのみ)。
- 原作でのパワードスーツの名前は「地球人「夏美」専用専守防衛型強化服(ポコペンじんなつみせんようイージスがたパワードスーツ)」といい、ガルル小隊との戦いでギロロが夏美に渡したのが初登場だった。
- スクール水着をベースにしているのは、裸に近い格好のほうがよりパワーを引き出しやすい為とされている。このスーツについているオペレーションシステムはあらかじめプログラミングされていたというより、むしろケロロ小隊の頭脳がコピーされている。
- このパワードスーツの武器デザインはカトキハジメデザインであるが、原作者がカトキのファンである事から彼に直接デザインの依頼を行って実現したものである。また、アニメにおける初登場の回(第38話)の絵コンテも彼が担当していた。
- 原作の14巻でもガルル中尉が持って来た「炭水化物系植物外来種地球変異体YMO-104号」という芋形の化け物を倒す為に登場した。
- 超劇場版シリーズではバトルシーンでは大概この形態(自身のバトルシーンがなかった超劇場版2、下記のF91型スーツを着た超劇場版4、出番がほとんどなかった第5弾を除く)で戦闘に参加しており、ギロロとコンビで戦闘を行う描写が多い。
- ナマコ
- アニメ第100話で登場。サザエさんで言うワカメ。
- 夏美姫
- アニメ第126話で夏美が妄想した世界の中の彼女。
- 夏美ヴァイパー
- アニメ第138話で某ヴァイパーの代役として強制的に変身させられ、「ケロロ小隊ショー」に参加させられたときの姿。
- ギロロの着ぐるみ
- アニメ第154話で商店街から人々を避難させる為に夏美が着た着ぐるみ。宇宙人に扮して、ケロロの着ぐるみを着た冬樹・タママの着ぐるみを着た桃華とともに空から現れた。
- パワードスーツ
- アニメ第166話Bパートで、メカニウェットルキング2に追い詰められた夏美を救うべくギロロが投げ込んだヘルメットで変身した姿。「怒り」の感情で発動し、これが強くなればなるほどパワーアップしていく。
- 腰の部分に取り付けられた機関砲を使う事で、遠距離からの攻撃が可能となっている。ぬめりに対して接近戦を行う事の出来ない夏美にもってこいのアーマー。ただし、暴走したナメクジ人間(メカニウエットルキング2の実体)には全く通用しなかった。
- 社長秘書
- アニメ第177話Bパートに登場。侵略作戦シミュレーション「ペコポン一のガンプラ男」内での夏美。ガンプラ会社の社長・ギロヤマの秘書。当初はアルバイトの毛路論を訝しげに思っていたが、功績を上げる彼と仲良くなり最後は結婚する。また結婚式直前にお互い一目惚れだったと明かした。
- 冷蔵庫
- アニメ第185話Aパートで、ロボボの機械化光線を浴びて冷蔵庫と一体化した夏美。なぜか目と眉毛が機械化せずに残っていた。冷蔵庫ゆえか、お腹を冷やしてしまったようである。
- プリンセス=夏美
- 『超劇場版ケロロ軍曹2 深海のプリンセスであります!』においてプリンセス衣装を身にまとった夏美。メールが夏美の着ていた水着をメアボールによって再構成したもの。頭に着けているティアラには水圧に押し潰される事なく水中で呼吸できるようになる効果がある。
- 超劇場版3でも小雪たちの術でこの姿になっている。
- F91
- 『超劇場版ケロロ軍曹 撃侵ドラゴンウォリアーズであります!』においてクルルが開発した新型スーツを夏美が身に着けた際、変身した姿。
- 夏男
- アニメ第271話Bパートに登場。ケロロが暴発させた「僕たち男の子砲」によって男になってしまった夏美。髪型がショートになり、外出時は冬樹の制服を着た。冬樹をはじめ周囲の人は夏美であることに気付かず(小雪は夏美の匂いを感じた)、サブローに出会った際に咄嗟に「夏男」と名乗り、引っ越してきたばかりという設定で街を案内させてもらった。
闘牛士風- ギロロ丑長となったギロロを止めるため扮装。変身解除銃を携えフライングボードに乗っていた。
- 吸血鬼
- 原作第178話に登場。ケロロが取り寄せた「赤色彗星ストーカー」の効果により吸血鬼になった姿。正確には吸血鬼になる寸前の状態で誰かの血を吸うことで完全な吸血鬼になりそうになった。
- 加藤清正
- 原作第198話に登場。熊本城を侵略拠点として使おうとしたケロロたちを追って熊本にやってきたときの姿。片鎌槍を持ってケロロたちを追い回した。
脚注
^ 第1話・第2話においてEDのクレジットが「斉藤千和」となる誤りがあったが第3話以降・DVD版では修正されている。
^ 原作では当初2年生で、後に3年生に進級したという設定だったが、アニメに合わせたのか原作第153話で変更された。アニメでは初めから2年生。
^ ただし原作第42話・アニメ第171話Aパートでは「俺」と言ったことがある。
^ 第52話でナレーターに暴露されかけた事はあるが、夏美に止められた。
^ 秋の服ではキツイとの台詞から基本体躯は秋を上回っている様子。
^ ただし、アニメ第89話Aパートで登場したギロロの闘争本能の塊である「ギロッペ」よりは下回る模様。
^ だがアニメでは暴力シーンの規制のため磔刑はなくし、火あぶりは直接あぶられているシーンを見せていない。
^ なお、第1話でケロロの名前を知らない時からこの呼称を使っている。ただし、原作第168話・アニメ第17話Aパートで1度だけ「ケロロ」と呼んだことがある。
^ この時は冬樹、モア、タママ、ギロロも珍しく悪乗りに乗じて夏美共々逆襲されており、ケロロが周囲のお仕置きを受けることが多い通常とは逆のパターンとなった。なお、ドロロは自分の番が来る前にケロロの尿意を察知したため辞退している。
^ それをケロロからの仕返しに利用されたことがある。
^ どこかへ出掛ける作戦の場合は監視・妨害を理由に付いていっては遊んでいる事もある。
^ 経緯はギロロ初登場時、彼のトラップをすべて無傷で突破した上その後の戦闘でもギロロに勝ち、以来彼は夏美を「地球の女ソルジャー」と見なして惚れる
^ 原作ではラジオで自分の投稿が読まれたのにもかかわらずケロロの動向を気にしてラジオをほったらかしにした事がある。
^ 主にRPGが好きで格ゲーは興味ない。
^ アニメ第28話Aパートより。挿入歌「ギロロの一番長い日」でも触れられている。
^ 幼い頃に愛用していたテディベアは「クーちゃん(クマだから)」、アニメで登場した青い鳥は「ブーちゃん(ブルーだから)」と名付けている。
^ 色はピンク。ただし同作公開時はピンクは未発売である。原作ではケロロが使用していた。
関連項目
- ケロロ軍曹の登場人物一覧
- ギロロ
- 日向冬樹
- 北城睦実
- 東谷小雪
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