御調町
みつぎちょう 御調町 | |
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廃止日 | 2005年3月28日 |
廃止理由 | 編入合併 尾道市、御調郡御調町、 御調郡向島町→尾道市 |
現在の自治体 | 尾道市 |
廃止時点のデータ | |
国 | 日本 |
地方 | 中国地方、山陽地方 中国・四国地方 |
都道府県 | 広島県 |
郡 | 御調郡 |
団体コード | 34441-9 |
面積 | 82.98km2 |
総人口 | 8,123人 (2004年3月31日) |
隣接自治体 | 尾道市、福山市、府中市、 三原市、世羅郡世羅町 |
町の木 | キンモクセイ |
町の花 | サツキ |
御調町役場 | |
所在地 | 〒722-0392 広島県尾道市御調町市245 |
外部リンク | 尾道市HP |
特記事項 | 町役場のデータは尾道市役所御調支所のものである。 |
ウィキプロジェクト |
御調町(みつぎちょう)は広島県尾道市に存在する町である。
2005年3月28日に御調郡向島町とともに尾道市に編入され、御調郡は消滅。
現在は尾道市御調町として存在する。
目次
1 沿革
2 歴代町長
3 主要施設
4 文化財
5 歴史
6 河川
7 主な山
8 名所・旧跡
9 イベント
10 大字(2005年3月27日当時のデータ)
11 交通(2005年3月27日当時のデータ)
11.1 鉄道
11.2 バス
11.3 道路
12 教育(2008年4月1日当時のデータ)
12.1 小学校
12.2 中学校
12.3 高等学校
13 備考
14 脚注
15 関連項目
16 外部リンク
沿革
1889年4月1日市町村制施行。御調町域には当時いずれも御調郡に属する市・今津野・奥・上川辺・河内・菅野・諸田の各村があった。
1950年4月1日市村が御調郡木ノ庄村のうちの江田・国守を編入する。
※木ノ庄村の残部は1954年3月31日に尾道市に編入。
1955年2月1日市・今津野・奥・上川辺・河内・菅野各村および諸田村のうちの大山田・下山田・千堂が対等合併して御調町が発足する。
※諸田村の残部は1956年9月30日に府中市に編入。
- 1956年9月30日御調町三郎丸の一部が府中市に割譲される。
- 2005年3月28日御調郡向島町とともに尾道市に編入、これにより御調郡は消滅。御調町は尾道市御調町として存在する。
歴代町長
- 初代 奥卯三郎(昭和30年3月 - 昭和31年4月)
- 2代 前田一郎(昭和31年5月 - 昭和33年1月)
- 3代 小川隆(昭和33年2月 - 昭和41年1月)
- 4代 高山光太郎(昭和41年1月 - 昭和57年1月)
- 5代 金野好男(昭和57年1月 - 平成6年1月)
- 6代 若林茂生(平成6年1月 - 平成17年3月)
主要施設
- 公立みつぎ総合病院
- 御調ダム
- 保健福祉総合施設
- 保健福祉センター
- 道の駅クロスロードみつぎ
- みつぎ子ども図書館すくすく
文化財
以下は、合併前のもの記載。
重要文化財(国指定)
- 木造仏涅槃像(照源寺、昭和24年2月18日指定)
広島県指定重要文化財
- 木造地蔵菩薩坐像(円光寺、昭和50年9月19日指定)
- 木造持国天立像 (北之坊、昭和50年9月19日指定)
- 特殊器台形土器(貝ヶ原遺跡出土、昭和62年12月21日指定)
御調町指定重要文化財 - 計21件(細目略)
広島県指定重要無形民俗文化財
- みあがりおどり(昭和41年4月28日指定・町内全域で踊られている)
- 御調神楽(昭和46年12月23日指定・主に旧上川辺地域で演じられる)
広島県指定天然記念物
- 植物・ムクノキ(昭和59年1月23日指定)
- 植物・ナナミノキ(昭和59年1月23日指定)
御調町指定天然記念物 - 計7件
歴史
渋川氏の本拠地として栄えた。渋川氏は、その後、肥前その他の九州の国々の守護にも任命され、さらには九州探題職にも任命されるなど、大繁栄する。
江戸時代、石見銀山の銀を尾道まで運ぶ道幅7尺の銀山街道が通っていた[1]。
河川
- 御調川 : 芦田川支流。
主な山
- 山田山 : 標高531.0メートル
- 高平山 : 標高482.5メートル
- 三角山 : 標高447.9メートル
- 蔵座山 : 標高439.7メートル
- 荒川山 : 標高425.3メートル
名所・旧跡
道の駅クロスロードみつぎ : 御調町立こども図書館やバスターミナルを併設した道の駅。- 圓鍔記念館・圓鍔記念公園 : 御調町出身の彫刻家・圓鍔勝三の作品を展示している。
- 御調ダム(位置)
- みつぎグリーンランド
- 広島県立ふれあいの里青年の家 : 2006年3月11日尾道ふれあいの里として新装開業。
- 御調ソフトボール球場
- 御調グラウンド・ゴルフ場
イベント
毎年、いろいろなイベントが、開催されている。
その中でも、御調町夏まつり(2014年で廃止)、盆踊り大会、魚のつかみどり大会(みつぎグリーンランド)など行われる。
そして、御調町夏まつりは毎年、有名人がやってくる。
大字(2005年3月27日当時のデータ)
- 綾目(あやめ)
- 市(いち)
- 今田(いまだ)
- 岩根(いわね)
- 植野(うえの)
- 江田(えた)
- 大田(おおだ)
- 大原(おおばら)
- 大町(おおまち)
- 大山田(おおやまだ)
- 貝ヶ原(かいがはら)
- 釜窪(かまくぼ)
- 神(かみ)
- 国守(くにもり)
- 公文(くもん)
- 三郎丸(さぶろうまる)
- 下山田(しもやまだ)
- 菅(すげ)
- 千堂(せんどう)
- 大蔵(だいぞう)
- 大塔(だいとう)
- 高尾(たかお)
- 津蟹(つがに)
- 徳永(とくなが)
- 中原(なかばら)
- 仁野(にの)
- 野間(のま)…尾道市編入後山岡地区(郵便番号722-0355)が分離し、この地区の大字は野間・山岡に分割される。
- 白太(はかた)
- 花尻(はなじり)
- 平(ひら)
- 平木(ひらぎ)
- 福井(ふくい)
- 本(ほん)
- 丸河南(まるかなん)
- 丸門田(まるもんでん)
交通(2005年3月27日当時のデータ)
鉄道
かつては尾道鉄道(中国バスの前身の一つ)が中心部の市地区まで通じていたが、1957年2月1日に石畦(いしぐろ、尾道市木ノ庄町木門田)以北が廃止され、それ以来鉄道は一切通らなくなった(尾道鉄道はその7年半後の1964年8月1日に鉄道を全廃し、1970年にニコニコバスと合併して中国バスに移行したため消滅した)。現在、御調町から鉄道を利用するためには以下に挙げる駅まで中国バスで出る必要がある。
- JR山陽新幹線新尾道駅
- JR山陽本線尾道駅
- JR福塩線下川辺駅
- JR福塩線府中駅
バス
- 高速バス
- リードライナー
- 路線バス
- 中国バス
- 御調町営バス
道路
- 高速道路
山陽自動車道が町域の南端を通過しているが、全区間大羽谷トンネル(全長1,530m)の中なので出入はできないしサービスエリア・パーキングエリア・バスストップもない。利用するとすれば国道184号で尾道ICに出るか、国道486号で三原久井ICに出るかしか方法はない。
- 国道
- 国道184号
- 国道486号
- 主要地方道
1993年に広島県道49号府中御調線と広島県道50号本郷御調線が国道486号に昇格してからは存在しない。
- 一般県道
- 広島県道156号御調久井線
- 広島県道375号吉田丸門田線
- 広島県道383号篠根高尾線
- 広島県道384号下川辺尾道線
- 広島県道406号宇津戸八幡線
教育(2008年4月1日当時のデータ)
小学校
- 尾道市立御調中央小学校
- 尾道市立御調西小学校
中学校
- 尾道市立御調中学校
高等学校
- 広島県立御調高等学校
備考
御調町は合併する前、「福祉の町」宣言をした。
それは多様化する住民の要望に応え、健康と福祉の町づくりを積極的に推進し、併せて住民ぐるみの福祉バンク事業を展開し、住民が老後を健康で心豊かに安心して暮らせる町、文化の香り高い豊かな町をつくるためである。(御調町閉町記念誌より記載されたもの)
また、御調町はスポーツがさかんであり、毎年、駅伝大会、みつぎ・いきいきマラソン大会も行われている。
町内の各小学校、中学校、高等学校では、ソフトボールをさかんにしている。
脚注
^ “発掘 尾道遺産 御調の歴史と遺跡 (PDF)”. 尾道市. p. 6. 2018年1月17日閲覧。
関連項目
- 御調郡
- 広島県の廃止市町村一覧
外部リンク
広島県御調郡御調町 (34441A1968) | 歴史的行政区域データセットβ版 - Geoshapeリポジトリ